2045年

2024年12月 7日 (土)

#12月11日(水) #報道1930に出ます ――#被団協のノーベル平和賞受賞に合わせて――

#1211() #報道1930に出ます

――#被団協のノーベル平和賞受賞に合わせて――

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#未来を語りましょう

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被団協へのノーベル平和賞授与式の次の日、1211日に、BS-TBSの大型報道番組である、BS-TBSの報道1930に生出演します。被団協が受賞した意味や今後の展望を中心にした番組になるようです。このブログを読んで下さっている方には、ここで皆さんが読まれたことを口頭で、コンパクトにお伝えする機会になると思います。

一緒に出演されるのは、秋山信将一橋大学教授と高橋博子奈良大学教授です。

来年は被爆80周年、それは被爆100周年までの20年間をどう生かすのかという問いとともに訪れます。今年、被団協がノーベル平和賞を受賞したのは、この問いに対して私たちがどう向き合うのか、という優れた問題提起です。

それに応えるために、この番組を通して皆さんと一緒に知恵を出せればと思います。御視聴そして拡散を宜しくお願いします。

 

最後に、今日一日が皆さんにとって素晴らしい24時間になりますよう

[2024/12/7    人間イライザ]

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2024年12月 4日 (水)

#中間目標として採用するための条件 ――#締約国会議へのオブザーバー参加では?――

#中間目標として採用するための条件

――#締約国会議へのオブザーバー参加では?――

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#核禁条約批准に近付くのかが問題

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2045年を合言葉に」と呼び掛けましたが、2045年がその通り合言葉になったとして、中間目標位は何を掲げれば良いのかを考えましょう。私の頭の中ではもう、「核の先制不使用」以外は考えられなくなっています。そんな先入観に囚われての説明ですので、説得力に欠けるかもしれませんが、皆さんからの率直な御意見を頂ければ幸いです。

まず、核兵器の廃絶に関心のある多くの皆さんは今、日本政府が、核兵器禁止条約締約国が開催する締約国会議に、オブザーバーとして参加するよう運動しています。核禁条約に今すぐ署名しない、あるいは批准しないとしても最低限、オブザーバーとして参加すべきだということに異論はありません。至極当然のことです。

日本政府のオブザーバー参加実現のために努力している多くの仲間の皆さんも、それが最終的な核廃絶の「中間目標」になるというより、最初のステップとして、日本政府にはそれくらいのことをして貰いたい、といった位置付けなのではないでしょうか。

では、「中間目標」として適切だというためにはどのような条件をクリアーする必要があるのか、3点挙げておきましょう。

  1. 実現したかどうかが誰にもり分ること
  2. 実現可能性がかなり高いと思われること
  3. 実現の暁にはそれが、核兵器廃絶、つまり核保有国による核禁条約署名・批准に近付いていると、はっきりとわかる目標であること

オブザーバー参加は、1.の条件はクリアーしています。2.の可能性はかなりあります。石破総理は検討すると言いましたので。でも、3.になるとちょっとどうでしょうか。

さて、「核の先制不使用」はどうでしょうか。1.と3.は、クリアーしています。問題は2.ですが、これは意外かと思われるかもしれませんが、可能性はかなりあると考えられます。仮に可能性が低くても、先制不使用が実現しなければ、核禁条約の批准もあり得ませんので、何とかこの目標は達成しなくてはなりません。

「先制不使用」の実現可能性のある事については次回、取り上げます。

 

最後に、今日一日が皆さんにとって素晴らしい24時間になりますよう

[2024/12/4    人間イライザ]

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2024年12月 3日 (火)

#何故2045年なのか #補強説明 ――#抑止力を持つのは #被爆者――

#何故2045年なのか #補強説明

――#抑止力を持つのは #被爆者――

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#ジョン・ハーシーさんの言葉です

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2045年を合言葉にしよう」と呼び掛けましたが、2045年が被爆100周年であることから、その年を期限に核を廃絶しようと考えるのは当たり前、といった気分に流されてしまいました。そして100年経てば人々の記憶が薄れてしまう、となると核廃絶へのエネルギーも薄くなるだろうという点を強調しました。

今回は、その点を補強しておきたいと考えています。

カギになるのは、作家のジョン・ハーシーさんの言葉です。彼は、1946年に広島で6人の被爆者をインタビューしました。彼ら/彼女らの言葉は、1948831日号の『ニューヨーカー』誌の全紙面を割いて掲載され、同誌は一日で全発行部数30万部が売り切れるという記録を作りました。ハーシー氏は、「20世紀アメリカ・ジャーナリズムの業績トップ100」の第一位に選ばれています。

1985年には、被爆40周年という節目に広島を訪れ、「被爆者が話すことで、三度目の使用を防いだ。それは被爆者のお蔭だ」と私に話してくれました。別の言葉に言い換えると、核の「抑止力」を持っているのは被爆者なのです。

ノーベル平和賞委員会は、それを「核のタブーを創った」と表現しています。

問題は、被爆者亡き後に、核兵器に対する抑止力を持つのは誰なのかという点です。現在でもプーチンやナタニエフといったリーダーたちが核の使用に走るかもしれないといった状況なのですから、それが加速してもおかしくはありませんし、偶発的な核兵器の爆発も、これまでもニアミスがあったのですから、心配しなくてはなりません。

私には、それまでに核兵器を廃絶しておくということに全力を注ぐという選択肢しか思い付きません。つまり、まだ何人かの被爆者の方がお元気でいらっしゃるであろう2045年までに核廃絶をという目標を掲げるということです。

核廃絶には時間が掛かります。それでも、来年の80周年から20年間、という時間があれば、何とか間に合うのではないかという、かなり楽観的な考え方を採用したいと思っています。その20年間に何をするのかという具体的な行動計画を作ってみよう、本腰を入れてその計画を実行しようという提案です。

逆に、来年から始めなければもう手遅れになる、という危機感も共有できればと祈っています。

 

最後に、今日一日が皆さんにとって素晴らしい24時間になりますよう

[2024/12/3    人間イライザ]

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2024年11月29日 (金)

#報復ではなく和解を ――#中国新聞 #11月28日付け ――

#報復ではなく和解を

――#中国新聞 #1128日付け ――

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#被団協の #ノーベル平和賞に寄せて

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続けての報告ですが、中国新聞も今月28()付けの紙面に、私のインタビュー記事を掲載してくれました。東京新聞とは相互補完的に、かつ大切なところは二紙とも重ねて強調してくれた内容になっています。

岡田浩平記者は、1999年の平和宣言や被爆者で元資料館長の高橋昭博さんと、原爆を投下したエネら・ゲイ号の機長だったポール・ティベッツさんとの「和解」、そして大学レベルでの「広島・長崎講座」の重要性等を中心に、地元ならではの原点の確認と未来への展望を取り上げてくれました。「報復ではなく和解」という被爆者の基本的な考え方にも光を当てて下さいました。

インタビューの間にも、私の記憶を上手く引き出してくれたりといった配慮があり感謝に堪えません。記事のデジタル版へのリンクはこちらです。

 

最後に、今日一日が皆さんにとって素晴らしい24時間になりますよう

[2024/11/29    人間イライザ]

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2024年11月26日 (火)

#星野珈琲店で #考えた ―― #2025年の次は? #2045年の前は?――

#星野珈琲店で #考えた

―― #2025年の次は? #2045年の前は?――

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#美味しいコーヒーから良いアイデアが生まれました

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2045年までに核兵器を廃絶するための行動計画の次の段階を考えているのですが、一日中忙しくて、ようやく1時間ほど、星野珈琲店でコーヒーを飲みながら考えました。

まず、店内は落ち着いていて、また私のいた時間にはほんの数人しかお客さんがいなかったので、静かに集中することができました。星乃ブレンドが美味しくて、二杯目も注文しました。そして良いアイデアも生まれました。

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結論の一つは、出発年である2025年の後には何をすべきなのか、そして目標年である2045年の前には何をすべきなのかを、必要条件としてまた十分条件として、言語化するということです。詳細は長くなりそうですので次回以降に説明しますが、今日は星野珈琲店のPRだけで終わります。

  

最後に、今日一日が皆さんにとって素晴らしい24時間になりますよう

[2024/11/26    人間イライザ]

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2024年11月24日 (日)

#2045ヒバクシャ・ビジョン #公表は来年 ――#目標年・2045年を合言葉にしよう――

#2045ヒバクシャ・ビジョン #公表は来年

――#目標年・2045年を合言葉にしよう――

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#そのための活動は今から

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《被団協の次の目標は核廃絶》

ノーベル平和賞を受賞して、被団協の皆さんが新たな決意をしているのは、核廃絶の実現です。それは、全ての核保有国が核兵器禁止条約を批准することだと言い換えても良いでしょう。

12月のオスロで、被団協の皆さんはこの目標実現のための、力強いメッセージを発信してくれることになるはずだと期待を膨らませています。

ここで私が改めて強調したいのは、この目標を何時までに実現したいのかという「期限」を付けることです。これまで何回もこの点については取り上げてきていますが、最近では石破総理の「防災庁」設置に期限が付いていたことに注目している旨の記事で強調しています。

比較する必要もないのですが、防災庁の設置と比べると、核兵器の廃絶はその何倍も何十倍もの努力が必要になる目標です。私たちが、その目標達成のために如何に真剣に取り組んでいるのかの指標の一つが、期限が付いているかどうかです。

被爆後100年は、恐らく被爆者の中の何人かの方々がまだお元気でいらっしゃるギリギリの年になるかもしれません。そして、100年も昔の出来事が私たちの記憶の中で薄くなっても不思議ではありません。100年前の1924年には、清浦圭吾氏が内閣総理大臣になりましたが、それを知っている人はほんの一握りでしょう。その前年の関東大震災についても記憶は薄れているでしょう。

となると、被爆100年後の記憶に頼って核廃絶を実現できるかどうか、自信を持って断言できる人は少ないでしょう。何とかその前に核を廃絶しておかなくてはなりません。

いやそれさえ、超楽観的なものの見方かも知れません。プーチンやナタニエフが何時核を使ったとしても驚かないような状況になっているではありませんか。その前に私たちが行動して、核を使わせない、そして核を廃絶するという目標を実現しなくてはならないのです。

先を急ぎ過ぎました。まずは、何としても2045年までに核を廃絶するという覚悟を決めて、この期限の重要性を共有しましょう。そして来年の8月には、「2045ヒバクシャ・ビジョン」を掲げて新たな行動を始めようではありませんか。そのために、「2045年」を合言葉にして友人知人、その他多くの人に伝えて行きましょう。

 

最後に、今日一日が皆さんにとって素晴らしい24時間になりますよう

[2024/11/24    人間イライザ]

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2024年11月23日 (土)

#2045年までの核廃絶 #行動計画を創ろう ――#勤労感謝の日から始めることの意味――

#2045年までの核廃絶 #行動計画を創ろう

――#勤労感謝の日から始めることの意味――

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#『数学書として憲法を読む――前広島市長の憲法・天皇論――』の解説もお読み下さい

 

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今日は勤労感謝の日ですが、まずはその根拠になっている憲法27条をお浚いしておきましょう。

27条  すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負ふ。

ここで「勤労の権利」については、「労働の権利」と読み換えても良いのですが、働く権利とも仕事を持つ権利というように考えても意味は通じますし、ハローワークもこの権利を行使する上で大切な役割を果しています。

問題は「勤労の義務」です。通説では、これは「義務」と言っても、奴隷的拘束や意に反する苦役を強制することはできないという憲法18条の規定がありますので、その延長線上の解釈として、「精神史的規定」、「義務の宣明」、「倫理規定」であるということになっています。

『数学書として憲法を読む――前広島市長の憲法・天皇論――』では、憲法の規定は文字通りの意味で読むという原則の下に、条文を読んでいますので、27条の「義務」も、義務として読みます。その結果として、「勤労の義務」 = 「生きる義務」であることになります。詳しくは、ここに掲げた拙著をお読み下さい。皆さんがそこに至る道筋をどうお考えになるか、お聞かせ頂けると大変有り難く存じます。

一言、付け加えると、ここでは「義務」は義務と読んだのですが、「勤労」については普通の勤労の意味を広げての解釈になっています。それは「文字通りの意味で読む」という原則に反していることになるのですが、その説明も拙著で詳しく論じていますので、そちらを御参照下さい。

このように生きることは、私たちの権利であり(憲法13条等)、義務でもあるのですから、人類の滅亡を座視することなど、憲法の視点からも到底許されません。人類滅亡とほぼ同義である核兵器の存続を許してはいけないことも、被爆体験そして被爆者の言葉からも明らかです。

来年は、被爆後80年の節目の年ですが、表面的に「80年」というお題目を唱えているだけでは、核兵器はなくなりません。「80年」の次の節目の年、「100年」を視野に入れて、「2045年までの核兵器の廃絶」くらいの目標を掲げないと、何も前に進みません。いや、目標を掲げるだけでは何も起こりません。その目標達成のための「行動計画」を作り、実行しなくてはなりません。

以下、何回かにわたって「被爆100周年までに核廃絶を」という目標達成のために何をすれば良いのか、皆さんと一緒に考えられればと思います。コメント等で、反論や修正案、その他なんでも結構ですからお寄せ下さい。一見ネガティブな内容であっても、核廃絶実現に役立つものであれば大歓迎です。

 

最後に、今日一日が皆さんにとって素晴らしい24時間になりますよう

[2024/11/23   人間イライザ]

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