社民党

2023年5月24日 (水)

「こんな思いを他の誰にもさせてはならない」 ――被爆者の願いを実現するのは「広島出身」の総理大臣の使命――

「こんな思いを他の誰にもさせてはならない」

――被爆者の願いを実現するのは「広島出身」の総理大臣の使命――

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http://www.kremlin.ru/events/president/news/67568/photos/67359

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:%D0%92%D0%BB%D0%B0%D0%B4%D0%B8%D0%BC%D0%B8%D1%80_%D0%9F%D1%83%D1%82%D0%B8%D0%BD_(10-01-2022)_(cropped).jpg

 

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2022年2月24日ロシアがウクライナに侵攻し、プーチン大統領が核兵器を使うぞとの脅しをかけて以来、広島・長崎の被爆者たちが叫び続けてきた言葉、「こんな思いを他の誰にもさせてはならない」が頭から離れません。

それは被爆者のみならず、「ヒロシマの心」を共有してきた全ての人、戦争その他の大きな悲劇を体験して来た人たち、そして平和を願い愛するすべての人たちが感じていることなのではないでしょうか。その中でも特に、「広島出身」の岸田総理大臣には特別の思い入れがあるものと信じてきました。

そう考えている内に、岸田総理が「核兵器を使わせてはならない」という圧倒的多数の世論を背に受けて、被爆者とともにモスクワまで飛んでプーチン大統領を説得する、というシナリオが頭に浮かびました。圧倒的多数の世論があることを示すには、Change.orgを通しての署名運動が効果的です。

昨年の3月1日にキャンペーンを立ち上げましたが、多くの皆様の賛同を頂くことができました。心から御礼申し上げます。そしてほぼ一月で、10万人を超える皆様の署名として実現しました。

送り先は、岸田総理大臣、プーチン大統領、そしてすべての核保有国の首脳とそれらの国の在日大使です。ロシアに対して、「ロシアの核使用は許せない。でも自分たちの核は使うぞ」と言ったのでは、全く説得力がありません。ですから、全ての核保有国が「核兵器は使わない」と宣言することしか選択肢はないのです。

核保有国の政府を動かすのですから、メッセージは少なくとも英語で世界的に発信しなくてはなりません。そのために、かつては英文毎日と呼ばれたThe Mainichi, ロンドンの専門誌The World Financial Review、国際NGOであるNoFirstUseGlobalのブログ等に、寄稿またはインタビュー記事を掲載して貰いました。

岸田総理に影響力を行使できるのは主権者である私たち、特に彼に一票を投じた有権者たちですが、国会議員もより身近な存在でもあります。また、議員外交を展開してプーチン大統領説得の一翼を担うことも考えられます。

現役の国会議員である舩後靖彦さんや阿部知子さん、元議員の喜納昌吉さんたちの人脈を使わせて貰って、国会議員、そしてNGOや市民の皆さんにもアピールをしました。でも、「国権の最高機関」である国会内の議員たちの動きは、私には歯痒く思えました。そんな時に、社民党から参議院選挙に出馬する可能性についての打診がありました。それまでは全く考えてもいなかった可能性ですが、もし当選すれば国会のレベルで「核兵器を使わない」宣言運動のために動けますし、選挙運動を通してより多くの皆さんに直接働きかけることもできますので、熟慮の末、全国比例区の候補になりました。

選挙戦を通じて、全国の有権者の皆さんに、「核兵器を使わない」宣言の意味を説き、そのサポートをしてくれるようアピールしました。当然、「核共有」といった核兵器を容認するどころか戦争を誘発する策動には絶対反対の論陣を張りました。

当選はしませんでしたが、「核兵器は使わない」宣言を全面的にサポートしてくれた社民党は一議席を確保することができました。この議席を活かして、国会内でのネットワークが維持できます。

さらに、9月には「国葬」反対の元国会議員のグループとともに活動し、それとともに、「核兵器を使わない」宣言運動も広げることができました。特に、この時に取材して下さったマスコミの皆さんにはその後も、私たちの運動について、様々な形で応援して貰えることになりました。

あまり長くなると、読むのに時間が掛かりますので、二回目はこれまでにして、「これで核は使えなくなりましたね」キャンペーン開始までの経緯のまとめは続きます。三回以降も是非御覧下さい。

「「核兵器を使わない」と、直ちに宣言して下さい!」キャンペーンは続けます。

 

そして皆さんにとって、今日一日が素晴らしい24時間でありますよう祈っています!

 [2023/5/24 人間イライザ]

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2023年4月 8日 (土)

明日が投票日です ――三地区で三人の候補を応援しています――

明日が投票日です

――三地区で三人の候補を応援しています――

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広島市南区の有田候補

『コンピュータ・パワー』の紹介は一日お休みをします。

明日、9日の統一自治体選挙で、応援をしている候補のうち、特に三人の候補についてのお願いです。

広島市南区の「有田ゆうこ」候補

最初の写真ですが、有田候補の応援のため、私もマイクを握りました。有田候補は、南区にある県立病院の重要性をよく理解しています。だからこそ県立病院を潰して広島駅前のJR病院と合わせて一つにするという計画にハッキリ反対しています。命を守る病院を、お金のために減らしてしまう、特に県病院は閉鎖するというのは本末転倒です。

南海トラフ地震が必ず起こると再三再四、警告が出されていますが、そんなときには近くに病院がなければ、多くの被災者の命が失わなれることになります。

広島県が、広島市民の命や健康を蔑ろにするということであれば、広島市が責任を持って市民病院にするくらいの発言をしても良いのではないでしょうか。

平和についても有田候補の立場はハッキリしています。『はだしのゲン』が広島市の平和教材から削除されたことに抗議し、復活させたいという気持を有田候補に託して下さい。また、広島選出の岸田総理大臣が、核兵器禁止条約を蔑ろにしていることも、そんな総理を広島市民の力で変えて行こうという強い意志の持ち主である有田候補を当選させなくてはならない理由の一つです。

南区のお住いの皆さん、有田候補を宜しくお願いします。

 

広島市中区の「門田よしこ」候補

市民派の門田よしこ候補については、41日の本ブログで御紹介しました。クリックして再度お読み下さい。中区にお住いの皆さん、門田候補を宜しくお願いします。

 

新潟市西区の「中山均」候補

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中山均候補とは、ずいぶん長いお付き合いです。新潟市の市議会議員として、4期も活躍していますし、世界の緑の党と連携して「緑の党グリーンズジャパン」の共同代表としても、

中山候補への応援メッセージの一部をここに掲げます。有田候補、門田候補の応援にもつながるメッセージだと信じています。

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4年ぶりの市議会議員選挙ですが、この4年間で世界は大きく変わっています。コロナの蔓延とロシアのウクライナ侵攻、そしてトルコとシリアの地震被害、温暖化による気候への影響等と難問ばかりが目に付きます。それに対する我が国の政治家たちの答は軍拡を増税で賄う決定を国民に押し付けるだけとしか見えません。もっと身近な物価高や仕事の不安定さ、劣悪な子育て環境等、私たちの生活にも国の政治の目は届いていないのです。

今回の選挙は、懸命に生活を守ろう、明るい未来に近付こうと頑張っている皆さんの命と暮らしを守るだけではなく、劣悪な国政に断固たるメッセージを届ける機会でもあります。この選挙を通して次の世代への私たち世代の責任を果そうではありませんか。

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新潟市西区の皆さん、中山候補を宜しくお願いします。

 

最後に今日一日、皆さんにとって、素晴らしい24時間でありますよう!

 [2022/4/8 イライザ]

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2023年3月31日 (金)

社民党の大椿裕子副党首が繰り上げ当選 ――社民党の参議院議員は福島党首と二人になります――

社民党の大椿裕子副党首が繰り上げ当選

――社民党の参議院議員は福島党首と二人になります――

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昨年の参院選の大椿候補--広島本通りでマイクを握る

立憲民主党の吉田忠智参議院議員が提出していた辞職願が3月30日の参院本会議で承認されました。吉田氏は、4月23日に投開票される参院大分選挙区の補欠選挙に立候補する予定です。

それに伴い、社民党の副党首である大椿裕子氏が繰り上げ当選することになります。

ちょっと説明が必要です。2019年の参議院選挙では、社民党名簿に記載されていた吉田候補が、得票数1位で当選しました。吉田氏が辞職すると、社民党名簿に記載されていた候補の中から、得票数2位の人が繰り上げ当選するはずなのですが、2位の候補はその後離党し、社民党の比例名簿から削除されていました。得票数3位の候補も同じ理由で名簿から削除されていたため、名簿に記載されていて、得票数がその次の大椿裕子氏が繰り上げ当選することになるのです。

昨年の参議院選挙では、私も大椿候補と様々な場で御一緒しましたが、御自分の経験を元に非正規労働者の正規化や、中でも女性の割合が高い事実が示している労働問題で、大活躍して貰えるはずです。

日本の労働環境は悲惨です。最低賃金は世界的に見ても低い。しかも仮に正社員として働けても職場そのものがブラックであることも多く、大学に行くのにも奨学金という借金を背負わされる有様。

フランスでは、高齢者の年金給付年齢が引き上げられることに抗議しての大規模抗議行動が起きているのに、日本ではほとんど反対もなく既成事実になってしまっている始末。デモもストライキも死語になってしまっているような感さえあります。

今一度日本という社会を活性化するためには、「労働権」と「労働」についての抜本的な意識改革が必要です。

大椿氏にはそのためのリーダーとして、国会という新たな場を得てさらなる飛躍をして欲しいのですが、必ずや私たちの期待に応えてくれるであろうことを確信しています。

 

最後に今日一日、皆さんにとって、素晴らしい24時間でありますよう!

 [2022/3/31 イライザ]

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2022年12月30日 (金)

この一年(2022年)を振り返る (3) ――思いも寄らぬことの連続でした――

この一年(2022)を振り返る (3)

――思いも寄らぬことの連続でした――

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言うまでもないことですが、今年、2022年は思いも寄らぬ出来事が続けておきました。個人的なことは、既に28日のブログに書いた通りです。新たな自覚と関わりのあるプロジェクトも始まっていますが、年頭の決意の一部として御披露する予定です。

全国的・世界的な出来事としては、2月24日、ロシアがウクライナに侵攻し、プーチン大統領が核の使用をちらつかせて全世界への脅迫を行ったことが最初に頭に浮かびます (「プーチン事件」と呼んでおきます)。さらに、7月8日の安倍元総理銃撃事件とその後の展開も重要です (こちらは「銃撃事件」と呼びます)。

2022年も今日と明日の二日しか残っていません。その時間の中で今年の姿を私なりの言葉でまとめるのは難しいのですが、敢えて一言で表現してみましょう。

「思いも寄らぬ」大事件は、隠された「真実」を暴露する。

プーチン事件で明らかになった「真実」を三つにまとめておきましょう。

① 核保有国のリーダーたちは、核兵器のもたらす人間的悲劇を知らない。

② 知らない人に、真実を知らせるのは、「知っている人」の義務である。

③ 核兵器を使用することはそれを使用した政治家個人への非難となることが明白になり、核兵器は使えない兵器になった。

「核兵器が使えない兵器になった」理由は、ドローンやインターネット等を通して、核戦争の結末がリアル・タイムで世界に伝わるようになり、ウクライナ戦争の「実況」と同じような速さで、世界が核戦争の悲惨さを目の当りにできる時代だからです。そして、今核兵器が使われれば、その下手人が誰であるかも隠しようがありません。未来永劫に亘って、世界から指弾される立場に自らを追い遣ることになるのです。リーダーたちにも自己保身の動機はあるはずですので、その理由だけから考えても、核兵器の使用には踏み込めないはずなのです。

とは言え、それを確実にするためには、広島・長崎の真実を核保有国の、特にロシアのリーダーに知らせなくてはなりません。そのために、Change.orgのサービスを使って署名運動を始めました。「「核兵器を使わない」と、ただちに宣言して下さい!」というタイトルです。下線をクリックして貰えればサイトに飛ぶことができます。そして、下の方にスクロールして下さい。「この署名活動のお知らせ・最新状況をもっと見る」という箱をクリックすると、その後の署名運動の進展が、新しいものから順に分るようになっています。

その中にも報告はしてありますが、署名数が5万を超えた時点で、プーチン大統領と岸田首相に書簡を送りました。こちらにその報告があります。

そして、10万人の方からの賛同を頂いた後、プーチン大統領、その他の核保有国全ての首脳に「核兵器を使わないと直ちに宣言して欲しい」旨の要請書を、また岸田総理には、広島選出の総理大臣として、これらのリーダーたちに核兵器を使わせないよう働きかけて欲しいという要請書を送付しました。

こうした動きは海外にも広がりました。外国特派員協会での記者会見の模様は多くのメディアが報道してくれました。こちらを御覧下さい。

また、私の友人たちも、ロンドンで発行されているWorld Financial Reviewにインタビュー記事を投稿してくれましたし、No First Use Globalという国際的な活動団体は、ネット上にインタビュー記事を掲載してくれました。それぞれの和訳は、山田達也さんが労を取って下さいましたので、それぞれの第一回の記事のリンクを貼り付けておきます。第二回目以降は、次の日からのシリーズ―ですので、順に辿って頂ければ幸いです。

World Financial Review

No First Use Global

他方、怒りを感じるほど何の動きも示さなかったのが、日本政府ですし、日本の政治家たちです。核兵器禁止条約には反対、6月に開催予定の核兵器禁止条約締約国会議へのオブザーバー参加すら拒否し、国会内で政府に働きかける議員連盟さえ存在しない状況は絶望的でした。

そればかりか、ウクライナ戦争に乗じて「核兵器共有」という飛んでもない発言が「リアリズム」という言葉とともに市民権を得つつあることに、「絶望」を超える行動を取らなくてはならないと感じ始めたのは私だけではないはずです。

そんな時に私の古巣である社民党から声が掛かり、7月の参議院選挙に立候補することになりました。選挙運動の詳細は、近い内にまとめた形で公式のホームページの掲載予定ですが、まずは立候補の決意をこのブログに投稿したものを御覧下さい。

7月10日の選挙で私は当選できませんでしたが、心に念じていた四つの目標のうちの二つは実現しました。① 福島みずほさんが当選し、② 社民党が政党要件を満たす、だけの票を獲得することができました。その報告はこちらです。

7月8日の銃撃事件が暴いたのは、旧統一教会の横暴かつ陰湿な活動であり、自民党との癒着でした。しかし、それ以上にショッキングだったのは、メジャーと称されるマスコミがこうした旧統一教会の本質を全くと言って良いほど報道してこなかったことです。「隠蔽」していたと言うのが言い過ぎだとしても、これほど見事に私たちの目から旧統一教会を隠していた事実は、そもそもマスコミとは何のために存在するのかという基本的な問いを思い起こさなくてはならないほどだと考えています。

そしてそれが政治の本流と切っても切れない間柄であることも重要です。その政治の本流の実態を余すところなく曝し出してくれたのが、国葬です。

私たち元国会議員も声を挙げなくてはならないと考えましたので、連絡の取り易い方々に声を掛け合い、合計24名で、声明文を作り記者会見を開きました。私たちの集まりは、「国の乱れを憂うる元国会議員有志の会」と名付けました。その様子はこちらから御覧下さい。心あるマスコミも報道してくれました。

老骨に鞭打っての行動でしたが、これだけで私たちの役割が終った訳ではありませんので、これからも問題提起を続けます。

昔の仲間たちと久し振りで行動を共にして、随分元気が出てきたのですが、それだけではまだ足りませんでした。ともに数学という学問を学んだり、何らかの形で数学に関心を持ったりしている皆さんとのネットワークを社会問題と結びつけることで、違う視点からの勇気が湧いてくるのではないかと考え始めたのです。

幸いなことに、上野健爾さん、浪川幸彦さん、亀井哲治郎さんが一緒になって、《社会と数学の関わり》を話し合う数学人の集いの「準備会」の開催を呼び掛けてくれました。101日の準備会では、偶数月の第一日曜日の午後8時からZoomで会合を開くことにしました。

124日の第一回の会合も中身の濃い、そして知的にも情緒的にも満足感を覚えることのできるものになりました。次回は25日です。

以上、駆け足で今年を振り返ってみました。2023年にも思いも寄らぬ出来事が出来するかもしれません。それも頭の隅に置きながら、来年の目標もきちんと立てたいと考えています。

 

それでは今日一日が、皆様にとって素晴らしい24時間でありますように。

[2022/12/30 イライザ]

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2022年12月17日 (土)

独裁政治を繰り返すな 修正版

独裁政治を繰り返すな 修正版

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二月前にお知らせしたように、「面白いプロジェクトを始めていますので、ブログとツイッターはしばらく休んでいます。」という状態なのですが、でも、社会的関心が「ゼロ」になったわけではありません。

我が国にとって歴史的な日となった1216日、岸田内閣は安全保障関連3文書を閣議決定して、「戦後安全保障政策の大転換」を宣言しました。国民的議論が全く存在しない形で国の基本的な姿勢を変えてしまうことを宣言したのですから、「独裁」以外の形容詞でこの大転換を表現することはできません。

戦後の安全保障政策」を簡単にまとめると、最初の逸脱は、「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」そして、「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」と規定した憲法に反して、軍隊を保持したこと。

第二に、その言い訳として「専守防衛」という苦しい説明を続けてきたこと。つまり軍隊は日本という地理的な範囲から外には出さないことですが、それは「海外派遣」でいとも容易に破り捨て、最近の例を挙げると、それさえ踏みにじって「集団的自衛権」を認め「専守」を反故にしたことを挙げておきましょう。

そして、ウクライナ戦争で明らかになっているように、最近の戦争は敵国の軍事施設・民間施設を問わず、ミサイルで攻撃するのが主流になってきています。それを、取り繕うために、「敵基地」を攻撃しているのだというのが、何度もロシアの使った言い訳です。

それこそ「敵基地攻撃能力」なのですが、日本もその力を公然と使うぞと宣言したのです。つまり、ロシアのような攻撃ができるし、そうするぞと言ったのも同じです。それが今回の閣議決定です。

戦争を鼓舞する政策にはお金が掛かりますが、それを増税で賄うことになるのは好戦指向を持つ人たちにとっては当然の理屈です。税についての議論は回を改めて論じますが、今回は、政治の理非を論じる上で二つの重要な「事実」を指摘しておきます。

一つは、総理大臣が「独裁」的な行動を取った場合の決着の付け方です。19946月、自民党や新党さきがけと連立政権を樹立し、総理大臣になった村山富市氏は720日の衆議院本会議手、当時の社会党員にはほとんど相談もなく、当然、より多くの市民への説明や相談もなく、「自衛隊は憲法の認めるものだ」と断定しました。

私はこれを「独裁」的手法の一例だと考えています。総理大臣になったからといって国民的には多数の支持があった考え方を、数秒でひっくり返したのですから、そう言われても仕方がないでしょう。

そんな内閣を実現するために私も骨を折りましたので反省を込めて、その後、社会党の改革に取り組みました。詳しくは、機会を改めて説明します。

敢えて村山内閣の評価を続けると、総理大臣として、これほど大きなマイナス行動をした村山氏は、終戦後50年に当る翌1995年には、第二次世界大戦・太平洋戦争そして戦後の総括を行う「総理大臣談話」で、保守派から妥協を勝ち取り、それなりに意味のある内容に踏み込んだ文書を作っています。一方では「自衛隊合憲」と歩み寄り、もう一方では我が国の「戦争責任」について歩み寄らせたのだという解釈も可能です。この「取引」をどう評価するのかも大切ですが、岸田内閣で「総理大臣談話」に相当するものは何になりそうなのかについて、何方かに教えて頂ければ幸いです。

第二の点は「敵基地反撃能力」についての心配です。

この言葉を聞いたとき、何より先に私の頭に浮かんだのは「真珠湾攻撃」です。高校生の時にアメリカに留学して、アメリカ人の世界観の基本には、一つの国家が取り得る最悪の事例として194112月7日の日本による「真珠湾攻撃」が定着していることを何度も体で感じた経験があったからです。そしてそれは多くのアメリカ人の心の中に今でも生きています。

日本が経済的にアメリカの脅威であると恐れられていた1980年代とは違い、影の薄い我が国ではありますが、「Black Lives Matter!」と叫ばないと人権を守れないという側面も持つアメリカで、日本に対して無条件で突き付けることのできる謳い文句を与えるような施策をわざわざ声高に採用する意味も考えなくてはなりません。老人の杞憂に過ぎないことを祈りつつ。

次回は増税について取り上げます。

 

それでは今日一日が、皆様にとって素晴らしい24時間でありますように。

[2022/12/17 イライザ]

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2022年9月 5日 (月)

SDP (社会民主党) 再生のカギはSDGs

SDP (社会民主党) 再生のカギはSDGs

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明るい社会づくり運動 (略して「明社」。概要についてはこちらのサイトをご覧ください。)、では、これまでの明社の活動を一言でまとめると国連の提唱している「SDGs」実現のために活動だと言って良いのではないかという認識の下、明社の未来について話し合いを続けてきています。

中でも、SDGsを深く理解することが肝要ですので、94日の午後130分から330分まで、Zoomでの講演会・勉強会を開きました。

講師は「一般社団法人環境市民プラットフォームとやま」の常務理事・事務局長の堺勇人(はやと)さんでした。SDGsの概論と明社運動のいくつかの活動例を掘り下げて説明を頂くことになっています。「分っているようで分らない」SDGsを身近に感じて頂くことが目的です。

SDGsの概要についても分り易い説明で、参加者の多くからはその旨の発言がありましたが、その後の質疑応答の中で、建設的かつ実行可能な提案を引き出す能力の素晴らしさに感嘆しました。参加者の皆さんの意識が高かったこともあるのですが、プレゼンの中で随所に散りばめられた参加者とのやり取りから、より広い展望が見えてくるようなシナリオ作りによるところも大きかったと思います。

私は、前日お会いした友人たちと日本社会をもっと住み易く、一人一人の人権が守られよう、文字通り憲法を基本とする政治実現のためには何ができるのかが頭にありましたので、その方向での参加者からの発言が耳に残りました。

 ① 一つは、自治体毎にSDGs実現のための努力を行い、実現度を図る数値の測定をそのレベルで行うことの大切さ。

 ② 同様に、企業が旨いとこ取りをするのではなく、責任を持って自社のあり方そのものを改革する必要性。

 ③ 日本政府が、我が国のあり方としてSDGsを採用して、社会を変えて行くこと。

 ④ 国連ももっと責任を持って全世界が、SDGs実現のために行動するように促すこと。特にウクライナ戦争とSDGsの関係については、より本質的な議論をすべきなのではないか。

今の日本の政治を活性化させるためには、特に若い世代の人たちが政治に関心を持つ必要があります。他人事で済ませてはいけないことを自覚することなのですが、今日の発言を聞いているうちに、これこそ正に私が求めていた若者へのアピールそのものではないかと思い当りました。

環境問題を始め、教育も雇用も若者たちが自然に関心を抱いている事柄です。それは、合理的かつ実効可能な形でSDGsとしてまとめられています。それをそのまま、SDPという政党の綱領にしてしまうことで、若者たちを自然にSDPのファンにできるではありませんか。「SDGsを実現するSDP」がスローガンです。

 

台風11号の進路が心配です。コロナについてもまだまだ油断はできません。私たち自身、感染しないよう努力しましょう。

それでは今日一日が、皆さんにとって素晴らしい24時間でありますよう。

[2022/9/5 イライザ]

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2022年9月 4日 (日)

朋あり遠方より来る、また楽しからずや

朋あり遠方より来る、また楽しからずや

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関西から、服部良一さんと中川智子さんが、茅屋を訪ねて下さいました。中川さんとは古くからの友人ですし、服部さんとは参議院選挙で何度も御一緒するうちに、とても親しくなりました。

東京選挙区で素晴らしい結果を残した服部さんですが、これまでの政治家としてのキャリアは、実の一杯詰まった果物のような感じです。単位時間当たりの活動量は、並の政治家では真似のできないくらいのレベルです。アジアの各地を訪問すること200回を超えていることだけからもその凄さは分ります。

中川さんとは国会での仲間として、金田誠一さんや現世田谷区長の保坂展人さんたちと一緒に筋の通った政治を創るため叱咤激励し合った間柄です。

参議院選挙が終って、ようやく余裕のできたお二人が、わざわざ我が家を訪ねて下さり、今後の日本のあり方について、その中で社民党が果たすべき役割について、食べ飲み、大いに語ることのできた一夜になりました。

最後は、我が家の庭で、キャンプファイヤーもどきなのですが、屋外ストーブを囲みながら炎の力に癒されました。

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曇り空だったので、美しい星空の見えなかったことが残念でしたが、次回に期待しています。

 

台風11号の進路が心配です。コロナについてもまだまだ油断はできません。そして、医療関係者や行政の皆様等、現場で頑張って下さっている皆様に心からの感謝を捧げます。さらに、私たち自身、感染しないよう努力しましょう。

それでは今日一日が、皆さんにとって素晴らしい24時間でありますよう。

[2022/9/4 イライザ]

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2022年7月11日 (月)

皆様と社民党の「明日」が始まりました

皆様と社民党の「明日」が始まりました

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長い、同時に瞬時に過ぎ去った、参院選挙の結果が確定しました。

私は当選できませんでしたが、心に念じていた四つの目標のうちの二つは実現しました。① 福島みずほさんが当選し、② 社民党が政党要件を満たす、だけの票を獲得することができました。

四つの目標を整理しておくと、

(A) 私が当選するという目的のために必要だった4項目です。

(1) 福島瑞穂さんの当選。

(2) 社民党が、2%の政党要件を満たす票を獲得する。

(3) そして社民党が、二つ目の議席も獲得する。

(4) 二つ目の議席を私が獲得し、国会内に核兵器廃絶と核兵器を使わせないための場を確保する。

このうち、(1)(2)が達成できましたので、(4)については、社民党と福島さんに託することができ、一安心です。

そして、(i) 4項目のうち(1)(2)が達成できたのは、社民党員の皆さんや支持者の皆様、労働組合や市民団体等の組織が、今回特に連携を強め、力を注いで下さったお蔭だと思います。さらに、(ii)これまでは社民党とはそれほど近い関係ではなかった方々の中に、社民党が消えてはならないという危機感から、福島さんと社民党を応援して下さる方々が増えたこと、の二つが重要なのではないかと愚考しています。

私の立候補は、このうち、(ii) の面で少しはお役に立てたのではないかと自負しています。

もし反省しなくてはならない点があったとすれば、

() 私が立候補していることを知らせるチラシやポスターの配布数が桁違いに少なかったこと。

() 核廃絶が可能であることや核使用がいかに非現実的であるかについての私のメッセージが十分に広まっていなかったこと、の二つでしょう。

 それに対する説明として、()については、運動期間が短かったこと、そして印刷や新聞の折り込み等の配布のためにはコストが掛かり、人手も必要です。そのどちらもありませんでしたので、結果は認めざるを得ません。

 () については、各地でお聴き頂いた演説を一冊の本にまとめてほしいというリクエストも何人の方から頂きましたので、それも含めて、() のミッションは続きます。

今回の選挙でお手伝い頂いた方々の中で、「家族・友人選対」とも言える方々から、例えばSNSの技術的なサポートや、発信コンテンツの編集からアップロードまでの全面での仕切り等、素晴らしく有り難い支援を頂きました。

もちろん、社民党本部、東京都連合、広島県本部の皆さんにはあらゆる面でお世話になりました。心から御礼申し上げます。加えて遅ればせながら、新社会党と緑の党との連携も、社民党の得票数増に結び付きました。

 

そして今日から、皆様と社民党の「明日」が始まりました。

 

炎暑とともに豪雨も各地を襲っています。皆様、くれぐれも御自愛下さい。

 

なお関連の動画は、ホームページやYouTube公式チャンネルを御覧下さい。

https://www.t-akiba.jp/

https://www.youtube.com/channel/UCNOCvMp5EfcUTqCYU6jgf0Q/videos

 

また、今後の予定等については、ツイッターを御覧頂ければ幸いです。

ツイッター  https://twitter.com/akiba2040

 

それでは今日が、皆さんにとって素晴らしい一日でありますよう。

[2022/7/11 イライザ]

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皆様、大変お世話になりました

皆様、大変お世話になりました

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投票日に、このブログを書いています。皆様、大変お世話になりました。

選挙運動は、候補一人でできるものではありません。一票には、候補の名前を書いて頂くのですから、候補を前面に出し他の方たちは隠れるようにしています。でも、立候補のための煩雑な手続きをしてくれる方、金銭の管理をしてくれる方、ポスターやチラシの印刷物の手配をし受け取り、貼ってくれる方、渡してくれる人に届ける方、チラシを配布したりポスターを貼ってくれる方、そのチラシやポスターに証紙を貼ってくれる方、選挙はがきを配布する相手の住所を送ってくれる方、それをハガキに転写してくれる方、看板や幟を注文し、街宣等で立てたり持ったりしてくれる方、候補の予定を立てる方、街宣等の場所取りをする方、応援演説等の手配をする方、候補や応援者の移動の交通手段を確保する方、街宣車を運転してくれる方、街頭演説を聞きに来てくれる方、候補やスタッフに激励のメッセージやカンパをしてくれる方、そのカンパも新聞の折り込みを一切引き受けて下さる、事務所や街頭での行動のボランティアとして活動して下さる等々、選挙の基盤を支えて下さっている方々はとても多くいるのてす。その全てを書き切れません。

最初の選挙のときは、このような方々のリストを気付いたときにリストとしてメモしました。それを当選の挨拶の最初に読んだのですが、マスコミから総スカンを食らいました。

今回も、お一人お一人にお礼を申し上げたいのですが、今度は記憶力の方が問題になってきました。このような形で、そしてSNSその他の方法でのお礼になり申し訳ありません。でも、公正な選挙を実行することは民主主義の基本です。心から御礼申し上げます。

また、上のリストで漏れている方も多いと思いますが、御指摘頂ければ幸甚です。

 今、開票が進んでいますが、最終結果が出るにはまだ時間が掛かりそうです。11日のどこかの時点で再度、結果の報告をさせて頂きます。

 

炎暑とともに豪雨も各地を襲っています。皆様、くれぐれも御自愛下さい。

 

なお関連の動画は、ホームページやYouTube公式チャンネルを御覧下さい。

https://www.t-akiba.jp/

https://www.youtube.com/channel/UCNOCvMp5EfcUTqCYU6jgf0Q/videos

 

また、今後の予定等については、ツイッターを御覧頂ければ幸いです。

ツイッター  https://twitter.com/akiba2040

 

それでは今日が、皆さんにとって素晴らしい一日でありますよう。

[2022/7/11 イライザ]

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2022年7月10日 (日)

最終日、走り切りました。

最終日、走り切りました。

Photo_20220710021101

福島党首、服部候補、私、新社会党代表、緑の党代表、そして評論家の佐高信さんのスピーチで、新宿駅東南口での社民党打ち上げが無事終わりました。とても盛り上がりました。協力してく下さった多くの皆さんの顔には、「短い期間にできることは全てやった」という充実感を読み取ることができました。

220709

目黒駅前の、左から山口菊子り、秋葉忠利、服部良一、金城実、佐高信、前列は渡辺ビアンカの皆さんです。前向きのメッセージを送ることができました。

220709_20220710021301

そしていつも息の合う、服部良一、秋葉忠利コンビです。最終日の画像はもっとあるのですが、一息吐いてから整理した上で、皆さんに見て頂きたいと考えています。

 何とか走り抜けた日々でしたが、結果はどうなるのか楽しくもあり、怖くもある日を迎えます。

  

炎暑とともに豪雨も各地を襲っています。皆様、くれぐれも御自愛下さい。

 

なお関連の動画は、ホームページやYouTube公式チャンネルを御覧下さい。

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また、今後の予定等については、ツイッターを御覧頂ければ幸いです。

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それでは今日が、皆さんにとって素晴らしい一日でありますよう。

[2022/7/10 イライザ]

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