核兵器

2025年7月10日 (木)

#2035ビジョン #2045ビジョン #動画 ―――#昨2024年の #原水禁大会から―――

#2035ビジョン #2045ビジョン #動画

―――#昨2024年の #原水禁大会から―――

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一年早過ぎたかも知れません

 

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今年本格的に始動する、35/45ビジョンのお浚いです。被爆後100年になる2045年までの核兵器廃絶を目指し、2035年までには、核の先制不使用を実現しようとする行動計画です。昨年の被爆79年原水禁世界大会の広島大会開会式で、その概要を提案しました。ちょっと早過ぎたかも知れませんが、動画を見て頂くことでさらなる理解の進むことを願っています。

 

皆様にとって、きょう一日が素晴らしい24時間になりますよう!

[2025/7/10    人間イライザ]

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2025年7月 5日 (土)

#改憲派が目指すのは #核武装? ―――#モデルは #三段跳び―――

#改憲派が目指すのは #核武装?

―――#モデルは #三段跳び―――

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自衛隊は厳然として存在し、防衛省があり、自衛隊出身の防衛大臣が何人も出ているだけでなく、集団的自衛権の容認まで閣議決定しているのですから、それ以上に何が必要なのでしょうか。改めて自衛隊は合憲だと明示的に示さなくてはならない理由とは何でしょうか?

結論を先に言うと、それは核武装だとしか考えられません。

そう考える上での一つの仮説をお示しします。それは、仮に為政者が憲法違反や法律違反をしようとする場合、無理して一気に最終目標を目指すのではなく、まずは世論がギリギリ容認する範囲での違反を繰り返して、例えばホップ・ステップ・ジャンプというように小分けして、段階的に実現して行く。それが為政者の目標達成の手法だという仮説です。

具体例で示しましょう。憲法には「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」と明記されています。軍隊は持てないのです。

でも軍隊を持つためには、憲法違反をしなくてはなりません。自然に考えると、憲法を改正することになりますが、それは、実質と名分の両方を変えることになります。

しかし、明文規定は変えなくても、解釈という行為で実質的に憲法違反の軍隊を持つという選択肢があります。実質は取るけれども、名目は諦めるという選択です。

一挙に憲法を改正して、実質的にも軍隊をつくってしまうと、実質と名目の両者を合わせた違反になりますので、抵抗が大き過ぎると判断してのことでしょう。

つまり、解釈によって実質的な違反を行うのがホップ。次に明文規定を変えて、軍隊を持つことを憲法に明記するのがステップに当ります。

となると、次はどうなるのでしょうか。自衛隊はつまり軍隊はあるしそのために明文規定も作った。では、その先に為政者が考えているのは何だろうかという疑問が生じます。その答えが核武装だというのがこの記事の趣旨です。

憲法には明示的に「核兵器は持てない」とは書いてありませんが、これが軍事力の一部であるのは誰にでも分っていることですから、軍隊を持てないという規定は核兵器も持てないことを意味します。

しかし、憲法の解釈を変えて、軍隊が憲法違反ではないと認めた場合、それは明文規定ではありませんので、核兵器も同じ解釈で保有することができると主張する人がいても不思議ではありません。でも解釈には幅がありますので、やはり大きなギャップ――それは心理的・倫理的なものも含みますが――があると考えられるのではないでしょうか。

そのギャップを埋めるための憲法解釈の面からの準備を、日本政府は岸信介内閣の時から行ってきていました。それは日本が軍隊を持てば、その軍事力の一部として核兵器の保有は許されるという理屈です。

以下、その点を簡略に説明している『長周新聞』の記事ですが、岸内閣における国会答弁、その後・歴代の総理大臣その他の自民党リーダーたちが、そして日本政府が核兵器は合憲だと言い続けてきた簡単な紹介です。特に、この記事で問題にしているのは、当時の安倍官房副長官が早稲田大学の講演で、「核兵器の使用は違憲ではない」という発言です。

プーチンのウクライナ侵攻後、そして核による脅迫を行った後で、すぐ出てきた「核共有」「nuclear sharing」は、こうした流れの一部です。

そして、この理屈があれば、憲法が軍隊の存在を明示的に許すことになれば、それを根拠に立派に核兵器の保有ができるではありませんか。

今回の参議院選挙では物価高とか、給付金、減税等が争点になっていると報道されています。そうしたことも大事です。生活に直結した政治を行わなくてはならないのですから。

しかし、その裏で、仮に新しくできた政党のうちのどれかに、目新しさも手伝って投票する人がいたとすると、それは今ここで述べているシナリオに従って、改憲派の勢力を伸ばし、やがては日本の核保有につながるというもう一つのシナリオの手助けをしていることになります。

そんなのは陰謀論だと一蹴することも可能です。まさかそこまでは、と考える人の方が多いのかもしれません。しかし、この背後には、半世紀以上の長きにわたり核武装をすべきだと主張してきた日本政府の執念が隠されています。それを私たちが忘れてしまったときには、改憲派、そして核武装派の思う壺になってしまいます。

 

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[2025/7/5    人間イライザ]

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2025年6月25日 (水)

「#原爆投下は合法」が #日本政府の一貫した立場 ―――#事実が示しています―――

「#原爆投下は合法」が #日本政府の一貫した立場

―――#事実が示しています―――

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日本政府の紋章(Public Domain)

 

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核兵器を廃絶するために、どうしても必要な事はいくつかあるのですが、その一つははアメリカの世論を変えることです。何度も繰り返しますけれども、「パールハーバーという最も卑劣な行為を日本が行ったから原爆を投下した、したがって原爆投下は合法的だし、良いことだった」という、多くのアメリカ人が未だに信じている原爆観も変えない限り、核兵器を廃絶しなくてはというアメリカの意志を作ることはできません。この点はご理解いただけると思います。

アメリカに長い間住んで、この点を身に浸みるほど感じてきましたので、私はこのアメリカの世論を変えるために、様々な活動に従事してきました。それについては、またの機会にまとめておきますが、もう一つ核兵器を廃絶する上での大きな障害があります。

それは日本政府が原爆投下は合法的だという主張をずっと続けてきていることです。これはあまりにも私たちの常識とかけ離れているために、ほとんどの人はそんなことは端から信じようとさえしないくらい、私たちの常識に反しています。日本政府は当然、原爆投下は国際法違反であり、核兵器を廃絶するために、仮に各国の先頭には立たなくても、少なくとも好意的な態度をとっているというふうに考えがちです。

しかしながら、現実は大きく違っています。この点については、昨年12月のこのブログでいくつかの点を挙げてまとめましたので、皆さんには再度そのブログを御覧頂きたいと思います。

その説明の中で、一つ分り難いかもしれないのがNPT、核不拡散条約についての態度です。NPTは曲がりなりにも核兵器の問題について存在する数少ない条約の1つですので、大切にすべきだという事に異論はありません。しかしながら、日本政府が核の問題を考える上でこの条約が「原点」だと言っているところは大きな問題です。

なぜなら、核不拡散条約は安保常任理事国5カ国が核兵器を保有することを認めているからです。つまり、核兵器の保有は合法だと明確に謳っているからです。より詳しくは再度昨年12月の記事をお読みください。

もう一点、では日本政府に対して私たちはどう向き合えば良いのかを考えなくてはなりません。一つの思考実験として、またショック療法として「日本政府抜きで核兵器の廃絶を」という提案もしてみましたので、そちらもお読み下さい。

 

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[2025/6/25    人間イライザ]

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2025年6月23日 (月)

#奇襲攻撃には #核兵器で報復 ―――#広島・長崎の正当化のためのアメリカの論理―――

#奇襲攻撃には #核兵器で報復

―――#広島・長崎の正当化のためのアメリカの論理―――

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沖縄の日に、今起きつつある戦争、そして日本とアメリカの戦争の歴史、さらには今、日本政府の果たすべき役割について取り上げるのは偶然とは思えません。問題は歴史を歪め歴史から学ぼうとしない日本政府です。

イラン時間の6月22日、アメリカがイランの核施設三か所を攻撃しました。大成果だったとトランプ大統領が世界に向かって豪語しました。これが契機になって、第三次世界大戦や、そこまでは行かなくても、2003年のイラク戦争のような世界規模の紛争に広がる可能性を多くの人が心配しています。

日本政府の対応が今一なのは、アメリカからの「指示」がまだ届いていないからなのかもしれませんが、実は歴史的な因果関係――それは日本にとっては非常に重要な因果関係なのですが――と重ね合わせて今回のアメリカの攻撃を考えると、仮にとんでもないことが起きたとしても、アメリカはそれを受け入れざるを得ないような重大な意味を持っています。

それはアメリカ社会が長い間――最近少しは変わってきてはいるのですが――それでもまだアメリカ社会の大勢としては受け入れられている次のような因果関係が存在するからです。

まず、「因」ですが、それは日本が卑劣な奇襲攻撃を真珠湾に対して行ったということです。その悪を懲らすために、アメリカは神から与えられた核兵器を広島と長崎に使った、というのが「果」です。その結果、原爆投下は正当化されると言うロジックです。

それを今回に重ね合わせてみましょう。今回のアメリカによるイラン攻撃は、トランプ大統領も認めているように、立派な奇襲攻撃です。

それをイランの側から見てみましょう。当然この奇襲攻撃は許されません。真珠湾攻撃に対してのアメリカの考え方と同じです。卑劣なそして最悪の行動です。その最悪の卑劣な行為に対してのアメリカの報復の論理を今回イランが採用しても、アメリカは、論理的にはそれに対しての反駁はできないのです。

1941年・1945年の日本を2025年のアメリカに置き換えて、1941年・1945年のアメリカを2025年のイランに置き換えて、同じ因果関係を当てはめるのです。

それは、仮にイランが核兵器を持っていたとして、その卑劣で邪悪な、今回はアメリカによる奇襲攻撃を罰するために、神から与えられた核兵器をアメリカに使っても正当化されると言うロジックになります。

仮に核兵器と言う極端な兵器を使わずとも、つまり通常兵器であっても、アメリカに対して様々な攻撃を仕掛けることについてのイラン側から見た場合の因果関係を、アメリカ政府そして社会は論理的には受け入れざるを得ないのではないでしょうか。

そんな根拠があるのですから、イランとしてはより好戦的なスタンスを選択してもおかしくはありません。

この因果関係には日本という存在が大きく関わってるのですから、日本政府が武力行使の拡大を防ぐために一肌も二肌も脱ぐ立場にある、と私は考えますが、残念なことに、日本政府は戦後一貫して、アメリカ側のロジックを受け入れてきているのです。これまで何度もこの点については触れてきていますが、次回、再度お浚いをしたいと考えています。

 

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[2025/6/23    人間イライザ]

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2025年6月18日 (水)

#イランの核開発と #アメリカ #イスラエル ―――エゴのぶつかり合いで人類を滅亡させて良いのか―――

#イランの核開発と #アメリカ #イスラエル

―――エゴのぶつかり合いで人類を滅亡させて良いのか―――

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イスラエルがイランを攻撃し、イランが報復、そして連鎖が始まり核兵器の使用さえ辞さないという危機的状況になっています。マスコミの報道は、今目の前にある危機を中心に報道していますので、全体像がなかなか見えてきません。ということで、Wikipediaに登場して貰って、ここ10年間のお浚いをしておきましょう。

  • 2015年714 - P5プラス1とイランの核協議が最終合意に達する。イラン側は核施設の大幅な縮小や条件付き軍事施設査察を受け入れたが、核開発能力自体は維持されることになった。
  • 2016年116 - IAEAがイランの核施設縮小を確認したと発表。イランとP5プラス1による最終合意が履行される。
  • 2017年77 - 国連総会において、核兵器の製造、実験、保有、移送、使用、それを用いた脅迫などを完全に禁止した核兵器禁止条約を採択。ナジャフィ大使は、この条約が採決された後、「イランは世界で核兵器の保有や使用、それを使った脅迫を禁じるこの条約の目的を力強く支持する」と語った。
  • 2018年5 - アメリカのドナルド・トランプ大統領が合意からの離脱を宣言し、これを受け、イランのモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外相はP5プラス1の米国を除く5カ国を歴訪して合意維持を確認[49]。米国離脱後初の協議であるウィーンでの5者委員会でも合意維持で一致した[50]
  • 2019年
  • 1月31 - アメリカによる制裁下でのイランとの貿易仲介のため、英独仏が特別目的事業体SPV)をパリに設立[51]
  • 2019年5 - アメリカがイラン産原油を全面禁輸する。イランが核合意の段階的履行停止を宣言する。
  • 2024年104 - アメリカのトランプ元大統領(2024年アメリカ合衆国大統領選挙出馬中)は、イランがイスラエルに向けて行った弾道ミサイル攻撃への報復として、イランの核施設を攻撃すべきと示唆した[52]

2015年より前の動きについては、Wikipediaをお読み頂きたいのですが、基本的にはイランが自前の核兵器を保有するための準備を着々と進めていたことは、IAEAの報告等で明らかです。でも表面的には、イランは核不拡散条約 (NPT) を批准していますし、核兵器禁止条約も歓迎しています。

対してイスラエルは、NPTには加盟していませんが、核兵器は保有しています。その数は90発だと言われています。

核不拡散を目的の一つにしているNPTには入っていないイスラエルが、核を持とうとしているイランを非難するのもおかしな話なのですが、NPT加盟国のイランがその義務を果さずに核保有に走るのもおかしいことは同じです。「目○○、鼻〇〇を笑う」の典型ですが、その結果が人類の滅亡につながりかねないのですから、諺で済ませる話ではありません。

しかしながら、多くの人達がホッと一息ついたのは、2015年に安保常任理事国5ヶ国とドイツがイランとの間に、核合意を結んだことでした。双方が歩み寄った形になったからです。

問題は、2018年に、トランプ政権の一期目に、アメリカが一方的にこの合意から離脱したことです。イランが合意から逸脱した場合には経済制裁をすることが、一つの切り札だったのですが、今回の関税問題でも明らかになったように、アメリカ一国の持つ経済的な力が大きいのですから、アメリカが抜けた合意は骨抜きだと言っても良い状態になったのです。

イランの核開発には弾みが付きましたし、それが今の状況を生み出したと言っても過言ではありません。そんな危機を目の前にして、トランプ大統領候補は、2024年にイスラエルがイランを攻撃すべきだと、戦争を煽るような発言をしています。

そこで当然の疑問なのですが、2018年の合意離脱の目的は何だったのでしょうか。とここまで書いて、以前警告したことを思い出しました。トランプの言動について、「合理的理由があるという前提で議論をしないこと」です。気まぐれ、自己顕示等々なのでしょう。

そして今日の展開です。トランプ大統領がG7サミットから早退して、イランとイスラエルの間の調停をするらしいとの観測が流れています。成功すれば、自らが蒔いた種を刈り取ることになりますが、どうでしょうか。ウクライナとロシアの戦争も、「一晩で解決する」と言っておきながら、最後には「手を引く」になってしまった轍を踏むのでしょうか。

そうなる可能性もあるとなると、世界の世論が高めて、とにかく戦争を止めさせる、特に核は使わせないという私たちの意志を、アメリカとイスラエル、そしてイランに受け入れさせる手立てを考える必要があるのではないでしょうか。

皆さんのクリエーティブな提案をお待ちしています。

 

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[2025/6/18    人間イライザ]

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2025年6月16日 (月)

#国家情報局の #Gabbardさんと連帯しよう ―― #Xの動画を見て下さい――

#国家情報局の #Gabbardさんと連帯しよう

―― #Xの動画を見て下さい――

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Tulsi Gabbard長官 (Wikipedia)

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アメリカのナショナル・インテリジェンスのディレクターであるタルシー・ギャバードさんが、数日前、Xに素晴らしい動画を投稿しました。

彼女が広島を訪問し、資料館を見たことがきっかけになって、広島・長崎の被爆の状況をつまびらかに理解し、二度とこんなことがあってはいけないという信念が固くなったのです。その気持を当時の映像等も交えながら、動画の短いクリップにまとめました。当然、その中には核戦争は絶対起こしてはいけないという強いメッセージが含まれています。まずは動画を御覧下さい。

本来であれば、今こそ日本政府がこの投稿に注目し、「ギャバードさん、核兵器廃絶のために、あなたの力を貸して下さい」と、強力にアピールしなくてはならないほどの画期的出来事です。特に、被爆80周年の今年こそ、核廃絶を目指す仲間を増やし、そして全世界的な運動を展開すべき立場にあるのが日本政府だからです。広島市や広島県、そして平和運動に携わっている人たちもこの機会を逃してはなりません。ギャバードさんの動画を見た上で、彼女にも仲間に入ってもらうにはどうすれば良いのか、その上で、これからの運動をどう展開すべきなのか、大きな議論が起きてもおかしくはない話です。

もちろんギバードさんは共和党員ですし (一時は民主党員で、民主党からの大統領候補として出馬する予定もあったのですが)、 さらにはトランプ政権の閣僚です。Xへの投稿も政権の考え方を示したものではないという但し書きが明確についています。

しかしながら個人の意見ではあっても、これほど明確に広島や長崎の被爆者と同じ考え方を発信しているのですから、そして共和党の非常に重要な地位にある人なのですから、彼女のアドバイスを貰いながら、さらには彼女に私たちの方から連帯の意思を示して、仲間としてこれから活動を共にする可能性を探る、少なくともそんな試みをする価値があるのではないでしょうか。

まずは彼女がこういう発信をしてくれたことに、私たちとして感謝の気持ちを伝えること、さらには彼女の動画の内容がいかに素晴らしいものであるかを評価して、それをより多くの人に伝えるくらいの事はすべきだと思いました。Xへの返信としてその趣旨のことを書き込みました。そして投稿しました。

しかしそれだけでは充分ではありませんので、メール機能を使ってもう少し長く私の考えていたことを伝えましたが、やはり文書として、紙の手紙としてギャバードさんに送ることが大事なのではないかと思い、手紙を書きました。

これを私一人だけではなく、できるだけ多くの志を共にする人たちと共有し、同じような発信をギャバードさん宛に、そしてこの世の中にはまだまだ同じようなことを考えている人があるだろうことを期待しながら、私と同じ行動を取ってくれることを祈りつつ、記者会見をしてより多くの人に知って貰いたいと思いました。

その記者会見の資料として配布したいと思っているギバードさんへの手紙、そして2045ビジョンの私案は記者会見後にアップします。このビジョンついてギャバードさんにアドバイスを貰い、さらに運動方針として、原水禁がこの案を採択してくれることを期待しています。その案もここで皆さんと共有したいと思います。

被爆者が高齢化する中、被爆者の気持を継承していく事は大事です。しかし、被害者の気持の中で一番強いのは核兵器を廃絶して欲しいという気持なのではないでしょうか。となると、核兵器を廃絶して欲しいと言うメッセージを私たちが繰り返すことに加えて、誰かが、廃絶するための具体的な行動を実際に始めることこそ、被爆者の気持に沿うことになるのではないでしょうか。その点についても合わせて記者会見でお伝えできればと思います。

 

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[2025/6/16    人間イライザ]

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2025年2月 1日 (土)

「2045ビジョン」のお手本 ―― 世界法廷プロジェクトです ――

2045ビジョン」のお手本

―― 世界法廷プロジェクトです ――

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国連でオノ・ヨーコさんに銀の折り鶴を進呈

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核廃絶を目標に期限を2045年、中間目標を2935年と区切った行動計画の説明を続けていますが、市民の声を具体的に国連まで届けるためにどんなことができるのかを御存知の方は少ないかもしれません。でも心配御無用。成功例から学べば良いのです。

成功例の一つが、「世界法廷プロジェクト」です。女性たちの井戸端会議から始まって、国際司法裁判所で、「核の使用並びに威嚇は、一般的には国際法違反」という画期的な勧告的意見を引き出すまでの成果を上げたのです。

そのプロセスをこのブログの以下の記事としてアップしてありますので、お読み頂ければ幸いです。

一回目はこちら、そして二回目はここです。最後に三回目

その後、核兵器禁止条約採択に当って、「世界法廷プロジェクト」が一つのお手本になったことは言うまでもありません。しかし、違っていた点もありますので、核兵器禁止条約についての市民活動の歴史という視点から、再度お届けします。

 

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[2025/2/1    人間イライザ]

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2025年1月27日 (月)

#ハワイ大学での講義 ―― #反戦・反核がテーマです ――

#ハワイ大学での講義

―― #反戦・反核がテーマです ――

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#日英二か国語での講義でした

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ハワイ大学ヒロ校の本田正文教授の肝煎りで、「Sound of Peace—Nuclear Deterrence and Japan」と題する、講義と映画の会が開かれました。その前半、講義の部分でお話をしました。

パワーポイントのスライドの表紙を最初に掲げましたが、「被爆者が核抑止力を持つ」ということを中心にした講義内容になりました。その力の源は、被爆者が自らの体験を一言で表すときに使う言葉「こんな思いを他の誰にもさせてはならない」にあります。このブログでこれまで何回もこの点には触れていますので、今回は詳細を取り上げません。

講義は日英二か国語併用で行いました。質問も日本語と英語両方の言葉で、大変良いものでした。

  • たとえばアメリカの大統領が広島に来るとは、個人としてくる場合と、大統領としてくる場合とではどんな違いがあるのか。
  • 日本政府は何故核兵器禁止条約を批准しないのか。
  • 核兵器以上の恐ろしい兵器の開発が行われる可能性があるのか。
  • 日本政府が核兵器禁止条約に前向きではないことについて、広島・長崎はどう対応しているのか。

答えるのが大変でしたが、何とか期待には添えたような気がしています。今度はZoomではなく、直接対面で話すことができれば素晴らしいのですが---。

 

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[2025/1/27    人間イライザ]

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2025年1月 9日 (木)

#中間目標は #2035年 ――#核保有国に #核兵器の先制不使用を宣言させる ――

#中間目標は #2035

――#核保有国に #核兵器の先制不使用を宣言させる ――

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#米国大統領選挙でも #大議論を

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2045ビジョン」そのものに賛成して下さる方の増えていることを願っていますが、せめて「合言葉」として広めて頂ければ幸いです。

さて、大目標である核廃絶実現の期限を2045年に設定したとして、その前に中間目標を置いて、中間目標を達成した勢いで大目標に到達するという作戦を立てたいと思います。なぜ中間目標なのかという答えを四つ挙げておきましょう。

(A) 尊敬する数学者、広中平祐先生の言葉だから。

(B) お元気な被爆者の方々にこの成果を見て喜んで頂けるから。

(C) 私たちの内、何人が2045年まで生きていられるのか。2035年までなら頑張れる人も多いはずだから、我々の手でせめてこのくらい実現しよう。

(D) アメリカ市民の力を借りて、2028年、2032年の二つのアメリカ大統領選挙の主要争点の一つにすることで、世界的な大議論を巻き起こせるというまたとないタイミングがあるから。

 

(A)については説明が必要だと思います。それは、昨年1127日のこのブログで説明させて頂きました。

次に(B)については、126日の本ブログの記事としてアップしました。これもお読み下さい。

続いて、(C) については、「広島・長崎だけに任せるな」、そして自治体が先頭に立てという形での問題提起を1215日にしています。

それに加えて、「青年・中年・高齢者も頑張ろう」という提案1216日にしています。両方とも、我々の力で2035年までにNFUを実現しようという提案で、そのために何をすれば良いのかについてまで、早とちりかも知れませんが言及しています。

最後の(D)ですが、アメリカの政治は不思議な動き方をしますし、市民の力、世論の力も驚異的な結果をもたらしています。超保守的だと考えられていたレーガン大統領が1986年にレイキャビックでのサミットで、当時のゴルバチョフ書記長と核兵器全廃の合意をしたくらいなのですから。

このレイキャビック・サミットについては、このブログでは取り上げたことがないように思いますので、当時の議事録も引用して再度説明します。

 

皆様にとって、2025年が素晴らしい一年になりますよう!

[2025/1/9    人間イライザ]

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2024年12月23日 (月)

#笹森恵子(しげこ)さんの著書 ――#タイトルは『恵子 ゴー・オン』――

#笹森恵子(しげこ)さんの著書

――#タイトルは『恵子 ゴー・オン』――

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表紙は、松本六平画伯による

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一日お休みしましたが、92年の生涯を閉じられた笹森恵子さんのエピソードを続けます。

《『恵子 ゴー・オン』》

ボストンのMANA反核コンサートの直後に書かれた本ですが、最初にこのコンサートのシーンが描かれています。エピソードとして微笑ましいのが、笹森さんの前に出演する女性歌手のドレスの色と重ならないように、紫をあきらめて薄緑の着物を着ることになった顛末です。笹森さんの、紫を着たかった気持が伝わってきます。

 

《講演の時には必ず手料理を持参して下さいました》

笹森さんには、私が教えていたTufts大学での講義の一環として、何度か被爆体験を話して頂きました。また、ボストン地域の平和集会等でも話をして頂きました。何千人もの集会の時は別でしたが、大学での授業の時は学生数も20人くらいです。その度に手料理を携えてお出で下さいました。

体験談の前に、学生たち仲良くなり、その後の被爆証言も学生たちに取っては別の視点も加わり自分たちにも関わりのある問題だという意識で聞いて貰えました。

 

《ノーマン・カズンズ記念碑》

2003年に、広島市特別名誉市民のノーマン・カズンズさんの記念碑が平和公園のすぐ外側に建立されました

広島平和資料館による説明がありますので、その中からカズンズさんについての説明を引用させて頂きます。

 

ノーマン・カズンズ氏(Norman Cousins)1915~1990

米国ニューヨークの文芸雑誌『土曜文学評論』の編集長として、1949(昭和24)年8月に広島を訪れ、ルポ「4年後のヒロシマ」を発表しました。そこには、原爆や戦争で肉親を失った子どもたちを育成する「精神養子」の考えも記されていました。

これは、善意のアメリカ人が子どもたちと法的でない養子縁組を結び、養育費を送ることで子どもの成長を支えるというもので、約500人の子どもが精神養子となり、総額2,000万円の援助が行われました。

さらに1955(昭和30)年、被爆女性の米国でのケロイド治療に尽力し、25名がニューヨークのマウント・サイナイ病院で、世界的に著名な形成外科医バースキー博士らの治療を受けることになりました。

これらの功績を称えて、1964(昭和39)年には、広島市特別名誉市民の称号が贈られました。

より詳しい説明が、「ヒロシマの今から過去を見て回る会」さんのウエブ・サイトにありますので、御覧下さい。

そこでも触れられていますが、カズンズさんの記念碑の除幕式で、娘さんを代表して長女のアンドレアさんが挨拶をしました。その中で印象に残っているのは、「父は、墓は立てずに、自分の骨は広島の上空から散骨して欲しいと言っていたのですが、それだけは止めて欲しい、自分たちのお参りに行く場所がなくなってしまうから」と説得して諦めて貰った、ということでした。

アンドレアさんの挨拶を通訳していたのが、カズンズ家の一員、笹森さんでした。でも途中で感極まって泣き出してしまい、通訳どころではなくなりました。会場全体もその気持に寄り添って、シーンとなりました。笹森さんの泣き声はそのまま続いたのですが、誰かが収拾しなくてはならない状況でもありました。

「私が通訳します」と何方かが手を挙げて下さればと見回したのですが、誰も手を挙げてくれません。私なら、その場に立ち尽くしている笹森さんを慰めるのと、通訳と一緒にできそうでしたので、アンドレアさんにそう告げて続けて貰いました。何だか、カズンズ家の準メンバーくらいだと認められたような気がしました。

 

《忍者》

比較的最近、笹森さんと広島市内でお目に掛かる機会が何回かありました。日常的な話もありましたが、一番盛り上がったのが忍者の話です。笹森さんが忍者の末裔、というより現代に生きる忍者と知り合いになり、忍者のあれこれについて話してくれたのです。一つ一つ詳しくは覚えていないのですが、忍者の日常や訓練、社会生活等について話してくれました。む忍者が現存していることにビックリ、彼らの生活にビックリ、そして笹森さんが知り合いになったことにビックリですが、彼女ならそんな知り合いがいても不思議ではありません。

笹森さんの人生を振り返り、彼女が世界に与えたインパクトを改めて確認しつつ、もし原爆が落とされなかったらと、悔しく思うと同時に、被爆者の生きている内に核兵器を廃絶するという目的を達成するのが私たちの責任であることを改めて言い聞かせていました。

 

最後に、今日一日が皆さんにとって素晴らしい24時間になりますよう

[2024/12/23    人間イライザ]

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