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2019年5月17日 (金)

被爆シダレヤナギはどっち?―ようやく確認できました

5月8日のブログに掲載しました「被爆シダレヤナギは、どっちかな?」の続きです。あれ以来気になっていたものですから、広島市の担当課である平和推進課を訪ねて確認しました。結論は、私が最初に「この木だな」と思ったシダレヤナギが、やはり被爆樹木でした。そもそも私が、確信が持てなかった根拠は広島市のホームページに載っている写真と「高さ5メートルほどのシダレヤナギが立っています。被爆前は近所の子どもたちがセミを捕るためにこのシダレヤナギに登っていたそうです。」という解説です。

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広島市の被爆リストに掲載されたこの写真と私が映したシダレヤナギは、あまりに違いすぎます。このシダレヤナギは、被爆樹木として2017年8月4日に登録されていますので、その後、何が原因かは不明ですが、地表から4~5メートルぐらいを残し、上部が無くなってしまったようです。ようですというのも、広島市の担当者もこのこと(何時からこうなったのかなど)を承知していなかったからです。一応私がスマホで映していた写真を見てもらい、そのことが確認できました。写真でもわかるとおり折れたと思われる部分からは、新しい枝が伸びており、葉も付けていました。疑問に思っていたことが解明でき、ちょっと一安心です。

ところで、私が間違えてしまった樹木も随分と立派になっていますので、この被爆樹木との見分けがつかないのも、仕方ないかもしれません。ですので、他の被爆樹木のように札を付けて、明示することが急がれます。

併せて広島市の担当者に、どうやってこの木を「被爆樹木だ」と認定したのかについても聞いてみました。認定作業に使われて資料を基に説明を受けました。この木の場合は、ボランティア・ガイドの方から寄せられた「私の友人の母が、あの期は被爆前からあり、あの木に登って遊んだよ」という情報がきっかけだったそうです。この情報をもとに、アメリカ軍が原爆投下直前の7月25日と投下直後の8月8日に映した写真を精査し、両方の写真の同じ位置に樹木と思える映像が確認できたので、「被爆樹木である」と認定されたそうです。

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私の手元ある日本地図センターが2005年に発行した「地図中心」の被爆60周年特集号「特集 米軍が空影した広島・長崎 昭和20年8月」にも該当する場所が写っていますので、確認しようと虫眼鏡を使ってみましたが、本の大きさに縮小されていますので、小さすぎて残念ながらこの本からは確認できませんでした。広島市の説明の際見させていただいた写真は、もう少しはっきりと確認できるものでした。

私の疑問がひとつ解消された日となりました。

いのちとうとし

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