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2019年12月 3日 (火)

上関原発に伴うボーリング調査を中止せよ

中国電力が11月8日から準備作業を始めようとしていた、上関原発計画地の海面ボーリング調査の作業は、地元の人たちの抗議行動でまったく出来ない状態が続いています。

準備作業はボーリング調査予定海域での、測量から始まるのですが、作業が行われるという日には、祝島の漁師さんたちの漁船が朝早くから予定地にやってきて、漁を始めます。

そこに中電側の船がやってきて「作業を始めますから、移動をしてください」と呼びかけを始めます。「刺激してはならない」という理由で、拡声器などは使わず肉声で行います。それに対して漁師さんたちは「ボーリング調査は認められない」と応じます。こういう状況が夕方4時頃まで続き、中電船は引き上げていきます。

天候の悪い日、休日には行わず、「激しい」攻防はなく、見方によれば「のんびり」した抗議行動(地元の漁師さんは「監視行動」と呼ばれます)と言えるかもしれません。

しかし皆さんに知って欲しいのです。漁師さんたちは、その日には仕事を休み、船の油代もバカにならない負担です。そして高齢化の中で肉体的にも堪えることです。

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中電は地元の原発推進派漁師も、監視船として動員しているようです。こちらの方は仕事として日当をもらってのことですから、心に「悪いこと」という認識を持たなければ、「楽」な仕事でしょう。

中電の上関事務所も「誠意を持って話し理解を求めることが一番の近道」と話していますが、上関原発計画が公けになって37年間、こんな長期間、現実に原発が建たない、海の埋め立てもできない、何もできない、使ったのは莫大なお金です。

そして何よりも腹が立つのは山口県が「事故やトラブルの防止に努めるよう」と言い、村岡嗣政山口県知事は「県(山口県)が急いで進めたいわけではない」と「中立」を装い、「事業者が安全を考えながらやってほしい」と他人事のようにする態度です。

地元の新聞に、ある反対派漁師のコメントが載っていました。「中電もすぐに進められないと分かっているはず。反対派の抗議で困っているポーズを取りながら、次の免許延長のことを考えているのでは」と指摘していたようです。

こうなってくると山口県、政府という政治の責任を痛感します。まさに政治に絶望という感じになります。安倍政権の強い意向で、小中学校に道徳という教科が導入され、教師には採点を義務づけられたそうですが、これからどんな大人が育つのか、バッカみたい。

木原省治

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