#大本営発表 が #狼少年 に ――#建物の中に避難・地下に避難 と #絶叫――
#大本営発表 が #狼少年 に
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#アラートの内容は信頼できず
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福島視察の初日、27日の夜10時46分頃、ようやくブログの編集とアップの作業を終えてテレビでも見ようかなと、スイッチを入れたらすぐ気付いたのは、画面がおかしいことです。
「J アラート」という文字は見えたのですが、アナウンサーが何やら絶叫しています。その趣旨は次の通り。
- 北朝鮮がミサイルを発射した。
- 我が国に到達する可能性がある。その目標は沖縄である。
- 沖縄の住民は直ちに、頑丈な建物の中に避難、あるいは地下に避難するように。
1月1日の能登地震の際に、NHKのアナウンサーが、「直ちに逃げて下さい」と絶叫していたシーンを思い出しました。
しかも、福島では全テレビ局が同じ内容の画像を流していました。チャンネルを回しつつ、福島には、NHK一局しかないのだろうか、と不思議に思ったほどでした。太平洋戦争中はNHK一局しか放送局がなかったのですから、その再現なのかも知れませんが、「大本営発表」という仰々しいタイトルの付けられていないのが不思議なくらいでした。
でも冷静さは残っていたので、おかしな点にもすぐ気付きました。これも列挙すると、
- 北朝鮮は、近い内に偵察衛星の打ち上げをすると発表していた。日本を標的にしたミサイルの発射だと決め付けて良いのか。
- アナウンサーの情報中の矛盾がある。
- 10時46分に発射されたものが爆発を起こしている。しかも動画が映っている。それが日本にまで到達するのか。
- 発射されたのは、その2分くらい前だった。つまり、10時44分。
- 日本には、発射後8分で到達すると言明。たれ日が警告を発していたのは10時52分で、もう「ミサイル」は日本に到達していなくてはならないはず。
- にもかかわらず、10時53分になっても、「避難しろ」「日本に被害の出る可能性がある」との繰り返しは続いていた。
これをまとめると次のようなことが起きたと言って良いのだと考えられます。
5月27日の午後10時44分頃、北朝鮮は予告通り (時間は指定されていなかったものの) 偵察衛星の打ち上げを行った。打ち上げ直後、の10時46分頃、打ち上げロケットは爆発した。その破片は数分後に海上で発見されている。
にもかかわらず、Jアラートは、これが日本を標的にしたミサイル攻撃である可能性を大きく前に出して、沖縄の人たちに警告を出し続けていた、ということになります。
こう考えた末にも、いくつもの疑問が拭え切れません。
- 昨年10月には我が国で、JAXAのH3ロケットの打ち上げ失敗がありました。衛星の打ち上げが目的です。それを、今回の北朝鮮の衛星打ち上げに重ねて考えると、北朝鮮ではH3ロケットの打ち上げを日本からの「ミサイル発射」だ、攻撃だと解釈していてもおかしくはないということにならないか。
- だとすると、お互い、相手の意図を曲解することで両国間の緊張をさらに高め、それが次のラウンドでの過剰反応につながるのではないか。
- 仮に今回の衛星搭載ロケットが軍事的目標を持っていたにしろ、その到達範囲が沖縄に限られているのなら、何故、福島のテレビ局まで全局が放映を中止して、「避難しろ」という情報を継続的執拗に流す必要があるのか。
どこの国でも、戦争がはじまるとその時の政権への支持率が高まるというのが常識です。支持率の下がり続けている岸田政権を少しでも浮上させるために、今回のようなJアラートの濫用が行われたとすると、許し難いことです。さらに問題なのは、それが続けば、「Jアラート」 = 「狼少年」という図式が出来上がってしまい、本当に大事な時に、大切な情報が伝わらなくなってしまうことなのではないでしょうか。
今日一日が皆さんにとって素晴らしい24時間になりますよう!
[2024/5/31 人間イライザ]
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