高齢者

2023年9月18日 (月)

4年振りの敬老会に参加しました ――高齢化社会の現実についても考えさせられました――

4年振りの敬老会に参加しました

――高齢化社会の現実についても考えさせられました――

230917

4年前より参加者の減った高齢者の集い

 

広島ブログ

ブログ激励のために、上のバナーをクリックして下さい

今日、敬老の日ですが、私の住む中山間地では昨日、4年振りに敬老の日のイベントが開かれました。玖島地区コミュニティ推進協議会の森藤信賢会長の挨拶が、この地域の抱える問題点を指摘しつつ、そこに住む私たち高齢者への激励の言葉になっていましたので、以下、御本人のOKを頂きましたので全文を掲げさせて頂きます。

  皆様、こんにちは。玖島コミュニティ会長でこの集いの実行委員長の森藤です。すぐに会食、ご歓談されたいとは思いますが、コミュニティを代表して一言挨拶をさせて頂きます。

ご存じの通り明日が「敬老の日」です。皆様、「ご長寿」、誠におめでとうございます。併せて、この「高齢者の集い」が多くの皆様方のご出席を賜り、盛大に開催できましたことを感謝申し上げます。 ()

 さて、この集いは玖島に住んでいる私たちが「皆様方のこれまでのご功労に感謝し、末永いご健康を願う」、そして「皆様方に親睦を深めていただく」お祝いの集いです。このような集いですが、皆様方はもちろん、玖島にも元気になってもらいたいので、皆様にお願いを申しまして、挨拶をさせて頂きます。

 ご存じの通り、今の玖島は、若者が減って、元気がなくなってきています。若者がほとんどいないのですから、今、若者に玖島の未来や活性化を託すことは難しいと思います。ここにご出席の(いつも)元気でご活躍の皆様には釈迦に説法とは思いますが、皆様が「もう十方分頑張った」と思って引退されたら今の玖島は益々さびれていきます。玖島を切り開き、守って、そして発展させてこられた私達の先祖の努力を考えると、私達はそれを引き継いで行かなければなりません。そのためには若者が少ないのですから私たち高齢者も現役であり続ける他ありません。死ぬまで現役です!!  

 私たち高齢者が「歳だから」と言って閉じこもるのではなく、まずは可能な限りこの集いのような色々な活動に参加しましょう。参加し多くの人と話せば元気になって「もっと頑張ろう!」と希望がわいてきます。私たち高齢者が元気になり希望を持つことが玖島を明るく元気にします。

 今日のこの集いですが対象者は230人で、参加された方は67人と聞いています。

 色々な事情があって参加できない方もいらっしゃいますが、もし、この2倍、3倍の人が集まれば、もっと賑やかな集いとなって元気が出て、「来年も来よう」と、もっともっと希望がわいてくるのではないでしょうか。

 長くなりましたが、私たち高齢者が元気で希望をもてば、玖島は必ず元気になります。玖島が元気になれば、玖島に魅力を感じて若者も戻ってくるかもしれません。玖島の未来は私たち高齢者の手にかかっています。玖島で人生を楽しみましょう!!

 生意気なこと、失礼なことを申し上げましたがお許し下さい。

 前回の「高齢者の集い」は2019年で、その後、コロナ禍のため3回中止しましたので、4年ぶりの開催となります。この「高齢者の集い」の開催を皆様、毎年楽しみにされていたのではないかと思います。今回と併せて4回分楽しんで下さい。

ただ、この集いを楽しみにされていながら、この4年間で亡くなられた方もいらっしゃいます。その方々との楽しい日々も思い出されながら楽しんで頂けたらと思います。

 最後になりましたが、この集いの開催をお世話して頂いている皆様、本当に有り難うございます。最後まで宜しくお願いします。ご出席者を始め、ここにお集りの皆様方の末永いご健康をお祈りするとともに玖島が元気になっていくことを願いまして私の挨拶とさせていただきます。

 

お弁当を頂いた後、アトラクションがあり、その後はカラオケ・タイムという出し物はほぼ同じでしたが、参加者数が減ったせいか、やはり盛り上がりには欠けました。

その対策として「玖島花咲く館」など、地域の皆さんの果敢な取り組みもあるのですが、事は全国的広がりを持つ長期課題です。それは、「地方創生」等という言葉だけでは解決しない喫緊の大課題でもあります。戦争ごっこにうつつを抜かしている政治家たちには任せておけないのですが、皆さんこの際、政治を変えるために今までとは一味違った行動を取ってみませんか?

 

最後に皆さんにとって、今日一日が素晴らしい24時間でありますよう!  

 [2023/9/18 人間イライザ]

[お願い]

文章の下の《広島ブログ》というバナーを一日一度クリックして下さい。

広島ブログ

2023年6月 7日 (水)

ゆうちょ銀行ダイレクトは簡単便利? ――免許証の暗証番号を入力しないと使えません――

ゆうちょ銀行ダイレクトは簡単便利?

――免許証の暗証番号を入力しないと使えません――

Photo_20230606211001

ゆうちょダイレクトのホームページ

 

広島ブログ

ブログ激励のために、上のバナーをクリックして下さい

 

必要があって、今まで眠っていたゆうちょ銀行の口座を復活させました。いちいち郵便局に行かなくても済むように、ネットでの利用をしようとしたのですが、諦めました。

「ゆうちょダイレクト」というのがゆうちょのネットサービスの名称なのですが、登録するのが一筋縄では行きません。とにかく面倒な画面が沢山あって、登録情報を入力する画面に到達するまでが一苦労です。

登録を始めて、細い字で書かれている必要な情報に気が付きました。認証アプリを使うのには、運転免許証の暗証番号が必要なのです。免許証を取るときに、4桁の暗証番号を二つ登録しろと言われて登録はしたものの、その後、使う必要が全くなかった暗証番号です。

これで、諦めました。もちろん、憶えていませんし、どこかに記録したはずではあるのですが、それがどこかも覚えていません。それに普通の銀行では、こんな情報なしで登録できますし、それで問題が生じたという話も聞いたことがありません。

高齢者にとっては、登録するのさえ絶望的なゆうちょ銀行のネットサービスを一体何人が使っているのでしょうか。

それにしても、運転免許の暗証番号がなければ登録したり、使えなかったりする「サービス」は他にどんなものがあるのかを調べてみました。その結果がこれです。

「2組の暗証番号がセットされているICカード運転免許証ですが、現状では実際に日常生活で入力を求められることはほとんどありません。数少ない例外として、日本国内の米軍基地に入場する際に、2組の暗証番号の入力が必ず求められます。軍事施設のため、厳重にセキュリティが保たれているということになります。」

(グーネットマガジン https://www.goo-net.com/magazine/knowhow/carlife/42397/#toc3)

吃驚しました。2組の暗証番号が必要なのは、米軍基地に入る場合と、ゆうちょ銀行のネットサービスの二つしか挙げられていないのです。自衛隊の基地に入る場合は、必要ないのでしょうから、ゆうちょ銀行のネットを使うということは、例外中の例外だということになりますね。

 

そして皆さんにとって、今日一日が素晴らしい24時間でありますよう祈っています!

 [2023/6/7 人間イライザ]

[お願い]

文章の下の《広島ブログ》というバナーを一日一度クリックして下さい。

広島ブログ

2023年5月13日 (土)

御賛同下さった皆様、有難う御座います ――さらなる拡散をお願いします――

御賛同下さった皆様、有難う御座います

――さらなる拡散をお願いします――

202238_20230513035901  

G7広島サミットまで限られた時間の中で、「ヒロシマ」の代弁者としての岸田総理に勇気を持って行動して貰うための激励の言葉二つへの御賛同有難う御座いました。

① 一つは、G7の首脳たちを、岸田さん自ら資料館に先導し自分の言葉で被爆の実相と被爆者のメッセージを伝えること。

② もう一つは、資料館の出口で首脳たちに立ち止まって貰い、一言はっきりと、「これで核は使えなくなりましたね」と念押しをすること。

(続いて、被爆者の体験をG7首脳全員で傾聴することは言うまでもありません。)

改めて多くの皆さまの御賛同に心から御礼申し上げます。私たちが岸田さんに届けたいメッセージは、短く分り易いものですし意味も明快です。皆様が他の方々にさらなる拡散をして下されば、「炎上」するくらいの結果が生じてもおかしくはありません。 

圧倒的多数の声が岸田さんの心に届けば、「広島出身」を日頃から強調している岸田さん自身の胸に、その言葉の重みが突き刺さり、自らに与えられた責任の重さを自覚し、今こそ行動しなくてはならないとの決意に至るかもしれません。

その結果として、G7の首脳たちと資料館を見学し後で、「これで核は使えなくなりましたね」と念を押せる勇気だけでなく、広島出身の総理大臣としての情熱に灯が点く可能性は大きいのです。つまり、私たちから岸田さんへの叱咤激励の言葉が彼の勇気の源になる可能性は高いのです。

そんな結果を生むために、より多くの皆さまに、このキャンペーンの意味をお伝え頂ければ幸いです。

もう一点お伝えしたいのは、多くの皆さまのコメントを読ませて頂いて、私自身が励まされていることです。日本はまだ大丈夫なのだ、そしてoctogenerianである私の志を継いで下さる若い世代の方々が大勢いらっしゃることに、感激し安堵しています。

私たちのメッセージが岸田さんに届くまで、もうひと踏ん張りです。頑張りましょう。

Change.orgのサイトは、左の下線部分または下のリンクをクリックして下さい。そして署名をお願いします。

https://www.change.org/NowYouCannotUseNW

そして皆さんにとって、今日一日が素晴らしい24時間でありますよう祈っています!

 [2023/5/13 人間イライザ]

[お願い]

文章の下の《広島ブログ》というバナーを一日一度クリックして下さい。

広島ブログ

広島ブログ

2023年4月25日 (火)

老人クラブ総会でした ――カラオケは禁止でした――

老人クラブ総会でした

――カラオケは禁止でした――

Photo_20230424162401

コロナも下火になり、私の住む町の老人クラブも4年振りに対面での総会を開くことになりました。4年前の総会はこのブログでも報告しています。会場も前回と同じ宮島口の宮島コーラルホテルです。

会員も、4年前は105人でしたが、今年は94人です。役員は、前回と同じく、旧役員の続投が決まりました。

Photo_20230424163001

12時からは、食事なのですが、その後のカラオケを楽しみにしてこられた方も多かったようです。残念ながら、カラオケはまだ「禁止」だとのことでした。せめて、機械だけでも紹介しておきましょう。

Photo_20230424163101

帰りのバスの出発まで、大きく様変わりした宮島口のあれこれを楽しみましたが、やはり広電の駅舎と道路からみた港の姿が印象的でした。

Photo_20230424163201

Photo_20230424163202

最後に今日一日、皆さんにとって、素晴らしい24時間でありますよう!

 [2022/4/25 イライザ]

[お願い]

文章の下の《広島ブログ》というバナーを一日一度クリックして下さい。

広島ブログ

広島ブログ

2023年3月31日 (金)

社民党の大椿裕子副党首が繰り上げ当選 ――社民党の参議院議員は福島党首と二人になります――

社民党の大椿裕子副党首が繰り上げ当選

――社民党の参議院議員は福島党首と二人になります――

Photo_20230330220401

昨年の参院選の大椿候補--広島本通りでマイクを握る

立憲民主党の吉田忠智参議院議員が提出していた辞職願が3月30日の参院本会議で承認されました。吉田氏は、4月23日に投開票される参院大分選挙区の補欠選挙に立候補する予定です。

それに伴い、社民党の副党首である大椿裕子氏が繰り上げ当選することになります。

ちょっと説明が必要です。2019年の参議院選挙では、社民党名簿に記載されていた吉田候補が、得票数1位で当選しました。吉田氏が辞職すると、社民党名簿に記載されていた候補の中から、得票数2位の人が繰り上げ当選するはずなのですが、2位の候補はその後離党し、社民党の比例名簿から削除されていました。得票数3位の候補も同じ理由で名簿から削除されていたため、名簿に記載されていて、得票数がその次の大椿裕子氏が繰り上げ当選することになるのです。

昨年の参議院選挙では、私も大椿候補と様々な場で御一緒しましたが、御自分の経験を元に非正規労働者の正規化や、中でも女性の割合が高い事実が示している労働問題で、大活躍して貰えるはずです。

日本の労働環境は悲惨です。最低賃金は世界的に見ても低い。しかも仮に正社員として働けても職場そのものがブラックであることも多く、大学に行くのにも奨学金という借金を背負わされる有様。

フランスでは、高齢者の年金給付年齢が引き上げられることに抗議しての大規模抗議行動が起きているのに、日本ではほとんど反対もなく既成事実になってしまっている始末。デモもストライキも死語になってしまっているような感さえあります。

今一度日本という社会を活性化するためには、「労働権」と「労働」についての抜本的な意識改革が必要です。

大椿氏にはそのためのリーダーとして、国会という新たな場を得てさらなる飛躍をして欲しいのですが、必ずや私たちの期待に応えてくれるであろうことを確信しています。

 

最後に今日一日、皆さんにとって、素晴らしい24時間でありますよう!

 [2022/3/31 イライザ]

[お願い]

文章の下の《広島ブログ》というバナーを一日一度クリックして下さい。

広島ブログ

広島ブログ

2023年3月26日 (日)

新しい顔のビデオです ――ぜひ拡散して下さい――

新しい顔のビデオです

――ぜひ拡散して下さい――

 

英文毎日(The Mainichi) への投稿を御紹介しましたが、ITや自動車、音楽等の分野での私のお師匠さんであるYさんが、それを元に新たな動画を作って下さいました。

御覧頂ければ幸いですし、是非、海外にも拡散して下さい。

音声も自動で作られていますので、『はだしのゲン』が、『はだしのジェン』になってしまっています。そこは御愛嬌だとして見逃して下さい。

いろいろな面で老化現象が進んでいて、心配なこともあるのですが、これで少なくとも顔の整形はしないでも良さそうだということが分り、安心しています。

 

最後に今日一日、皆さんにとって、素晴らしい24時間でありますよう!

 [2022/3/26 イライザ]

[お願い]

文章の下の《広島ブログ》というバナーを一日一度クリックして下さい。

広島ブログ

広島ブログ

2023年3月16日 (木)

Responsibility of Prime Minister Fumio Kishida, elected from Hiroshima, On the occasion of the G7 Summit in Hiroshima

Responsibility of Prime Minister Fumio Kishida, elected from Hiroshima,

On the occasion of the G7 Summit in Hiroshima

March 16, 2023

Hiroshima and Japan Congress against A & H Bombs (Gensuikin)

Photo_20230316153601

Greetings to my friends, fellow peace workers and ladies and gentlemen, my name is Tadatoshi Akiba, Former Mayor of Hiroshima.  I am honored and privileged to represent Gensuikin, or the Hiroshima and Japan Congress against A & H Bombs, to discuss what the Hiroshima G7 Summit means and should be doing.

First and foremost, we expect all participants to show genuine respect to the hibakusha or A-bomb survivors.  Respect means listening to their experiences after the bombing at full length, even though such reality is indescribable by words alone.  They must spend at least one hour touring the Peace Memorial Museum to understand the reality. 

Listening to hibakusha and touring the museum is what students do when they visit Hiroshima on school excursions.

We expect that the G7 Summit participants will do more because they have the power to decide whether or not to use nuclear weapons or to influence such decisions, which students do not have directly.

Since the host of this Summit, Prime Minister Fumio Kishida, represents Hiroshima, his role in leading the direction of the Summit is critical.

The meaning and purpose of "Hiroshima" are to realize a peaceful world free of nuclear weapons by understanding the reality of the atomic bombings and respecting the hibakusha's messages humbly and sincerely.  It should not, in the least, ignore or belittle the meaning of "Hiroshima" or use it as an official seal to justify the rule of power.

The fact that no nuclear weapons states have used nuclear weapons since Nagasaki is significant.  However, the point of emphasis should be that, as John Hersey, the author of Hiroshima, stated in 1985, the hibakusha prevented such use as they have passionately testified their own experiences and appealed to the world not to use them. 

In other words, the hibakusha possess the power of "nuclear deterrence."  It is never permissible to attribute the non-use of nuclear weapons over these years to the "nuclear deterrence theory," which asserts that the possession of or the threat of use of nuclear weapons caused such no use.

As the hibakusha are aging, now is the time to discuss what the world should do to prevent the use of nuclear weapons in the world where we would not be able to rely on the hibakusha's deterrence power.  The conclusion is simple and obvious: there is no other way than to rely on the effective legal instrument, the Treaty on the Prohibition of Nuclear Weapons, or TPNW.

The first step toward utilizing this power is for nuclear weapons states to declare that they will not use or threaten to use nuclear weapons.  The historical significance of the leaders of three nuclear weapons states gathering in Hiroshima for the first time to attend the Summit should be no other than this declaration.  

They and the other G7 leaders, including Prime Minister Kishida, approved the G20 Bali Summit Declaration last November, which, in particular, stated, "The use and threat of use of nuclear weapons is inadmissible." Reaffirming this premise at every opportunity, including this Summit, is indispensable for ensuring that President Putin – or another leader – is dissuaded from using nuclear weapons, which is now one of the world's most pressing issues.

There are signs that Prime Minister Kishida and the other six leaders should aim higher: The G7 Hiroshima Declaration should be the starting point for the universal "No First Use" of nuclear weapons.

The first sign comes from Tomosaburo Kato, the first prime minister from Hiroshima, who passed away exactly 100 years ago.  He played a central role in concluding the Washington Naval Treaty in 1921.  By restraining the military at that time, Kato was able to transform Japan's policy of arms expansion into that of disarmament.  In addition, he successfully changed the antagonistic and confrontational relationships against the United States to those of cooperation.  It is also praiseworthy that Kato improved Japan's relations with China and the Soviet Union, which had not participated in the Washington conference, thus brightening the world's future.  Historians argue that had he lived a few years longer; he would have prevented Japan from entering the war against the United States.

As a prime minister from Hiroshima, Kishida should follow his example by exhibiting leadership in Japan's disarmament and worldwide disarmament and cooperation, including those countries that are not participating in the G7 Summit.  In particular, Kishida should initiate a peace process that would end the Ukrainian war as soon as possible by resorting to the moral authority and the high regard the world has always paid to Hiroshima.

The second good sign that supports such an attempt is the G20 Bali Summit Declaration I mentioned earlier.

Another comes from China and India: They have adhered to no-first-use policies since acquiring nuclear weapons.

China recently released a twelve-point peace proposal on February 24, stating, among other things, "nuclear weapons must not be used and nuclear wars must not be fought.  The threat or use of nuclear weapons should be opposed." 

Prime Minister Modi of India coined the phrase, "This era must not be of war," which left its mark in the Bali Declaration.

Suppose Japan, India, and China can create a path to end the Russia/Ukraine War and spearhead global no-first-use and the eventual abolition of nuclear weapons.  Then the hibakusha, including those who have passed away, would be more than proud of the accomplishment, and the world would hail them as heroes of the 21st century.

When more than 50,000 people died in a massive earthquake, and tens of thousands need help in Turkey and Syria, why are we wasting away precious human and material resources for war efforts instead of utilizing them for rescuing those people?

Let me close by quoting an elder from Hiroshima: Sunao Tsuboi, a hibakusha leader who died two years ago:

"Never again, and never give up!"

Finally, let me add a footnote:  These remarks represent a compilation of the document that Gensuiki submitted to Prime Minister Kishida on February 14, with copies sent to the heads of the G7 countries, and the acceptance speech delivered by Tadatoshi Akiba on March 4 of the Ahmadiyya Muslim Community Peace Prize in London.

 最後に今日一日、皆さんにとって、素晴らしい24時間でありますよう!


[2022/3/16 イライザ]

[お願い]
文章の下の《広島ブログ》というバナーを一日一度クリックして下さい。
広島ブログ

広島ブログ

 

2023年3月15日 (水)

「成田プラン」の反論は米谷ふみ子さんがしていました ――芥川賞受賞作家が14年も前に――

「成田プラン」の反論は米谷ふみ子さんがしていました

――芥川賞受賞作家が14年も前に――

Photo_20230314220201

大江健三郎さんが亡くなられて寂しい限りなのですが、こんな時の定番として、お元気な高齢者の言葉をもう一度聞くことには絶大の効果があります。たまたま今日は、1931年生まれの原田康夫先生と電話で話すことができて、元気が復活しました。元広島大学の学長でテノール歌手、5月14日には『椿姫』で、主役のアルフレードを演ずる予定ですが、何と92歳です。

もう一人は、1930年生まれの米谷ふみ子さんです。1986年に『過越しの祭』で芥川賞を受賞していますが、平和運動・市民運動にも長く関わってきたエネルギッシュな方です。私が最初に米谷さんを知ったのは、1972年に刊行された『わが子 ノア』を通してでした。この本では、米谷さん、米谷さんの夫で著者のジョッシュ、そしてお兄さんのカールの4人家族が、次男のノアさんの自閉症とどう付き合ってきたのかを感動的に描いていたのです。

この続きもあって三部作になっています。これもお勧めなのですが、今日御紹介したいのは、米谷さんが2009年に書かれた『年寄りはだまっとれ!?』です。とにかく読めば元気になること請け合いですが、このところ反論を書き続けている成田悠輔の『成田プラン』への見事な反論になっていることが何より痛快です。

しかも、「成田プラン」のような酷い考え方がいずれ出て来ることを14年も前から予想して、それに対する反論まで書いてしまっていることを重く受け止めて下さい。そのこと自体、高齢者には「集団自決」以外の役割はないと言わんばかりの「成田プラン」への反論になっているではありませんか。

この素晴らしい一書から三か所だけ引用しておきましょう。一つは、明白です。

「誰も年寄りだからといって私たちの命をとる権利はない!」 (ページ3)

もう一か所は、6ページから7ページにかけての部分です。

私の町の反戦グループ(パリセイディアンズ・フォア・ピース)のメンバーは、若くて50代半ば、 たいていは70・80代で、集会をする家の持ち主のマーサは94歳です。また、私が属し ているフォーク・ダンスのクラスの仲間は、先生が一番若くて65歳くらい、他は80代がざら、90、92、94歳というのが車をみずから運転して夕方やって来るのです。周り にも70歳でも働いている人はざらにいます。この間は私の友達の配偶者が現役で亡くなりま した。84歳でしたが、その年齢でも大学で教えていたのです。だから、それが通常の社会 だと思っていました。それで、かの編集者に「後期高齢者ってどのくらいの年齢の年寄り?」 と尋ねますと「75歳以上です」と言うのでまったく驚きました。私もその中に入っている ではありませんか!日本は年寄りを大切にする社会だと思っていたので、こういうカテゴリ —を設けたのは、もっとこの後期年寄りに国が資金を出して大事にするためだと思っていると、全く逆でしたので二度ビックリでした。

そして46ページ。

日本の政府は、年寄りのことを後期高齢者などと馬鹿にするものではない。私たちを殺してしまうと、若い人たちは生存手段が分からなくなるだろう。私たちは物資が無くなりかけるとどういう風に生き残れるかの手段を知っている。これを、このごろ、エコロジーと呼んでいるので。

つまり、年寄りを「殺す」のではなく、「生かす」ことが普通なのです。また若い人たちにはない経験やそこから生まれた「知恵」さえも持っているのです。そんな普通のことが普通であ続ける社会の有り難さをもう一度噛み締めつつ、高齢者の力をどう生かせば良いのかを考えて行きましょう。

最後に今日一日、皆さんにとって、素晴らしい24時間でありますよう!

 [2022/3/15 イライザ]

[お願い]

文章の下の《広島ブログ》というバナーを一日一度クリックして下さい。

広島ブログ

広島ブログ

2023年2月28日 (火)

成田発言のおぞましさ検証 (3) ――1,000万人もの人をどう殺すのですか?――

成田発言のおぞましさ検証 (3)

――1,000万人もの人をどう殺すのですか?――

004_20230227223101

成田悠輔氏の高齢者「集団自決」、「集団切腹」のおぞましさについて、これまでに回にわたって検証してきました。一回目はリアルな記憶を大切にというテーマでした。二回目は、「タイマーを埋め込む」というフィクションの話を成田氏は持ち出すのですが、でも高齢者を排除することは実現できないだろうという理由を説明しました。

今回は、少し具体的な数字を使って検証したいと思います。彼の提唱しているシナリオを「成田プラン」と呼ぶことにします。

実は数字には心理的なトリックが仕掛けられています。官僚たちはそれを良く知っていますので、人を騙すときに頻繁に使っています。例えば、小数点以下の数字など必要ない時にも小数点以下の数字を挙げるのが常套手段です。細部に注意を払い始めると、桁数など数字の持つ大きな意味が見失われる傾向があるのです。

ということで、概数で全体像を示して行きます。

日本の80歳以上の人口は1,000万人を少し超えています。「成田プラン」を実行するということは、少なくともこの1,000万の人たちに死を強いることになります。私は当然、その中の一人なのです。以下の議論は、私も「集団自決」をさせられる一人だということを忘れずに続けます。

同時に把握しておくべきことは、いま日本で年間何人の方が亡くなっているのかという統計です。約110万人なのですが、概数を取って100万と考えましょう。

対比するために、15年にわたる戦争、太平洋戦争だけでなくその前から数えての数字ですが、日本人の死者数は310万人以上だと言われれています。この中には、東京大空襲の10万人、広島の原爆による死者14万人や長崎の7万人も含まれます。

沖縄戦も含めると1945年の死者数は特に多いのですが、平均して一年間に20万人の方が亡くなっています。それが日本社会にいかに大きい悲しみと混乱を引き起こしたのかは言うまでもありません。

1,000万という数字は、その310万のおよそ3倍です。それだけの人を文字通り葬り去るとして、悲劇は数値化できませんが、太平洋戦争の3倍以上の悲しみと混乱が生じるはずです。

仮に、1,000万もの人を一年間で「殺した」として、今の10倍の火葬場を作るのでしょうか。お葬式はどうするのでしょうか。それとも原爆の後のように、野焼きをするのでしょうか。こんな非人間的な想像を強いることだけ取っても「成田プラン」の「異次元」性は明らかだと思いますが、そんなことを平気で子どもたちに勧める心の内を私にはとても想像だにできません。

成田氏は、いっぺんに1,000万ではなく、数年掛けるのだとでも言う積りなのでしょうか。でも、10年掛けたとしても一年100万人ですから、今の倍になり、程度の差こそあれ問題の本質は変わりません。それに、「80歳」以上の高齢者の数は毎年100万人くらい増えて行きますので、全体としての「80歳」以上の高齢者の数は変わりません。少子化と高齢化を防ぐ「成田プラン」では、高齢者の数が減らないことになるではありませんか。

次の問題に移りましょう。仮に、1,000万人もの高齢者が「自決」することに合意したとして、その手段はどうするのでしょうか。「集団切腹」という言葉も使っているので、赤穂浪士のように、脇差で腹を切り介錯する人が首を落すことになるのでしょうか。

でも、仮に「成田プラン」が「罰則」と同じ意味を持つとすると、憲法違反になってしまいます。

第36条では、「公務員による拷問及び残虐な刑罰は、絶対にこれを禁ずる。」と憲法中、唯一「絶対に」という言葉を使って禁止している条文です。

憲法絡みの議論を始めれば、それこそ、「違憲」の山になってしまいます。例えば、第11条違反になります。

11条  国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。この憲法が国民に保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の国民に与へられる

第13条の「国民はすべて個人として尊重される」違反にもなります。

そして天皇制に反対する人もいるとは思いますが、第一条違反にもなります。

第1条  天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。

それは、「成田プラン」が仮に80歳以上の「集団自決」を強いるものであれば、仮に天皇がその時点で80歳以上だったら、その中に含まれてしまうからです。「成田プラン」は国民の総意を超えることはできないのですから違憲になってしまいます。

切腹でないとすると、青酸カリを80歳以上の人すべてに配ることにするのでしょうか?1959年の映画『渚にて』では、第三次世界大戦で核爆弾により全世界でオーストラリア以外の地域は全滅し、残された人々が放射線で苦しむ代りに毒薬が配られ、それを飲んで次々に死んで行くというがシナリオです。つまり、想像の世界ではあり得ることです。

しかし、高齢者だけが自決を迫られるという状況で、青酸カリを自分用ではなく、殺人のために使う人は全く出て来ないのでしょうか。あるいは、高齢者の青酸カリを買ったり盗んだりして悪用するという可能性も出てきます。日本中を犯罪で埋め尽くす可能性を全く無視できるのでしょうか。

最後は、皮肉として通じて欲しいのですが、可能性として一つ残るのは、「笑い殺す」くらいしか思い付きません。自分自身を笑い殺すのも難しいですから、「成田プラン」を笑い殺すことにしましょう。

最後は唐突ですが、あまりにも非人間的なことばかり考えさせられてきましたので、せめて今日一日、正反対の良い日であることを祈りましょう。皆さんにとって、今日一日が素晴らしい24時間でありますよう!

 [2022/2/28 イライザ]

[お願い]

文章の下の《広島ブログ》というバナーを一日一度クリックして下さい。

広島ブログ

広島ブログ

2023年2月27日 (月)

H君を偲ぶ会 ――没後3年、80人が集いました――

H君を偲ぶ会

――没後3年、80人が集いました――

Photo_20230226170901

H君の人徳だと思いますが、コロナ禍でようやく開くことになった偲ぶ会には、会場一杯の80人以上の人が集い、H君の生前の人となり、思い出や、これから一緒にしたかったであろう仕事や余暇活動、それも彼の華やかな人生を再現するような様々なエピソードばかりでした。

例えば、最後の奥様が披露してくれた「遺産」は、H君を彷彿とさせるものでした。彼が残したスマホの電話番号は、レストランが一番多かったのだそうです。

食通の彼ならさもありなんですし、友人たちもIBMから始まり、アスキー、セガ、コロムビア、早稲田大学、東京都市大学等々の職場での同僚や部下たち、そして彼の後継者たちが「変人」としてのH君や、才能溢れる、あるいは人間的な存在として、惜しまれて早世したH君について時間がいくらあっても足りないくらい、語ってくれました。

私は、彼の思い出の中でも、英語が堪能でその上、詩を愛し数学にも強かったことを皆さんに聞いて頂きました。

一つは2015年、Emily Rolfe Grosholzというアメリカの哲学者(特に数学と科学についての研究が目立っています)、かつ詩人の「Childhood」という詩集を津田塾大学の早川敦子先生が日本語に訳され、その出版に際して、Emilyに日本に来て貰った時のことです。出版社はクルミド出版です。

早稲田大学で講演をして貰ったのですが、著名なアメリカの詩人の作品を、「大円」と「コンパクト化」という数学的概念との関連で分析するという内容でした。事前に、原稿を貰えましたので、日本語訳を付けましたが、英語の誌の批評ですので、日本語訳があってもそれほどは役立ちませんでした。事実、「チンプンカンプンだった」と正直に言ってくれた人もいたのです。

でもH君は熱心に講演を聞き、真っ先に手を挙げ、「素晴らしい講演だった。特に、数学的な概念が詩の本質を解き明かしているところ (その具体的な個所を挙げて説明--その部分は略します) で、目から鱗の思いをした」と述べてくれました。講演後は、H君とEmilyの話が弾んでいました。

もう一つは、このブログでも報告しましたが、彼のお見舞いに行った時に話題になったことです。ベッドで読むには、俵万智さんの短歌集より、夏井いつきさんの句集の方が良いと思って、一冊プレゼントしました。H君は夏井さんが着物を愛していることに感謝していること、自分でも捨てられる着物を集めて、再生利用するプロジェクトをしていることを話してくれました。

こんな時にも、「田舎の学問より京の昼寝」を思い知らされてしまいます。御家族が偲ぶ会の会場に持参されたものの中には、愛用のオーボエ (H君は若い時はオーボエの演奏者になりたかった) 万年筆、カメラ、彼を亀仙人に見立てた劇画があり、それらを前に私たちの思い出話が途切れることはありませんでした。

 

それでは今日一日が、皆さんにとって素晴らしい24時間でありますよう!

 [2022/2/27 イライザ]

[お願い]

文章の下の《広島ブログ》というバナーを一日一度クリックして下さい。

広島ブログ

広島ブログ

より以前の記事一覧

広島ブログ

無料ブログはココログ
2023年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31