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2019年6月 9日 (日)

写真展「グローバル・ヒバクシャの肖像」

9日から旧日本銀行広島支店で開催されている「写真展『グローバル・ヒバクシャの肖像』」の会場を訪れました。

この写真展は、オーストラリアのマードック大学のミック・ブロデリック教授が広島市立大学平和研究所のボー・ジェイコブズ教授と共に、世界の大気圏核実験の影響に関する研究に取り組み、その中で撮ってこられた写真をもとにして構成されています。

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ミック・プロデリック教授は、2002年からオーストラリアの先住民族のコミュニティ、退役軍人やその方々にインタビューし、2007年からは、「グローバル・ヒバクシャ・プロジェクト」を実施されているそうです。その中で、冷戦下においてアメリカ、旧ソ連、イギリス、フランス、中国などが、植民地的な直接統治と支配のもとに行われた核実験によって、人々がどのような影響を受けたかを研究されているようです。そして、「この写真展を通じて、世界各地で行われた核実験によるヒバクシャ・コミュニティの存在とその多くが遠隔地の先住民族であること、彼らが他のヒバクシャから学び、国際的な核兵器開発・配備・使用の広い視点から自分たちの状況と歴史を理解したいと望んでいることを知っていただきたい。」(会場に置かれたチラシから引用)との思いを持っての写真展です。

私もそんな思いを受け止めながら、会場入り口に置かれていたA4判の写真説明文を手にしながら、30枚の写真を見て回りました。カザフスタン、マーシャル諸島共和国、オーストラリア、フィジー、クリスマス島、イギリス、フランス領ポリネシア/パペーテ、フランス、スペインなどなどのヒバクシャ。スペインはちょっと説明がいります。1966年初頭に米軍の核爆撃機から落下し、プルトニウムに汚染されたパロマレスの元町長の顔写真。オーストラリアの写真の中には、おばあさんが広島で被爆した被爆3世の日本人女性の写真もあります。

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私の足が止まったのは、オーストラリアのアボリジニの被曝2世の女性の写真の前。かつて1975年、森滝市郎先生もこうしたアボリジニの女性の訴えに耳を傾けられたのだなと思いを巡らしました。

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もう一枚は、フランス領ポリネシアのローランド・オルドハムさんの写真。原水禁大会や3.1ビキニデーなどで私たちの集会のため何度も来日してくれ、フランス政府とモルロアの被害者のことを訴えてくれました。私も何度も直接会話を交わしたことのある顔見知りです。帰宅して探し出した原水禁の資料では、ロラン・オルダムとなっているが間違いなく同一人物です。説明文の最初にこう書かれていました。「最近亡くなった」と。びっくりです。会場におられたミック・ブロデリック教授に「ロランさんは、何時亡くなられたのですか。」と尋ねると、「数週間前です。小さな記事でしたが、外国でニュースにはなっていました」との答えでした。まさかの訃報です。そしてこの写真展の会場で聞くことになろうとは。私よりも若かったはずです。何かの縁を感じざるを得ませんでした。

 

自国(オーストラリア)のことのみでなく、世界の核実験被害者と向き合っている人を知ることができた写真展でした。この写真展は、12日(木)まで開催されています。開催時間は、午前10時から午後7時までです。(最終日は、午後4時まで)一人でも多く観ていただければと思います。

いのちとうとし

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