生協虹のひろば
8月5日(月)日本生協連、広島県生協連主催の「2019ピースアクションinヒロシマ虹のひろば」が広島県立体育館(グリーンアリーナ)で行われました。各ブースでは平和のとりくみの展示、ステージでの催しなど全国の生協・諸団体からも参加があり、3時間半にわたり平和の活動のとりくみが紹介されました。
昨年は豪雨災害の影響もありましたが、今年は昨年より多くの参加者が全国から集まったように思います。今回のテーマは「ヒロシマの心を次世代のあなたへ~知って感じて動き出そう~」で、年々、被爆証言者の数が減り続ける中、深刻さを改めて認識しました。
そんな中、広島県内の高校生の活発なとりくみ報告には改めて驚かされました。基町高校創造表現コース美術部による原爆の絵は、2007年より継続して被爆証言を聞いて証言者の方と制作したものです。
ステージでは、絵を描いた高校生それぞれの思いが紹介されました。
展示会場前では来場者へ、被爆当時の状況や原爆の絵を制作する上で難しかったことなどを一生懸命丁寧に説明されていました。
広島国際会議場では8月7日(水)から8月21日(水)まで9:00~18:00の時間帯で、高校生が描いたヒロシマ原爆の絵画展も開催されました。今年完成した11点とこれまでの37点が展示されました。
福山工業高校のコーナーでは「VR爆心地」を紹介していました。被爆前後の街並みを復元した様子を体験できるコーナーで、多くの方が体験されていました。被爆前のモダンな建物や賑わいが、一瞬のうちに破壊された様子がとてもよくわかります。
安田女子大学書道部による大書パフォーマンスは、とても迫力があり、多くの方が魅了されていました。平和の願いを込めた文字が並べられました。
最後はわたしたちの展示ブースです。毎年広島平和教育研究所が制作している「ヒロシマ平和カレンダー」です。広島県では「文部省是正指導」以降、教室にこの平和カレンダーを掛けることが非常に困難となりました。今はほとんどが県外からの問い合わせ、または一般の平和活動に熱心な市民の方々です。
今年は本川小学校(当時本川国民学校)をテーマにしており、校内にある平和資料館を紹介しています。原子爆弾投下により、約400人の児童と10人の教職員が犠牲になりました。この平和資料館には被爆前後の学校や子どもたちの様子などの写真や、溶けたガラスなどが展示されています。学校という舞台が戦争、原爆により子どもたちの生活がどのように変わり、どのように復興していったのか、現代の子どもたちの心に響くものとなるよう工夫しました。核兵器廃絶と平和の大切さを考え、ヒロシマ・ナガサキを繰り返さないための教材として、学校や家庭、地域などで活用していただきたいといった主旨で制作しております。
来年のテーマはまだ決まっておりませんが、今年のこのカレンダーはまだ在庫があります。学校に合わせて4月から来年3月までのカレンダーです。必要な方はぜひお問い合わせください。
一部 税込1,000円です。送料別途。
販売元 広島県教育用品㈱ TEL 082-262-5785
今年も被爆74年の夏が終わります。
以前2020年までに全世界から核兵器を廃絶するという目標がありました。その年が来年来ます。多くの国会議員は、市民を守る災害復旧に力を入れると言いますが、同じ市民を守ることに何の違いもない核兵器禁止条約への日本の賛同署名・批准はどうしてすんなり受け入れられないのでしょうか。当然のことですが、核兵器では市民は守れません。
(安佐南区の輝き)
[お願い]
この文章の下にある《広島ブログ》というバナーを一日一度クリックして下さい。
« 三良坂平和公園、平和美術館を訪れて | トップページ | 広島朝鮮歌舞団公演-成功裡に再スタート »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 2023年12月のブルーベリー農園その1(2023.12.08)
- 12月の「3の日行動」(2023.12.07)
- ヒロシマとベトナム(その53-3) ~日越外交関係樹立50周年記念訪問―その2-3~ (2023.12.06)
- ヒロシマとベトナム(その53-2) ~日越外交関係樹立50周年記念訪問―その2-2~ (2023.12.05)
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 12月の「3の日行動」(2023.12.07)
- ヒロシマとベトナム(その53-3) ~日越外交関係樹立50周年記念訪問―その2-3~ (2023.12.06)
- ヒロシマとベトナム(その53-2) ~日越外交関係樹立50周年記念訪問―その2-2~ (2023.12.05)
- ヒロシマとベトナム(その53-1) ~日越外交関係樹立50周年記念訪問―その2-1~ (2023.12.04)
- パレスチナ・イスラエル問題へのつぶやき(2023.12.03)
コメント