書籍・雑誌

2022年8月12日 (金)

「やみつききゅうり」

「やみつききゅうり」

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このキュウリ二本を使って、「やみつききゅうり」を作りました。

我が家の小さい畑でもキュウリがたくさんとれていますし、御近所からも頂くことが多いので、普通の食べ方ではキュウリが余ってしまいます。そこで、YouTubeから、簡単にできるレシピ―を探して、今日は「やみつききゅうり」を作ってみました。

お断りしておきますが、私は食べ物には無頓着な方で、「Z級グルメ」を自称しています。それと当然、関連がありますが、料理はほとんどできません (「昭和」のせいです)

とても分り易いサイトがありました。

 

最初の写真のキュウリ二本を鋏でぶつ切りにします。キュウリを鋏で切ったのは初めてですが、立体感が食欲をそそります。それを塩もみします。塩もみ後のキュウリです。

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これを20分ほど寝かせておくのですが、レシピ―中のいりごまのないことに気付いて、この間に近所のスーパーに買いに行きました。

いりごまもちゃんと入れたたれがこちらです。

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その中に、水洗いしたキュウリを「ブッコミ」ます。そして盛り付けすると、美味しそうな「やみつききゅうり」の出来上がりです。実際、とても美味しいので、自分で作ったとは思えませんでした。

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今後もキュウリのレシピ―が何度も登場するかもしれません。

  

炎暑とともに豪雨も各地を襲っています。コロナについてもまだ油断はできません。皆様、くれぐれも御自愛下さい。

 それでは今日が、皆さんにとって素晴らしい一日でありますよう。

[2022/8/11 イライザ]

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2022年8月11日 (木)

『水素エコノミー』(下)

『水素エコノミー』()

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昨日に続いて、『水素エコノミー』の(下)をお届けします。その中で、「ハバートのベルカーブ」という言葉が出てきます。本文中に一応の説明はしてあるのですが、分り難いかもしれません。

簡単に言ってしまうと、横軸に年、縦軸に世界の石油の生産量を示すグラフを描くと、それが「ベルカーブ」、つまり釣り鐘型になり、石油生産のピークは2010年から2030年くらいになる、というモデルを指します。「世界」の石油生産量ではなく、「アメリカのアラスカとハワイを除く州」の生産量を縦軸に取ると、1970年がピークになるという予測を立てたのが、地質学者のハバートで、その結果、アメリカだけではなく、世界的にも同じことが言えるだろうという予測が立てられたのです。

このグラフの形や位置は、世界の石油の埋蔵量と、毎年の石油の消費量によって決まります。2003年当時とは、その両者とも違った数字になっていますので、事は簡単ではありません。今後も変わるであろうことも予測できます。しかし、石油そのものが有限の資源であるという前提からは、どこかでベルカーブのピークに達するであろうことは確かでしょうから、このモデルを有効に使うことが大切です。

さらに、エネルギー源をロシアだけ、中東だけに過度に依存することの危険性もウクライナ戦争から再認識されています。その点でも、水素燃料が再度脚光を浴びてもおかしくはありません。

以下、2003年7月25日号の『春風夏雨』です。

 

『水素エコノミー』(下)

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前回のお約束通り、今回は『水素エコノミー』の内容を紹介したいと思います。

著者のジェレミー・リフキン氏は私の好きなノンフィクション作家の一人ですが、評論家・作家・研究者等、どの範疇にも入らないユニークな活動を続けています。日本でも彼の著書『エントロピーの法則』がかなり読まれたようですからお馴染みの方も多いと思います。

『水素エコノミー』の通奏低音もエントロピーです。この概念を正確に定義するにはかなりの知識が必要ですが、一般的には、全ての物は、外から働き掛けがなければ、秩序のある状態から混沌・混乱の状態に推移する、とでも言えると思います。この「物の状態」に付けられる数値がエントロピーと呼ばれ、エントロピーの大きくなることがすなわち、無秩序の状態だということなのです。

資本主義経済学は、初期のニュートン力学を元に構築されており、エントロピーなどを扱う熱力学的な考え方はほとんど取り入れていない、というのがリフキン氏の主張ですが、エントロピーの考え方を元に、人類史や現在のエネルギー状況を考えるというのがこの本の前半の展開です。

エントロピーの概念を経済学に取り込んでローマから現在の世界まで、歴史を見直すことで、今まで十分に理解されていなかった動きがハッキリ分るようになってしまうことに、改めて科学の力を認識させられています。これまで別の著作の中で読んだことはあったのですが、そのときも魔術を見るような思いでした。しかし、それ以上、勉強になったのは第二章「ハバートのベルカーブを滑り落ちる」です。地球全体では、石油の埋蔵量は大体これから60年持つ位だろうというのが長い間、多くの人が言い続けて来た予測です。この埋蔵量を毎年ごとの石油の生産量グラフという形にすると、ベルカーブ(釣鐘の形)になる。しかも、その天辺を過ぎた時点から石油の生産量は減少し、価格も高くなる、というのが、現在世界的に「標準的」だと考えられている数値モデルだというのです。しかもそのピークには早くて2010年頃、遅くてもそれから20ないし30年後だろうという予測が大勢を占めるというのですから驚きです。

いわば、恒久的な石油危機が近付いているという話です。天然ガスも余り頼りにならないことも付記されていると、絶望的なシナリオになりそうですが、そこで登場するのが燃料電池であり、水素エネルギーなのです。簡単に説明しておくと、燃料電池とは、水の電気分解を正反対の方向で捕らえることで電気を作る仕組みです。中学校の理科を思い出して頂きたいのですが、水の中にブラスとマイナスの電極を入れると、水は水素と酸素に分かれます。逆に、水素と酸素を一緒にしてやれば、電気が生じるという原理の応用です。その結果、「滓」として残るのは純粋の水ですから、この点からもクリーンなエネルギーだということはお分かり頂けるでしょう。

燃料電池の特色の一つは、現在の研究開発の目的の一つが家庭用の燃料電池を実用化することにあるように、小型の燃料電池でもその効率は大型のものとは変らないという点です。例えば原子力発電との違いはこんなところにあるのです。しかも、モジュール化できるので、つまり、小さい物をまとめて簡単に一つの電池にすることも可能なので、柔軟性があることも特徴の一つです。地域毎の小さい規模の燃料電池ステーションでその地域の電気を賄うという将来図を描いて頂ければと思います。

後は、どのように水素を得るのかが問題ですが、リフキン氏は至って楽観的です。これも電気分解によって水から得ようというのですが、その電気には再生可能なエネルギー、太陽光や風力、地熱、バイオマス等々を考えています。

短絡的に考えると、そんなことをするのなら、直接、例えば太陽光発電で得た電気を使えば良いようなものなのですが、問題は、それでは夜、電気を使えないという問題が残ることです。どこかでこの電気を貯蔵する装置が必要なのです。しかも効率良く。それが燃料電池です。

リフキン氏はこの燃料電池を丁度現在のインターネットのようにつなげて、世界的なエネルギーの網を作ることで、経済システムそのものを今のものとは全く違ったものにしたいと考えています。それが夢のような話なのか、もっと現実性のある、人類にとっての希望の源になるのか、是非、『水素エコノミー』を読んだ上で判断してみて下さい。

皆さんの読後感もお寄せ頂けると幸いです。

 

炎暑とともに豪雨も各地を襲っています。コロナについてもまだ油断はできません。皆様、くれぐれも御自愛下さい。

 それでは今日が、皆さんにとって素晴らしい一日でありますよう。

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2022年8月10日 (水)

『水素エコノミー』

『水素エコノミー』

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森嶋通夫著の『日本の選択』を御紹介しましたが、世界的に選択を迫られているのがエネルギー源です。それについて、2003年にとても役立つ本、『水素エコノミー』を読んでいましたので、今回はその本の紹介です。

市長時代には、二週間に一度、「春風夏雨」と名付けたメルマガに、様々な話題を取り上げていたのですが、そこで二回にわたって紹介したのがこの本です。今日は、その(上)です。

『水素エコノミー』(上)

2003年7月10日

私にとっての読書は趣味と言うより、「活字中毒」とか「衝動」だと言った方が適切かもしれません。とにかくたくさんの書物・雑誌・書類に目を通しています。そんな中で何年かに一度、「自分で書きたかった」と感じる本にお目に掛ることがあります。ジェレミー・リフキン著の『水素エコノミー』(柴田裕之訳、NHK出版刊)は最近特に強く私がそんな感じを持った一冊です。

誤解を避けるために、「自分で書きたかった」と感じる本とそれ以外の本との違い等について、一般論としての詳しい説明をしたいのですが、それは機会を改めてということにして、今回は『水素エコノミー』の内容を説明したいと思います。

今、広島市では、「未来エネルギー研究機関」の立地誘導を目的に研究会を開催しています。メンバーは燃料電池に関心のある企業と研究者約20名です。時間的な流れに沿って、この研究会に至るまでの道筋を辿ると、その出発点は、2000年の秋にデトロイトでアメリカの自動車三大メーカーの一つであるジェネラル・モーターズ(GM)を訪れ、広島の自動車関連技術評価のための調査団を派遣して貰う合意ができたことです。GMは約束通り、三つの調査団を合計数回派遣してくれました。

その結果、第一の調査団「部品調達」の分野では、その後、21社が世界最適調達リストに登録され、これまでにGMも含めた販路拡大という大枠で約200億円の成約があったと聞いていますし、第二の調査団つまり「デザイン」分野の調査団の来広が出発点になって、広島自動車デザイン開発会社が立ち上がりました。三番目の調査団「R&D」の分野の専門家が広島大学の研究陣に対して高い評価をしてくれたのが、未来エネルギー研究機関の立地誘導を始めるきっかけになりました。

世界の自動車メーカーが現在最大の関心を持って開発しているのが燃料電池であることは言うまでもありません。広大の研究者の中でもこの燃料電池関連の研究において、先端的な結果を出していることは、国際的にも注目されてきてはいました。ある地域に優秀な研究者がいても、同時にその研究者が他の地域に移動すると、人と共に技術の未来も失う結果になり兼ねません。事実、アメリカでは良く見られるシナリオです。逆に、その研究者の下に世界からさらに多くの優秀な研究者が集まってくるという可能性もあります。今後の広島市の経済的な基盤作りという観点からだけ考えても、燃料電池の技術ならびにその先を行く技術において、広島地域の強みをさらに強くする政策が必要なことは言うまでもありません。広島市に何とかエネルギー研究所をという方向性は、この考え方を発展する中で生まれたと言っても良いと思います。

燃料電池の開発を行っている地元の企業そしてエネルギー一般について関心のある研究者からなる研究会を数回開く中で、いくつか明らかになった点がありました。一つは、燃料電池の開発は自動車用だけではなく、家庭用、地域用としての価値が高いということ。さらにエネルギーという観点から考えると、単に燃料電池という技術のみに限って考えるのではなくエネルギーを生産・送出・消費といったシステムとして考えなくてはならないこと。また、当然のことながら、私たちは国家プロジェクトとして研究の支援を行うのではなく、一つの地域が手掛ける訳だから、例えば広島地域における自給自足の実験を行うといった、地域特性が生かせるものに焦点を合わせるべきであること等です。

この会議には私も参加させて貰いましたが、各企業の研究開発の現況報告や専門家による研究内容の説明など大変勉強になりました。さて、その次が問題です。私はこの会議に出席していましたので全体像が分りましたし、分らない部分は自分で勉強して補うことで私なりに「未来エネルギー研究機関」の意味やその姿を描くことができたのですが、さて、これをより広く市民の皆さんに分り易く説明するにはどうすれば良いのか。その説明を市民の皆さん向けに書きたい気持、そして書かなくてはいけないという義務感だけは私にもあるのですが、何せ時間がありません。研究会参加の皆さんも似たり寄ったり、という時点で『水素エコノミー』が出版されたのです。しかも、何故、今、私たちが「未来エネルギー研究機関」を立地誘導しようとしているのか、原点からの詳しい説明になっているではありませんか。

大分前置きが長くなりました。いよいよ内容なのですが、「エントロピー」等と言った、説明が必要な概念も出てきますのでこれまた長くなりそうです。メルマガには、ハードコピーの出版物におけるページに相当する概念がないといえばないのですが、とは言え、余り長くはできません。と言うことで、是非、次回をお楽しみに。もっとも、これだけ前口上を申し上げてしまったのですから、内容の要約を読む前に本屋に走った方が早いかも知れません。

「本屋に走った方が早いかも」と書きましたが、それは2003年の話です。今は恐らく簡単には手に入らないかもしれませんので、アマゾンの方が早いでしょう。

炎暑とともに豪雨も各地を襲っています。コロナについてもまだ油断はできません。皆様、くれぐれも御自愛下さい。

 それでは今日が、皆さんにとって素晴らしい一日でありますよう。

[2022/8/10 イライザ]

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2022年7月19日 (火)

ブログの再開は8月1日を予定しています

ブログの再開は81日を予定しています

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『数学書として憲法を読む――前広島市長の憲法・天皇論――』(法政大学出版局・本体2,200) もお読み下さい。それより読み易いのは、『新版 報復ではなく和解を』(岩波現代新書・本体860) です。

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さて、このブログはしばらくお休みしていますが、81日に再開予定です。

炎暑とともに豪雨も各地を襲っています。皆様、くれぐれも御自愛下さい。

それでは今日が、皆さんにとって素晴らしい一日でありますよう。

[2022/7/19 イライザ]

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2022年6月 5日 (日)

『元気です、広島』 ――「市長日記」と合わせて週一の発信――

『元気です、広島』

――「市長日記」と合わせて週一の発信――

市長に就任してからも、週一の発信は続けました。その半分は、『元気です、広島』というタイトルの本にまとめて貰いました。

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広島市発行のメールマガジン、「ひろめーる」に、毎月、10日と25日に掲載したエッセイを集めたものです。もう一つのシリーズは、広島市の伝統的な広報誌『市民と市政』に、それぞれ、1日と15日付で「市長日記」を掲載していました。国会議員時代も合わせると、合計20年ほど、毎週発信を続けたことになります。

広島市として力を入れ続けてきた、核のない平和な世界づくりに関連する項目や、市の財政再建や地域経済の発展、カープに象徴されるスポーツ等、取り上げたトピックは多岐にわたりました。その中で、特に記憶に残っているのは、市民の皆さんから頂いた感動です。すぐ頭に浮かんだエピソードは三つありますが、その二つは、このブログで今年の春、続けてアップしたものです。

一つ目は、3月30日にアップした「広島の魅力――山根政則さんの評価です――」です。山根さんは被爆者として、御自分の体験を若い世代に語りつつ核なき平和実現のために尽力された方ですが、広島市としては、路面電車についての研究家として交通政策の面でも大変お世話になりました。その山根さんが、東京から広島に転居するという決断をしたのは、二つの都市の魅力を数値化して比較した結果だったという点が中心です。

二つ目は、4月1日にアップした「署名運動にも力があります――変化は起こせます。希望も創れます――」、略して「希望の創り方」です。8月6日の午後、被爆した兄と妹が、岸辺で船を待つ間に交わした会話の中の「おはぎ」が、希望の種でした。

三つめが、広島市文化財団発行の『文芸ひろしま』の23号(2004年)で、ノンフィクション部門で第二席になった「ある家族」です。ぜひとも、『文芸ひろしま」そのものを手に取って頂きたいのですが、以下、「ひろめーる」2004年4月10日行から引用しての簡単な紹介です。

作者は、佐々木志穂美さん。その内容は、選者の言葉を借りると、「障害児三人を抱えた、肝っ玉ママと呼べばいいのか、もつばら明るい」お母さんの、「ほんのささやかな独り言」 (この部分は佐々木さんの言葉) です。

私がこの作品を皆さんに勧める理由の第一は、文章・内容ともに次々と発見があり、読み始めたら最後まで止められないほどの引力があるからです。言文一致という言葉がありますが、話し言葉がそのまま文章になっているのです。それだけでなく、言葉にはならない、作者の頭の中に浮かんでくるイメージや思いまで、そのまま文章になっている面白さが魅力的です。その文章が、右に行ったり左に行ったりしながらの、臨場感溢れる記録となっているのです。長男の洋平君が生まれてから一四年間の佐々木家、特にお母さんの思いや成長ぶり、周囲の人々とのやりとりが、鮮やかに描かれています。

『文芸ひろしま』は、全国どこでも手に入る刊行物ではありませんので、「ある家族」を読んで下さいと言っても直ぐという訳には行きません。何か良い方法があると思いますので、しばらくお待ちください。

それでは今日一日が皆さんにとって素晴らしい24時間でありますよう。

(1987年、テレビ朝日の「CNNデイウォッチ」で使い始めた「サインオフ」の言葉です。「アキバ・ウィークリーでも使っていましたが、このブログも「アキバ・デイリー」としての継続感を出すため、復活させることにしました。)

[2022/6/5 イライザ]

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2019年8月10日 (土)

8月一杯お休みします ――大きな仕事を抱えています――

多くの皆さんに御心配頂きましたが、風邪は何とか治りました。ここ何年間、風邪はひかなかったのでちょっと油断してしまいました。

でも、ブログの再開はかなり先になります。8月中に仕上げなくてはならない原稿が二つあり、全力投球が必要だからです。「集中」するとは、気を散らさないことですので、原稿以外のことには頭を使わないようにするのが必要最小限の心構えなのです。

当分は、一日仕事に集中して、夕方、一段落したら一休みして次の日に備える積りです。

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もちろん30分おきに立ち上がって、「ガッテン」おすすめの体操を間に挟みます。8月末には、立派な原稿とスリムなボディーが出来上がっているはずです。

[2019/8/10 イライザ]

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コメント


良かったです。風邪が治っていて。
本気で心配しました。

コメント要らないです。仕事に集中してください

「⑦パパ」様

コメント有り難う御座いました。

御心配をかけてしまい申し訳ありませんでした。風邪は良くなったのですが、集中力が今一で、昔なら5分でできていたことが今では1時間かかるような感じです。でも、頑張っています。

 

 

2019年7月16日 (火)

7月22日に、「数学月間」の懇話会で話をします ――関東地方の皆さん是非お出で下さい――

皆さん。7月22日から8月22日の間を「数学月間」と呼んで、「社会が数学を知り、数学が社会を知る」を合言葉に、全国各地で、数学への関心を高めるための様々なイベントを企画したり応援したりしているNPO法人のあることを知っていますか。それが「数学月間の会」なのですが、7月22日の午後2時から、東大の駒場キャンパスで懇話会を開催します。関心のある方ならどなたでも参加して頂けますので、是非お出で下さい。

会の詳細をお知らせする前に、何故7月22日から8月22日なのかの理由を聞いて下さい。数学で大切な定数の一つが、円周率、つまりΠ(パイ)であることは御存知だと思います。例の、「3.1415・・・・・・」と続く数字ですが、円の外周の長さを円の直径で割った数値です。

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πについてのAERAの記事から

この数字は無理数ですので、少数を使って表そうとすると、「無限小数」つまり、永遠に続く少数になるのですが、昔から、この数を有理数、つまり分数で近似することが行われてきました。その中でも多くの人が使ってきたのが、22/7です。つまり、22を7で割った数なのです。ここから、7月22日を思い付くのは簡単ですね。

8月22日も、数学の知識のある人には納得して貰える数なのですが、術語を使えば「自然対数の底」、数学の記号としては「e」が使われる数値です。こちらの近似値として使われてきたのが、22/8、つまり、22を8で割った数なのです。

前置きが長くなりましたが、懇話会のお知らせです。

 

  「数学月間懇話会(第15回)」

  • 722日,14:0017:30(開場13:30
  • 東大駒場,数理科学研究科002教室.

 

  14:00-14:20 片瀬豊さんと数学月間,谷克彦

  (休み10分)

  14:30-15:20 教育数学と高大接続,岡本和夫(東京大学名誉教授)

  15:20-15:50 質疑応答

  (休み10分)

 

  16:00-16:50 数学書として憲法を読む,秋葉忠利(前広島市長)

  16:5017:20 質疑応答,本サイン会

 

  主催● NPO法人数学月間の会,日本数学協会

  参加費● 1000円(高校生,中学生は無料)

 

その後に懇親会があります。隣建屋のイタリアントマトに行って,各自払いで注文し適当に椅子に座りお話しします.17:40ごろからでしょう.

私の出番を強調させて頂きましたが、多くの皆さんに御参加頂ければ幸いです。

[2019/7/16 イライザ]

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2019年7月15日 (月)

『テニアン』の著者・吉永直登さんにお会いしました ――熱い思いを聞かせて頂きました――

『数学書として憲法を読む――前広島市長の憲法・天皇論』(法政大学出版局刊)の紹介と、「いじめ」については、これからも続くのですが、今回は、緊急レポートです。7月2日に御紹介した『テニアン』の著者である吉永直登さんにお会いしてきたのです。

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吉永直登さんと『テニアン』

私も、テニアンの歴史についてはほとんど何も知らなかったのですが、『テニアン』の中に描かれている歴史のお浚いを簡単にしておきましょう。初期の歴史は飛ばして、テニアンは、17世紀にはスペイン領になりますが、19世紀の末には、450万ドルでドイツに売られています。第一次世界大戦でドイツが負けると、統治権は日本に移り、1920年には、国際連盟の委任統治領として日本が統治することになります。それから、1944年にアメリカ軍がこの島を占拠するまで、砂糖やコーヒー、綿花の栽培によって南方の一台生産拠点になります。

1945年8月6日に、この島から離陸したB29「エノラ・ゲイ号」が広島に原爆を落としたことは良く知られています。戦後はアメリカの信託統治領になり、その後、アメリカの領土の格付けでは「コモンウェルス」と呼ばれる北マリアナ諸島の一員になっています。

さて、吉永さんがこの本を書くきっかけになったのは、8年前に、小学生だったお子さんと一緒に行った図書館の児童コーナーで、テニアンと戦争について書かれた本を手にしたことだったそうです。子供向きに書かれた本とは言え、余りにも知らないことが多く、テニアンについて関心を持つのと同時に、色々調べ始めたのは、吉永さんが、ジャーナリストとしてテニアンという島の持つ歴史的意味を見抜いた結果なのではないかと思います。

その歴史的意味とは、テニアンで生きて来た人たちの息吹によって吉永さんに伝えられたようです。「あとがき」から抜粋すると、「なぜか島のことが気になり、ある時、東京都内に住むテニアンの元住民の方に会った。その人がとても親切で、当時の思い出をいろいろ話してくれた。それからだ。テニアンの存在がどんどん自分の中で大きくなり、次第に引き込まれていった」プロセスが、『テニアン』の中には具体的に描かれています。

吉永さんに一番強烈な印象を残したのは、山崎コウさんでした。今年99歳になる女性ですが、1928年に家族とともに福島県からテニアンに渡りました。南洋興発という会社との契約で入植し、農地の開墾を行うことになったからです。当時7歳だったにもかかわらず、ジャングルを開墾するために闘う父母や、現地で南洋興発から派遣された人夫の食事係として、一人前の仕事をしていたとのことでした。一年後には、数キロ離れたところに尋常小学校ができ、山崎少女は妹とともにジャングルの中を学校に通ったとのことでした。彼女は1938年に東京に戻りましたが、吉永さんが会った元入植者の中でももっとも初期の入植時代を知っていること、また記憶力が抜群で当時の生活について詳細に語ることが出来た、大変貴重な存在だったとのことでした。

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山崎コウさんのページ

『テニアン』には、山崎さんの他にも何人かの元入植者が登場しますが、彼らの言葉で特徴的なのは「あの戦争がなければ」と「貧しかったが、楽しかった」だと吉永さんはまとめています。そしてテニアンの歴史をざっと眺めただけでも「苦しかった」時期のあったことも分るのですが、その点も含めて、『テニアン』では重層的に、そしてあくまでも人間的にテニアンの歴史を語ってくれています。

この本をまとめた結果をどのような言葉としてまとめられるのかを聞いてみたのですが、一つには、「日本人て凄いな」と強く印象付けられたそうです。そしてもう一つは、「戦争はいけない」です。テニアンに住んだ人々が抱いているテニアンへの思いと吉永さんの思いとが見事に重なっていることが分かります。

そして、吉永さんは謙虚に、『テニアン』を書くことが出来たのは、自分がお会いして取材できた人たちからの話があったからだし、沖縄県や市町村で、テニアンに入植した人たちの歴史を詳細にまとめてあったことから、それらの文書の記述を元に当時の生活を再現できた、と話してくれました。「このようなアナログ資料はやがて消えて行く運命にあるのかもしれないが、その中から、将来に残しておきたい歴史の真実を掘り起す仕事は、大変だけれど続ける必要がある」という言葉も、私たち広島の歴史を後世に伝える使命のある人間としても重く受け止めることが出来ました。

そして、『テニアン』を通して私が感じたのは、人間の未来に希望を持って良いこと、人類の未来は輝き続けるであろうというメッセージでした。

『テニアン』を是非読んで下さい。お勧めします。

[2019/7/15 イライザ]

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2019年7月12日 (金)

『数学書として憲法を読む――前広島市長の憲法・天皇論』 (3) ――何故「数学書」として読みたいと思ったのか――

私が、憲法をあたかも「数学書として読む」試みをしたいと思ったのには、いくつかの理由があるのですが、それを一言で言い尽してくれている至言があります。心理学者アブラハム・マズローの言葉です。

もしあなたが金槌なら、世界は釘に見える。

同様に数学を勉強した人間にとって、世界は数学システムのように見えてもおかしくはないのです。

それを、他の言葉を使って説明しておきましょう。その結果として、「数学」とはどんな学問なのかが少しは見えてくるような気がします。

一つには、数学書では、書かれている言葉は素直にその通り読みます。例えば、「Nは整数である」と書かれていれば、「本当のところは、Nは無理数でも良いんだ」という読み方はしません。しかし、憲法については、例えば99条で、天皇や公務員には憲法を遵守する「義務」があると書かれてはいるのですが、その解釈についての定説では、これは「義務」ではなく「道徳的要請」なのです。それを素直に。「義務である」と読んだらどのような結果が生じるのか、知りたいとは思いませんか?そのように素直に読んでみた結果の報告が『数学書として憲法を読む――前広島市長の憲法・天皇論』なのです。

次に、憲法には、「自衛権」という言葉は使われていません。数学書であれば、そこに使われていない言葉を引っ張り出してきて、それを根拠に定理を証明することなどありません。それと同じように、憲法の中には現れない概念や言葉は、憲法を解釈する上では使わないことにしたらどんな結果になるのか、その結論についての報告にもなっています。

さらに、数学書では、仮にNが整数であって、加えて、Mも整数だとすると、N+Mは整数になります。それは論理的な議論によって証明できます。それと同じような簡単かつ論理的な議論をすることで得られる結論もあります。例えば、このような論理的な読み方をすると、憲法は死刑を禁止しています。しかしながら、現実の世界では、「死刑は合憲である」ということが定説になっています。最高裁判所の判決があるからです。本当にそれで良いのか、敢て問題提起をすることも、『数学書として憲法を読む――前広島市長の憲法・天皇論』では行っています。

その他の理由もありますが、それらをまとめて、なぜこの本を読むべきなのかをアピールしているチラシを法政大学出版局の方が作って下さいましたので、最後にそれを掲げて置きます。

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[2019/7/12 イライザ]

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2019年7月10日 (水)

『数学書として憲法を読む――前広島市長の憲法・天皇論』 ――いよいよ発売です――

まずは、本の表紙から御覧下さい。このブログを読んで下さっている皆さんには、こっそり耳打ちしますが、書店に並ぶときには帯の部分がちょっと変っているかもしれません。さてどこでしょうか。そして書店に並ぶのは、配送等の事情にも依りますので、恐らく、17日か18日くらいになると思います。Amazonで予約して頂くのが一番早いかもしれません。

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何年も掛って書いた本ですので、できるだけ多くの皆さんに読んで頂きたいのですが、そのためにこの本の効能もお知らせしておくべきですね。この本を読むと、お金持ちになるとか、運が向いてくるというのも「効能」ですが、私たちは知的動物ですから、その面からの効能も大切です。「この本」と言い続けるのも煩いので、「小著」を使います。

例えば、安倍総理は改憲論者です。それも第9条を「改正」したいと言っています。ところで、9条を変えるのは「改正」ではなく「改悪」だと考える人が多いのですが、憲法に出てくる言葉を使うと「改正」ですので、「改める」という意味でこちらを使います。そして、安倍総理の意図は小著を読まなくても分ることです。

でも恐らく、多くの皆さんは、憲法9条を改正すること自体が憲法違反であることまでは、御存知ではないのではないでしょうか。それは、「憲法には96条という規定があって、その手続きを踏めば改正することは構わないのだ」という主張をどこかで、恐らく「専門家」だと称する人から聞いて、「そうなのか」と思ってしまったからなのではないでしょうか。

小著では、この考え方は間違いで、9条の改正はできないことを証明しています。しかも、その「証明」はそんなに難しくはないのです。それだけならまだ他の本を読んでも理解できることなのですが、小著の特徴は、この証明の仕方を誰でも身に付けることが出来るという点です。

昔、高校一年になったとき、微分と積分の勉強をしたことがあります。そのとき読んだ教科書には「馬にも分る」と書いてありました。読んでみたら本当に良く分って、二晩で微分と積分はマスターすることが出来ました。大感激しました。それ以来、私が本を書くとき、講演をするときの目標は「馬にも分る」なのですが、小著も分り易さを目指しているからです。

「証明の仕方」が「身に付く」のは、証明をパターン化して、「憲法改正不可テスト」としてまとめてあるからです。たった2行のテストですが、そのテストをどのように使うのかを、今度は5行にまとめてあります。いわば「憲法改正不可テスト」のマニュアルです。このマニュアルに従ってテストをそのまま使うことで、誰でも「改正はできない」ことを「証明」できるのです。

しかも、このテストもマニュアルも「論理」という鎧に守られていますから、専門家を相手にしてもこのマニュアルを使えば、相手が専門家でも簡単に説得できるという利点があります。もっとも「専門家」の中にも強情な人はいますので、注意は必要です。

その他の「効能」はまたの機会に説明したいと思います。次回をお楽しみに!

 [2019/7/10 イライザ]

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