言葉

2022年6月24日 (金)

沖縄慰霊の日のアピールと「夫婦選対」

沖縄慰霊の日のアピールと「夫婦選対」

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参院選2日目は、沖縄慰霊の日です。ウクライナ戦争も沖縄戦も地上戦です。そのメッセージを胸に刻みながら、東京都内、高田馬場駅から始めて街頭宣伝では、新たな気持ちで平和のメッセージを発信・共有しました。

もう一つ報告したいのは、「夫婦選対」のテーマです。その前に、選挙は多くの人と共に活動するのですから、全体がスムーズに機能するような組織としてのまとまりが必要です。その組織を普通、選挙対策本部、略して「選対」と呼んでいます。公式の選対がそれなのですが、実は、その他にも色々なグループが応援してくれていますので、そのグループ毎に、「選対」と呼べるような話し合いをしています。

例えば、千葉の小・中学校の同級生たちとの一時は、「ミニ選対」になりました。

その他にも、いくつかの「選対」があります。SNSでの発信を引き受けて下さっているグループは「SNS選対」ですし、広島で選挙を応援してくれている人たちの集まりもありますので、それは「広島選対」です。

その中で最小の単位は「夫婦選対」です。とにかく時間がありませんし、「秘書」といったことをしてくれる人もいませんので、夫婦で力を合わせて何とか乗り越えています。

そして食事の時間を使って、演説やSNSで発信する内容のチェックやスケジュールの管理、その他のロジスティクスの打ち合わせ等をすることになります。そしてこの日は、なぜか選挙そのものの意味から宗教的な次元にまで話が広がりました。

掻い摘んで、結論部分だけを抜き書きしておきますが、食事をしながらの浅薄な議論ですので、お目に掛けることもないのかもしれませんが、政治的レベルだけでは捉え切れない今回の選挙の意味を模索する試みとして、読み流して頂ければ幸いです。

(1) 私たちが大切にしなくてはならないと考えている「価値」を一言にまとめなくてはならないと言われたら、それは一人一人の人間の人権だと言えるのではないか。

(2) 人間は一人だけでは生きていけない存在なので、それを広げて考える上で二人の人間の関係と捉えると、最終的には人間を結び付けている「愛」がキーワードなのではないか。

(3) さらに、それを広げると「人類愛」になる。

(4) でも、それだけでは十分ではなく、動物や植物の存在も視野に入れなくてはならない。仏教的表現にすると、「山川草木悉皆成仏」ということになるのでは。

(5) それでも全てを尽したことにはならず、「森羅万象」全てとの共存まで視野に入れたときに、最初に戻っての「人権」の意味の重みが伝わるのではないか。このような整理をし理解をする上での枠組みとして宗教の存在意義があるのではないか。

話の内容はこんなに簡単には整理できなかったのですが、無理にまとめてみました。日常的にいろいろ分っていることもありますので、それも含めて、そしてこれだけでは不十分なところも多々ありますので、それも補っていつの日か丁寧に説明できればと思っています。

この日の活動の動画は、ホームページやYouTube公式チャンネルを御覧下さい。

 https://www.t-akiba.jp/

 https://www.youtube.com/channel/UCNOCvMp5EfcUTqCYU6jgf0Q/videos

それでは今日が、皆さんにとって素晴らしい一日でありますよう。

[2022/6/24 イライザ]

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2022年6月20日 (月)

ポルトガル青年二人との出会い

ポルトガル青年二人との出会い

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Nuclear Ban Forumの会場前で、自転車ツアーに参加する人たちの見送りをしようと待機していた時でした。青年二人から、「スピーカーと名札に書いてあるけど何を話すんですか?」と話し掛けられました。市民社会フォーラムの参加者だと思い込んでいたので、「もう、北東アジア非核地帯条約と北東アジアの核情勢というテーマで昨日話は終ったけど」と答えたのですが、なんだか腑に落ちない様子。そもそも「非核兵器地帯」などという言葉を知らないのかなと気付いたので、どこから来たのかとこちらから問いかけてみました。

少しやり取りをすると、通り掛かりのポルトガルの青年たちで、ポルトガルでは核兵器についての関心があまり高くないこと、自分たちも平均的なところかな、という感じでした。

チョット挑発的に、「核兵器を持たない国が、核兵器について関心を持たないと、核を持っている国の言いなりになってしまうのでは?」と水を向けると、ウクライナで核を使うかもしれないプーチン大統領の話になり、後は、このブログで書き続けてきたいくつかの点を指摘しました。特に、ウクライナと広島・長崎との違いとして「リアルル・タイム」で戦争を見、そして感じているかどうかが重要であることにも注意を喚起しました。

かつて、ポルトガル領だったブラジルが中心的役割を果したトラテロルコ条約についても話をしたのですが、こう書いてくると長い間の会話でもおかしくはない内容です。でも実際は5分足らず、「こんなに関心があるのだから、ポルトガルでも核兵器について何か始めてみたら」と提案すると、「考えて見る」という返事でした。

見ず知らずの私の話をこんなに素直に聞いて貰って、かなり暑くなってきてはいるものの風の爽やかくウィーンでのエピソードとして、「You, guys, have made my day!(お蔭で良い一日になった!)と言いたい気持です。

それでは今日が、皆さんにとって素晴らしい一日でありますよう。

[2022/6/19 イライザ]

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2022年6月13日 (月)

非暴力社会を目指す

非暴力社会を目指す

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今回は漫才と非暴力がテーマです。

参議院選挙に関するあるアンケートの中に、「DVをなくすためには、どのようなことが必要か」という趣旨の質問がありました。

DV」とはどんなことを指すのかを理解するために、その反対の状態を目に浮かべてみました。それは、二人の人間の間で、静かに普通に会話の成り立っている状態でした。そうではない極端な場合の一つがDVです。さらに、「暴力化」という尺度で測るとそこまでは行っていないけれど、完全に「0」ではない場面がいくつか頭に浮かびました。

その数値をいくつにすべきなのか、議論の余地はあると思いますが、二つだけ例を挙げておきましょう。

(I) 男女間で少し親しくなったとき、男性が女性を「お前」と呼ぶシーンをしばしば見てきました。ドラマで説明した方が多くの方に伝わると思いますので、一つ上げると『科捜研の女』です。土門刑事は、榊󠄀マリコ研究員を必ず「お前」と呼んでいます。人気番組ですので、この「上下関係」または「支配・被支配関係」の宣伝力はかなり強いのではないかと心配です。

そもそも殺人事件がドラマのテーマになっている番組の中の、些細な人間関係を、「暴力」という視点から分析することに意味があるのかを考えるべきなのかもしれませんが、○○中毒と言われる依存症の多くは、微量の接種から始まることも事実です。

(II) テレビ番組の中で、年々増えてきているのが、芸能人たち同士の意味のないやり取りです。それも、漫才の一つのパターンである、「ボケ」と「突っ込み」が雛形になっているような気がします。漫才は、あえて極端な状況を作ったり、「普通」を誇張することで笑いを誘う芸能ですから、それ自体は健全です。

しかし、それが無意識のうちに、私たちの日常の会話のお手本として採用され、「静かで普通の会話」が成り立たない状態を作る結果になってしまっては、笑うにも笑えません。

(III) ここまで書いて、もう一つ大切なケースのあることに気付きました。国会での議員の質問と、閣僚や官僚との回答も一つの会話と考えると、これこそ、一番「普通」から遠いということです。そもそも会話が成り立っていないからです。そして「上下関係」「支配・被支配関係」も否定されていないどころか、それを背景に「ボケ」ることが権力維持のメカニズムになっています。

主権者として、鋭い突込みで、つまり選挙で野党が勝つことで、静かで普通の会話を実現する他に道はありません。

それでは今日、皆さんにとって素晴らしい一日でありますよう。

[2022/6/13 イライザ]

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2022年6月12日 (日)

「雨にも負けず」

「#雨にも負けず」

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21世紀を前に、社民党が作成した「2010年への政策ビジョン」、略して「2010ビジョン」です。副題は「日本型社会民主主義」。表紙の裏には、#宮沢賢治の「雨にも負けず」を掲げました。

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その作成の責任者だった私は、自分の社民党員としての決意を、「雨にも負けず」に託して表現した積りなのですが、今読み返してみると不十分な点が多々あります。

今回の選挙にあたって、この改訂版を作りたいと考えていますが、問題は時間です。でも「2010ビジョン」では、その時間枠を大切にしています。目標の年を掲げて、私たちが実現したい社会のビジョンを描いている点です。

広島市長、そして平和市長会議の会長として掲げたのは「2020ビジョン」です。2020年までに核兵器の廃絶を実現したいという目標を立て、中間目標は「2015年までの核兵器禁止条約締結」です。こちらは2年遅れで実現しています。

核兵器禁止条約が実現しましたので、その後の目標として、「2040ビジョン」、つまり2040年までの核兵器廃絶を目指しての概略地図を提案したいと考えています。核兵器禁止条約さえ認めようとしない人たち、国々をどう説得するのかが鍵なのですが、「雨にも負けず」の精神を生かす積りです。

 それでは今日、皆さんにとって素晴らしい一日でありますよう。

[2022/6/12 イライザ]

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2022年6月11日 (土)

「ヒロシマの心」とは

「ヒロシマの心」とは

説明はいりません。コレです。

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広島の街中で良く見掛けるトラックです。その度に、襟を正しています。そして元気も貰っています。それは私だけではないでしょう。文字も良く見て下さい。

「崩れぬ平和を平和を返せ」で終る峠三吉の詩です。上の方には「NO MORE HIROSHIMA」も掲げてあります。

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良く引用される形で、この詩を味わいましょう。

ちちをかえせ
ははをかえせ
としよりをかえせ
こどもをかえせ
わたしをかえせ わたしにつながる
にんげんをかえせ

にんげんの にんげんのよのあるかぎり
くずれぬへいわを
へいわをかえせ

平和を守るのは、市民だという力強いメッセージでもあります。この広島からのメッセージを日本中に画像として広めて下さい。

それでは今日、皆さんにとって素晴らしい一日でありますよう。

[2022/6/11 イライザ]

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2022年6月10日 (金)

チラシ完成

チラシ完成

新宿駅西口での街宣には間に合いませんでしたが、チラシが完成しました。

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校正は、メールに添付された色見本で行ったのですが、実物はそれより大きく見えます。やはり迫力が違います。また、文字も大きいので読み易さでも大満足です。

新宿での街宣で吃驚したのは、チラシを取って下さる方の多いことでした。それも「嫌々ながら」という感じではなく、「自分たちが感じている政治的フラストレーションの答が見付かるのではないか」とでもいった雰囲気で、チラシを手にしてくれていたことでした。

物価に代表される生活、仕事が続けられるのか、子育て、戦争を毎日見続けることからの不安、環境や自然災害等々、現実をまともに見ている人にとっては、持って行き場のない問題が山積しています。誰か責任のある立場の人たちから、「私に任せて下さい。これこれをすることで、問題を解決します」という言葉とともに、納得の行く具体案が出てくることを期待しているような気がしました。

こうした期待に立派に応えている社民党の公約リストもできましたので、ゆっくり、詳しく説明して行きますが、今回の美しいチラシで、取り敢えずは私が立候補を予定していることを知って頂けます。

それでは今日が、皆さんにとって素晴らしい一日でありますよう。

[2022/6/10 イライザ]

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2022年6月 9日 (木)

新宿西口地下広場での演説

新宿西口地下広場での演説

ブログの臨時版です。68日の午後6時からの街頭演説の映像を御案内します。

 それでは今夜から明日、皆さんにとって素晴らしい一日でありますよう。

[2022/6/09a イライザ]

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2022年6月 6日 (月)

選挙運動でできること、できないこと

選挙運動でできること、できないこと

 この表紙を御覧下さい。「警告と検挙の実例集」ですので、分り易いのが特徴です。

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ネット上では、このサイトを開くとPDF文書として、「実例集」が出てきます。

この「実例集」を発見したのは、多くの皆さんから、「頑張って当選して欲しい」、「応援していますよ」、「どんなことをすれば一票につながるのか」等の言葉を頂いても私自身の知識が十分ではなかったからです。公職選挙法等の運用がどのように行われているのか、ネットで調べている内にこの「実例集」に出会いました。

選挙運動と事前運動にはいろいろな制限があり、その制限を守って運動することが大切ですので今回は、他のサイトも参考にしながら、簡単な解説を付け加えました。私の理解や解釈が間違っている場合もありますので、お気付きの点がありましたら、御教示下さい。

まず、選挙運動とはどんなことを指すのかですが、ほとんどの自治体がその定義から説明を始めています。それは、「特定の選挙で、特定の候補者の当選を目的として、投票を得又は得さしめないために、直接又は間接に働きかける必要かつ有利な行為をすること」です。でも、最後の「必要かつ有利な行為」が分り難いですし、解釈によっては境界線がハッキリしません。

でもその中で分り易いのが、中野区の説明です。

「選挙運動」とは、「特定の選挙で、特定の候補者の当選をはかることを目的に投票行為を勧めること。」であり、「政治活動」とは、「政治上の目的をもって行われるいっさいの活動から、選挙運動にわたる行為を除いたもの。」との定義がなされていて、明快です。

その後に、「選挙運動」としてできることできないことの説明があります。その中でうっかりすると見落としてしまうので、「事前運動の禁止」です。その説明も明快です。「立候補届出が受理される前に行う選挙運動は事前運動として禁止されています 」なのです。

しかし、これにもグレーゾーンがあります。「投票行為を勧める」ということをしなければ「選挙運動」にならないのですから、その範囲で「事前運動」は許されているはずなのですが、最初に引用した『選挙運動違反の警告&検挙実例集』の11ページには、次のような「警告事例」が載っています。

立候補予定者の同窓生が告示前に「○○君は○○区から立候補する予定です。なにとぞお力添えを賜りますようお願い申し上げます」などと記載した文書を同窓生あてに郵送頒布した。(第17回統一地方選挙(平成23年)) (警告事例004 法定外文書の頒布、事前運動)

と、ここまで書いてきて厳しさについては御理解頂けたと思います。しかし、このような厳しさが適用されるのは、無所属議員が自分の選挙についての行動をしているときが多いのです。

政党には、「政治活動」の自由が保障されていますので、全く違った活動ができるのです。たとえば、政党が定期的に発行している党の機関紙の特別号は、かなり自由に頒布できます。その中に自党から次の選挙に擁立する予定の候補についての記述があっても、それは政治活動の一部なのです。

この「差別」は、「政治改革」と称された「小選挙区制」導入と同時に行われた法律改正で明確にされたのですが、小選挙区制では、無所属の議員の選挙は著しく制限され、無所属議員が当選することは、地方自治体選挙の一部でしか考えられなくなったのです。それを変えることも今後の日本の政治を健全にして行くためにどうしても必要なことだと考えています。

それでは、今日が皆さんにとって素晴らしい一日でありますよう。

(1987年、テレビ朝日の「CNNデイウォッチ」で使い始めた「サインオフ」の言葉です。「アキバ・ウィークリーでも使っていましたが、このブログも「アキバ・デイリー」としての継続感を出すため、復活させることにしました。)

[2022/6/6 イライザ]

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2022年6月 5日 (日)

『元気です、広島』 ――「市長日記」と合わせて週一の発信――

『元気です、広島』

――「市長日記」と合わせて週一の発信――

市長に就任してからも、週一の発信は続けました。その半分は、『元気です、広島』というタイトルの本にまとめて貰いました。

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広島市発行のメールマガジン、「ひろめーる」に、毎月、10日と25日に掲載したエッセイを集めたものです。もう一つのシリーズは、広島市の伝統的な広報誌『市民と市政』に、それぞれ、1日と15日付で「市長日記」を掲載していました。国会議員時代も合わせると、合計20年ほど、毎週発信を続けたことになります。

広島市として力を入れ続けてきた、核のない平和な世界づくりに関連する項目や、市の財政再建や地域経済の発展、カープに象徴されるスポーツ等、取り上げたトピックは多岐にわたりました。その中で、特に記憶に残っているのは、市民の皆さんから頂いた感動です。すぐ頭に浮かんだエピソードは三つありますが、その二つは、このブログで今年の春、続けてアップしたものです。

一つ目は、3月30日にアップした「広島の魅力――山根政則さんの評価です――」です。山根さんは被爆者として、御自分の体験を若い世代に語りつつ核なき平和実現のために尽力された方ですが、広島市としては、路面電車についての研究家として交通政策の面でも大変お世話になりました。その山根さんが、東京から広島に転居するという決断をしたのは、二つの都市の魅力を数値化して比較した結果だったという点が中心です。

二つ目は、4月1日にアップした「署名運動にも力があります――変化は起こせます。希望も創れます――」、略して「希望の創り方」です。8月6日の午後、被爆した兄と妹が、岸辺で船を待つ間に交わした会話の中の「おはぎ」が、希望の種でした。

三つめが、広島市文化財団発行の『文芸ひろしま』の23号(2004年)で、ノンフィクション部門で第二席になった「ある家族」です。ぜひとも、『文芸ひろしま」そのものを手に取って頂きたいのですが、以下、「ひろめーる」2004年4月10日行から引用しての簡単な紹介です。

作者は、佐々木志穂美さん。その内容は、選者の言葉を借りると、「障害児三人を抱えた、肝っ玉ママと呼べばいいのか、もつばら明るい」お母さんの、「ほんのささやかな独り言」 (この部分は佐々木さんの言葉) です。

私がこの作品を皆さんに勧める理由の第一は、文章・内容ともに次々と発見があり、読み始めたら最後まで止められないほどの引力があるからです。言文一致という言葉がありますが、話し言葉がそのまま文章になっているのです。それだけでなく、言葉にはならない、作者の頭の中に浮かんでくるイメージや思いまで、そのまま文章になっている面白さが魅力的です。その文章が、右に行ったり左に行ったりしながらの、臨場感溢れる記録となっているのです。長男の洋平君が生まれてから一四年間の佐々木家、特にお母さんの思いや成長ぶり、周囲の人々とのやりとりが、鮮やかに描かれています。

『文芸ひろしま』は、全国どこでも手に入る刊行物ではありませんので、「ある家族」を読んで下さいと言っても直ぐという訳には行きません。何か良い方法があると思いますので、しばらくお待ちください。

それでは今日一日が皆さんにとって素晴らしい24時間でありますよう。

(1987年、テレビ朝日の「CNNデイウォッチ」で使い始めた「サインオフ」の言葉です。「アキバ・ウィークリーでも使っていましたが、このブログも「アキバ・デイリー」としての継続感を出すため、復活させることにしました。)

[2022/6/5 イライザ]

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2022年6月 4日 (土)

アキバ・ウィークリー ――週一のFax報告から始めました――

アキバ・ウィークリー

――週一のFax報告から始めました――

 

国会議員時代、毎週、国会報告「アキバ・ウィークリー」をFaxで皆さんに送っていました。

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これは、その第1号から第50号までをまとめた冊子の表紙です。色はもちろん、赤と青。

国会が、憲法の規定する「国権の最高機関」としての役割を果すためには、有権者の皆さんと議員との日常的なやり取りが必須です。最初の内は、季刊の国会報告誌「アキバ・ガゼット」で報告していたのですが、それでは時々刻々変わる政治を伝えられません。そこで週刊にして、しかも送る方法も、電話でメッセージを聞いて頂くのと同時に、登録して下さった方々にはFaxでハードコピーを送りました。

その後、「ダイヤルQ2」なども使い、技術的な面についても知って頂きたいのですが、今回はその内容です。1992年8月17日に収録した第32号です。タイトルは「民主主義における多数派と少数派」です。

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読みにくいと思いますので、テキスト部分を以下、掲載します。

皆さん今日は。衆議院議員の秋葉忠利です。『アキバ・ウィークリー』第32号をお届けします。9月の4週号です。

「反対するのは悪いことだ」という奇妙奇天烈な価値判断が、社会党の中で市民権を得つつあります。最近の典型的な例は、私も属している「ニューウェーブの会」の有志が田辺委員長に提出した意見書の中にあります。

PKO国会で社会党が採用した牛歩戦術、並びに議員の辞職願提出をいとも簡単に誤りだと一蹴しています。そして今後の国会対策の中ではこうした戦術が取られてはならないと宣言しています。その理由として、この意見書を提出した18人の議員は、牛歩には7割の人が反対、辞職には8割の人が反対したことを挙げています。

社会党のやることには反対、という反対意見を尊重して、社会党自体が反対することを止めてしまうというのはかなり歪んだ構造なのですが、それはともかく、一般論として牛歩も辞職願提出も好き好んで実行する人はいないはずです。私たちも好き好んで牛歩を行い、辞職願を提出したのではありません。それは皆さんにもお分り頂けると思います。

となると、何故このような、いわば最後の手段に訴えざるを得なかったのかを考えなくてはなりません。PKO法案がどのような内容で、PKO国会がどのように運営されどのように審議されたのか、またマスコミがどのような報道をして市民がどう反応してきたのかを振り返らなくてはなりません。

この『アキバ・ウィークリー』では、何度もPKO法案そのものの問題点や審議の仕方について、国会内の動きを報告して来ましたし、問題提起も行って来ました。PKO法案そのものが憲法違反であること、国連の方針ともギャップのあること等、法案自体に問題がありました。さらに国の一大重要方針を大転換しようとするこの法案の審議の仕方にも大きな問題がありました。

自公民三党の取った国会運営の方法は、民主主義の原則に反し、国会の存在そのものの否定につながるものでした。マスコミの報道にも大きな問題がありました。それでも牛歩や辞職願はいけないのでしょうか。

アメリカの第16代大統領アブラハム・リンカーンがこの点について明快な答を与えています。1861年3月4日、リンカーンが第一回目の大統領就任演説で述べた言葉です。

リンカーンは、もし多数派が単に多数であるという力だけに頼って、憲法が明白に規定している少数派の権利を奪うようなことがあれば、それは道義的な立場から革命を起すに足る理由になるかも知れない。もしこの権利が基本的なものであれば、確かに革命を起すに足る十分な理由になる、と言っています。

ワイマール憲法の下、多数派の意見で少数派の権利、いや全ての人の権利が奪われヒットラーの時代になりました。そして憲法9条が基本的であることに異論はないはずです。革命はともかく牛歩くらいしなかったら、墓石の下のリンカーンは激怒したのではないでしょうか。

これで『アキバ・ウィークリー』第32号を終ります。次号は9月25日にお届けします。皆さんの御意見や反論を是非お寄せ下さい。電話は、広島082-240-〇〇〇〇、東京03-3508-××××です。

それでは今週が皆さんにとって素晴らしい一週間でありますよう。

30年前の日本の状況と今の状況を比較しても、あまり変り映えがしないような気もしますが、今読んでも結構良いことを言っていますよね。(自画自賛が許されるのも選挙が迫っているからです。)

[2022/6/4 イライザ]

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