マスコミ

2022年10月 5日 (水)

「国葬反対」記者会見を『週刊金曜日』が報道

「国葬反対」記者会見を『週刊金曜日』が報道

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9月30日発売の『週刊金曜日』に、私たち元議員有志が9月16日に開いた記者会見の様子が掲載されました。大きな見出しは「現職議員よ、もっと怒れ!」で、その前に「「安倍国葬」直前、元国会議員らが反対声明」という説明が付いていました。

一ページを充ててしっかりと (岸田総理のペット・フレーズですが、『週刊金曜日』の場合は、文字通りの意味があります) 当日の発言を報告してくれています。出席者一人一人の言葉を簡潔にまとめてくれていますので、私たちの伝えたいことが立体的に伝わって、説得力ある記事になっています。

冒頭に司会の中川智子氏が、元議員に届いた案内状の杜撰さと「無視するより明確な反対理由を表明しよう」という決意を述べました。

続いて辻恵氏は根拠法がないことを指摘、瀬古由起子氏は財政民主主義違反を糺し、吉川春子氏は安倍元総理が統一教会と国会議員を結びつけるキーパーソンだった点を問題視、黒岩秩子氏は性教育を歪めた統一教会と自民党との関係を糾弾しました。

私の考えとこのグループ全員の声明は、9月17日のブログにアップしましたので、省略しますが、『週刊金曜日』の記事最後に取り上げてくれた点が今、重要ですのでそれを繰り返します。

「国葬の終了後もこの問題を議論し続けていく必要がある」です。

既に、岸田総理はじめ日本政府もそしてマスコミも、「国葬」を既成事実として認め、次の段階の議論に移っています。これと同じパターンで、これまでの政治は動いてきました。それが「自己破壊」のプロセスです。そして私たちは今、ウクライナ戦争報道と同じように、日本政治の「自己破壊」、つまり劣化と崩壊を「リアル・タイム」で見ているのです。それを押し留めるためには、私たちも「リアル・タイム」で対抗する必要があります。時間もお金もありませんが、知恵を出し合って、「今後こそは」という気持で頑張りましょう。

「安倍国葬」についての疑念が国中に渦巻いている今、息子を秘書官にすることとも何か関係があるのでしょうか。

 

それでは今日一日が、皆様にとって素晴らしい24時間でありますように。

[2022/10/5 イライザ]

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2022年9月28日 (水)

日仏共同テレビのインタビュー

日仏共同テレビのインタビュー

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「国葬」が強行され、その結果、「次は法制化」という声が大きくなりつつあります。こんな具合に、なし崩し的に既成事実を積み重ねて、「黒を白」と言いくるめてきたのが安倍政治ですし、その忠実な後継者が岸田総理です。そして世界的には核兵器の存在を押し付けてきた「核抑止論」です。こうした詭弁を論破し、地に足の着いた行動で日本も世界も変えて行かなくてはなりませんが、ここで一息つきましょう。

その役に立つかどうか分りませんが、日仏共同テレビの及川健二さんとの対話を御覧下さい。

 

それでは今日一日が、皆様にとって素晴らしい24時間でありますように。

[2022/9/28 イライザ]

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2022年9月23日 (金)

The Mainichiが、英語版・「国葬反対」声明を掲載してくれました

The Mainichiが、英語版・「国葬反対」声明を掲載してくれました

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The Mainichi に掲載された写真です。

The Mainichi が「Ex-Hiroshima mayor sounds alarm to attendees at former PM Abe's state funeral」という見出しで、つまり「前広島市長が安倍元総理の「国葬」出席者に警告」というタイトルで紹介してくれた記事の説明です。

まず22日に、「国葬」に海外から参列する人のリストが公開されました。35人の首脳級の方々もその中に入っています。このブログ、そして記者会見で発信してきたことの一つは、旧統一教会の主要イベントに、自民党国会議員や旧統一教会と深い関係を持つ著名人が参加することで、旧統一教会やその酷い活動についての「お墨付き」を与えたことからの教訓です。

それと全く同じ形で、「国葬」に著名人が参加することで、「国葬」そのものやその開催が正当であるという「お墨付き」を与えることになりかねませんし、安倍元総理の行った憲法違反や、国会の形骸化、さらには、政治の「私物化」等にまで「お墨付き」を与えてしまう可能性です。

安倍元総理についての超マイナスの評価は、恐らく海外では知られていないでしょうし、特に国会で118回以上嘘を吐いていることも、知られていないでしょう。国民の圧倒的多数が「国葬」に反対していることも、実感としては分って貰えていないと考えるべきでしょう。

その結果として、「善意」で「国葬」に参加した海外の要人自身が吃驚したり、あるいは、「エンドーサー」、つまり、お墨付きを与える人としての役割を担ってしまったことに違和感を持つことになるかもしれません。

その可能性がありますよということを、事前に知らせておく必要があると私は考えています。それは私たち日本人が「フェア」であることを重んじるなら、どうしても必要なことなのです。

その「フェア」であるべきという点を買って、毎日新聞の英語電子版であるThe Mainichiが私のメッセージを掲載してくれました。「志を同じくする」立場の記事は、次のサイトでお読み頂けます。

https://mainichi.jp/english/articles/20220922/p2a/00m/0op/015000c

 

そこから、英文の声明に飛べるようになっているのですが、日本語は、先日の記者会見報告の中に挟んであります。

https://kokoro2016.cocolog-nifty.com/blog/2022/09/post-65cda1.html

 

できるだけ多くの海外からの参加者の目に触れることを期待しています。

 

コロナについてもまだまだ油断はできません。感染しないよう努力を続けましょう。

それでは今日一日が、皆さんにとって素晴らしい24時間でありますよう。

[2022/9/23 イライザ]

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2022年9月18日 (日)

『日刊ゲンダイ』や『東京新聞』が取り上げてくれました

『日刊ゲンダイ』や『東京新聞』が取り上げてくれました

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昨日、16日の緊急記者会見の様子を日刊ゲンダイ』や『東京新聞』が取り上げてくれました。特に、『日刊ゲンダイ』のDigital版は、見応えがありました。見出しは「老骨にムチ打ち元国会議員が現職に「喝」」です。パンチがありますね。是非御覧下さい。

特に海外からの要人に伝えておかないと、「アンフェア」だと取られかねない点を、昨日掲げた声明文から再度抜き取って、掲載しておきます。

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(C) 海外からの参加者に「フェア」でなくてはならない。

  安倍元総理による憲法の蹂躙や国会の空洞化、彼にまつわる多くの疑惑、特に旧統一教会との関連は、私たち日本国内に住む人間の中で、知らない人はいないくらい周知されています。しかし、海外の事情は違います。海外からの多くの参加者が議員や政治家経験者であることを考えると、私たちは、「Peer」、つまり「同僚」たちに対して「フェア」でなくてはなりません。「善意」で「国葬儀」に参加する海外の要人に、上記のような内外の違いを事前に知らせておく必要があります。

  特に、旧統一教会と安倍元総理や彼の仲間たち(「要人」と略します)との関係の中で、要人たちが果してきた役割がキーになります。これら要人たちが旧統一教会の重要なイベントに参加することで、旧統一教会の存在を正当化し、その悪行から多くの市民の目を逸らさせ、かつエンドースしたことが今大きな政治問題になっています。これらの行為をまとめて、「ホワイト・ウォッシュ」と呼んでおきましょう

   海外からの要人(「海外要人」と略します)も同じです。「国葬儀」に参加することで、海外要人は(それを意識していないにせよ)、安倍元総理が行った憲法の蹂躙や国会の空洞化 (国会で100回以上虚偽答弁をしたことも含む)、彼にまつわる多くの疑惑、特に旧統一教会との関連を、「正当化し、その悪行から多くの市民の目を逸らさせ、かつエンドースしたこと」になってしまうのです。つまり、海外要人には、「皆さんの参加の結果として、「ホワイト・ウォッシュ」の片棒を担ぐことになるのですよ」、ということを知らせておくべきなのです。 

  現政権がこの事実を知って、「弔問外交」という隠れ蓑に隠れて海外要人を操っているとは思いたくありません。旧統一教会からの働き掛けの意味に気付かなかった鈍感さが、今回の「国葬儀」のケースでも原因だろうと思います。とは言え、海外要人には、こうした背景を伝えておくのが「フェア」なやり方ではないでしょうか。

********************************************************************************

コロナについてもまだまだ油断はできません。感染しないよう努力を続けましょう。

 それでは今日一日が、皆さんにとって素晴らしい24時間でありますよう。

[2022/9/18 イライザ]

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2022年9月17日 (土)

緊急記者会見は無事終りました

緊急記者会見は無事終りました

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緊急記者会見に出席してくれた、元同僚議員の皆さんです。左から、中川智子、黒岩秩子、秋葉忠利、吉川春子、瀬古由起子、そして少し遅れて、辻惠の皆さんです。マスコミの皆さんにお配りした声明文を以下、貼り付けます。少し長くなりますが、お読み頂ければ幸いです。

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「故安倍晋三国葬儀」[1]に反対する

国の乱れを憂うる元国会議員有志の会

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岸田文雄内閣総理大臣からの元国会議員宛「故安倍晋三国葬儀」の案内状は、私たち「元国会議員」が、「国葬」に関しての「当事者」であることを認定する文書でもある。当事者としての責任を果すために以下、私たちが国葬の中止を求める理由を公表する。

最初に私たちは、銃撃により亡くなられた安倍晋三元総理の御冥福を祈る。私たちは、あらゆる暴力を否定する。動機が何であれ、殺人は許されない。同時に暴力根絶のためには、社会全体として暴力を否定し平和な社会を創る共同意思を持つ必要性も強調する。

国葬反対については、既に多くの識者が論理的・法的立場、民主主義を守る立場、歴史的な立場等々に立って説得力ある立論を行っている。[2]

重複を厭わず、なぜ国葬を中止すべきなのか、いくつかの理由を挙げる。

 (A) 「国葬」は憲法違反である。(現内閣の罪)

  個人の敬意や弔意の多様性を否定し、「国葬」として単一化して表現することは、憲法19条違反であり、多くの国会議員の中で、安倍元総 理だけを「国葬」の対象にするのは14条違反である。また、憲法15条や99条違反を犯したと考えられる公務員を、法的根拠なく顕彰の対象にすることは99条違反でもある。

法的にはこれで十分だが、「仮に「国葬」が許されるのなら」という仮定を設けて「国葬」の実態を考えると、結論は「中止」に至る。その筋道を説明する。

(B) 「国葬」が許されると仮定したとしても、その実態から国葬は中止すべきである。

① 挙行されたとしても、その「国葬」の実態は、掲げられた「目的」の対極を示すことになる。

  これまで政府側が挙げてきた国葬の「目的」は、(a) 安倍元総理の業績を顕彰する。 (b) 民主主義を守る。(c) 弔問外交を展開する。の三点である。  

(a) については、②で説明する通り、顕彰ではなく、国葬の対象が犯した憲法違反を糾弾することが求められている。

(b) が目的であるのなら、国葬についてこれほどハッキリと民意が分断されている状態で国葬を強行するのは、民意を尊重する民主主義とは相容れない。

(c) の弔問外交は本末転倒であり、国葬の理由としては受け入れ難い。そもそも葬儀に頼らなくてはならいほどお粗末な外交力しか持っていないのであれば、それを恥じて、内閣総辞職するのが筋だろう。

② 安倍元総理の犯した憲法違反を糾弾すべきだ。

  何より、41条で規定されている「国権の最高機関」としての国会を愚弄、嘲笑し、言論の場としての国会を空洞化した罪は大きい。

国会での虚偽答弁が100回を超えている事実、総理大臣ともあろうものが虚偽の内容を「ヤジ」として飛ばし言論の場のルールを否定した行為だけでも、百刑に値する。「モリ・カケ・サクラ」問題については、事実関係の捏造や隠蔽によって、国会の審議は空洞化し未だに解決の道さえ見えない。「全体の奉仕者」としての責任を果そうと苦しみ、残念なことに自殺した官僚からの問題提起も放置されたままだ。これは99条違反である。

③ 国会議員としての「ピア・レビュー」も勘案されるべきだ。

国会議員経験者は「国葬」の対象になる可能性が高い。かつての同僚がその対象をどう評価しているのかという「ピア・レビュー」も勘案されるべきだ。

最低限、私たち元国会議員が「尊敬」できる元同僚であることくらいはクリアーしなくては有権者の納得は得られない。「尊敬」に値するかどうかの基準として私たちの多くが(公表していなくても)採用してきたのは、憲法を遵守する気持のあるなし(99)、「全体の奉仕者」としての自覚があるかどうか(15)、の二点と、筋を通す人かどうかだった。自分自身に嘘を吐かないことと言っても良い。国会で100回以上も嘘の答弁をした上に、その自覚さえない政治家を尊敬しろと言われてもそれは無理だ。

(C) 海外からの参加者に「フェア」でなくてはならない。

安倍元総理による憲法の蹂躙や国会の空洞化、彼にまつわる多くの疑惑、特に旧統一教会との関連は、私たち日本国内に住む人間の中で、知らない人はいないくらい周知されています。しかし、海外の事情は違います。海外からの多くの参加者が議員や政治家経験者であることを考えると、私たちは、「Peer」、つまり「同僚」たちに対して「フェア」でなくてはなりません。「善意」で「国葬儀」に参加する海外の要人に、上記のような内外の違いを事前に知らせておく必要があります。

特に、旧統一教会と安倍元総理や彼の仲間たち(「要人」と略します)との関係の中で、要人たちが果してきた役割がキーになります。これら要人たちが旧統一教会の重要なイベントに参加することで、旧統一教会の存在を正当化し、その悪行から多くの市民の目を逸らさせ、かつエンドースしたことが今大きな政治問題になっています。これらの行為をまとめて、「ホワイト・ウォッシュ」(*3)と呼んでおきましょう

海外からの要人(「海外要人」と略します)も同じです。「国葬儀」に参加することで、海外要人は(それを意識していないにせよ)、安倍元総理が行った憲法の蹂躙や国会の空洞化 (国会で100回以上虚偽答弁をしたことも含む)、彼にまつわる多くの疑惑、特に旧統一教会との関連を、「正当化し、その悪行から多くの市民の目を逸らさせ、かつエンドースしたこと」になってしまうのです。つまり、海外要人には、「皆さんの参加の結果として、「ホワイト・ウォッシュ」の片棒を担ぐことになるのですよ」、ということを知らせておくべきなのです。 

現政権がこの事実を知って、「弔問外交」という隠れ蓑に隠れて海外要人を操っているとは思いたくありません。旧統一教会からの働き掛けの意味に気付かなかった鈍感さが、今回の「国葬儀」のケースでも原因だろうと思います。とは言え、海外要人には、こうした背景を伝えておくのが「フェア」なやり方ではないでしょうか。

続いて、私たち「有志」の一人一人の思いを個別に語って頂くことにする。

[メンバー・賛同者] (アイウエオ順)

秋葉忠利、家西悟、石毛鍈子、上野健一、大淵絹子、大脇雅子、岡崎宏美、金子哲夫、川田悦子、喜納昌吉、栗原君子、黒岩秩子、瀬古由起子、辻惠、服部良一、浜田健一、中川智子、平岡秀夫、藤田一枝、松野信夫、水島広子、山口わか子、山田正彦、吉川春子 (24)

(時間的制限があり、まだお声掛けをし切れていません。趣旨に御賛同下さる元国会議員の方がいらっしゃいましたら、下記連絡先まで御連絡下さい。)

連絡先:(記者会見の問い合わせ先;080-6567-7050 野崎まで)

[註1] 重要な点なので、ここで「国葬」と「国葬儀」は同じ儀式を指していることを確認しておく。それは国民の立場からは常識である。この両者に違いがあるという詭弁により国葬についての冷静な議論を避けようとする官僚的姑息さは全否定する。

https://kokoro2016.cocolog-nifty.com/blog/2022/08/post-dd8e8c.html

[註2] 例えば、「戦争させない・9条壊すな! 総がかり行動実行委員会」による「change.org」での署名運動とその趣意書がある。

https://www.change.org/p/%E5%AE%89%E5%80%8D%E5%85%83%E9%A6%96%E7%9B%B8%E3%81%AE-%E5%9B%BD%E8%91%AC-%E4%B8%AD%E6%AD%A2%E3%82%92%E6%B1%82%E3%82%81%E3%81%BE%E3%81%99

[3] 「ホワイト・ウォッシュ」とは、黒いペンキに白のペンキを上塗りして、黒を隠すという意味ですが、「(悪いことを)隠す」という意味に転用されています。

 

********************************************************************************

出席した元議員が一人ずつ発言をしましたが、それぞれ独自の内容で説得力があり、さすが元議員と思わず頷くものばかりでした。内容については、YouTubeにアップしますのでそちらを御覧下さい。

マスコミからの質問で考えさせられたのは、「「安倍政治の追求」を国葬が済んだらもういいことにして良いのか」、そして「これから続けて活動する予定があるのか」でした。折角、24人の元議員が心を一つにして「国葬反対」の意思表示をしたのですから、その勢いを何とか続けて活かしたいと思っています。「安倍政治の追求」は勿論ですし、もう一つの可能性として質疑の中で明らかになった、小選挙区制度を変えるための努力をすることが考えられます。

これについては、皆さんからの御意見も拝聴したいと考えています。

 

コロナについてもまだまだ油断はできません。感染しないよう努力を続けましょう。

 それでは今日一日が、皆さんにとって素晴らしい24時間でありますよう。

[2022/9/17 イライザ]

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2022年8月14日 (日)

祝電は来賓挨拶と同じこと

祝電は来賓挨拶と同じこと

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このエッセイ集の中で、阿刀田高さんが結婚披露宴での「祝電」について、「その通り」、「座布団一枚!」と言いたくなるような指摘をしています。引用も交えて要約します。

「祝電の披露というのが、私にはよくわからない。

 いいですか。祝電というものは、きれいな封筒に入っているけれど、料金にして五百円足らず、電話一本かければこと足りる、簡単な儀礼である。発信人が秘書にでも一言告げておけば、それですむものだ。」

(註 文庫本として出版されたのが、1984年ですから、当時の物価です。)

続いて、参列者なら、時間も手間も掛かりお金も掛かるたら大変だという指摘があり、会場で祝電がどのように扱われるのかに移ります。

「電報はせっかく文字で書いてあるのだから、後で新郎新婦に手渡しておけば、それで発信人の祝意は充分に伝達されるのではあるまいか。

 それをわざわざ読み上げるのは参列者たちよ、よく聞けよという意志がある証拠であり、これは参列者をずいぶん馬鹿にしていることにならないだろうか。」

この中で、阿刀田氏は二つの事実を比較して、祝電の読み上げに異議を唱えています。一つは、祝電を打つ際の手間と料金です。これを「コスト」と呼んでおきましょう。もう一つは、祝電が、並の参列者以上の扱いを受けていることです。祝電が披露宴、その他の会の中で、どのような役割を果すのかです。これを「役回り」と呼びましょう。

これと、私の違和感がつながります。旧統一教会と政治家との関わりで、私が抱いている違和感の一つが、「祝電」の扱いだからです。「軽い」関わりとしての報道のように見えるのですが、皆さんはどうお感じになっているでしょうか。

「軽い」のは、「コスト」面からのみ見てしまった結果生じる偏見ではないでしょうか。私は「役回り」の方が重要だと思います。阿刀田氏がいみじくも指摘しているように「参列者たちよ、よく聞けよという」メッセージ付きで披露されるのですから。それは、主だった「来賓」としての扱いであり、電文を読むのは、挨拶をして貰うのと同じ意味、いやときにはそれ以上の意味があるのです。

つまり、「祝電」とは、安上がりで「秘書がやった」で済まされることではなく、「来賓として出席し挨拶をした」ことと同列に扱われるべきだ、というのが本稿の主張です。阿刀田氏のお考えも伺いたいものですね。

  

炎暑とともに豪雨も各地を襲っています。台風も上陸するという予報です。コロナについてもまだ油断はできません。皆様、くれぐれも御自愛下さい。

 それでは今日が、皆さんにとって素晴らしい一日でありますよう。

[2022/8/14 イライザ]

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2022年7月 4日 (月)

広島市出身の総理大臣ナンバー・ワン

広島市出身の総理大臣ナンバー・ワン

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済みません。これが、タイトルの「広島市出身総理大臣ナンバー・ワン」ではありません。とても説得力のある絵を、「およぐちゃん」がツイッターにアップして下さいましたので、お願いして転載させて頂きました。「若者を戦場に送るな」がメッセージです。

戦後長い間、学校の先生方が「再び教え子を戦場に送ってはならない」という反省を込めたメッセージを送り続けていたのですが、その一般化としての「若者」です。残念なことに、責任ある大人たちからこの言葉が消えてからかなりの時が経ちました。

今回の選挙では、軍事費の倍増や「核共有」、「敵基地攻撃能力」といった戦争への道が公然と語られていますので、その結果、犠牲にされる「若者」に焦点を合わせる必要が出てきたのです。

さて「広島市出身の総理大臣ナンバー・ワン」ですが、「広島市出身の最初の総理大臣」という意味です。それは加藤友三郎総理なのですが、その前に、「広島」の意味を改めて考えてみましょう。

63日には、暑い中、社民党副党首の大椿ゆうこさんと一緒に、本通り電停の叶や前で街宣をしました。大椿さんが強調したことの一つは、今我が国が直面している大問題についての解決策を、われらが広電、広島電鉄がもう10年以上前から、「実行」していることでした。

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それは、「非正規雇用」を止めて、「正規雇用」に転換することです。詳しくは、大椿候補自身が、ツイッターに投稿していますので、大椿さん自身の声でお聞きください。

日頃、広島という都市が経営や労働という分野でのリーダー役を担っていることはあまり報道されないのですが、広電モデルは、日本全体が真似してもおかしくないものなのではないでしょうか。

そして、広島市出身の総理大臣ナンバー・ワンだった加藤友三郎さんは軍縮と平和の面でリーダーシップを発揮しました。彼は、ちょうど100年前の19226月に総理大臣に就任し、翌19239月に亡くなるまで総理大臣を務めました。

彼の最大の貢献は、ワシントンで開催された軍縮会議に日本の全権代表として参加し、反対する軍部を抑えて、英・米・日の間の海軍艦艇の上限を10:10:6という割合で決めることで軍拡競争にピリオドを打ったことです。それは、総理就任以前、海軍大臣という立場での仕事として始まりました。我が国の近代の歴史の中で、ごく短期間でしたが、「軍縮」を実現した総理大臣なのです。

事実、加藤総理亡き後、我が国は一挙に「軍拡」そして戦争への道を突進して行ったのです。歴史を学ぶときに加藤総理の業績があまり表に出てこないのは、結局、日本の歴史を戦争の面からしか見ていない言論界の限界を示していることになりそうです。

そして、広島一区から選出されている岸田総理が、加藤総理とは正反対の「軍事費倍増」を自らのアイデンティティーとして打ち出し、憲法改正を積極的に進めようとしているのは、加藤総理時代の広島のメッセージが全く生きていないことを示しています。行き着く先は、かつての歴史から学ぶのであれば「戦争への道」です。

原爆と広島という結び付きは誰もが知っている広島のアイデンティティーですが、より広い立場の軍縮や平和の取り組みにも、広島モデルが登場し、歴史的役割を果してきていたのです。今回の参議院選挙で、その伝統を復活させるために、自民・公明・維新といった好戦的な立場の政党ではなく、平和を頑固に守る続ける社民党への支持が必須です。

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炎暑が続いています。皆様、くれぐれも御自愛下さい。

 

なお関連の動画は、ホームページやYouTube公式チャンネルを御覧下さい。

https://www.t-akiba.jp/

https://www.youtube.com/channel/UCNOCvMp5EfcUTqCYU6jgf0Q/videos

 

また、今後の予定等については、ツイッターを御覧頂ければ幸いです。

ツイッター  https://twitter.com/akiba2040

 

それでは今日が、皆さんにとって素晴らしい一日でありますよう。

[2022/7/4 イライザ]

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2022年6月13日 (月)

非暴力社会を目指す

非暴力社会を目指す

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今回は漫才と非暴力がテーマです。

参議院選挙に関するあるアンケートの中に、「DVをなくすためには、どのようなことが必要か」という趣旨の質問がありました。

DV」とはどんなことを指すのかを理解するために、その反対の状態を目に浮かべてみました。それは、二人の人間の間で、静かに普通に会話の成り立っている状態でした。そうではない極端な場合の一つがDVです。さらに、「暴力化」という尺度で測るとそこまでは行っていないけれど、完全に「0」ではない場面がいくつか頭に浮かびました。

その数値をいくつにすべきなのか、議論の余地はあると思いますが、二つだけ例を挙げておきましょう。

(I) 男女間で少し親しくなったとき、男性が女性を「お前」と呼ぶシーンをしばしば見てきました。ドラマで説明した方が多くの方に伝わると思いますので、一つ上げると『科捜研の女』です。土門刑事は、榊󠄀マリコ研究員を必ず「お前」と呼んでいます。人気番組ですので、この「上下関係」または「支配・被支配関係」の宣伝力はかなり強いのではないかと心配です。

そもそも殺人事件がドラマのテーマになっている番組の中の、些細な人間関係を、「暴力」という視点から分析することに意味があるのかを考えるべきなのかもしれませんが、○○中毒と言われる依存症の多くは、微量の接種から始まることも事実です。

(II) テレビ番組の中で、年々増えてきているのが、芸能人たち同士の意味のないやり取りです。それも、漫才の一つのパターンである、「ボケ」と「突っ込み」が雛形になっているような気がします。漫才は、あえて極端な状況を作ったり、「普通」を誇張することで笑いを誘う芸能ですから、それ自体は健全です。

しかし、それが無意識のうちに、私たちの日常の会話のお手本として採用され、「静かで普通の会話」が成り立たない状態を作る結果になってしまっては、笑うにも笑えません。

(III) ここまで書いて、もう一つ大切なケースのあることに気付きました。国会での議員の質問と、閣僚や官僚との回答も一つの会話と考えると、これこそ、一番「普通」から遠いということです。そもそも会話が成り立っていないからです。そして「上下関係」「支配・被支配関係」も否定されていないどころか、それを背景に「ボケ」ることが権力維持のメカニズムになっています。

主権者として、鋭い突込みで、つまり選挙で野党が勝つことで、静かで普通の会話を実現する他に道はありません。

それでは今日、皆さんにとって素晴らしい一日でありますよう。

[2022/6/13 イライザ]

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2022年5月24日 (火)

来年のG7サミットまでの宿題 ――広島開催の意味は核兵器禁止条約の批准――

来年のG7サミットまでの宿題

――広島開催の意味は核兵器禁止条約の批准――

 来年のG7サミットは広島で開かれることが決まりました。

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Group of Seven () と EU () (Public Domain)

朝日新聞電子版によると、岸田総理は次のように述べたそうです。

世界がウクライナ侵略、大量破壊兵器の使用リスクの高まりという未曽有の危機に直面しているなか、来年のG7サミットでは、武力侵略も核兵器による脅かしも国際秩序の転覆の試みも断固として拒否するというG7の意思を、歴史に残る重みをもって示したいと考えている。

唯一の戦争被爆国である日本の総理大臣として、私は広島ほど平和へのコミットメントを示すのにふさわしい場所はないと考えている。核兵器の惨禍を人類が二度と起こさないとの誓いを世界に示し、バイデン大統領をはじめ、G7首脳とともに、平和のモニュメントの前で平和と世界秩序の価値観を守るために結束していくことを確認したいと思っている。

丁寧に読むと、「核兵器の惨禍を人類が二度と起こさないとの誓い」は誰の誓いなのかが分りません。でも、平和が大切であり、平和を語る上で広島が相応しい場所であるという雰囲気は伝わってきますので、その点には賛成です。

「大量破壊兵器の使用リスク」を心配し、「核兵器による脅しも拒否する」のであれば、核兵器の禁止そのものが最も効果的であることに異論はないはずです。核兵器禁止条約を署名し、批准することは論理的な必然になります。

マスコミの論調のように、「務めてもらいたい」とか、総理の「手腕が問われる」と言った甘い態度では核保有国が「既得権」と見做している核保有の壁を崩すことは無理です。もう一度広島で起きた「地獄絵」を思い起こし、それをG7の首脳にも「わが身に迫る」ような感覚で共有して貰い、その結果、核兵器禁止条約に真剣に向かい合って貰えるような準備を私たちがしなくてはなりません。

そのためには、「都市外交」、「市民外交」、「議員外交」、「音楽外交」等々の言葉で表現される、多種多様なチャンネルを通じて私たちが、それぞれのレベルで被爆の実相を共有し、被爆者のメッセージを国レベルでの行動につなげる努力をすることが有効です。

主権者たる私たちが、「全体の奉仕者」であるべき政府に対する「宿題」として、来年のサミットまでには、核兵器禁止条約の署名と批准をするよう、要求する・させる運動を始めましょう。

 [2022/5/24 イライザ]

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2022年4月26日 (火)

涙の記憶 ――「声に出しては読めない」言葉――

涙の記憶

――「声に出しては読めない」言葉――

 

まずは、Yahoo!ニュースJapan420日配信をお読み下さい。(短縮しています)

 テレビ朝日の松尾由美子アナウンサーが419日放送の報道番組「スーパーJチャンネル」内でウクライナ情勢を報じていた最中、感情が激して涙したそうです。

 松尾アナは番組内で、ロシアのウラジミール・プーチン大統領が自国部隊に「親衛隊」の名誉称号を授けたニュースを報道。この部隊はブチャを含むウクライナ・キーウ近郊で400人以上の殺害に関与したとされているものの、プーチン大統領は疑惑を否定しただけでなく、「偉大な英雄的行為を祝福し、特別軍事作戦の手本となる存在」だと称賛したといいます。

 一連のニュースを読み上げた後、ウクライナの都市マリウポリにある製鉄所に多くの市民がまだ残っていることを伝えたところで、声を突然詰まらせて一時沈黙。顔を手でぬぐって先を続けようとしましたが、たどたどしい涙声となってしまったため、「さっきの授与のニュースが悔しい思いで(涙ながらに)読んでしまいました」と、自身が読んだニュースで感情が激してしまったと視聴者に謝罪。「冷静さを保ちます」と自分に言い聞かせ、番組を進行させていました。

松尾アナウンサーの気持は良く分ります。私の尊敬する「師」が、彼女と同じ気持で、1963年の、マルティン・ルーサー・キング牧師のワシントン演説を読んでいるからです。画家、作家の安野光雅先生です。(安野先生には、「友人」としてお付き合い頂きましたが、私にとってはやはり先生筋なのです。詳細はまたの機会に。)

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 童話者から刊行されている『天は人の上に人をつくらず』の中で、安野先生は1963828日に、ワシントンでキング牧師が訴えた演説について、次のように述べています。

 わたしは、この言葉を声にして読むことができない。読もうとすると、いつも声がふるえてしまうのだ。

 そして安野先生は、福沢諭吉の『学問のすすめ』の中の言葉「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずと言えり」については、「この言葉を聞くと、涙が出そうになる」のです。

 私も同じような気持でこのお二人の言葉を受け止めていました。広島市の成人式の記念品として、若い世代の人たちに是非同じ感動を味わって貰いたいと考え、この本を贈ることにしたのもそれ故です。

 実は最近、私も同じような経験をしました。このブログの41日に小島繁美さんの中国新聞への投書を掲げさせて頂きました。再度掲載します。

(2005) 85日付の朝日新聞に載った安佐北区の小島繁美さんの投書はその一例です。小島さんに希望を与えたのは兄妹の会話です。

  「昭和20年の87日の昼下がり、広島市・宇品港の岸壁近くの砂地でいつ出るともあてのない島まわりの船を待っていた。---中略---

ふと気がつくと、近くの草むらで人声がした。きょうだいらしい二人。妹は13歳前後。兄は23歳年長か、着衣はボロボロでかなりの重症と見えた。妹は外傷が無いようで、自らの身体で日陰をつくって兄を気遣い、話しかけていた。

 『お兄ちゃん、帰ったら母さんに「おはぎ」を作ってもらおうね』。---中略---最高にぜいたくで幻の食べ物だった「おはぎ」という言葉に、現実に戻され、希望を与えられた。」

  この短い文章からは、小島さんが希望を見付ける心の動きと共に、兄妹の気持まで伝わってきます。お兄ちゃんはおはぎが好物だったのでしょう。それを良く知っている妹は、頼りにしているお兄ちゃんに、元気になって貰いたくて、そのお兄ちゃんと一緒に家に帰りたくて、おはぎの話をしたのではないでしょうか。船を待つわずかな間、おはぎのイメージが、小島さんだけではなくこの兄妹にも大きな希望を与えたであろうことは疑う余地もありません。家に無事辿り着いたことを小島さんと共に今でも祈っています。

このことを、今月初めに取材を受けた朝日新聞の長富記者に話したのですが、途中で声にならなくなってしまいました。老化現象も加わっていたのだと思いますが、御本人に身を寄せることで、他人事とは思えなくなるからなのではないかと思います。核保有国の首脳たちにも、「もし核兵器を使ったら」という状況でそう感じて欲しい事柄です。

 [2022/4/26 イライザ]

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