福祉

2023年3月15日 (水)

「成田プラン」の反論は米谷ふみ子さんがしていました ――芥川賞受賞作家が14年も前に――

「成田プラン」の反論は米谷ふみ子さんがしていました

――芥川賞受賞作家が14年も前に――

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大江健三郎さんが亡くなられて寂しい限りなのですが、こんな時の定番として、お元気な高齢者の言葉をもう一度聞くことには絶大の効果があります。たまたま今日は、1931年生まれの原田康夫先生と電話で話すことができて、元気が復活しました。元広島大学の学長でテノール歌手、5月14日には『椿姫』で、主役のアルフレードを演ずる予定ですが、何と92歳です。

もう一人は、1930年生まれの米谷ふみ子さんです。1986年に『過越しの祭』で芥川賞を受賞していますが、平和運動・市民運動にも長く関わってきたエネルギッシュな方です。私が最初に米谷さんを知ったのは、1972年に刊行された『わが子 ノア』を通してでした。この本では、米谷さん、米谷さんの夫で著者のジョッシュ、そしてお兄さんのカールの4人家族が、次男のノアさんの自閉症とどう付き合ってきたのかを感動的に描いていたのです。

この続きもあって三部作になっています。これもお勧めなのですが、今日御紹介したいのは、米谷さんが2009年に書かれた『年寄りはだまっとれ!?』です。とにかく読めば元気になること請け合いですが、このところ反論を書き続けている成田悠輔の『成田プラン』への見事な反論になっていることが何より痛快です。

しかも、「成田プラン」のような酷い考え方がいずれ出て来ることを14年も前から予想して、それに対する反論まで書いてしまっていることを重く受け止めて下さい。そのこと自体、高齢者には「集団自決」以外の役割はないと言わんばかりの「成田プラン」への反論になっているではありませんか。

この素晴らしい一書から三か所だけ引用しておきましょう。一つは、明白です。

「誰も年寄りだからといって私たちの命をとる権利はない!」 (ページ3)

もう一か所は、6ページから7ページにかけての部分です。

私の町の反戦グループ(パリセイディアンズ・フォア・ピース)のメンバーは、若くて50代半ば、 たいていは70・80代で、集会をする家の持ち主のマーサは94歳です。また、私が属し ているフォーク・ダンスのクラスの仲間は、先生が一番若くて65歳くらい、他は80代がざら、90、92、94歳というのが車をみずから運転して夕方やって来るのです。周り にも70歳でも働いている人はざらにいます。この間は私の友達の配偶者が現役で亡くなりま した。84歳でしたが、その年齢でも大学で教えていたのです。だから、それが通常の社会 だと思っていました。それで、かの編集者に「後期高齢者ってどのくらいの年齢の年寄り?」 と尋ねますと「75歳以上です」と言うのでまったく驚きました。私もその中に入っている ではありませんか!日本は年寄りを大切にする社会だと思っていたので、こういうカテゴリ —を設けたのは、もっとこの後期年寄りに国が資金を出して大事にするためだと思っていると、全く逆でしたので二度ビックリでした。

そして46ページ。

日本の政府は、年寄りのことを後期高齢者などと馬鹿にするものではない。私たちを殺してしまうと、若い人たちは生存手段が分からなくなるだろう。私たちは物資が無くなりかけるとどういう風に生き残れるかの手段を知っている。これを、このごろ、エコロジーと呼んでいるので。

つまり、年寄りを「殺す」のではなく、「生かす」ことが普通なのです。また若い人たちにはない経験やそこから生まれた「知恵」さえも持っているのです。そんな普通のことが普通であ続ける社会の有り難さをもう一度噛み締めつつ、高齢者の力をどう生かせば良いのかを考えて行きましょう。

最後に今日一日、皆さんにとって、素晴らしい24時間でありますよう!

 [2022/3/15 イライザ]

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2022年12月31日 (土)

この一年(2022年)を振り返る (4) ――読んで良かった本――

この一年(2022)を振り返る (4)

――読んで良かった本――

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今年最後の日ですので、今年読んで良かった本を4冊御紹介します。もっとあるのですが、特に今、印象に残っているもの4冊です。

最初は、Audible.comから配信されて聴いた本です。毎日生活する中で私たちは、「何で?」とか、「ちょっと疑問符」という思いに捉われることがあります。それを手掛かりに、多くの人たちの経験を集めて、その先にある問題を特定し、解決策を考えること、そしてそれをスケールアップして解決すること、そして場合によってはビジネスとして成り立つように育てて行くことを、分り易く教えてくれる本です。

例えば、仮に手に障がいのある人が身近にいて、洋服を着るのに時間が掛かることに気付いたとしましょう。ボタンを掛けるのが特に難しいらしいことまで特定できたとして、次のステップとして、同じような障がいのある人たちから「ボトムアップ」の情報を集めるという点がカギです。

そこから、例えば「障がい者のおしゃれ」といったより抽象的かつ普遍的なテーマを見付けて、その実現のためのサービスや行政の場での対応等につなげる具体的なステップを学ぶことができます。

起業家にとって役立つだけでなく、政治と関わりのある人たちにも必読の書です。

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二冊目は、少年院で数学を教えた経験を、三人の先生方がそれぞれの視点から報告している感動的な一冊です。「数学の授業が矯正教育に驚きの効果をもたらす」ことを知って、正に目から鱗の思いでした。瀬山士郎さんには、《社会と数学の関わり》を話し合う数学人の集いで、近い内にお話を伺えればと思っています。

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最後に御紹介する二冊は超衝撃的です。

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菅野久美子さんの『超孤独死社会』(2019年刊)の存在は、ハフ・ポーストの菅野さんの記事「「こうなったのは自分が悪い」のか? ごみが腰まで堆積する孤独死現場が伝えること」を読んで知りました。そちらも是非読んでみて下さい。

この本も関さんの本も、前回指摘したように、背後に埋もれているより本質的な問題に焦点を合わせています。それは、社会における女性や高齢者の置かれている位置ですし、社会的弱者に対する社会全体、特に政治の冷たさです。1988年に刊行された『この国は恐ろしい国』から30年以上経っているのに、問題の本質はそれほど変わっていないという事実には腹が立ちますし、絶望にも似た気持にさせられます。

しかし、昨日指摘したのは、「知っている人」が「知らない人」に伝えて行く義務です。来年を、そのためにより有効に生かして行きたいと決意しましょう。

今年一年、様々な機会に、多くの皆さまからそれぞれのお立場で言葉にもならないほど助けて頂きました。心からの感謝の気持を捧げて一年の締めくくりに致します。

 

そして来年一年が、皆様にとって素晴らしい365日でありますように!

[2022/12/31 イライザ]

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2022年6月12日 (日)

「雨にも負けず」

「#雨にも負けず」

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21世紀を前に、社民党が作成した「2010年への政策ビジョン」、略して「2010ビジョン」です。副題は「日本型社会民主主義」。表紙の裏には、#宮沢賢治の「雨にも負けず」を掲げました。

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その作成の責任者だった私は、自分の社民党員としての決意を、「雨にも負けず」に託して表現した積りなのですが、今読み返してみると不十分な点が多々あります。

今回の選挙にあたって、この改訂版を作りたいと考えていますが、問題は時間です。でも「2010ビジョン」では、その時間枠を大切にしています。目標の年を掲げて、私たちが実現したい社会のビジョンを描いている点です。

広島市長、そして平和市長会議の会長として掲げたのは「2020ビジョン」です。2020年までに核兵器の廃絶を実現したいという目標を立て、中間目標は「2015年までの核兵器禁止条約締結」です。こちらは2年遅れで実現しています。

核兵器禁止条約が実現しましたので、その後の目標として、「2040ビジョン」、つまり2040年までの核兵器廃絶を目指しての概略地図を提案したいと考えています。核兵器禁止条約さえ認めようとしない人たち、国々をどう説得するのかが鍵なのですが、「雨にも負けず」の精神を生かす積りです。

 それでは今日、皆さんにとって素晴らしい一日でありますよう。

[2022/6/12 イライザ]

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2022年6月10日 (金)

チラシ完成

チラシ完成

新宿駅西口での街宣には間に合いませんでしたが、チラシが完成しました。

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校正は、メールに添付された色見本で行ったのですが、実物はそれより大きく見えます。やはり迫力が違います。また、文字も大きいので読み易さでも大満足です。

新宿での街宣で吃驚したのは、チラシを取って下さる方の多いことでした。それも「嫌々ながら」という感じではなく、「自分たちが感じている政治的フラストレーションの答が見付かるのではないか」とでもいった雰囲気で、チラシを手にしてくれていたことでした。

物価に代表される生活、仕事が続けられるのか、子育て、戦争を毎日見続けることからの不安、環境や自然災害等々、現実をまともに見ている人にとっては、持って行き場のない問題が山積しています。誰か責任のある立場の人たちから、「私に任せて下さい。これこれをすることで、問題を解決します」という言葉とともに、納得の行く具体案が出てくることを期待しているような気がしました。

こうした期待に立派に応えている社民党の公約リストもできましたので、ゆっくり、詳しく説明して行きますが、今回の美しいチラシで、取り敢えずは私が立候補を予定していることを知って頂けます。

それでは今日が、皆さんにとって素晴らしい一日でありますよう。

[2022/6/10 イライザ]

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2022年3月 5日 (土)

署名運動さえ難しい時代になったようです ――相手によっては、善意が悪用されるかもしれません――

署名運動さえ難しい時代になったようです

――相手によっては、善意が悪用されるかもしれません――

 

Change.org の活動を知ってから、一見平和な社会と見えるわが国にも、私が考えもしなかったような状況があり、それに負けずに、しかも自分だけではなく自分と同じ境遇にある人たちのために活動している多くの人のいることに気付かされました。

 その一例が、今日「お知らせ」が届いた「虐待から逃げた18歳。頼みの綱は生活保護です。どうか選択肢をください。」というキャンペーンです。NPO法人虐待どっとネット代表理事中村舞斗さんが発信者ですが、中村さんがかなり前に気付いたツイートがその趣旨を簡潔に伝えてくれています。

 「虐待を受けた子どもが18歳になってから親元から逃げると児相は原則取扱いできません。頼みの綱は生活保護です。でも大学生は生活保護を受けることができません。例え18歳でも。逃げたばかりでも。医療費分だけでもいいんです。生活が安定するまでだけでも。生活保護の運用がほんの少し変わって欲しい。」

 このキャンペーンの署名の宛先は後藤茂之厚労大臣ですが、大臣は中村さんたちキャンペーンを進めている人たちと会い、署名を受け取ってくれたとのことです。良かったと思いますし、署名の重みをしっかり受け止めて貰いたいと祈っています。

 しかし、私が始めた「「核兵器を使わない」と、ただちに宣言して下さい!」キャンペーンの署名の宛先は、ロシアも含む核保有国首脳と岸田総理大臣です。そしてウクライナに侵攻し核兵器を使うという脅迫で世界と対立しているプーチン大統領にも届けることになっています。

 そして、ロシアにはKGBという諜報機関がありプーチン大統領はKGBの出身です。それだけではなく、アメリカにはCIAがあり、イギリスには「007」で知られるようになったMI6があります。

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CIAのシール

 私のキャンペーンの目的は、核保有国の悪口を言うことではありません。核保有国がこれからの世界で最も合理的かつ人間的な役割を果たすための建設的提案ですので、この署名運動に賛同して下さった方々を特定して、報復するなどということは考えられません。

 とは言え、私たちには考えることもできなかったウクライナの侵攻が現実に起きている時代です。そしてインターネットでは、「ランサムウエア」が世界的な企業を脅迫し莫大な「身代金」をせしめていることも事実です。

 届ける先は駐日大使だとしても、一国を代表する場所です。善意で署名してくれた皆さんの個人情報、つまり個人名をわざわざ危険に晒して良いものでしょうか。

 同時に、これはインターネットによる署名だけには限らないことにも気付きました。街頭で署名運動をする際に、名前と住所を書いて貰うことが定番なのですが、その個人情報が宛先の団体にどう使われるのかも、これからは考えた上での運動を展開しなくてはならないのかもしれません。

 [2022/3/5 イライザ]

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2022年2月22日 (火)

殻付きのマカデミア・ナッツ ――食べ切るのに長くかかります――

殻付きのマカデミア・ナッツ

――食べ切るのに長くかかります――

マカデミア・ナッツが好物であることはこれまでも二回にわたって書いてきました。一回目は、「ないものねだり」というタイトルで6年前に、二回目は「お気に入りの商品が消えて行く」というタイトルなのですが、とにかくマカデミア・ナッツが手に入りにくいことを嘆きました。

しかし、その後コストコに良く行くようになり、マカデミア・ナッツが定番商品の一つになっていましたので、一安心していました。棚から消えることが偶にはありましたが、この一年くらい、マカデミア・ナッツがコストコからも消えてしまい、その他の店で偶に見付けるものは量が少なく、とにかく値段が高いものばかりという状態になりました。

ところが最近、コストコでは「殻付きマカデミア」が定番として棚に置かれるようになりました。こんな容器です。

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容器の前にあるのは、殻を割るための金属製殻割です。

マカデミアを容器から出すとこんな感じになります。

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ゴツゴツしていますし、硬いので、くるみ割り器のような道具で割る必要があるのですが、それでは上手く行きませんでした。良く見ると、殻には切り込みがあり、容器の前に映っている金属製の殻割器が付いていました。これを切り込みに差し込んで捩じれば殻は半分に割れて、中の実を取り出せます。こんな具合です。

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以前は、この状態で、しかも薄い味付けがしてあり、瓶に手を入れてバリバリ食べていましたので、一つずつ殻を割るという手間が大変でした。

でもこの状態に慣れてくると、殻付きの方がいろいろな面で優れていることに気付きました。一つには、手間が掛る分、一粒一粒を味わって食べることになり、美味しさが倍増しました。そして、殻を割ることが「賞味」の一部になったのでしょうか、前ほどの量を食べなくても満足感が得られるようになりました。ビールとかお酒を飲みながら、一度に3個とか4個、多くて5個くらいを食べるという習慣が付きました。

その結果、以前なら一月は持たなかった容器入りのマカデミアが、倍以上持つようになり、経済的にも助かっています。

でも次回ハワイに行ったときには、思い切り殻のないマカデミア・ナッツを手掴みにして食べることになるとは思います。

[2022/2/22 イライザ]

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2019年4月28日 (日)

明るい社会づくり運動 ――提唱50周年記念大会――

昨年、特定非営利活動法人 明るい社会づくり運動の理事をお引き受けしました。1961年から御縁のあった「世界宗教者平和会議 (WCRP)」の姉妹組織なのですが、今年、この運動が提唱されてから50周年を迎えることになり記念大会が開かれました。

開会は、佼成学園女子中学高等学校書道部による、テーマの「伝統」と「革新」という文字が、舞台の上に置かれた大きな幕に描かれ、それが吊り上げられて背景になりました。大会終了後に舞台に登る機会がありましたので、その幕と全体の背景の写真を撮ってきました。

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「明るい社会づくり運動」という正式名は長いので、「明社 (めいしゃ)」と略されることか多いのですが、活動の詳細は最近リニューアルされたホームページが読み易いと思いますので、是非御覧下さい。

この大会の意味を一番良く表しているのは、採択された「大会宣言」ですが、まずその全文を掲げておきましょう。

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この運動は1969年、立正佼成会の庭野日敬師によって提唱されましたが、それからの50年の歴史と今回の大会のテーマについても、簡潔にまとめられた説明があります。

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アトラクションの一つは、佼成学園女子中学高等学校吹奏楽部の演奏でした。少人数のバンドでしたが、一つ一つの楽器の音がきれいに聞える爽やかなグループでした。「レンジャー」も登場しました。「明社レンジャー」です。6人の雄姿もお届けします。

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基調講演は、東京大学名誉教授の小池俊雄氏による「変化する地球と社会---鳴社への期待」でした。気候の変動で大雨が降るという機構が良く分りました。

実はこの運動も、他の多くの社会運動同様、高齢化が問題なのですが、5人の若い世代からの「明社運動と私の夢」と題する、一人一人の具体的な活動ととこれからの抱負がとても説得力を持つ良いプレゼンテーションでした。報告はまたの機会に。

[2019/4/28 イライザ]

 

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2018年7月31日 (火)

7月のブルーベリー農園(東広島市豊栄町)・作業など

7月のブルーベリー農園(東広島市豊栄町)・作業など

76日に安芸の郷のある広島市安芸区、安芸郡一円でかってない集中豪雨で河川の決壊、山崩れ、土砂くずれの災害が起きた。安芸の郷の2つ目の建物第2森の工房AMAも後ろの山から大量の土砂、岩、流木が建物と庭に押し寄せた。728日森の工房AMAのブルーベリーまつりも中止にして復旧作業と利用者の支援の日々が続いている(これらの日々の様子は安芸の郷のブログ「アキノサトの日記」に掲載)。

安芸の郷にブルーベリーを納品している農園のある場所には、住んでいる船越からは国道2号線、県道375号線を通るのだが、あちこちが寸断された。14日にようやく農園にいくことができて、早速周囲を巡回したが、畑の法面が23か所小さく崩れた程度で済んだ。723日からは安芸の郷と福富町のしゃくなげファームから摘み取りの研修、ボランティア、友人、知人のみなさんの摘み取りが始まるので農園の環境整備を急いだ。

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714日。里山のブルーベリー園の草刈りと畑の防草シートを敷く作業を行う。

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718日。農園の家の前にテント設営、テーブルや椅子の設営。

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721日の農園から見る青空。豪雨の6日の翌日が梅雨明けでそれから暑い日が続いた。

 

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728日。安芸の郷のボランティアグループ「フレンドベリー」の皆さんや、農園の友人が摘みとりの援農にお見えになった。一年ぶりの農園訪問。籠を首にかけコンテナをもって摘み取りへ。

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728日。田んぼからブルーベリーに転作した畑が3段に分かれている。最初に一番下の畑にみんな入ってスタート。

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728日昼休み。畳の部屋で休む人、縁側やたたきで休む人。この日は台風12号の影響で風があり、雲もあってわりと涼しかった。収穫したブルーベリーを安芸の郷に納品できた。安芸の郷では選別した1キロパックの生食ブルーベリーとして主に販売される。

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夏の農園周囲の様子。

 青々とした田が広がる。721日。

 

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 ラビットアイ系のブルーベリーの青い実。722

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 農園の裏庭のホタルブクロ。718

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 728日。山のブルーベリー園のワイヤーメッシュの間からのぞくヒオウギズイセン

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社会福祉法人安芸の郷 理事長 遊川和良

 

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2018年7月 1日 (日)

6月のブルーベリー農園(東広島市豊栄町)・花など

6月のブルーベリー農園(東広島市豊栄町)・花など

 

標高約400mある農園にはほぼ年間を通して休みの日に広島市安芸区からブルーベリー農園に家族と一緒に通園して作業に当たっている。安芸の郷に少しでもいいブルーベリーを安定的に納品できるよう今年の剪定は太くてたくさんなっている枝も思い切って切って再生を図ることを目的にして作業が続いている。いつも作業の合間に出会う折々の農村の景色や花や生き物の変化に気持ちをほぐされる。そのたびにポケットのカメラを取り出してつい撮影してしまう。

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ブルーベリー農園と同じ集落にある麦畑(610日)。ブルーベリー農園のある地域は豊栄町の乃美という地域だが小さな川を挟んで広い田園が広がっている。写真の後ろの集落がこの地区の学校や郵便局、商店街などのメイン通りだ。

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家のすぐ前がブルーベリーの畑が3段あるが、家とブルーベリー畑の間の道に沿って小さな花壇がある。隅っこにヤマアジサイが植えている。昨年強い剪定をしなかったので今年は背が高くなった。6月の1か月の農作業の合間に色の変化を撮影。

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621日。ブルーベリー畑の隣の田んぼ。まだ稲の間に水面が見える。

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67日。家の前のジャーマンアイリスの花壇の中から間を縫うようにショウブが開花。

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621日、同じ場所からフランネルソウから顔を出す。6月中たくさんの花軸をのばして咲いている。

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621日。早生のブルーベリーの実。房状の青くなった実から比較的大きいものだけを摘み取ると甘い実に出会える。

 

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627日。里山と畑の間の法面に植えている大好きな富有柿の青い実。今年は少ない。

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社会福祉法人安芸の郷 理事長 遊川和良

 

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2018年6月30日 (土)

6月のブルーベリー農園(東広島市豊栄町)・作業など

6月のブルーベリー農園(東広島市豊栄町)・作業など


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月になると早生のブルーベリー(北部ハイブッシュ系という品種群)の摘み取りが下旬から始まる。農園にも80本余りの早生の品種があるので、摘み取り前に鳥に食べられないように防鳥ネットを張る。収穫した実を安芸の郷の食品担当の森の工房みみずくや道の駅にも初納品も出来、今年も収穫の季節が始まった。遅れに遅れているブルーベリーの枝の剪定も一番下の畑の一部のみとなった。

 

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610日、道路の側の一番上の段のブルーベリー畑の剪定をしていると、2m位の高さの所にと鳥の巣があった。近くで「ちぃーちぃー」という鳥の声がしている。巣の中には卵が5つ入っている。その木は適当に剪定してその場を離れた。その後27日に覗いてみると卵は2個残っていた。あとは孵化したのだろうか。一方キジの夫婦は姿は見えないが時折「ケーン!」と元気な声を出している。見ることができたがまだ撮影はできていない。

 

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63日。

 剪定前のブルーベリー畑の列間。

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 剪定後のブルーベリー畑の列間。

 

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616日。里山に植えている早生のブルーベリー園の一角を防鳥ネットで覆う作業を行う。ネットをしないとヒヨドリが全部食べてしまう。作業中も「びぃーびぃー」と鳴いているので、人は「もうだめ」とつぶやく。

 

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617日。剪定したブルーベリーの枝木の山。この時期はもう鈴なりに実がなっているので剪定した場所で実を手でしごいて落としてから運ぶ。そうしないと切った枝木がとにかく重い。

 

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剪定ででた枝木は同時進行で野焼きする。(63日撮影)

 

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621日。防鳥ネットが一部破れて一羽のヒヨドリが侵入。梱包用のPPテープで補修した。ブルーベリーが防鳥ネットに届いてそこから実がついているところは鳥がしっかり食べている。

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627日。森の工房AMAに4キロのブルーベリーを今シーズン最初の納品。他に自家消費用で持ち帰る。先週の22日の金曜日に道の駅「湖畔の郷福富」に100gパックを12個初出荷した。

雨の降らない日を農作業にあてることでどうにかなった6月だった。

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社会福祉法人安芸の郷 理事長 遊川和良

 

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