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2019年6月22日 (土)

原水禁運動の歩みをどう伝えるか

6月7日のこのブログで報告しました「写真展『グローバルヒバクシャの肖像』」の会場で、私とオーストラリアのマードック大学のミック・ブロデリック教授の話を通訳していただいた服部さんに「森滝先生の思想」について話す機会を持ちました。会場は、私の自宅近でいつもお世話になっている平和会館を使わせていただきました。

最初の話は、リニューアルされた原爆資料館の感想です。世界各地の戦争被害を伝える資料館を回った経験を持つ、服部さんの話に教えられることがありました。「原爆資料館の展示の模様は、各地の資料館の良さが取り入れられているということを感じた」ということを指摘しながら、「どうして展示が、女性、子どもに限っているのでしょうかね」「ヒロシマの心が最後のところで小さく出ているのにちょっと疑問を感じました」「ヒロシマの市民が何を伝えようとがんばって来たのか、そのメッセージが伝わってきません」などなど。当たり前のことですが、原爆資料館を見ての感じ方も受け止めも一人ひとりによって大きく違うのだなということを改めて感じさせられました。今度資料館を見学するときには、この日聞いたことも思い出しながら観なければと思わされるような話でした。もちろん、この意見を聞きっぱなしにしたわけではなく、私の感想も言いながら意見交換をしましたが、少し違った角度から物事を見、考えることの必要性を学んだ気がします。

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写真は、第1回核被害者世界大会のデモ行進前 右下の写真は森滝先生とサーロー節子さん

服部さんは、平和文化センター元理事長のスティーブン・リーパーさんから、何度も森滝先生のことを聞き、もっと深く森滝先生のことを知りたかったようです。私が「写真展『グローバルヒバクシャの肖像』」の会場で、原水禁が早くから「世界の核被害者」の問題を取り上げ、1987年には「第1回核被害者世界大会」を行い、森滝先生がその基調演説を行われたことを話したところ、服部さんから「その英文はありませんか」と問われたのが、昨日のような場を設けるきっかけでした。基調演説原稿の英文は、先生の米寿を祝う会で発刊した「いのちとうとし」に載せていましたので、直ぐにコピーを手渡しました。

そんな縁で、私の話を聞いてもらいました。私の話は、森滝先生が「核と人類は共存できない」「核絶対否定」の理念を確立への最後の一押しとなったオーストラリアの先住民族アボリジニーの女性との出会いや、第1回核被害者世界大会を実現させるために、世界の核被害者と何度も何度も交流を重ねてお互いの信頼を得るための努力を続けた原水禁の取り組みなどでした。もう一つは大事なことですが、第1回原水禁世界大会の宣言文も紹介しながら「被爆者救援と核兵器廃絶」が原水禁運動の車の両輪となっていることや1955年に初めて海外での証言活動のため訪欧された日詰忍さん、その後何人もの被爆者が困難な中で海外を訪問し「被爆体験を語り、核兵器の廃絶」を粘り強く訴えてきたことが、2017年に採択された「核兵器禁止条約」に結実させる原動力となっていることなどを話しました。

服部さんに話しをしながら、私自身も改めて先人たちの努力があって今の原水禁運動があることを痛感するとともに、今この時代にも、いやこんな時代だからこそ、こうした原水禁運動の歩みから学ぶ必要があるのではないかと感じました。そして不十分とはいえ、その運動の中に身を置き、多くを学んできた私の役割かなと思った昨日でした。

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日本テレビの映像から

ところで、この話と直接関係がありませんが、先日の原水禁世界大会広島県実行委員会に二人の高校生平和大使がアピールしたことを紹介しましたが大事なことを失念していました。広島県で選ばれた高校生平和大使は、3人です。参加できなかった松田小春さん(広島大学付属高等学校2年生)は、ローマ法王に会うためイタリア訪問中でした。そのニュースを見て大事なことを伝え忘れていたことを思い出し、いま報告しています。

いのちとうとし

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