「こんな思いを他の誰にもさせてはならない」 ――被爆者の願いを実現するのは「広島出身」の総理大臣の使命――
「こんな思いを他の誰にもさせてはならない」
――被爆者の願いを実現するのは「広島出身」の総理大臣の使命――
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2022年2月24日ロシアがウクライナに侵攻し、プーチン大統領が核兵器を使うぞとの脅しをかけて以来、広島・長崎の被爆者たちが叫び続けてきた言葉、「こんな思いを他の誰にもさせてはならない」が頭から離れません。
それは被爆者のみならず、「ヒロシマの心」を共有してきた全ての人、戦争その他の大きな悲劇を体験して来た人たち、そして平和を願い愛するすべての人たちが感じていることなのではないでしょうか。その中でも特に、「広島出身」の岸田総理大臣には特別の思い入れがあるものと信じてきました。
そう考えている内に、岸田総理が「核兵器を使わせてはならない」という圧倒的多数の世論を背に受けて、被爆者とともにモスクワまで飛んでプーチン大統領を説得する、というシナリオが頭に浮かびました。圧倒的多数の世論があることを示すには、Change.orgを通しての署名運動が効果的です。
昨年の3月1日にキャンペーンを立ち上げましたが、多くの皆様の賛同を頂くことができました。心から御礼申し上げます。そしてほぼ一月で、10万人を超える皆様の署名として実現しました。
送り先は、岸田総理大臣、プーチン大統領、そしてすべての核保有国の首脳とそれらの国の在日大使です。ロシアに対して、「ロシアの核使用は許せない。でも自分たちの核は使うぞ」と言ったのでは、全く説得力がありません。ですから、全ての核保有国が「核兵器は使わない」と宣言することしか選択肢はないのです。
核保有国の政府を動かすのですから、メッセージは少なくとも英語で世界的に発信しなくてはなりません。そのために、かつては英文毎日と呼ばれたThe Mainichi, ロンドンの専門誌The World Financial Review、国際NGOであるNoFirstUseGlobalのブログ等に、寄稿またはインタビュー記事を掲載して貰いました。
岸田総理に影響力を行使できるのは主権者である私たち、特に彼に一票を投じた有権者たちですが、国会議員もより身近な存在でもあります。また、議員外交を展開してプーチン大統領説得の一翼を担うことも考えられます。
現役の国会議員である舩後靖彦さんや阿部知子さん、元議員の喜納昌吉さんたちの人脈を使わせて貰って、国会議員、そしてNGOや市民の皆さんにもアピールをしました。でも、「国権の最高機関」である国会内の議員たちの動きは、私には歯痒く思えました。そんな時に、社民党から参議院選挙に出馬する可能性についての打診がありました。それまでは全く考えてもいなかった可能性ですが、もし当選すれば国会のレベルで「核兵器を使わない」宣言運動のために動けますし、選挙運動を通してより多くの皆さんに直接働きかけることもできますので、熟慮の末、全国比例区の候補になりました。
選挙戦を通じて、全国の有権者の皆さんに、「核兵器を使わない」宣言の意味を説き、そのサポートをしてくれるようアピールしました。当然、「核共有」といった核兵器を容認するどころか戦争を誘発する策動には絶対反対の論陣を張りました。
当選はしませんでしたが、「核兵器は使わない」宣言を全面的にサポートしてくれた社民党は一議席を確保することができました。この議席を活かして、国会内でのネットワークが維持できます。
さらに、9月には「国葬」反対の元国会議員のグループとともに活動し、それとともに、「核兵器を使わない」宣言運動も広げることができました。特に、この時に取材して下さったマスコミの皆さんにはその後も、私たちの運動について、様々な形で応援して貰えることになりました。
あまり長くなると、読むのに時間が掛かりますので、二回目はこれまでにして、「これで核は使えなくなりましたね」キャンペーン開始までの経緯のまとめは続きます。三回以降も是非御覧下さい。
「「核兵器を使わない」と、直ちに宣言して下さい!」キャンペーンは続けます。
そして皆さんにとって、今日一日が素晴らしい24時間でありますよう祈っています!
[2023/5/24 人間イライザ]
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