この一年(2022年)を振り返る ――「生命が有限」であることを認識――
この一年(2022年)を振り返る
――「生命が有限」であることを認識――
2022年には、今まで考えてもみなかったようなことがいくつも起きました。コロナの蔓延の継続もその一つですし、何よりロシアによるウクライナ侵攻が衝撃的でした。これは次回、整理をしつつ振り返りますが、今回はもっと個人的な「衝撃」です。
「人間は誰でも死ぬ」ということは、それこそ誰でも知っているはずなのですが、愚かなことに私は今まで、それが自分にも起こることなのだという事実を、頭では分っていても「感覚的に」捉えないままに生きてきたらしいのです。
例えば、親しい友人の80歳の誕生日のサプライズ・ギフトとしてビデオを撮った時には、「最後のこれからの20年、私たちが100歳になるまで、友情がさらに発展し輝くであろうことを祈ってビデオを終えました。私も今年80歳になるとは感覚的に信じられませんので、100歳までの予言が現実になる可能性もあり得ます。」と、自分の寿命については超楽観的なことを書いています。
それを自覚したのは、80歳が近くなって同級生たちと断捨離について何度か話をする機会があったからです。
「断捨離と自炊」(「自炊」とは自分で本をばらして、全ページをスキャンして電子版として残しておくことです)と題して書いた記事の中で一番心に響いていたのは、「「断捨離」というのは自己満足だと考えるべき」という意見です。そして「整理することはない。息子たちに捨てるための費用を残しておいて、自分が死んだらすべて捨てろと言うのが一番合理的だ」です。
自分は、書庫の隅の方の少し高いところにいて、本棚一杯の本や書類を業者が手際良く整理している場面を想像できたときに、「自分の生命も有限なのだ」という事実を身体で感じることになりました。
家人にも手伝って貰って――と言うよりは、私が家人の手伝いをして――倉庫や納戸、書庫の整理も進んでいますし、「面白いプロジェクト」も始めています。新年の決意の中には、来年一年の現実的な目標も掲げたいと思っていますので、「生命の有限性」についての自覚が、生かせているのではないかと自己満足しています。
それでは今日一日が、皆様にとって素晴らしい24時間でありますように。
[2022/12/29 イライザ]
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