#詭弁論理学 の #出番です ――#小児型強弁――
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世の中の全てのことが、「教科書通り」に動くことなどあり得ません。でも時には、「教科書通り」のことが起きています。教科書だけ勉強していても受験では役に立たないという信仰が広まり過ぎたせいもあるのでしょうか、逆の現象として教科書を軽んずる言説が多くなり過ぎているきらいもあります。
ということで、たまにも教科書を取り出して、これは「教科書通り」だと確認することで、私たちの精神も安定し、社会への働き掛けをどうすれば良いのかもハッキリ見えてくるのではないかと思います。
今回は、「〇〇構文」だとか「〇〇現象」などといった言葉であたかも新しいことが起きているかのような錯覚をしている人やマスコミを取り上げますが、そこで持ち上げられている石丸伸二氏の言説は、一言で表せます。「詭弁」です。
「詭弁」とは、集英社国語辞典によると、「一見もっともらしくみえて道理に合わない議論。こじつけの議論」という定義です。
その詭弁についての「教科書」があります。表紙の写真を掲げましたが、野崎昭弘先生著の『詭弁論理学』(中公新書、1976年)です。
ユーモアのセンスも抜群の本ですので、一読をお勧めしますが、その中で、先生は詭弁の分類をしています。
さて、ここで「〇〇構文」などという言葉で飾り立てられているのは、野崎流には「小児型強弁」です。このような強弁を弄する人物について、原因となる資質には次の5つがあるというのが、野崎「教科書」の診断です。
- 自分の意見がまちがっているかもしれないなどと、考えたことがない。
- 他人の気持がわからない。
- 他人への迷惑を考えない。
- 世間の常識など眼中にない。
- 自分が前に行ったことさえ忘れてしまう。
こんなにピッタリ当てはまるケースは先ずないのではないかと思いますが、如何でしょうか。
次回は、この応用問題を考えます。
今日一日が皆さんにとって素晴らしい24時間になりますよう
[2024/7/14 人間イライザ]
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