核兵器

2024年9月 2日 (月)

#排除ではなく #説得を ――#式典まで待つのではなく #行動を――

#排除ではなく #説得を

――#式典まで待つのではなく #行動を――

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2009年、被爆者高橋さんの証言を聞くG8下院議長たち

#平和の原点シリーズ第4

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お断りこのシリーズでは、「ヒロシマ」を取り上げていますが、本来は「ヒロシマ・ナガサキ」と書くべきところです。簡略形として「ヒロシマ」を使っていますが、意味としては「ナガサキ」を含めて議論している積りです。

 

《排除の結果》

このシリーズの大前提は、第一回の最後に掲げておきました。再度下に引用しておきます。具体的には、第一回にもリンクを貼りましたが、広島を訪問した人たちの言葉が雄弁に物語っています。

結論として、アメリカ人 (そして敢て付け加えますが、どこの国の人であっても) 広島に来ることには大きな意味があるのです。きちんと勉強をしてから来てくれた方がその効果はより大きくなると思いますが、それも含めて、どのような条件も一切付けずに「広島に来て下さい」と、誰にでも自信を持って勧めるべきだと、敢て言い切りたいと思います。

前回は、それでも「仮に」誰かを排除するとなると、その基準をどうするのか、特に誰の基準で排除するのかが問題になることをしてきました。つまり、基準そのものの是非が問題になるのです。

さらに、排除するということは「敵」を明示することであり、それは自らを敵対関係という場の当事者にする結果を生むことも指摘しました。

《排除された側はどう反応する?

それに加えて、排除された側の対応についても触れておきましょう。それも、平和の原点としてのヒロシマの役割との関連で考えてみましょう。

今年の「排除」リストに入っているのは、ロシア、ベラルーシ、イスラエルの三国ですが、全て核保有国です。そして、三国とも、核兵器を使うぞという強迫メッセージを発しています。当然、広島・長崎としては、その脅しが実行されないよう、全力を尽くしたいと考えているはずです。

でも、排除された参加国の側では、この排除の意味をどう受け止めているのでしょうか。理性を持って自らの行動を「反省」する結果になっているのでしょうか。広島・長崎による排除はもっともだと考えた上で、両都市の悲願を叶えるために、核兵器は絶対の使わないぞと決意してくれているのでしょうか。

その反対の結果を生んでいる可能性もあります。排除に反発して、広島・長崎の言うことなど聞くものか、ということになっても不思議ではないということです。逆の面も考えてみましょう。排除した結果、平和のためあるいは核兵器廃絶のために役立つ、具体的かつ建設的なメッセージや活動が何か生まれているのでしょうか。

ここは皆さんに教えて頂きたいことですので、コメントをお待ちしますが、私は、もう一歩戻って、「平和の原点」としての責任を取り上げたいと思います。

《積極的に行動する責任》

平和の原点としての意味の一つは、「こんな思いを他の誰にもさせてはならない」という被爆者の願いですが、それを実現させるためには核兵器の廃絶しか選択肢がないことから、人類の滅亡を避けるための具体的目標として「核兵器の廃絶」が掲げられています。

もう一つ大切なのは、どのような場面であれ、実際に核兵器が使われることを阻止することです。核兵器を使うぞと脅す国々に対しては、被爆の実相を示し、それを実体験した被爆者たちのメッセージを伝えて、それらの国々が「使わない」と決意するように、少なくとも積極的に働き掛ける責任があります。

例えば、2022年の2月にプーチン大統領が、核兵器を使うという強迫を行った時に、「使うな」というメッセージを出す責任が私たちにはあったのです。我田引水になりますが、私は、Change.orgを使っての署名運動を立ち上げました。

そこで訴えたのは、「被爆地広島出身の総理大臣」が、プーチン大統領を広島に招待して自ら資料館を案内し、プーチン大統領に「核を使わない」宣言を出すよう迫ることでした。総理大臣がだめなら、広島市長がその代りとしての役割を果すべきだとも提案しました。

Xには、Change.orgが動画を投稿してくれました。

私ではなく、「被爆地広島出身の総理大臣」がプーチン大統領を説得していたら、あるいは広島市長がモスクワに乗り込んで直談判をしていたら、ことによったら「核を使わない」という宣言が出されていたかもしれません。排除ではなく説得こそが力になるのです。

他の核保有国についても同様の議論ができます。一瞬でも良い、リーダーたちが、地獄の炎の中で苦しんだ被爆者たちの痛みを感じ貰えれば、つまり「当事者」として関わってくれれば、それが核の不使用根そして核廃絶につながると考えるのは余りにもナイーブなのでしょうか。

 

今日一日が皆さんにとって素晴らしい24時間になりますよう

 

[2024/9/2  人間イライザ]

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2024年9月 1日 (日)

#式典から排除 の #基準は何ですか? ――#誰の基準か #何が目的か――

#式典から排除 #基準は何ですか?

――#誰の基準か #何が目的か――

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#平和の原点シリーズ第3

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《ヒロシマは平和の原点》

繰り返しになりますが、このシリーズの前提を第一回の最後に、次のようにまとめておきました。

結論として、アメリカ人 (そして敢て付け加えますが、どこの国の人であっても) 広島に来ることには大きな意味があるのです。きちんと勉強をしてから来てくれた方がその効果はより大きくなると思いますが、それも含めて、どのような条件も一切付けずに「広島に来て下さい」と、誰にでも自信を持って勧めるべきだと、敢て言い切りたいと思います。

前回の本ブログでは、「駐日大使」を平和記念式典に招待したいと考えた理由と背景をお伝えしました。

式典の本来の目的である慰霊と平和への祈りを共有して貰うことは勿論なのですが、広島訪問で被爆の実相や被爆者のメッセージに触れ学んで貰い、「ヒロシマ」の友達になって貰うことを期待していました。それは、核兵器廃絶という被爆者たち、世界の市民の願い実現のための友達、できれば同志になって貰うということでもあります。

このような文脈で、あなたには広島に来ないで欲しいとか、あなたには友達になって欲しくない、という発想そのものが出てくる余地はないのですが、仮に、そんな発想が生じたとして、それに関わる重要な疑問が生じますので、思考実験として、それがどのようなものなのかを考えておきましょう。

出発点として、「ヒロシマ」そして「ヒロシマの心」を定義しておきましょう。それは、被爆の実相と被爆者のメッセージを内面化し、核も戦争もない平和な世界を最優先する人たちや、彼ら彼女らの価値観、そしてその人たちの気持です。戦争や様々な悲劇の結果、同じような価値観を持つに至った人たちは、世界中にいる訳ですが、そこまで定義を広げても良いかもしれません。同時に、「ヒロシマ」がこうした悲惨な体験、そしてその体験から生まれた悲願の世界的シンボルとしての役割を果していますので、この固有名詞にこだわります。そして、広島市もヒロシマの一部として大切な存在であることも忘れてはなりません。原爆によって亡くなられた被爆者全ての名簿管理の責任があることだけからも、この点は自明です。

ラッセル・アインシュタイン宣言の中では、人類の滅亡か戦争のない世界かという二者択一こそ私たち一人一人が真正面から受け止めなくてはならない緊急の課題であることが述べられています。同時に、その具体的姿である「人類の滅亡か核兵器の廃絶か」が、差し迫った問題として私たちに突き付けられています。そのことから、核兵器の廃絶を最優先課題とする「ヒロシマ」が「平和の原点」であると結論付けて良いのではないかと考えています。

それが、「こんな思いを他の誰にもさせてはならない」という被爆者たちのメッセージと同じ意味を持つことも改めて確認しておきましょう。

《誰の基準で、何のために排除?

次に本稿のテーマに移りましょう。「仮に」という思考実験なのですが、今年、2024年には広島市も長崎市も選別と排除をしていますので、具体的にはそこから始めましょう。広島市の排除基準は恐らく、日本政府、特に外務省の基準でしょう。長崎市はそれに反する形で、委員会の答申に従ったと考ええて良いでしょう。

日本政府の解釈では、官僚組織の階層の中で、地方自治体は国の下位にあり、しかも外交は国の専権事項だということになっていますので、広島市は国の言うことを聞くのが当然です。最近の広島の平和行政がその通りの動きをしているのは、その結果です。それは、広島市の平和行政を請け負っている広島平和文センターの理事長が、2011年から外務省の天下り人事になっていることからも明らかです。

長崎市は、国の圧力に屈せず自らの判断を貫いての排除だったのですが、それでも、本シリーズで主張している「無条件で誰でも招待する」ことにはなっていません。

何が問題かと言うと、選別と排除は、単純化すると味方と敵を分けることです。「敵」と言ってしまうと、極端過ぎて問題なのですが、論理的な分り易さを優先してこの言葉を使います。

当然、味方の中には自分も入ります。つまり、排除という行為の特質は、自分が、二つに分けるという行為の当事者になるということなのです。戦争をしているという関係で考えると分り易いと思いますが、戦争をしている国の間で、自分はこちらの側に付くと言えば、それは、当事者の一方になり、「敵」とは戦うことを意味します。

その意味は皆さんお分りになると思いますが、次回に回します。

 

今日一日が皆さんにとって素晴らしい24時間になりますよう

 

[2024/9/1  人間イライザ]

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2024年8月31日 (土)

#駐日大使 の #式典招待は ――#知って貰うため #友達になって貰うため――

#駐日大使 #式典招待は

――#知って貰うため #友達になって貰うため――

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#平和の原点シリーズ第2

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《駐日大使を招待するのは》

前回、結論として掲げたのは次のような内容です。

結論として、アメリカ人 (そして敢て付け加えますが、どこの国の人であっても) 広島に来ることには大きな意味があるのです。きちんと勉強をしてから来てくれた方がその効果はより大きくなると思いますが、それも含めて、どのような条件も一切付けずに「広島に来て下さい」と、誰にでも自信を持って勧めるべきだと、敢て言い切りたいと思います。

この結論からは、世界中のリーダーたち、特に核保有国、その中でも原爆を投下した唯一の国、しかも核超大国であるアメリカの大統領には広島訪問を促すべきだという事になります。とは言え、こちらが招待したからと言って世界のリーダーたちがおいそれとやって来てくれるほど暇ではないでしょう。周到な準備が必要です。

自然な流れとして、各国の代表 (略して駐日大使と呼びます) を広島に招待すること、それも86日という特別な日に、平和記念式典に参加するという形での広島訪問が適切であることは言うまでもないでしょう。

招待することが大切なのは、広島に行きたいと考えている大使がいたとして、各国の外交部門も官庁の一つですから、予算を付けて広島に行くという口実が必要です。その口実として、「招待された」は立派に通用するという意味があります。あるいは、他国への遠慮があったとしても、「招待されたから」という説明で、批判を避けることが可能です。その他の理由もありますが、多くの国の駐日大使がこの招待を歓迎してくれました。

招待した以上、交通費は別としても、何らかのおもてなしは必要です。5日の夜には出席して下さる各国大使やその代理の方を心の籠った夕食会に御招待することにしました。その席で、ホストとして式典に参加して下さったことへの感謝の御挨拶をすると同時に、慰霊の場に相応しい式典の意味や被爆の実相、そして被爆者のメッセージについて、英語で直接皆さんにお話しする時間を設けました。平和への祈りを共有することにも配慮しました。

東京に戻られてから、「式典に感動した。夕食とヒロシマ・レクチャーにも感謝している」というお礼の言葉を寄せて下さった方もいらっしゃいました。各国の代表の皆さんに一人でも多くヒロシマの友達になって貰う、そして被爆の実相や被爆者のメッセージについて学んで貰う、という目的の意味は伝わったと感じました。

仮に、駐日大使を平和記念式典に招待するという行動を「駐日大使プロジェクト」と呼ぶとして、このプロジェクトの目的は、慰霊と平和への祈りという本来のものに加えて、友達作りと教育もあるとまとめられますから、最初から、誰かを呼んで誰かを呼ばないなどという、「選別」または「排除」とい考え方とも全く相容れない枠組みだったのです。

こんな枠組みですので、仮にも「選別」や「排除」というような考え方そのものが馴染まないのですが、そんな異質の概念を持ち込むことが、広島にとって、また世界にとってどんな意味があるのかを次回は考えたいと思います。

 

今日一日が皆さんにとって素晴らしい24時間になりますよう

 

[2024/8/31  人間イライザ]

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2024年8月29日 (木)

#ヒロシマの使命を #再確認しておこう ――#その時々の流れに押し潰されないように――

#ヒロシマの使命を #再確認しておこう

――#その時々の流れに押し潰されないように――

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#平和の原点であり続けるために

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《ヒロシマの意味》

今年 (2024) の広島と長崎の平和記念式典は、どの国の代表を招待してどの国は招待しないのかが主要な話題になってしまい、来年の被爆80周年の準備をすべき年であることが忘れ去られてしまった感さえありました。

世界各国の在日政府代表を広島の式典に招待することは、私が市長在任中に始めたことです。今回はその意味について、つまり、何故私が新たな取り組みを始めたのか、そしてその背景にはどんな歴史があるのかを改めてお伝えしておきたいと思います。

それは、片仮名の「ヒロシマ」の意味や使命を再確認することであり、「ヒロシマ」の力を信じ、その力を活用して人類の滅亡回避のためのシナリオを描くことでもあります。より具体的には、核兵器廃絶のためのシナリオですが、1955年に発表されたラッセル=アインシュタイン宣言中の有名な警句「私たちが人類に絶滅をもたらすか、それとも人類が戦争を放棄するか?」が端的にその点を示してくれています。

既に日本国憲法では、この「戦争の放棄」という提案に応えているのですが、それを世界に広める役割も私たちは果たさなくてはなりません。そして核兵器の廃絶も、被爆者の言葉「こんな思い (経験) を他の誰にもさせてはならない」が、強力に訴えている通りです。

そして、被爆者と同じレベルの「当事者意識」を得るために有効なのが、被爆地、広島・長崎を訪れ、被爆の実相に触れ、被爆者の証言に耳を傾けることです。

 《広島訪問は人生を変える》

それが平和記念式典への参列であれ、修学旅行であれ、広島を訪問する多くの人々にとって広島訪問は大きなインパクトを残しています。特に、アメリカからの訪問者には特別の意味があるようです。

特に、2016年のオバマ大統領広島訪問の意味を解説した本ブログの記事の中で、私の友人たち三人にとって広島訪問はどんな意味があったのかを取り上げています。それは人生を変えるほどのインパクトでした。

俳優のジャック・レモン、CNN記者のマーシャ・ウォルトン、高校の同級生で大学教授のジョン・スミスの三人ですが、先ずはブログをお読み下さい。

その結論として、私が言いたかったのは次のようなことです。

結論として、アメリカ人 (そして敢て付け加えますが、どこの国の人であっても) 広島に来ることには大きな意味があるのです。きちんと勉強をしてから来てくれた方がその効果はより大きくなると思いますが、それも含めて、どのような条件も一切付けずに「広島に来て下さい」と、誰にでも自信を持って勧めるべきだと、敢て言い切りたいと思います。

これを出発点として、ヒロシマの使命をまとめておきますが、長くなりましたので、次回に。

 

今日一日が皆さんにとって素晴らしい24時間になりますよう

 

[2024/8/29  人間イライザ]

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2024年8月 9日 (金)

#原水禁 #国際シンポジウム ――#2045ビジョン と #NoFirstUse #提案しました――

#原水禁 #国際シンポジウム

――#2045ビジョン #NoFirstUse #提案しました――

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私も英語と日本語で発言しました

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被爆79周年原水爆禁止世界大会の国際シンポジウムは86日の午前9時から開催されました。まずその概要です。

テーマ    核兵器廃絶に向けた第一歩を踏み出すために

司会                        谷雅志                    (原水禁事務局長)

開会あいさつ         金子哲夫               (原水禁共同議長)

キーノートスピーチ  藤本泰成         (原水禁顧問)

パネリスト              イ・ヨアンさん         (参与連帯・韓国)

                             トム・アンターライナーさん   (軍縮キャンペーン・イギリス)

                             デービッド・ギブソンさん       (ピースアクション・米国)

                             秋葉忠利               (原水禁顧問)

コーディネーター 藤本泰成               (原水禁顧問)

まとめ

閉会

ネットの接続が上手く行かず、アンターライナーさんは参加できませんでしたが、アメリカや韓国の状況、さらに日本を加えた北東アジアの情勢等多岐にわたる分析と、各国での具体的な運動等について、実りあるシンポジウムになりました。

その内容は、是非ビデオで御覧頂きたいのですが、当日の同時通訳の日本語を拾えませんので、その点は御承知置き下さい。

 

このシンポジウムで私は、開会総会の締めの挨拶で強調した点を国際的にアピールしました。その原稿は、追ってアップしますが、簡単に要点だけここに記しておきましょう。

[2045ビジョン]

被爆100周年にあたる2045年までに核兵器を廃絶することを目標に掲げて世界的運動を展開する。それまでの中間点の2035年までに、核兵器保有国が「No First Use」、つまり、核兵器の先制不使用に合意する。この計画を[2045ビジョン]と名付ける。

この発言は英語で、27:30くらいから始まります。その後の質疑の中で、日本の政治環境を変える必要のある事を、これも英語で、54:34くらいから訴えています。

このシンポジウムには、約550人の方が出席されていましたので、私の主張の背景として、「ヒロシマ」の意味とその重みを生かさなくてはならないこと、特に総理大臣や広島市長の役割の大きいことを今度は日本語で強調しました。十分には説明できませんでしたので、このブログで近く詳説しますが、平和記念式典にだれを呼ぶ呼ばないということの基本にある「ヒロシマ」の意味についても言及しました。始まりは、1:06:32です。

最後に、コーディネーターの藤本さんの強調されていた、核兵器の廃絶の基本的意味は、命を尊ぶという思想だ、を受けて、憲法と政治について、拙著『数学書として憲法を読む――前広島市長の憲法・天皇論――』から何点かをかいつまんで説明しました。これも日本語で、1:21:10くらいから始まります。

多くの分科会が並行して開かれ、極暑の中の平和行進等もある世界大会ですが、核兵器廃絶のための情熱と知恵が結集されていることを改めて確認する機会になりました。

 

今日一日が皆さんにとって素晴らしい24時間になりますよう

[2024/8/9  人間イライザ]

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2024年7月 2日 (火)

#DebunkingDeterrenceTheory #核抑止論 を #論破する ――#Webinarで #発言します――

#DebunkingDeterrenceTheory  #核抑止論 を #論破する

――#Webinar #発言します――

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英語ですが、御参加頂ければ幸いです

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来週早々、710日の午前9時から、核抑止論が嘘だらけの「論」であることを説明するWebinarが開かれます。私もスピーカーの一人として参加します。主催するのは、アメリカの平和団体の中心的な存在であるPeace Action と同じくアメリカの平和運動の牽引役として重きをなしているマサチューセッツ州ケンブリッジ市のCampaign for Peace, Disarmament and Common Securityです。

下に、概要説明のためのチラシを貼り付けますが、参加するには、この下線の部分を、Controlボタンを押しながらクリックして、申込用紙を開いて下さい。

 

今日一日が皆さんにとって素晴らしい24時間になりますよう

[2024/7/2  人間イライザ]

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2024年5月30日 (木)

#東日本大震災・原子力災害伝承館 ――#語り部の講話 と #参加者の #感想――

#東日本大震災・原子力災害伝承館

――#語り部の講話 #参加者の #感想――

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#施設の入口

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広島県原水禁の福島原発視察についての同時進行メモです。詳細はいのちとうとしさんが後日、まとめて下さいますので、備忘録として、視察の現場でのインタビューを中心にお届けします。

三日目は、双葉町にある被害日本大震災・原子力災害伝承館の視察でした。中でもインパクトがあったのは、「語り部」として講話をして下さった青木淑子さんのお話でした。元富岡高校の先生だった方です。詳しくは「新・ヒロシマの心を世界に」での報告をお読み下さい。

そして、参加者の中から、恐らく若い方の何人かに入るであろう、中村さんのコメントを掲載します。

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中村優吾です。連合に所属しています。

福島県自体は4年ぶりですね。4年前に、災害の復興の派遣ということで、災害10年目の 年に、応急仮設住宅の解体で1年間の派遣されておりました。

その時と比べますと、やはり、少しずつではあるんですけども、災害の復興と言いますか、除染作業の方が 進んでるというようなイメージがあります。畑等、見回してましても、フレコンパックの数っていうのはすごく減ってますし、除染した土を運ぶ車もすごく減ったんじゃないかなと思っております。ただ、4年前と比べても人が戻ってないっていうところに関しては一緒かなと思ってます。

耕作を放棄した土地がほんとに多くあり、やはりそういったところでは復興っていうのはまだまだ進んでないんじゃないのかなと 思ってます。

今回初めて原発の中の方も視察させていただきまして、ほんとに様々考えることがあるんだという風には改めて思ったんですけれども、いい面、悪い面、ほんとにどっちも色々見えて、また1つ大きく学ばせていただけたと思っております。

広島からできることっていうのは、数多くはないのかなと思うんですけれども、 それぞれ発信できること、違いはある。でも同じことだと思ってますんで、引き続き様々なところで関わっていければと思っております。

 

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今日一日が、皆さんにとって素晴らしい24時間になりますよう!

[2024/5/30 人間イライザ]

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2024年5月29日 (水)

#廃炉館 と #福島第一原発 敷地内 #視察 ――#引き続き #午後の講義 そしてその後の #感想――

#廃炉館 #福島第一原発 敷地内 #視察

――#引き続き #午後の講義 そしてその後の #感想――

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#美しい田んぼ

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広島県原水禁の福島原発視察についての同時進行メモです。詳細はいのちとうとしさんが後日、まとめて下さいますので、備忘録として、視察の現場でのインタビューを中心にお届けします。

二日目は、東電が富岡町に立てた廃炉館で専用バスに乗りこみ、福島第一原発の敷地内に入りました。「百聞は一見に如かず」の感を深くしました。その後、浪江町に移動してお二人の方から現地の様子を詳しく伺いました。そして、参加者の中から、お二人の女性にコメントを伺いましたので、お読み頂ければ幸いです。

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中谷悦子と言います。今回は個人で来ましたけれども原水禁の常任理事ということと、日頃は被爆二世の活動をしています。今回個人で来た理由というのは、私は実は2013年、事故の2年後に自分で車を運転してこちらに来て、それかられ2年後ですねそれから1年後の2014年にもう1度来たんですけれども、その時っていうのはやはり見る ことすべてが生々しくて原発事故の大きさっていうのは確かに感じ取れました。自分が見るものに驚かされたというのが大きな印象だったんです。

それから10年来てないわけです。で、このままでは自分の中で福島のことを忘れてしまうんではないかっていう思いがあって今回参りました。

今回来て思ったのは、やはり原発事故というものがいかに巨大でそして人の暮らしを奪う、人の命を奪うという風な大きな事故であるということ。それは地震自信が原因だとは言うけれども、でもその元を作ったのは やはり東電であり日本政府であり、そこに群がる人たちだということ。

決してみんなが喜んで作ったわけではない、中には反対をした人もいる、でも事故はそういう人たちを巻き込み犠牲にしていったということで、やはりそこには許せないっていう思いを持ちました。

それともう1つ思ったのはやはり放射線の恐ろしさです。何年経とうと消えないという恐ろしさっていうのを、今回、地域の様子を見たり、それから原発の中に入ってほんとに強く思いました。

で、それを広島との繋がりで簡単にまとめると、原発も原爆も最終的には放射線を作る核分裂です。やっぱり核っていうものを絶対に人間、人類とは相容れれないもの、人類だけではなく地球と相容れないって強く思いました。

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森下敦子といいます。現在は広島平和教育研究所に所属しています。

私は2013年と2015年東日本大震災の後、北部の方、岩手県や宮城県辺りは少しだけですけども被災の状況を見たことがありますが、その時福島には行かれませんでした。でこの度福島の発電所の中を見ることができるというので、この機会は普通ではなかなか持てませんのでよかったら行かせてくださいということで申し込みました。実は私は広島市の北部の方の本当に山と山が迫った狭いところに田畑を、ほんとに猫の額ぐらいの狭い田畑を受け継いだ立場にあるんです。昨日からずっとバスでこの辺りを走ったんですけども本当に田畑が広くて、羨ましいぐらい広くて、すごい豊かなとこだったんだろうなと思いました。

私の狭い田んぼにこの間田植えをしたんですけど、田植えがしてある田んぼの風景は本当に素敵で大好きです。バスから見てもいいですし、飛行機の上から見下ろしたらそれはそれは綺麗な景観なんですよね。それがもうどこもほとんどの地域で、そんな風景がめちゃくちゃにされている。帰還もされてないというような事情で。それを見て、ほんとになんかもったいないというか、悲しいというか残念というか、そんな気持ちが第一印象です。これは東北地方の北の方を見た時にはなかった感想ですね。

原発の中を見させていただきましたけれども、これまで私たちの研究所の方でも原発事故のことは学習したり資料を作ったり随分関わってきたんですけれども、本当に今日現地に入ってみて、いやこんな状態なのかっていうことがまざまざとわかりました。まず資材の多さ。所狭しと色々な資材があったり使われなくなった機械や部品が野ざらしで置いてあったり。そういうところを写真に撮ることができなかったので頑張ってスケッチしたんですけども、まずそれに驚きました。

また働いてる方々を見ながら、働くモチベーションはいかばかりなのかなと思いつつも、世の中には誰かがやらなければならない仕事っていうのは色々あるわけですよね、だからそう思いつつ、今回のこの2011年のこの事態は今ここで働いてる方々には何の責任もないのに、結局はその責任を取るのは国民なのか、他の誰かなのかということをちょっと考えましたね。

で、大まかな廃炉に向けた工程は聞かせてもらったんですけれども、きっとこれは果てしのない作業になるのだと思います。多分、この原発の事故を知らない、若いこれから生まれてくるであろう世代の人たちもこの作業に関わるわけですね。

電気はとても必要なエネルギーですけれども、他にも色々エネルギーはありますよね。どのエネルギーにしても最後はどう片付けるのかとか色々課題はあると思いますが、原発ほどではないと思います。

実はもう一つ気付いたのは、耕作されてない田畑のあちこちに太陽光パネルがあったんです。それを見ながら、自然エネルギーではあるけれどこの電気は誰が使うのかなとか、住民は帰還してないところでしたから、美しい田園風景がなくなって今度は無機質な無機質な太陽光のパネルがあちこちに、それもこれからも増えていくでしょう。こういう田園風景は見たくないなとすごく思いました。

今そういう感想で、また広島に帰っていろんな人にこの話を伝えたいと思いました。

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[2024/5/29 人間イライザ]

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2024年5月21日 (火)

#アメリカ の #臨界前核実験 に #抗議の座り込み ―― #これが #G7広島サミットの意味ですよ!――

#アメリカ #臨界前核実験 #抗議の座り込み

―― #これが #G7広島サミットの意味ですよ!――

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#政権交代をして #核兵器禁止条約を推進する日本に!

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アメリカが臨界前核実験を敢行したことに抗議して、5月20日、慰霊碑前で座り込みをしました。ちょうど一年前に開かれたG7広島サミットの真の姿がこれで再度明らかになりました。「被爆地広島出身の総理大臣」というメッキも完膚なきまでに剥がれ、次の占拠では自民党に入れないという世論が過半数になりました。

新たな政権が、我が国の最重要施策のとして核兵器禁止条約の批准と、核廃絶のための旗振り役を果すことを掲げるよう、できることは何でも実行する覚悟を再確認しましょう。

記憶をリフレッシュするため、昨年のG7広島サミットの真の姿を、2023年5月23日のブログの記事、そしてそれに続くG7関連記事を再度お読み頂ければ幸いです。

座り込みの詳細については、姉妹ブログの「いのちとうとし」さんの記事もお読み下さい。

今日一日が、皆さんにとって素晴らしい24時間になりますよう!

[2024/5/21 人間イライザ]

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2024年5月 4日 (土)

#戦争が起きる前に #人が死ぬ! ―― #竹信三恵子さんの #講演――

#戦争が起きる前に #人が死ぬ!

―― #竹信三恵子さんの #講演――

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会場は満杯でした (空席は取材の終ったマスコミ席です)

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「戦争させない・9条壊すな!広島総がかり行動実行委員会」主催の憲法記念日集会に参加してきました。「2024 平和といのちと人権を! 53ヒロシマ憲法集会」です。

今日の講師は、ジャーナリストで和光大学名誉教授の竹信三恵子さんで、タイトルは「憲法9条で生活破壊を止めよう――戦争が起きる前に人が死ぬ!――」でした。

広島弁護士会館のホール一杯の人が集まり、オンライン参加を含めると450人の参加者があったのと事でした。会場が熱気に包まれていたことは付け加えるまでもないでしょう。

講演の内容や採択された決議は、いのちとうとしさんがアップされると思いますので、このブログでは、講演を聴きながら膨らんでいったいくつかのイメージをお伝えします。

講演の柱は、今の政治は軍拡のために私たちの生活を破壊していることですし、特に女性の社会的な地位や経済的状況を為政者たちが操作することで、その現実を誤魔化してきた上に状況を悪化させてきたという指摘です。

数字としては、戦争に明け暮れた戦前の軍事予算は、国家予算の7割も8割も占めていた時代があり、同時に当時の女性たちが自立できないような環境も押し付けてきたこととの関連性についての鋭い指摘がありました。

国の予算のほとんどが戦争・軍隊のために使われている状態で、市民の生活が成り立たないことは誰にでも分ることですが、今という時代がその方向に向かっているという自覚を持つことの重要性にも言及されました。

実は、この視点が都市としてのものであること、だからこそ、平和市長会議が広島市や長崎市の呼び掛けに応じて、核兵器廃絶と世界へ宇和実現のために立ち上がった歴史が頭に浮かびました。

そして、「戦争が起きる前に人が死ぬ!」という言葉からは、「原爆は爆発する前に人を殺す」を思い起こしていました。

この原理から分るように、③の段階で既に大量の放射線が発生し致死量以上が地上に降り注いでいます。その放射線を受けた人たちは、その結果として (その場ですぐではありませんが) 死に至るのです。

爆発後の破壊力が余りにも大きいため、この点が注目されることはほとんどありませんが、でも、人を殺傷するメカニズムの一部ですから知っておくべきことでしょう。

そして、竹信さんが警鐘を鳴らしたことをもう一つ上げておくと、(グラフが再現できませんので、簡単に言葉で説明します) 軍事費が防災費より多くなっているという事実です。この点については、私もこれまで何回も提唱してきた「防衛省防災省に」とも重なります。「防衛省を防災省に」することで、全ての問題が解決される訳ではありませんが、日本人の命を守るという観点からはどうしても必要な方向転換です。

最近の私のブログの記載も御覧下さい。

能登半島地震で年が明けた今年、台風や豪雨等、これ以上の災害が起きないことを祈りつつページを閉じます。

 

今日24時間が、皆さんにとって素晴らしい一日になりますよう!

[2024/5/4 人間イライザ]

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