詭弁

2025年7月 7日 (月)

#詭弁を弄する #政治家リスト ―――#小児型強弁者リストは #増え続けています―――

#詭弁を弄する #政治家リスト

―――#小児型強弁者リストは #増え続けています―――

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参議院選挙についての報道が増えるにつれて、政治家の実像もはっきり見えてきています。

立派な政治家、是非、より大きなポジションを得て力を発揮して欲しい人もいます。例えば、弱い立場の人や虐げられている人、権力やお金の力によって歪んだ生活を強いられている人たち、こういう人たちを助け、政治を正すために仕事をしていることたちです。戦争を否定し平和のために日夜努力している人たちもその中に入ります。

その対極として、有名になりたいという自己顕示欲とか、権力を手に入れたい、金銭的な利益につなげたい等々の邪な目的で、政治の道を選んだ人も多くいるように見えるのですが、皆さんはどう感じられますか。

視点をハッキリさせるために、政治家の発言を論理的に考えてみるのも一つの方法です。一人の政治家の発言全てが非論理的だということはありませんが、大切な内容についての発言が、詭弁としか言いようのない人たちが何人もいます。

そんな人たちを分り易く部類してくれいるのが私の数学の先生で、尊敬する数学者の野崎昭弘さんです。名著『詭弁論理学』 (中公新書、1976年) の中でこのような人たちを小児型強弁だと分類しています。野崎先生の定義によると、小児型強弁とは次のような特徴を持った人たちを指します。

  1. 自分の意見がまちがっているかもしれないなどと、考えたことがない。
  2. 他人の気持がわからない。
  3. 他人への迷惑を考えない。
  4. 世間の常識など眼中にない。
  5. 自分が前に言ったことさえ忘れてしまう。

このような特徴を持った人を小児型強弁者と呼びましたが、最初のうちは一人か二人の政治家の特徴としてラベルのあった方が便利だと思って紹介したのですが、その内に、このリストに追加しなくてはならない人たちがどんどん増えてきてしまいました。

これまでこのリストにあげたのは、

石丸伸二元安芸高田市長、

斉藤元彦兵庫県知事、

ドナルド・トランプアメリカ大統領

そして今回の選挙で、このリストに追加しなくてはならないと思ったのが、

参政党の神谷宗幣代表です。なぜなのかはSNSにたくさんの事例が紹介されていますから、敢えてここに再掲する必要はないですね。

それに加えて、伊東市の田久保真紀市長もこの中に入れなくてはならないようです。となると、小池百合子東京都知事もその一人に加えるべきでしょうか。

それに、トランプ大統領をリストに加えているのですから、イーロン・マスク氏も加えた方が良いという意見があるかもしれません。

私の物の見方は、必ずしも公平だとは言えませんので、このブログをお読みの皆さんの中で、この人は小児型強弁者としてリストに加えるべきだ、と思われる政治家あるいは著名人がいれば、コメント欄で提案をして頂けると幸いです。あるいはこの人は削除すべきだという意見でも結構です。提案される方のアイデンティティーは公開しません。

 

皆様にとって、きょう一日が素晴らしい24時間になりますよう!

[2025/7/7    人間イライザ]

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2025年5月31日 (土)

#トランプの #実像 ―― #小児型強弁者に #振り回されるな――

#トランプの #実像

―― #小児型強弁者に #振り回されるな――

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#詭弁論理学を読もう

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しばらくお休みを頂いていましたが、ブログへの投稿を再開します。不定期になる可能性もありますが、そして横道に逸れないよう注意しつつ続けられればと思っています。前回に続いてハーバード大学の英断についてです。

 

《「懐柔」と「対決」の違い》

ハーバード大学が、トランプ大統領の勝手気ままかつ理不尽な方針に、真正面から立ち向かう大きな存在として、名乗りを上げました

とは言え、ハーバード大学のイニシャティブで喧嘩を買って出たと言うよりは、振り掛ってきた火の粉を払う感を否めないのですが、同じような災難に対してコロンビア大学が、最初、嫌々ながらかもしれませんけれども、トランプの横槍に屈する決定をしたのですから、そこの違いが重要です。

ハーバード大学の存在は、アメリカ社会において大変大きなものですので、勝算があると踏んでの決定だと信じています。なぜそう信じるのかを説明する前に、改めてトランプという人物の実像を私たちが理解し共有しておかなくてはなりません。

コロンビアとハーバードの対応の違い、あるいは全世界的な関税についてのトランプの暴力的しかも一方的な宣言に対しての、世界的な「懐柔的」とでも言えるよう対応と、今回のハーバードの、真正面からそれを突っぱね、「対決」するという強固姿勢の違いを理解する上で、トランプの実像の把握が出発点になるからです。

 

《小児型強弁》

トランプがこれまで言ってきたこと、それは矛盾に満ち、支離滅裂、朝令暮改、傲慢、等々の言葉のどれもが当てはまるのですが、論理的な側面からそれを一言でまとめると「小児型強弁」になります。優れた数学者で、私の先生でもあった、野崎昭弘先生の『詭弁論理学』に記載されている詭弁の型の一つです。

実はこれまで何人かの政治家がこの型の「強弁者」であることを本ブログではお伝えしてきました。元安芸高田市長で東京都知事選挙でかなりの票を集めた石丸伸二、不信任されその後の選挙でSNS等のメカニズムに助けられ再選された斎藤元彦兵庫県知事、それに世界的な規模ではドナルド・トランプがこのリスト入りを果たしています。

石丸伸二斎藤元彦、それぞれについての記事もお読み下さい。重複していますが、大切な点ですので、敢えて何度も取り上げています。

小児型強弁術をする人を「小児型強弁者」とラベルを貼ることにして、その特徴を6つ述べておきたいと思います。「小児型強弁者」の資質には次の5つがあるというのが、野崎流の診断です。

  1. 自分の意見がまちがっているかもしれないなどと、考えたことがない。
  2. 他人の気持がわからない。
  3. 他人への迷惑を考えない。
  4. 世間の常識など眼中にない。
  5. 自分が前に行ったことさえ忘れてしまう。

固有名詞を掲げた3人についてこんなにピッタリ当てはまる特徴付けは先ずないのではないかと思いますが、如何でしょうか。

ここには5つしかありませんが、斎藤知事の場合、(5) に修正が必要です。それは、最初から最後まで同じことしか言わないので、「前に言ったこと」は「今言っていること」になりますので、忘れる余地さえない点です。それを強調するために、次の命題を付け加えておきます。

  6.同じことを繰り替えして言い続ける。

 

《責任能力とTACO

ここまで、「小児型強弁者」の特徴を見てきましたが、一つだけ大切な点を指摘しておきましょう。例えば、「トランプが本当は何を目的にしているのだろうか」といった形の合理性を、彼の言動に求めるのは無駄だという点です。

自分中心主義で、朝言ったことと矛盾することでも、自分がニュースの中心になるのであれば、平気で嘘を吐くよう人に、「本当は、中国を視野に入れた世界貿易戦争での味方づくりを狙っている」などといった目的意識はないと考えるべきなのです。

その前提の下、以下のことを考えなくてはなりません。仮に「小児型強弁者」が権力を手にした場合――5歳や6歳の子どもが遊びで強弁するのに比較して――社会的、政治的に大きな影響の生じることは言うまでもありません。被害を少なくしたいと思うのも合理的な結論です。

ではどうすれば良いのかですが、そもそも「小児型強弁者」に責任を問うこと自体ナンセンスなのかもしれません。自らが責任を取らなくてはいけないという自覚は、「小児型強弁者」には期待できないからです。それだけではありません。責任を問うこと自体が、さらに悪い結果をもたらす可能性さえあるのです。

この点について、アメリカの月刊誌『The Atlantic』のDavid Graham記者が、「The TACO Presidency」という分り易くポイントを突いた記事を書いています。次回に紹介しますが、「TACO」とは「Trump Always Chickens Out」のアクロニムです。「トランプは(怖くなって)いつも逃げ出す」という意味ですが、次回はその点に焦点を当て、その次にハーバードがどう対応して行くのかを考えたいと思います。

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[2025/5/31    人間イライザ]

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2024年9月15日 (日)

#斎藤兵庫県知事 の #病状 ――#過度の #小児型詭弁者に #責任能力はあるのか――

#斎藤兵庫県知事 #病状

――#過度の #小児型詭弁者に #責任能力はあるのか――

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#機能していない #公益通報制度の抜本的刷新を!

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《マスコミやSNS情報

斎藤元彦兵庫県知事の言動が広く報道されています。反応のほとんどはネガティブですが、百条委員会やマスコミの追及も今一の感はあり、この人の行動原理や人間としてどんな人なのかという具体的な姿がさっぱり浮び上がってこないことに疑問を感じています。

「パワハラ」や「おねだり」といった行動については多くの証言がありますので、疑問の余地はないのですが、こうしたことをしてきた人がそれを正当化しようとするだろうことは理解できます。

でも、3月以来続いているらしいこの問題のせいで、兵庫県政が正常動いているようには思えませんし、斎藤知事の弁明や自己正当化のための言動は異常としか思えません。彼の言葉は「詭弁」としか言い様がないのですが、先ず、その点を丁寧に見てみましょう。

《小児型強弁》

石丸元安芸高田市長の言動でも、「詭弁」としての特徴付けをしましたが、斎藤知事の場合もそれが当て嵌まるように思います。野崎昭弘著の『詭弁論理学』 (中公新書、1976) に依拠すると、この二人とも「小児型強弁」の典型的なパタンを辿っています。その特徴として野崎先生が挙げているのが次の五つです。

  1. 自分の意見がまちがっているかもしれないなどと、考えたことがない。
  2. 他人の気持がわからない。
  3. 他人への迷惑を考えない。
  4. 世間の常識など眼中にない。
  5. 自分が前に言ったことさえ忘れてしまう。

これはそのまま石丸元市長に当て嵌まりますが、斎藤知事の場合、⑤ に修正が必要です。それは、最初から最後まで同じことしか言わないので、「前に言ったこと」は「今言っていること」になりますので、忘れる余地さえない点です。それを強調するために、次の命題を付け加えておきます。

  6.同じことを繰り替えして言い続ける。

《責任能力》

子どもが遊びの中で、このようなパタンを繰り返してもその迷惑度は限られていますが、責任ある地位にいる大人がそうした言動を取り続けるのは問題です。しかも、「過度」と言って良いくらいの徹底振りです。かつては能力があり、周りの人たちから信頼されていた人物だということですから、人間としての本質が変った、つまり人格的に問題が顕在化したと見るのは性急かもしれません。しかし、現在の状況から、御本人にこれほどの重責を果せる能力があるのかどうかは問わなくてはならないのでないでしょうか。

人格を問うのではなく、精神的・医学的に何らかの病に侵されている可能性を問う必要があるということです。仕事の場でも、職員の言動に通常とは違うと思われることが頻発した原因が、例えばうつ病だったということもありますので、ここでは専門家の出番があるように思えるのですが---。

《公益通報制度を抜本的に刷新すべし》

もう一つ、マスコミやSNSの議論に欠けているのは、公益通報制度、または公益通報者保護制度がその機能を果していないという事実の認識です。今回のケースでは、この制度があるにもかかわらず、内部告発をしようとした職員は、懲戒処分を受け、死という選択をしているのですから、公益通報制度が目的としていることと対極の事態が起きています。

責任者に責任能力がない場合でも機能する制度、独裁者が権力を握っている場合でも機能する制度、が理想的かもしれませんが、そこまでは無理としても、今回の悲劇を点けるくらいの制度は設計可能なのではないかと思います。

改善する上でまず確認しておかなくてはならないのは、最大の欠陥が、通報先と告発されている対象との切り離しが不十分なことです。悪いことをしている組織がある、何とかしよう、という通報を、悪いことをしている組織に出すというおかしな制度で上手く回るはずがありません。公益通報の通報者保護において、利益相反 (conflict of interest) がいかに重要な要素であるのかの認識が薄いことが原因です。

この点については、このブログでも過去に触れていますが、再度まとめておきましょう。

 

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[2024/9/15  人間イライザ]

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2024年8月19日 (月)

#詭弁は #詭弁だと言おう ――#同級生の投票行動から考える・第8回――

#詭弁は #詭弁だと言おう

――#同級生の投票行動から考える・第8回――

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#小児型強弁 という #診断さえできます

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東京都知事選挙を出発点にして、選挙についての論考を続けています。長くなっていますが、お許し下さい。

石丸候補の言動について、もう一つ別の視点からも分析していますので、再度そちらもお読み下さい。そこで指摘しているのは、「石丸構文」だといった表現を多くの人が使っていますが、そうではなくて、「詭弁」だとはっきり言うべきだという簡単なことです。古くからの検証で、立派な名前さえあるのに、そのことには全く気付かず、新たな価値を与えてしまっているのは問題ではないのでしょうか。

この点は、数学者、野崎昭弘先生の名著『詭弁論理学』と『逆説論理学』を元に、三回にわたって論じました。一回目はこちら二回目、そして三回目です。

 

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[2024/8/19  人間イライザ]

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2024年7月16日 (火)

#詭弁について #もう一冊紹介します ――#論理病をなおす!――

#詭弁について #もう一冊紹介します

――#論理病をなおす!――

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野崎先生とは違った知識とユーモア満載の一書です

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野崎ファンの立場から、『詭弁論理学』と『逆説論理学』を御紹介しましたが、世の中は広く、その他にも詭弁についての本は数えきれないくらいあります。ギリシア時代のソフィストを「詭弁学派」と呼ぶ人もいるくらいですので、古代から詭弁は私たち人類の知的活動の一部だったのです。

とは言え、今さらアリストテレスを読んで下さいというのも時代錯誤かもしれませんので、15年前という比較的新しい本を紹介しておきます。香西秀信著の『論理病をなおす!――処方箋としての詭弁』(ちくま新書、2009)です。

野崎先生の著書とは全く違った意味で面白いのですが、その中で特に注目した文章があります。

言葉は常に誰かの言葉として現れ、現象的には人と論を切り離すことはできない。

これが、すべての真実を表現しているとは言いませんが、大切な問題提起になっています。「誰かの言葉」がキーワードですが、「〇〇構文」にしてもChatGPTにしても、「誰か」と切り離してはいけないはずなのですが、その点については素通りをしての話になってはいませんか?

 

今日一日が皆さんにとって素晴らしい24時間になりますよう

[2024/7/16  人間イライザ]

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2024年7月15日 (月)

#詭弁や #小児型強弁でも ――#使いようによっては #人を楽しませることも #可能です――

#詭弁や #小児型強弁でも

――#使いようによっては #人を楽しませることも #可能です――

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野崎先生の『逆説論理学』をお勧めします

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詭弁についての教科書、野崎昭弘著の『詭弁論理学』を元に、最近マスコミやSNSで持て囃されている「石丸構文」とは、詭弁に過ぎないことを確認しています。

石丸構文は、野崎流の分類では、「小児型強弁」です。このような強弁を弄する人物について、原因となる資質には次の5つがあるというのが、野崎「教科書」の診断です。

  1. 自分の意見がまちがっているかもしれないなどと、考えたことがない。
  2. 他人の気持がわからない。
  3. 他人への迷惑を考えない。
  4. 世間の常識など眼中にない。
  5. 自分が前に言ったことさえ忘れてしまう。

石丸氏についてこれほどピッタリ当てはまるリストはそうそうないと思われますが、この応用問題として、NHK党の立花孝志氏と石丸氏のやり取りを御覧頂きましょう。ReHac」の生配信がYouTubeに載っていますので、その11分くらいから御覧下さい。

それほど複雑な内容ではありませんので、ここに簡単に要約しておきます。

[立花] 石丸さんがこれから日本を引っ張って行くには、ちょっとまずいなと思ったことについては、素直にここは御免なさいって言われると、ぼくたち攻撃できなくなるんですよ。

[石丸] 自分に非があれば認めますが、非がないと主張しているに人間に対して――。自分は今一番素直で、ピュアです。

せっかく「素直」という言葉が出てきましたので、集英社の国語辞典からその定義を まず引用しておきましょう。素直とは、最初に出てくる定義ですけれども、「性格などがひねくれていないで、人に逆らわない様」、これが素直であるということです。

素直じゃないっていうのは、 性格がひねくれていて、人の いうことに逆らうっていうことになりますね。立花対石丸では、「ひねくれている」というのは主観ですから判断は分れるにしても、ひねくれていると感じる人が多くても不思議ではありません。人に逆らわないという状態ではありませんし、「素直」か、「素直じゃない」かと問われれば、後者でしょう。

「素直だ」と述べること自体が「素直でない」ことの証明になっているという正に逆説的な情景です。その原因は、「人に逆らわない」を「自分に逆らわない」という意味に解釈していることです。

より詳しく分析すると、「小児型強弁」の①から④まで、そのまま当て嵌まっていますね。自分の考えが間違っているとは考えていないことは自ら主張していますし、他人の気持が分らないのは、立花氏の気持を否定していることから明らかです。そして人の迷惑を考えないことと、さらに常識は眼中にないは、そもそも議会との「対話」を議会への「攻撃」にしてしまったことが原因です。

それをSNSに投稿することで、多くの人が大迷惑をしているのですが、御本人は超有名人になり、迷惑を被った人たちの気持を慮ることなど、頭の隅にもないようではありませんか。

もっとも、詭弁や小児型強弁に費やすエネルギーを建設的な方向に変えて、多くの人を楽しませることも可能です。『逆説論理学』(中公新書、1980)では、そんな楽しい、しかも不思議なお話を、「限りなく」提供してくれています。とは言え、1分間の内に無限回も笑わなくてはならない本を読むということの方が「人迷惑」だ、と言われると反論はお手上げです。

 

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2024年7月14日 (日)

#詭弁論理学 の #出番です ――#小児型強弁――

#詭弁論理学 #出番です

――#小児型強弁――

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子どもなら成長を期待できますが

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世の中の全てのことが、「教科書通り」に動くことなどあり得ません。でも時には、「教科書通り」のことが起きています。教科書だけ勉強していても受験では役に立たないという信仰が広まり過ぎたせいもあるのでしょうか、逆の現象として教科書を軽んずる言説が多くなり過ぎているきらいもあります。

ということで、たまにも教科書を取り出して、これは「教科書通り」だと確認することで、私たちの精神も安定し、社会への働き掛けをどうすれば良いのかもハッキリ見えてくるのではないかと思います。

今回は、「〇〇構文」だとか「〇〇現象」などといった言葉であたかも新しいことが起きているかのような錯覚をしている人やマスコミを取り上げますが、そこで持ち上げられている石丸伸二氏の言説は、一言で表せます。「詭弁」です。

「詭弁」とは、集英社国語辞典によると、「一見もっともらしくみえて道理に合わない議論。こじつけの議論」という定義です。

その詭弁についての「教科書」があります。表紙の写真を掲げましたが、野崎昭弘先生著の『詭弁論理学』(中公新書、1976)です。

ユーモアのセンスも抜群の本ですので、一読をお勧めしますが、その中で、先生は詭弁の分類をしています。

さて、ここで「〇〇構文」などという言葉で飾り立てられているのは、野崎流には「小児型強弁」です。このような強弁を弄する人物について、原因となる資質には次の5つがあるというのが、野崎「教科書」の診断です。

  1. 自分の意見がまちがっているかもしれないなどと、考えたことがない。
  2. 他人の気持がわからない。
  3. 他人への迷惑を考えない。
  4. 世間の常識など眼中にない。
  5. 自分が前に行ったことさえ忘れてしまう。

こんなにピッタリ当てはまるケースは先ずないのではないかと思いますが、如何でしょうか。

次回は、この応用問題を考えます。

 

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