#核施設攻撃は #広島長崎と同じ? ―――#日本政府は抗議せよ #トランプは発言撤回せよ―――
#核施設攻撃は #広島長崎と同じ?
―――#日本政府は抗議せよ #トランプは発言撤回せよ―――
岩盤
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既に報道されているように、トランプ大統領はオランダでのNATOの会議に出席した際に、イランに対するアメリカの攻撃は、本質的に広島・長崎と同じだと言う発言をしたようです。つまり、戦争を終わらせるための正しい判断だったということです。
それに対して日本政府が直ちに反論をして、広島・長崎への原爆投下が正しいものだという前提で物を言うのは間違いだと指摘しなくてはなりません。しかし、このブログで指摘したように、日本政府がこの点についてはアメリカと全く同じ意見なので、そんな事は言うはずもありませんし、これまでの方針を今になって覆すほどの勇気はないと思います。
ここで皆さんに気付いて欲しいのは、トランプの言い分はイランを攻撃したアメリカ側の視点でしかないという点です。イランの側から見たらどうなるのかという事はこのブログでも取り上げました。つまり、アメリカのイランに対する攻撃が「パールハーバー」であり、イランの側が仮に核兵器を持っていれば、それでアメリカを攻撃する上での根拠になるという因果関係をイランとしては主張することになるのです。となると、イランからすれば「広島・長崎」とはアメリカに対する核攻撃を意味するというロジックです。
大切なのは、このどちらの側からの視点を取るにせよ、私たちには受け入れられないということです。最大の問題は「広島・長崎」への原爆投下が、トランプの語彙中では、そしてアメリカ社会では、平和の象徴として生き続けていることです。
これが誤りであることを日本政府や広島市、長崎市が声を大にしてアメリカに伝え、世界にアピールすべきなのですが、日本政府は何もしていません。主権在民の日本なので、私たち主権者である市民が主権者であることをある責任を取るための発信をしてからでないと政府は動けないという謙虚な気持が原因かもしれません。だとしたら、私たちが発言しましょう。その結果として日本政府が動くことになるという実績を作りましょう。
そのために、今日は、ほとんど初めてXで、ブログの紹介ではなく、直接のメッセージをポストしました。それをちょっと長めにして分り易くしたものをここに掲げます。
アメリカによるイランの核施設攻撃が本質的に広島長崎と同じだとのトランプ発言に抗議し、撤回を求める。その理由は、生き地獄とさえ形容される被爆者たちの被った人間的苦しみや痛みを全く無視した文脈だから。そして、アメリカによるイランの核施設攻撃が、戦争を終わらせ平和をもたらしたという主張に正当性を持たせるための「比喩」として、原爆投下が使われていること。原爆投下が戦争を終わらせたという主張は事実ではないから。さらには原爆投下が平和の象徴として前面に出されていること。
敢えて付け加えれば、トランプは、本当のところこれは言いたくないのだけれどといった趣旨の言い訳をしています。それなら言わなければ良かったのです。今からでも、即座に撤回すべきです。
もう一点、広島市議会や長崎市等、多くの人や組織がトランプ発言批判をしていることで、救われた気持です。ただ、その批判が、アメリカ社会の現実の厳しさに今一気付いていっていないことを指摘しておきたいと思います。批判の多くは「原爆投下を正当化することは許せない」という主張です。それは当然なので大賛成なのですが、それだけでは不十分なのです。
大切なのは以下の通りです。トランプが広島・長崎を持ち出したのは、広島・長崎への原爆投下を正当化するのが目的ではなかったのてす。イランの核施設攻撃を正当化するために広島・長崎を使ったのです。つまり、広島・長崎への原爆投下の正当性は疑う余地さえないほど正当なものだ、という前提があって成り立つ言葉なのです。
「パールハーバー」が端緒で、その悪を懲らしめるための広島・長崎への原爆投下は疑う余地さえないほど正しい、という絶対的不動の岩盤的存在が、「広島・長崎」であることを肝に銘じてアメリカの世論を変える覚悟がないとアメリカ社会は動きません。
皆様にとって、きょう一日が素晴らしい24時間になりますよう!
[2025/6/27 人間イライザ]
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