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2019年8月13日 (火)

長崎くんち

8月7日原水禁世界大会長崎大会の開会総会の終了後、いつものようにちゃんぽんを食べに永楽苑に行きました。もちろんちゃんぽんを美味しく食べましたが、今回は意外なこと遭遇しました。

お店の向かい側の公園に多くの人が集っています。何が始まるのだろうと尋ねると、10月7日8日9日の三日間開催される「長崎くんち」のための練習が今から始まるということでした。踊町は長崎市内に全部で59カ町あり、全町が7つの組に区分けされ、奉納踊りを出す当番は、7年に一度回ってくるとのことでした。この地域、江戸町は今年が当番ということで、そのための練習が行われる日にたまたまめぐり合わせてようです。

そろいの濃紺のTシャツに身を包み、頭にはねじり鉢巻き姿の男性陣。そしてその周りには、オレンジのTシャツを着た子どもたち。

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       7年前の江戸町の奉納踊り

公園の隅に作られた倉庫❓から、江戸町の山車(と呼ぶのかどうかは不確か)オランダ船が、引き出されていました。大人の男性が曳く「オランダ船」は、お囃子を奏でる小学校3年生から6年生までの子どもたちを乗せると、直ぐに別の場所に移動し始めました。もっと広い場所で練習するそうです。

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このオランダ船とは別に、船上が花で飾られた小さな船もありました。この山車は、小学校2年生から幼稚園の年長組の子どもたちによって運行されます。指導されている大人の方に話を聞きました。「小さな子どもたちなので、まだまだ力が足りません。今は、筋力をつける訓練です。」

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そうするうちに、子どもたちの何人かが、大人を力いっぱい押し始めました。子どもたちの筋力を確かめながら、船のどの位置に配置するか決めておられるようです。

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ようやく両側4人づつの配置が決まり、いよいよ船の引き回しの練習です。なかなか回り始めないのですが、旗振り役の指示に従いながら、精一杯の力を出し、何とか回り始めました。途中でストップする場面もありましたが、何とか360度の回転を終えました。指導する大人の顔にもほっとした表情が現れます。子どもたちの頑張りに、ちょっと拍手です。お盆までは、週2回の練習ですが、盆明けからは連日練習するそうです。

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7年前の江戸町の子どもの奉納踊り

きっとこの子どもたちも、10月7日からの本番には多くの観客から大きな拍手がもらえるようになるのだと思います。とにかく、7年に1度しか回って来ないのですから子どもたちにとっても、一生忘れられない思い出になることでしょう。

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翌日、原水禁大会の行事が終わった後の時間で、踊りが奉納される諏訪神社を訪ねてみました。数年前、テレビの番組で「長崎くんち」の勇壮な様子を見たことがあったのですが、現地を訪れたのは初めてでした。奉納が終わると、山車は急な石段を下り、街に繰り出すそうです。ここで出会った人に聞くと「江戸町、あーオランダ船ですね」とすぐに返ってきました。長崎市内の人は、誰もが「長崎くんち」のことはよく知っているなと思いました。それにしても、長崎には古い町名がたくさん残ってます。これも「長崎くんち」と関係があるのでしょうか。

いのととうとし

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