示そう 辺野古NO!の民意を 5・23全国総行動
昨日(25日)、「戦争させない・9条壊すな! 総がかり行動実行委員会」の呼びかけに応え広島でも「示そう 辺野古NO!の民意を 5・23全国総行動」に連帯した街頭行動が、午前11時から本通り電停前で取り組まれました。東京では、国会包囲行動が行われました。
2月に実施された辺野古の埋め立ての賛否を問う沖縄県民投票では、72%の県民の反対の意思が表明されました。そして4月21日投票の沖縄3区衆議院議員補欠選挙でも、基地建設反対の野党統一候補が圧勝しました。「辺野古基地建設反対」の民意は、明確です。にもかかわらず、安倍政権は、沖縄県民の声を無視し、辺野古への土砂投入・工事を強行し続けています。民主主義・地方自治の根幹がないがしろにされています。
「歌声9条の会」のコーラスによるアピールで始まった昨日の街頭行動は、ヒロシマ総がかり行動実行委員会のメンバーによる訴えとチラシ配布、そして「西日本からの土砂搬出計画の撤回」「辺野古新基地建設の土砂投入の中止」を求める署名を呼びかけました。
私もマイクを握って、次のことを強調しながら10分ほど訴えました。
1、県民投票、衆議院補欠選挙で示された沖縄県民の民意を無視し、「辺野古の埋め立て」を強行する安倍政権の政治姿勢は、民主主義そのものを否定するもので、決して許されるものではない。
2、しかし、その政治姿勢を許しているのは、沖縄県外の声があまりにも弱すぎる結果でもある。戦後平和運動の中では「広島、長崎、沖縄」がひとつの言葉として強調されてきた。今そのことを思い起こし、この広島からもっと大きなうねりを作り、沖縄と連帯しなければならない。そして民主主義をもう一度私たちの手に取り戻すためにも、声をあげよう。
3、住民の声が無視される政治を許してしまうことが、身近で起きている岩国基地の爆音問題をも許してしまう結果になっている。
4、政府は、常に「国の安全保障のため」と称し、「計画は変えられない」と主張する。私たち広島が求める「核兵器禁止条約」への署名、批准に対しても、同じように「安全保障上」といって、私たちの声を拒否し続けている。本来「国民の生命や財産を守る」ためにあるべき「安全保障」によって、国民に犠牲を強いることは本末転倒であり絶対に許されない。
5、ちょうど、自らの国を民主主義国家だする米国トランプ大統領が国賓として来日しているが、そこで行われる首脳会談では、沖縄の民意を届け、民意を尊重し、改めて沖縄の基地負担軽減のための計画を模索するようトランプ大統領に伝えることこそが安倍首相が果たすべき役割だ。
そして最後に呼び掛けたことは、「まずビラを受け取って、沖縄の問題を一緒に考えてください」ということでした。
今回の行動は、毎月3日に同じ場所で行っている「戦争させない・9条壊すな」の街頭行動に比べ、署名への協力も多く、市民の皆さんの反応が良かったように感じました。(参加者の一様な声)
この行動は、44名が参加し、ちょうど1時間で終了しました。沖縄・辺野古基地建設反対運動は、決してあきらめることのできない運動です。
ところで、この原稿を書いている時、アメリカが2月に行った「臨界前核実験」のニュースが届きました。安倍さん、トランプさんに強く抗議してくださいよ。
いのちとうとし
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