#ハーバードは #トランプに勝てるか? ―― #ベトナム戦争反対運動が参考になります――
#ハーバードは #トランプに勝てるか?
―― #ベトナム戦争反対運動が参考になります――
#最後は世論です
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トランプのハーバードへの卑劣な攻撃を論じています。「勝ち・負け」という対立軸の方が分り易いので、その枠組みで考えます。その分析をするには、まず現実を理解しなくてはなりませんが、それも単純化したのでは真実が分らなくなります。多様な側面を見なくとはなりませんし、それらが複雑に組み合ってきますので、一刀両断という訳には行きません。まずは、私の知識の断片をいくつかお見せして、それらが示している方向性やニュアンスを皆さんと共有しながら、一緒に考えられればと思います。
《ベトナム戦争反対運動》
市民の力が為政者やエスタブリッシュメントの力を凌いで、戦争を止めさせることになったモデルとして、ベトナム戦争反対運動を採用します。詳しいことを説明し始めるとそれだけでかなりの長さになってしまいますので、この点については「世界史の窓」中のベトナム反戦運動等を参照して下さい。一つだけ指摘しておくと、最後には「世論」がものをいうという点です。
また、ハーバード大学だけではなく、人間社会における理性や知性、論理性を重んじる価値を共有する研究機関、出版社やマスコミ等が一丸となって事に当たらなければ大統領をはじめとする為政者の力には勝てませんので、ハーバードを中心に据えた知的な集団を「大学」と略して以下議論を進めます。
《前回のお浚いと「イチャモン」の強さ》
前回は、アメリカの経済界にも広まっているTACOという言葉を紹介しました。トランプ大統領の本当の姿を反映していると考えられるのですが、それにトランプ大統領が反発することで、より悪い結末を生み出してしまう可能性もあると言う点が重要でした。
トランプが「大学」に対する攻撃をする上で、恐らくトランプ一派が考えているのは、このようなイチャモンを付けるのは、「付け得」だということです。
それは、うまくいけば権力側の言うことがそのまま実現してしまうからですし、それに対して大学側が例えば法的措置をとって、大学側が勝利したとしても、権力側は裁判所に言われたから、止めたんだと言う説明をして、自分たちの支持者に対しては顔が立ちますし、また次の攻撃を考えれば良いからです。大学側は、勝っても元々の状態に戻るだけですので、それで新たな資金ガマらえるといった結果にはならない点も重要です。
ここで論じているのは大学の対抗手段として有効な法的な場で争うことです。しかしながら、例えば、大学への補助金等を考えると、全てが法的にきちんとした枠組みの中で出されているものではありません。違法ではなくても権力側の裁量の範囲内で、どこにどのような理由でいくらのお金を渡すのかということが決められるケースもかなり多くあります。そのような場合には、裁量権の範囲内のお金は確実に減らされることになりますから、これまた権力の優位という事実は揺るぎません。となると、失われるお金の算段も必要になってきます。
さて、大学としては、この2つ、法的な場での闘争と、お金の面では権力側が引き上げた金額に対抗できるだけのお金を見付けられるのかという点が勝負どころになります。
今回はまだ中途半端ですが、休憩が必要ですのでここで一息吐きますが、次回に続きます。
皆様にとって、きょう一日が素晴らしい24時間になりますよう!
[2025/6/3 人間イライザ]
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