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2019年4月23日 (火)

第5回住んでいる町再探訪-「灯台下暗し、比治山再発見」その2

スカイウォークの終点を過ぎれば、後は歩きの山下り。集合場所に着いた時には、すでに20人近くが集合。10時には22人の参加者が、ガイドをしていただく観光アシスタントひろしまの中澤修さんと松永真千子さんの二組に分かれてスタート。私たちのグループのガイドは、松永真千子さん。道中沢山の説明を受けましたが、ここでは私が関心を持ったことを短く要約します。

多門院からスタート。原爆で天井が破損したままの鐘楼、少し上部にねじれがある被爆十三塔、広島郵便局原爆殉職の碑、戦前は逓信省管轄で同じ職場の仲間ともいえる郵便局だけに参加者の思いもちょっと複雑、ここでは初めての場所を見学。境内奥の墓地にある頼家の墓。頼山陽の両親の墓はここにあるが、頼山陽の墓は、京都にあるとの説明。

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頼家の墓

続いて、頼山陽文徳殿へ。被爆前、広島市の戸籍選挙課の分室となり、一部の戸籍が奇跡的に残った。変形した九輪、前庭の被爆桜。きちんとした管理と手入れで若い枝が育ち、すでに花は終わっていましたが、きれいな若葉をしっかりと芽を吹いていました。まだ花の茎は残っており、今年も満開の花をつけた様子がわかります。山陽文徳殿の石段を下り、坂道を150mほど現代美術館方面へ上ると左側に急な石段入り口が見えますが、道の反対側に大きく茂った被爆クスノキがあります。爆心地からの距離は1,950m。何度かこの坂道を通ったことがありますが、初めて知りました。

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被爆クスノキ

後日談です。当日の松永さんのガイドでは、「最も新しく被爆樹木として認定された」とのことでしたが、翌日「いつ頃認定されただろうか」と広島市の担当課に問い合わせたところ、「最も新しい認定は、東区牛田本町一丁目10(二又橋西詰)のシダレヤナギ」と教えていただきました。もちろんすぐに松永さんに連絡しました。その後、松永さんから「シダレヤナギの認定は、2017年8月4日で、被爆樹木は161本」とのメールをいただきました。

そのまま坂道を登りながら、加藤友三郎銅像跡、速水整爾銅像跡の説明。いずれも銅像は戦時中の金属供出で台座だけが残っています。加藤友三郎銅像後の横に設置された「銅像建設由来碑」の大きな空洞にはちょっとびっくり。

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三鈷の松とその松葉

ここで突然松永さんが、松葉を手に「三鈷の松」の説明。弘法大師空海ゆかりの仏具の三鈷杵(さんこしょう)と同じ三つ葉の松(普通は、二本)から「三鈷の松」と呼ばれるようになった由来を知りました。縁起物ということで私も落ち葉を拾ってカバンの中に入れました。そして広島マンガ図書館前の広場に到着。ちょうど、花見用のぼんぼりの撤去作業が進んでいました。比治山は、昔から広島の花見の名所だったようです。ここでは、かつては、広島市民が憩いの場となっていた御便殿広場についての説明を受ける。ここでも新しい発見がありました。

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この広場に設置されたマンホールトイレ(災害用仮設トイレ受口)です。比治山は、大規模な自然災害発生時の避難場所に指定されており、そのための施設として設置されたものです。この場所には、20基が設置されていますが、広島市内全体では、中央公園やマツダスタジアムなど9か所に172基が設置されているようです。次は、ヒロシマ現代美術館。ムーア作の野外彫刻が置かれた広場の西側は、木々が刈り込まれから市内が見渡せるようになっていました。これも最近のことのようです。(明日につづく)

いのちとうとし

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