市民派

2023年12月 6日 (水)

#ベト数コン と #ベ平連 ――#数学人の集い の背景の説明です――

#ベト数コン と #ベ平連

――#数学人の集い の背景の説明です――

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今回は福富節男さんの著書から引用しています

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昨日は「数学人の集い」の報告をする積りでブログを書き始めましたが、ミーティングの報告というよりは私自身の思いを、その背景も十分説明することなく、書き散らしてしまったように思います。

その反省を踏まえて、今回はこれまで私が学んできたことの内、数学と社会との関係についてのお手本になった「#ベト数コン」について、その中心的な存在だった福富節男さんの著書からの引用を御紹介します。『デモと自由と好奇心』(第三書館刊、1991年)の64ページと65ページです。

 

ベトナム戦争と市民運動(私の昭和史II)

ベト数コンとべ平連

ベトナム反戦に触れたい。6527日、米軍は北ベトナム爆撃(北爆)を開始、世界中に衝撃を与えた。同年424日のデモでベ平連(「ベトナムに平和を!」市民文化団体連合、後に"文化団体〃 の四字が除かれる)が始まった。

同じ4月に私は友人たちと共に数学のノーベル賞と言われるフィールズ賞の受賞数学者L ・シュワ ルツ()と政治の問題を語る機会を持った。彼はアルジェリア戦争反対で教授職を賭ける闘いをし、 サルトルと共にベトナム戦争犯罪裁判(ラッセル法廷)に尽力した。スメール(フィールズ賞受賞数学者)がカリフオルニアでベトナム反戦運動をしていると彼は私たちに語った。私たちは数学会年会でS・スメールへの連帯声明と署名を呼びかけた。

522日、ベ平連第二回目デモは、スメールが議長の「ベトナムの日委員会」との日米共同デモであった。私たちはその集合地の清水谷公園へ行った。私がベ平連に接した最初である。

北爆一周年の6627日、ベト数コンと呼ぼれたベトナム問題に関する数学者懇談会は市民によびかけて北爆反対デモをした。その夜都内唯一のデモであった。その後数学会の春秋の大会のたびに集会やデモをし、モスクワでの国際数学者会議でベトナム反戦集会を開くことを日本から呼びかけ、数学者の国際的署名運動を生んだ。毎月の例会には、鶴見良行、日高六郎、丸山貞男さんらが来て話 をしてくれた。

①数学者の反戦組織を作るのではなく、ベトナム反戦の運動である。②数学者とは自ら数学者と思う人とし、職場の如何で選別しない。③アメリカのベトナム侵略に反対という点を共通項とし、その他の思想、信条を問わない。以上の三点が私たちの活動の基本であった。偶然にもべ平連の原則と相似のようであった。それには前史がある。私が日大文理学部に数学教室を作りに行き、五年後の63年に、折角この教室に集まった四人が当時としては斬新な教室作りを急いだ結果、日大イデオロギーに合わぬと、まとめてほうり出された。数学界に日大文理への抗議と非協力の声が広まって、千数百名の署名が集まった。その結果がもったいないから、「平和を守る数学者の会」というものを作ろうという提案があったが、すぐ否決された。何かの活動の必要が起ったときに、それに合った仕組を作ればよい。組織や団体が邪魔になる虞れがあるというのが、否決の理由であった。

さて、ベ平連は「ベトナムに平和を」を共通の目的とする運動で組織ではないという言い方をした。開かれていて出入り自由、個人の自発性、創意を重んじ、単なる評論をするのではなく、言い出した人が先にたつ。意識内容はラジカルに、しかし行動や表現は大衆が親しめるように考える。これらのことは今の市民運動では当然であろうが、このようにベ平連が切り開き、新鮮な感じを与えたものは多い。

これらのこと、市民運動、労働運動、党派運動の共同が必要な局面での問題点を次に書こう。

この先も興味深いのですが、まずは全体像を知って頂きたいので、そのためにベトナム戦争当時の科学者の関わり方を、短くそして分り易くまとめた一文を御紹介します。長くなりますので、これは次回に。

 

最後に皆さんにとって、今日一日が素晴らしい24時間でありますよう!  

 [2023/12/6 人間イライザ]

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2023年9月16日 (土)

「即時行動」への共感 ――大阪から新たな動きが生まれそうです――

「即時行動」への共感

――大阪から新たな動きが生まれそうです――

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近畿9条の会の講演で多くの皆さんにも賛同して貰えた点です

 

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「大阪そして近畿は維新に乗っ取られてはいない」との感を強くしたのが、9月9日、PLP会館での講演後の質疑とその後の小規模の意見交換会でした。私に与えられたテーマは、「弄ばれたヒロシマ  前広島市長から見た「G7広島サミット」について」でした。

二日前にも報告しましたが、主催団体の「憲法9条--世界へ未来へ近畿地方連絡会」の皆さんの熱意とこれまでの活動を一言でまとめると、最初の言葉「大阪・近畿は維新に乗っ取られてはいない」なのです。

確かに、選挙結果とマスコミの報道だけを見ると、維新の力の大きさに圧倒されがちです。でも今回痛感したのは、それに負けない多くの人々の活動があり、新たな力を注入して理想の政治実現のために頑張ろうという強い意志のあることでした。

それは、何人かの方からのコメントから伝わってきました。例えば、「Change.org」を使っての署名運動を使う可能性が伝わりました。

この画像は、昨年3月1日、一人で始めた署名運動ですが、4月末までには10万人以上の方々から賛同の署名を頂きました。その結果をプーチン大統領や岸田首相、核保有国の首脳に送り、「核兵器を使わない」と宣言するように迫りました。

宣言はまだ実現していません。でも今までの所、核兵器は使われていません。そして、「署名」という行動を取ってくれた一人一人にとっては、宣言が実現するよう、さらなるプレッシャーを掛け続ける上でのインセンティブになっています。

「たくさんのメールを貰うので、どれに賛同すれば良いのか迷うことが多かったのですが、自部で署名運動を始めるという発想がありませんでした。これは、使える道具になりますね。」という言葉から、新たな可能性を思い描いています。

もう一つ、参考になったというコメントをいくつか頂いたのは、マイケル・ムーアの「テンポイント・アクション・プラン」です。

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この中で、3.の「すぐやる」チームを友達数人で作って、1.と2.、つまり、国会議員や県・市会議員・町村議会議員等の事務所に、日にちを決めておいて順番に電話をすることなど、すぐできます。また月に一度は全員で、議員たちを順番に訪問して自分たちの意見を伝えることもできます。

ここで大事なのは、喧嘩をするための電話や訪問ではないことです。出来れば事務所のスタッフと友達になって、議員本人にも会わせて貰うこと、そして、私たちの味方につけることです。

「議員に電話をすることなんて考えてもみなかった」という方もいらっしゃいました。また、自分で、どのレベルの選挙でも良いので、リーダー役を買って出ることもお勧めしました。それが直ちに、維新の活動を超える結果を生むとは思いませんが、そんな目標に向かって、希望を感じられるような皆さんからの発言でした。

その他の質問についても、順次報告します。

 

最後に皆さんにとって、今日一日が素晴らしい24時間でありますよう!  

 [2023/9/16 人間イライザ]

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2023年4月 8日 (土)

明日が投票日です ――三地区で三人の候補を応援しています――

明日が投票日です

――三地区で三人の候補を応援しています――

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広島市南区の有田候補

『コンピュータ・パワー』の紹介は一日お休みをします。

明日、9日の統一自治体選挙で、応援をしている候補のうち、特に三人の候補についてのお願いです。

広島市南区の「有田ゆうこ」候補

最初の写真ですが、有田候補の応援のため、私もマイクを握りました。有田候補は、南区にある県立病院の重要性をよく理解しています。だからこそ県立病院を潰して広島駅前のJR病院と合わせて一つにするという計画にハッキリ反対しています。命を守る病院を、お金のために減らしてしまう、特に県病院は閉鎖するというのは本末転倒です。

南海トラフ地震が必ず起こると再三再四、警告が出されていますが、そんなときには近くに病院がなければ、多くの被災者の命が失わなれることになります。

広島県が、広島市民の命や健康を蔑ろにするということであれば、広島市が責任を持って市民病院にするくらいの発言をしても良いのではないでしょうか。

平和についても有田候補の立場はハッキリしています。『はだしのゲン』が広島市の平和教材から削除されたことに抗議し、復活させたいという気持を有田候補に託して下さい。また、広島選出の岸田総理大臣が、核兵器禁止条約を蔑ろにしていることも、そんな総理を広島市民の力で変えて行こうという強い意志の持ち主である有田候補を当選させなくてはならない理由の一つです。

南区のお住いの皆さん、有田候補を宜しくお願いします。

 

広島市中区の「門田よしこ」候補

市民派の門田よしこ候補については、41日の本ブログで御紹介しました。クリックして再度お読み下さい。中区にお住いの皆さん、門田候補を宜しくお願いします。

 

新潟市西区の「中山均」候補

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中山均候補とは、ずいぶん長いお付き合いです。新潟市の市議会議員として、4期も活躍していますし、世界の緑の党と連携して「緑の党グリーンズジャパン」の共同代表としても、

中山候補への応援メッセージの一部をここに掲げます。有田候補、門田候補の応援にもつながるメッセージだと信じています。

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4年ぶりの市議会議員選挙ですが、この4年間で世界は大きく変わっています。コロナの蔓延とロシアのウクライナ侵攻、そしてトルコとシリアの地震被害、温暖化による気候への影響等と難問ばかりが目に付きます。それに対する我が国の政治家たちの答は軍拡を増税で賄う決定を国民に押し付けるだけとしか見えません。もっと身近な物価高や仕事の不安定さ、劣悪な子育て環境等、私たちの生活にも国の政治の目は届いていないのです。

今回の選挙は、懸命に生活を守ろう、明るい未来に近付こうと頑張っている皆さんの命と暮らしを守るだけではなく、劣悪な国政に断固たるメッセージを届ける機会でもあります。この選挙を通して次の世代への私たち世代の責任を果そうではありませんか。

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新潟市西区の皆さん、中山候補を宜しくお願いします。

 

最後に今日一日、皆さんにとって、素晴らしい24時間でありますよう!

 [2022/4/8 イライザ]

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2023年4月 1日 (土)

広島市議選、中区は門田(かどた)よしこさん ――馬庭恭子さんから「市民派」のバトンを引き継ぎます――

広島市議選、中区は門田(かどた)よしこさん

――馬庭恭子さんから「市民派」のバトンを引き継ぎます――

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馬庭恭子さんから「市民派」のバトンを受け継ぐ門田よしこさんと市民派の応援団員

広島市議会議員選挙が今日から始まりました。市のど真ん中、中区からは、「だれも孤立しないまちづくり」を掲げて、門田よしこさんが立候補しました。「100%」無所属・市民派です。

今回引退する馬庭恭子さんから、しっかり「市民派」のバトンを受け継ぎます。

門田さんの強みの一つは、人間の心を大切にするためにITが使える点です。それは、スマホで、QRコードを読み取って、公式サイトを見ると良く分ります。

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でも、QRコードリーダーを知らない人もいます。門田さんは、「スマホ難民の救援」を公約の一つに掲げているのですが、そこまで気が付きこれまでも自分からその救援をしてきた候補は門田さんだけです。

「ヤングケアラー」への支援や「一人世帯の不安をワンストップで解消する「お一人様コンシェルジュ」の設置など、同じような気配りと優しさに満ちています。市議会議員になればすぐ実行可能な温かい施策の数々をぜひ門田さん自身の口から聞いて下さい。

先日は杉並の岸本聡子区長にお会いし、昨日は参議院での活躍を期待されている大椿裕子(いつ正式になるのかは別にして)議員についての朗報を知り、そして今日は門田よしこ候補にお会いしました。

杉並の岸本、参議院の大椿、広島の門田と、全国的に女性の力で政治が変わって行く大きな流れができているようです。中区にお住まいの方、そして中区にお知り合いのある方、門田候補の応援団になりましょう

 

最後に今日一日、皆さんにとって、素晴らしい24時間でありますよう!

 [2022/4/1 イライザ]

 

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