アメリカ

2022年6月20日 (月)

ポルトガル青年二人との出会い

ポルトガル青年二人との出会い

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Nuclear Ban Forumの会場前で、自転車ツアーに参加する人たちの見送りをしようと待機していた時でした。青年二人から、「スピーカーと名札に書いてあるけど何を話すんですか?」と話し掛けられました。市民社会フォーラムの参加者だと思い込んでいたので、「もう、北東アジア非核地帯条約と北東アジアの核情勢というテーマで昨日話は終ったけど」と答えたのですが、なんだか腑に落ちない様子。そもそも「非核兵器地帯」などという言葉を知らないのかなと気付いたので、どこから来たのかとこちらから問いかけてみました。

少しやり取りをすると、通り掛かりのポルトガルの青年たちで、ポルトガルでは核兵器についての関心があまり高くないこと、自分たちも平均的なところかな、という感じでした。

チョット挑発的に、「核兵器を持たない国が、核兵器について関心を持たないと、核を持っている国の言いなりになってしまうのでは?」と水を向けると、ウクライナで核を使うかもしれないプーチン大統領の話になり、後は、このブログで書き続けてきたいくつかの点を指摘しました。特に、ウクライナと広島・長崎との違いとして「リアルル・タイム」で戦争を見、そして感じているかどうかが重要であることにも注意を喚起しました。

かつて、ポルトガル領だったブラジルが中心的役割を果したトラテロルコ条約についても話をしたのですが、こう書いてくると長い間の会話でもおかしくはない内容です。でも実際は5分足らず、「こんなに関心があるのだから、ポルトガルでも核兵器について何か始めてみたら」と提案すると、「考えて見る」という返事でした。

見ず知らずの私の話をこんなに素直に聞いて貰って、かなり暑くなってきてはいるものの風の爽やかくウィーンでのエピソードとして、「You, guys, have made my day!(お蔭で良い一日になった!)と言いたい気持です。

それでは今日が、皆さんにとって素晴らしい一日でありますよう。

[2022/6/19 イライザ]

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2022年6月16日 (木)

ウィーンに行ってきます

ウィーンに行ってきます

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オーストリア政府観光局のホームページから

今日から5日間ウィーンに行ってきます。23日から開かれる、核兵器禁止条約(TPNW)の第一回締約国会議に先立つ、世界のNGOの集いに出席します。核保有国も日本もこの条約を批准するよう「ヒロシマの心」を伝え、ウクライナ戦争での核兵器の使用を阻止し、核兵器の廃絶に勢いを付けるためです。

移動の時間もありますし、時差もありますので、このブログはこれからかなり不定期に、Wi-Fiのつながるところからお送りします。YouTube等での「現地報告」もお届けします。

今のところ決まっているのは、20日の午前230分からの配信です。

 「原水禁ウィーン現地報告」動画配信

https://www.youtube.com/watch?v=hkxsLzpHiZA

日時:620日(月)午前230分~330分配信予定

※この時間以降も「原水禁チャンネル」にて視聴できます。

これを機に、原水禁チャンネル」登録をそれぞれお願いします。

発言:秋葉忠利(前広島市長、原水禁顧問)/川副忠子(被爆者、長崎)

大内由紀子(第24代高校生平和大使、広島)/神浦はる(第24代高校生平和大使、長崎)

備考:この配信以外にも高校生平和大使による発信なども検討しており、決まり次第、原水禁ウェブサイトの案内記事( http://gensuikin.peace-forum.com/2022/06/13/tpnw-1st-cop/ )にてご報告します。

 午前230分は難しいかもしれませんが、それ以後も見られますので宜しくお願いします。

 それでは今日が、皆さんにとって素晴らしい一日でありますよう。

[2022/6/16 イライザ]

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2022年6月 9日 (木)

新宿駅西口地下広場での街頭演説

新宿駅西口地下広場での街頭演説

大雨との予報があったので、地下広場で演説会を開きました。

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雨にはなりませんでしたが、しばしば拍手の嵐で演説を中断することもありました。そして弁士(相変わらず古い言葉が出てきますが、)は福島みずほ社民党党首・全国比例予定候補、服部良一社民党幹事長・東京選挙区予定候補、村田しゅんいち社民党全国比例予定候補、そして私、社民党全国比例予定候補の秋葉忠利でした。

 それぞれの演説内容も、そして言葉に込めた思いも胸に迫るものがあり、涙ながらに聞いて下る方もいらっしゃいました。

 例えば、消費税は今、10%にもなっています。一割です。物価が高くなりましたが、その一割がなくなれば、一息つけるだけでなく、ちょっと安どの気持が生まれる額です。社民党の提案は、その消費税を3年間「ゼロ」にすることです。その財源は大企業の内部留保です。それに、5%弱の税金を掛ければ、それでお釣りがくるのです。

 そしてこのブログでも4月13日に取り上げたように1945310日の東京大空襲で、一晩に10万もの無辜の人々がなくなった歴史を東京の人々が忘れてはならないのです。それを忘れてしまえば、同じことが繰り返されます。今の政府の方針は、忘れるどころか、人をだましてまで戦争への道を突き進んでいます。

ウクライナのゼレンスキー大統領でさえ、憲法9条を尊重する演説を日本の国会向けにしてくれたではありませんか。そのゼレンスキー大統領には、日本の憲法遵守義務はないのです。

 でも、安倍元総理や、日本の核武装を政策に掲げる政党の幹部たちには、憲法99条によって日本国憲法遵守義務があるのです。

 その義務を果せと詰め寄り、多数派の世論にし、戦争を防ぐ責任のあるのは主権者である私たちです。

 参院選での一票が、その責任を果す素晴らしい機会です。それをもっと多くの人たちに広げましょう。

 それでは今日が、皆さんにとって素晴らしい一日でありますよう。

[2022/6/9 イライザ]

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2022年6月 8日 (水)

千葉でのミニ選対会議

千葉でのミニ選対会議

千葉で、小学校・中学校の同級生の集いがあり、駆け付けました。

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いつも通り大変楽しい一時になりましたが、話題はゴルフから政治へと移り、ミニ選対会議になりました。

 ゴルフは、エージ・シュートをしたT君のお祝いの会をどうするかでしたが、ゴルフには疎いので「エージ・シュート」の意味が分りません。

 そして、現在の政治への厳しい批判の声が続きました。そして、野党のどの党かがリーダーになって、今の政治を変えて欲しいということに。例えば、高齢者がどんどん社会の片隅に追いやられていて、年金は減る上、免許は返納しろと迫られる。高齢者の居場所がなくなっているのに、「多様性」とは意味があるのか。高齢者にも権利はあるはずだという声や、アメリカに主導権を握られている政治の大方向を変えなくては未来が見えない等々、皆、意気軒昂でした。

 そして、私自身の選挙運動についてもいろいろアドバイスを貰いました。かつて広告業界で活躍したプロも交じっていましたので、とても有益でした。

 例えば、プロフィールのところに、小学校・中学校、そして高校の名前を入れること。これは、完全に忘れていました。今までの選挙は全て広島での選挙です。広島の小学校・中学校ではないので、これまでは名前を書きませんでした。でも今回は違います。全国の皆さんに知って貰うのですから、小・中学校、高校も抜かしてはいけないのです。

プロフィールにも追加しますが、小学校は千葉大学教育学部付属小学校、そして中学は、同じく千葉大学教育学部付属中学校です。高校は、東京教育大学(今の筑波大学)付属高等学校で、回数は69回です。

さらに私の父が獣医師で、千葉県獣医師会長や日本獣医師会の理事を歴任したことも書き込むべきだとのアドバイスも貰いました。

 となると、私の妹、秋葉京子がオペラ歌手で、ドイツで長い間活躍し、日本でも二期会その他を通して多くの皆さんに歌声を聞いて頂いていたことも、大切なのかも知れません。

 さらには、参議院の比例区の投票の仕方も説明してきました。二枚目の投票用紙は比例区の用紙なので、政党名か候補者名どちらを書いても良いこと。でも特定の個人を応援したい場合は、個人名を書くことでしかその応援の意思は伝わらないことを説明しました。

 とにかく、参加者一同、立候補には大賛成、頑張れという強いメッセージを頂いて解散しました。

[2022/6/8 イライザ]

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2022年6月 4日 (土)

アキバ・ウィークリー ――週一のFax報告から始めました――

アキバ・ウィークリー

――週一のFax報告から始めました――

 

国会議員時代、毎週、国会報告「アキバ・ウィークリー」をFaxで皆さんに送っていました。

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これは、その第1号から第50号までをまとめた冊子の表紙です。色はもちろん、赤と青。

国会が、憲法の規定する「国権の最高機関」としての役割を果すためには、有権者の皆さんと議員との日常的なやり取りが必須です。最初の内は、季刊の国会報告誌「アキバ・ガゼット」で報告していたのですが、それでは時々刻々変わる政治を伝えられません。そこで週刊にして、しかも送る方法も、電話でメッセージを聞いて頂くのと同時に、登録して下さった方々にはFaxでハードコピーを送りました。

その後、「ダイヤルQ2」なども使い、技術的な面についても知って頂きたいのですが、今回はその内容です。1992年8月17日に収録した第32号です。タイトルは「民主主義における多数派と少数派」です。

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読みにくいと思いますので、テキスト部分を以下、掲載します。

皆さん今日は。衆議院議員の秋葉忠利です。『アキバ・ウィークリー』第32号をお届けします。9月の4週号です。

「反対するのは悪いことだ」という奇妙奇天烈な価値判断が、社会党の中で市民権を得つつあります。最近の典型的な例は、私も属している「ニューウェーブの会」の有志が田辺委員長に提出した意見書の中にあります。

PKO国会で社会党が採用した牛歩戦術、並びに議員の辞職願提出をいとも簡単に誤りだと一蹴しています。そして今後の国会対策の中ではこうした戦術が取られてはならないと宣言しています。その理由として、この意見書を提出した18人の議員は、牛歩には7割の人が反対、辞職には8割の人が反対したことを挙げています。

社会党のやることには反対、という反対意見を尊重して、社会党自体が反対することを止めてしまうというのはかなり歪んだ構造なのですが、それはともかく、一般論として牛歩も辞職願提出も好き好んで実行する人はいないはずです。私たちも好き好んで牛歩を行い、辞職願を提出したのではありません。それは皆さんにもお分り頂けると思います。

となると、何故このような、いわば最後の手段に訴えざるを得なかったのかを考えなくてはなりません。PKO法案がどのような内容で、PKO国会がどのように運営されどのように審議されたのか、またマスコミがどのような報道をして市民がどう反応してきたのかを振り返らなくてはなりません。

この『アキバ・ウィークリー』では、何度もPKO法案そのものの問題点や審議の仕方について、国会内の動きを報告して来ましたし、問題提起も行って来ました。PKO法案そのものが憲法違反であること、国連の方針ともギャップのあること等、法案自体に問題がありました。さらに国の一大重要方針を大転換しようとするこの法案の審議の仕方にも大きな問題がありました。

自公民三党の取った国会運営の方法は、民主主義の原則に反し、国会の存在そのものの否定につながるものでした。マスコミの報道にも大きな問題がありました。それでも牛歩や辞職願はいけないのでしょうか。

アメリカの第16代大統領アブラハム・リンカーンがこの点について明快な答を与えています。1861年3月4日、リンカーンが第一回目の大統領就任演説で述べた言葉です。

リンカーンは、もし多数派が単に多数であるという力だけに頼って、憲法が明白に規定している少数派の権利を奪うようなことがあれば、それは道義的な立場から革命を起すに足る理由になるかも知れない。もしこの権利が基本的なものであれば、確かに革命を起すに足る十分な理由になる、と言っています。

ワイマール憲法の下、多数派の意見で少数派の権利、いや全ての人の権利が奪われヒットラーの時代になりました。そして憲法9条が基本的であることに異論はないはずです。革命はともかく牛歩くらいしなかったら、墓石の下のリンカーンは激怒したのではないでしょうか。

これで『アキバ・ウィークリー』第32号を終ります。次号は9月25日にお届けします。皆さんの御意見や反論を是非お寄せ下さい。電話は、広島082-240-〇〇〇〇、東京03-3508-××××です。

それでは今週が皆さんにとって素晴らしい一週間でありますよう。

30年前の日本の状況と今の状況を比較しても、あまり変り映えがしないような気もしますが、今読んでも結構良いことを言っていますよね。(自画自賛が許されるのも選挙が迫っているからです。)

[2022/6/4 イライザ]

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2022年6月 3日 (金)

これまでの選挙で学んだこと ――御支援を頂くために生かします――

これまでの選挙で学んだこと

――御支援を頂くために生かします――

 これまで自分が候補になった選挙は7回、他の候補の応援のための選挙は数知れません。その度に、赤と青の手袋で私の考えを示してきました。Photo_20220602214401

今回は、多くの選挙運動中に学んだその他の「選挙の常識」を三つ掲げておきましょう。私たちが「常識」だと考えていることとはかなり違う行動を意識しないと、良い結果につながらないのです。今回の選挙でも生かしたいと考えています。

一つ目は、「同じことを繰り返して言い続ける」です。初めての選挙は、私の前任者の大原亨さんと多くの集会で挨拶をし、街頭や屋内での演説会にも付き合って頂きました。数日経ってからの大原さんからの諭しの言葉です。

「君は学者だから、常に新しいこと、前とは違うことを話そうとしている。それは分るが、選挙で一番大切なのは、同じことを繰り返し繰り返し伝えることだ。それで初めて、君の言わんとしていることが伝わるのだ。」

数多くの選挙を経験して、この言葉の正しさを実感しています。今回も、一番大切な被爆の実相や核兵器の廃絶、そして人類の生存について何度でも繰り返し訴える覚悟です。

二つ目に上げたいのは、「自分の名前を繰り返して言う」ことです。普段の会話では、絶対にしてはいけませんし、それほど非常識な人はほとんどいませんので、実行するのが難しいことでもあります。

でも、街宣車の聞こえる範囲は限られていますし、しかも、車は動いているのですから、その音の聞こえるのは数十秒です。その間に自分の名前を聞いて貰えなければ、ただ五月蠅い街宣車が来たことしか、聞いている人には伝わりません。とは言っても聞こえている人にとっては、「連呼」が五月蠅い騒音であることも事実なのですから難しい点です。工夫をしながら迷惑の掛からない形で自分の名前を伝える努力が必要です。

そして三つめは、「握手が心をつなぐ」ことです。若い世代の人たちには、アイドル・グループの握手会などを経験して当り前のことだろうと思います。そしてケネディー大統領が初めて選挙に出たときに、母親のローズさんから、数は正確には覚えていないのですが10組くらいの手袋を貰い、それが全て擦り切れてしまったというエピソードを読んだことがあります。

私には強力な後援会組織がありませんでしたので、夜は繁華街でできるだけ多くの人に握手を求め、一票のお願いをしました。全国を対象にした比例区ではどれれくらぃ実行できるのかはわかりませんが、頑張りたいと考えています。

[2022/6/3 イライザ]

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2022年6月 1日 (水)

アメリカ大使館からの返事 ――他の国からの返事はまだありません――

アメリカ大使館からの返事

――他の国からの返事はまだありません――

 

Change.orgの署名運動に賛同して下さる方が10万を超えた直後5月3日付で、核保有9か国と岸田総理大臣に、署名運動の趣旨を伝える書簡を郵送しました。

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その趣旨は、プーチン大統領には《「核兵器を使わない」と、ただちに宣言して下さい》ですし、岸田総理には、《広島一区選出の総理大臣としてプーチン大統領を説得して下さい》でした。その他の国々は核保有8か国ですが、この趣旨に賛同して《ウクライナ戦争で核を使わないよう、影響力を行使して下さい》と要請しました。

531日、アメリカ大使館の職員Kさんから電話での返事がありました。

53日の書簡について、上司から次のような伝言がありましたのでお伝えします」という説明があり、その内容としては「書簡の件については、外務省と協力されたら如何でしょうか」が、伝言の内容でした。

私からは、「私たちが期待していた内容ではありませんが、書簡をお読み頂き、このように返事を頂けたことは、誠実な対応をして下さった印だと思います。感謝していることをお伝えください」と答えました。

「上司」の地位や名前は教えて貰えませんでした。

以上、報告させて頂きます。そして、アメリカ大使館がこのような対応をしてくれたのは、賛同署名をして下さった10万人を超える皆様の声の重みへの敬意の表明だと考えています。

他の国からの返事は今の時点ではありません。

 [2022/6/1 イライザ]

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2022年5月24日 (火)

来年のG7サミットまでの宿題 ――広島開催の意味は核兵器禁止条約の批准――

来年のG7サミットまでの宿題

――広島開催の意味は核兵器禁止条約の批准――

 来年のG7サミットは広島で開かれることが決まりました。

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Group of Seven () と EU () (Public Domain)

朝日新聞電子版によると、岸田総理は次のように述べたそうです。

世界がウクライナ侵略、大量破壊兵器の使用リスクの高まりという未曽有の危機に直面しているなか、来年のG7サミットでは、武力侵略も核兵器による脅かしも国際秩序の転覆の試みも断固として拒否するというG7の意思を、歴史に残る重みをもって示したいと考えている。

唯一の戦争被爆国である日本の総理大臣として、私は広島ほど平和へのコミットメントを示すのにふさわしい場所はないと考えている。核兵器の惨禍を人類が二度と起こさないとの誓いを世界に示し、バイデン大統領をはじめ、G7首脳とともに、平和のモニュメントの前で平和と世界秩序の価値観を守るために結束していくことを確認したいと思っている。

丁寧に読むと、「核兵器の惨禍を人類が二度と起こさないとの誓い」は誰の誓いなのかが分りません。でも、平和が大切であり、平和を語る上で広島が相応しい場所であるという雰囲気は伝わってきますので、その点には賛成です。

「大量破壊兵器の使用リスク」を心配し、「核兵器による脅しも拒否する」のであれば、核兵器の禁止そのものが最も効果的であることに異論はないはずです。核兵器禁止条約を署名し、批准することは論理的な必然になります。

マスコミの論調のように、「務めてもらいたい」とか、総理の「手腕が問われる」と言った甘い態度では核保有国が「既得権」と見做している核保有の壁を崩すことは無理です。もう一度広島で起きた「地獄絵」を思い起こし、それをG7の首脳にも「わが身に迫る」ような感覚で共有して貰い、その結果、核兵器禁止条約に真剣に向かい合って貰えるような準備を私たちがしなくてはなりません。

そのためには、「都市外交」、「市民外交」、「議員外交」、「音楽外交」等々の言葉で表現される、多種多様なチャンネルを通じて私たちが、それぞれのレベルで被爆の実相を共有し、被爆者のメッセージを国レベルでの行動につなげる努力をすることが有効です。

主権者たる私たちが、「全体の奉仕者」であるべき政府に対する「宿題」として、来年のサミットまでには、核兵器禁止条約の署名と批准をするよう、要求する・させる運動を始めましょう。

 [2022/5/24 イライザ]

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2022年5月21日 (土)

戦争も核もない世界へ ――沖縄でもシンポジウムが開かれます――

戦争も核もない世界へ

――沖縄でもシンポジウムが開かれます――

 

東京での「核兵器禁止条約を考える集会」に続いて、521日には、沖縄で、喜納昌吉さんの呼び掛けで、「戦争と核のない世界へ」というテーマのシンポジウムが開かれます。

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東京そして、沖縄、両方のイベントに参加させて頂きますが、私の発言はこれまで、このブログ、そして姉妹ブログの「新・ヒロシマの心を世界に」、そしてChange.orgでの署名運動で皆さんにお伝えしてきたことです。

 加えて、琉球日報が鳩山友紀夫さんと私の論考を掲載してくれましたので、それも是非お読み頂きたいと思います。

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核「共有」とか、「敵基地攻撃能力」とか、「憲法改正」では未来の見えないことが、少しでも広まることを期待しています。

 [2022/5/21 イライザ]

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2022年5月16日 (月)

お二人のコメントを中心に ――このブログのもう一つの役割――

お二人のコメントを中心に

――このブログのもう一つの役割――

 

「貧乏くじを引いたプーチン ――わざわざ作らなくても良い敵を作ってしまった――」(このブログの515)に、「ストーリー」として分り易く、勉強になるコメントをお寄せ頂き感謝しています。そのうちのお二人のコメントを再録します。「コメント」を後から読まれる方は少ないようですので、もっと多くの皆さんにお読み頂きたいからです。

私自身は、このタイトルの副題「わざわざ作らなくても良い敵を作ってしまった」はもう少し強くても良かったかもしれないと感じています。「作ってはいけない敵を作ってしまった」くらいでしょうか。それはスエーデンもフィンランドと同じく中立の立場を捨てて、NATOに加盟する方針を固めたからでもあります。前置きはそのくらいにして、最初に「ドイツ在住ポスドク 」さんのコメントです。

あくまで独自考察ですが、ロシア軍が何日もの軍事行動への備えをしていなかったことを踏まえてプーチン氏の描いてきた「ストーリー」は以下のような「追い詰められた末の賭け」でないかと推測しています。

2021年まではメルケル前首相が音頭をとるドイツがEUのリーダー役を務めつつロシアとの対話役を担ってきました。メルケル氏はロシア語に堪能、プーチン氏もドイツ語が上手、しかも両者はどちらも旧東ドイツで若き日を過ごしただけに話しやすかったといわれています。しかし連邦議会選挙を経たドイツは組閣さえ難航し、その指導力が大幅に下がってしまいました。

一方でベラルーシもまた欧露の調整者として機能していました。2014年の政変の後に結ばれたウクライナ東部における停戦合意はその名も「ミンスク合意」です。ところが2020年の選挙でルカシェンコ大統領の支持基盤の弱体化が表面化しました。そしてルカシェンコ氏は反体制派狩りに躍起になり、2021年2月に旅客機を強制着陸させてまで乗客の反体制派ジャーナリストを拘束しました。EUNATOはこの旅客機強制着陸事件を安全保障への直接の脅威とみなし、ベラルーシと西側諸国との亀裂が決定的になりました。ルカシェンコ氏は極端な親露派となるしか政権を維持する手立てがなくなりました。

かくしてプーチン氏にとっての西側との対話チャネルが失われました。一方でベラルーシが極端な親露派となったことで、ロシア軍がベラルーシを通り道にしてウクライナの首都キーウに迫ることが可能になりました。さらにゼレンスキー大統領の支持率は今年初めには50%もなく政権基盤が脆弱に見えたことから、四方八方からウクライナに進軍すればたやすくキーウを占拠して傀儡政権を樹立できるかもしれないとプーチン氏は考えたのかもしれません。傀儡政権の首領には2014年の政変で失脚してロシアに亡命したヤヌコービッチ元大統領を使うつもりだったと推測できます。

以上の仮説が正しければ趨勢はとっくにプーチン氏の「ストーリー」から外れています。もはやプーチン氏も「特別軍事作戦」の終わらせ方がわからないかもしれません。

投稿: ドイツ在住ポスドク

お二人目は、「杉山 隆保」さんです。

やはりワルシャワ条約機構が解体された時にNATOも解体して武力による紛争解決も武力による威嚇も行わない国際秩序を確立すべきであったと捉えています。この時アメリカの世界戦略が展開されてNATO解体は実現されませんでした。

それでも今回のロシアによるウクライナ侵略に対して国連総会で141カ国が非難決議に賛成した意義は大きいと捉えました。

国連の役割を見直し、強化し、新たな国際秩序の確立をめざす時だと考えています。

日本は日本国憲法がありながら、アメリカの朝鮮戦争、イラク戦争、アフガン戦争などで戦争の兵站を担い続けてきました。沖縄はその象徴的な場所で今後も出撃基地にされてしまいそうです。

アメリカと日本の関係を変えないと今後も同じことが繰り返えされます。

ロシアの侵略でウクライナの民俗独立闘争のような局面になってきました。アメリがベトナムに侵略戦争を行った時に北ベトナムのホーチミン大統領は「人民にとって自由と独立ほど尊いものは無い」と主張してベトナム戦争を闘い抜きました。

ベトナムへ侵略したアメリカがウクライナに武器援助をしているのは皮肉です。しかし、ウクライナが「勝利」したとしても戦争は何も産み出しはしません。ウクライナの再建には膨大な時間と資金が必要になります。

このことを世界が認識して紛争の武力による解決、武力による威嚇を止めて資源と資金を戦争に使うのでない政策を打ち立てる時代を創り出す時代に踏み出す時と考えています。

日本はまだ侵略戦争の処理を完全に終えていないことを認識して近隣諸国との関係を見直すことが必要と捉えています。

投稿: 杉山 隆保

 

終戦後、新憲法ができ、多くの人にとってようやく日本の未来が見え始めたときに、「日本はアジアのスイスになる」という標語が多くの人を勇気付けました。残念なことに、日本の辿ってきた道はそれとは違う形になりました。それでも平和憲法のあることで一定の立場を取ることは可能になり、戦争中のウクライナがそれに配慮するだけの役割は果たしています。

フィンランドとスエーデンがNATOに加盟することで、ロシアから見れば、新たな敵を作り出してしまったことになり、ロシアにとっては好ましいことではありません。それは、プーチン・ロシアの描いていたストーリーとは違ったものだと思います。

同時に、「中立」という立場をとる国がヨーロッパで減ることは、特に今北欧でそれが起きていることは、世界全体が大きく変ることを意味します。

そんな状況下で日本が果すべき役割は、核兵器に焦点を合わせてその視点からの世界平和の実現を目指すことだと考えています。それは、日本政府がお題目として掲げてきて「核保有国と非核保有国との橋渡し」を、単に言葉の遊びとして弄ぶのではなく、文字通り、実のある橋渡し役を演じることです。

Nofirstuse-global-blog   

「核兵器の先制不使用」合意が、その第一歩として相応しいのですが、それについては何度も丁寧に書き続けたいと考えています。また、次のサイトもご覧ください。

 https://nofirstuse.global/

 [2022/5/17 イライザ]

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