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2020年1月26日 (日)

千田小学校の被爆樹木などを訪ねて―その1

先日、中区にある千田小学校を訪れ、被爆樹木などを見てきました。きっかけは、昨年12月のこのブログでも紹介しました「幻の運河平田川」を訪ねるフィールドワークに参加したことです。その後、神崎小学校の歴史を調べている時、たまたま千田小学校の50年史を手にする機会がありました。その50年史には「被爆した樹木、石、その他の本校で残存するもの(昭和49.7現在)」という被爆物に関する一覧表が掲載されていました。ちょうど30の項目がリストアップされています。

千田小学校に多くの被爆樹木があることは、広島市の被爆樹木リストにもイチョウやフジ、クスノキなど13本が登録されていることから知っていましたが、その他にこんなに多くの被爆に関わるものがあることを知り、今どうなっているのか興味が湧き、一度現地を訪ねてみようと思っていました。

下の写真は、東門(戦前の正門)の北側に並ぶ4本の被爆クスノキです。

Dsc_5127

「被爆した樹木、石、その他の本校で残存するもの(昭和49.7現在)」一覧用を手に、午後2時ころ学校を訪問しました。教頭先生に面会を求めましたが、別の会議で不在中のため、変わって対応していただいた事務職員の組谷さんに事情を説明したところ、一緒に回っていただくことができました。おかげで、いろいろな場所を訪ねることができました。

50周年後、学校の改修が行われたため、どんなに探しても見つけることのできないものもありましたが、かなりの数を確認することができました。

リストには30の項目がありますが、実はその多くが他の場所から移築や移植されたものだということが、記載されています。

「なぜ千田小学校にはこんなに多くの被爆物があるのだろう」とちょっと疑問を持っていました。その理由が知りたいというのも学校訪問の理由の一つでしたが、その手がかりらしいものを見つけることができました。下の写真です。

Dsc_5092

学校敷地の南東部分は、様々な樹木が多く植わっています。その中に建つ石碑です。「千田小学校緑化の礎」と刻まれ、その後に由来が書かれています。少し字が消えかかっているところもありますので完全ではありませんが紹介します。

「昭和20年8月6日 原子爆弾投下により『70年間不毛の地』といわれた焦土に、やがて草木が芽生え人々に生きる喜びを与えた。伸びゆく子どもたちに、この自然の生命の無限さ、たくましさを知らせようと、学校環境整備の意欲は高まり、地域ぐるみで学校の復興・環境の緑化が始まった。PTAや消防団は、その先頭にたって焦土の中から石を集め、町内のあちこちから樹木をもらい受けて持ちよって、学校の緑化をはじめた。この尊い努力が、今日の緑溢れる千田小学校復興の基礎となった。地域ぐるみの小学校復興・環境緑化に、ひたむきに協力したいただいたことに感謝し、その姿をたたえて、この記録を残す。」

その後に建立した日付が記載されていますが、読みにくいのですが「創立60周年記念」という文字が判別でします。

由来の文章には「やがて草木が芽生え」や「焦土の中から石を集め」とありますから、被爆の翌年ぐらいから地域の人たちによって集められ、保存されたことが分かります。

この由来碑の右側に当時緑化作業を行った人たちの集合写真があります。一番右端には、鉄骨むき出しの被爆した行動の写真があります。

リストには、旧所在地が記載されていますが、その中には「宇品運輸部凱旋館」や「兵器廠・将校集会所前」など、校区以外の場所も多くありますので、地域の人たちの思いの強さと努力の跡が、ここからも伺えます。

学校内を回ってみるとこの他にも多くのことを知ることができました。そのことは次回報告します。

いのちとうとし

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