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2019年5月25日 (土)

上関原発の海の埋立て免許延長申請を止めさせよう

 広島市民にとっても大切な場所である広島市平和記念公園、平和大通りの北側の噴水があるところから、西側の本川と東側の元安川の間、そして北側は相生橋までの部分と、原爆ドームや動員学徒の碑がある場所を指します。

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 この総面積をご存知でしょうか。広島市のホームページを見ると、12万2100平方メートルと書いてあります。数字を見ただけでは、その大きさについてすぐに理解ができませんね。しかし歩いてみると、とても広く感じる公園ではないでしょうか。

 さて、中国電力が山口県上関町に建設しようとしている上関原発、ここは海の埋立てをしなければ建設できない原発です。その埋立て総面積は約14万平方メートルとされています。

 上関原発の埋立て面積の方が、平和公園の面積よりも約2万平方メートルほど広いのです。ちなみにマツダスタジアムのグランド面積は、約1万2千平方メートルですから、平和公園とマツダスタジアムのグランド面積をプラスしても、上関原発の埋立て面積の方が広いのです。

 こうやって比較してみて、上関原発のために埋立て面積がいかに広いかをリアルに実感できます。

この7月6日に、上関原発の埋立て免許の期限が切れることになっています。

中国電力が、最初に埋立て免許の申請を行ったのは2008年6月のことです。埋立て免許の判断権限を持っているのは山口県です。当時の知事は二井関成(にい せきなり)さんでした。同じ年の10月22日に知事は、埋立て免許を許可しました。しかし許可にあたって、「上関町と祝島の心情を考えると喜んで交付するものではない」とも話し、やむを得ない判断である考えを示しました。

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上:中国電力本社 下:山口県庁(手前が旧庁舎、後ろが新庁舎)

免許では1年以内に埋立て工事に着手し。着手からを3年以内に工事が竣工(完了)するようにとの条件を付けました。竣工期限である2012年10月までの間に、東京電力福島第一原発事故が発生したのです。この事故も大きく影響しましたが、上関原発の埋立て工事はまったく出来ませんでした。

しかし中国電力は2012年10月5日、免許の延長申請をしました。その後3年に亘り、山口県と中国電力との間では、山口県からの補足説明要求、それに対する中国電力の回答という、まさに「愚問愚答」を7回も繰り返してきました。

この「愚問愚答」やり取りの中身は、当初まったく明らかにされませんでした。しかし2016年8月3日、村岡嗣政(むらおか つくまさ)現・山口県知事は埋め立て免許の延長を許可ました。しかし同時に「発電所本体の着工時期の見通しがつくまで埋立て工事をしないよう」と中国電力に要請、中国電力もそれを受け入ました。もちろん、現在に至るも上関原発の埋立て工事は実施出来ない状況となっています

最初の埋立て免許を許可した二井(元)知事ですら、今では「福島原発事故で安全確保の大前提が崩れた」と述べ、また「地元の意見も聞かず手続きを進めるのなら、原発事故の教訓が生かされていないことになる」と懸念を示しています。

最初に免許が交付された2008年から、あまりにも時間が経過しすぎている中で、原発を取り巻く環境も大きく変化してきています。この際は、中国電力は延長申請を行わず、埋立て免許をいったん失効させ、白紙に戻すことではないでしょうか。あり得ないことではありますが、世論が上関原発を必要とする時が来た時点で、その時に改めて申請すれば良いことではないでしょうか。  

 修学旅行生への碑めぐり案内で平和公園を歩きながら、上関原発で如何に広大な海を埋立てようとしているのかを、改めて実感しました。

木原省治

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