ファッション・アクセサリ

2022年5月14日 (土)

紺ブレを新調しました ――アメリカかぶれの上、「反」断捨離です――

紺ブレを新調しました

――アメリカかぶれの上、「反」断捨離です――

 

昨日は、アマゾンが日本に上陸する前からファンになっていたことから再販価格制度にまで話が飛びましたが、今日もアメリカ関連、そして「反」断捨離がテーマです。と言うより、急速に劣化している紺ブレの代りを買うことになった顛末です。

もう10年以上着続けている紺ブレですが、前ボタンの周辺が擦り切れてしまって、それをうまく修繕して貰った後です。

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ボタン穴の左が擦り切れていたところです

Photo_20220513224801

 裏も随分派手に擦り切れていました――。

その上、裏地まで擦り切れていましたので、そろそろ買い替えの時期かな――、ということで向ったのは、Austin Reed です。この紺ブレを買った店ですが、気に入ったものですので、再度同じ店からと思ったのです。残念ながら、もう広島には存在しないということが分りました。

となると、Austin Reed ファンになる前には日常的に買い物をしていたBrooks Brothersに足が向かいます。アメリカに住んでいた頃から、良く買い物をしていましたので、日本に進出してくれた時には、「良かった」と胸を撫で下ろしたことを思い出します。

そこでの今日の買い物です。これで、講演するとき、あるいは何かの催しがあるときに、擦り切れたところが見えてしまうのでは、と気に掛けることもなくなります。長くそして頻繁に着る物ですので、「講演にも説得力が出てくるはずだ」と理屈を捏ねて、買い物の正当化はしなくても良いですね。

Brooks  

 [2022/5/14 イライザ]

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2019年5月 9日 (木)

苦手なネクタイ売り場 ――好きな作家・阿刀田高――

いつの頃からか、ネクタイにはこだわってきました。性格もあるのでしょうが、というより全面的に性格のせいだと思いますが、好きなネクタイと嫌いなネクタイがハッキリしています。でもネクタイそのものには関心があるので、デパートに入る機会があると、ネクタイ売り場をちょっとのぞくのがルーティーンになっていました。お店によって揃えているブランドや柄に違いがあるので、その中で気に入ったものを買うこともあったからです。私の趣味にピッタリのネクタイをプレゼントとして頂いた場合、天にも昇る嬉しさだったことも良くありました。

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お気に入りのネクタイ2本

でも、デパートのネクタイ売り場は苦手でした。それを、作家の阿刀田高さんが見事に書いて下さっていました。1984年発行の角川文庫『まじめ半分』中のエッセイ、「ネクタイ売り場で」です。先ずは冒頭の部分をお読み下さい。

 

ネクタイ売り場ではなぜかたちまち店員がまとわりつく。

「お客さまがお召しですか」

「今のお背広におあわせですか」

「どんながらをお捜しですか」

まだろくに品物を見ていないうちに矢つぎばやに質問を浴びせかけられる。

こちらとしては曖昧に、不機嫌に首を振るよりほかにない。

 

ここで「不機嫌に」という描写が素晴らしいのです。にもかかわらず、店員は追及を緩めないばかりでなく、「こちらは今お召しのスーツに似合うと思いますが」とか「これが今年の新柄です」といったような調子でどんどん商品を進めてきます。すべて女性店員で、若い頃の経験が多かったのですが、ちょっと年配の店員といった雰囲気でした。

それでも店員から逃れて売り場をざっと見渡すうちに、「これは良さそうだ」と思うネクタイに気付くときもあるのです。自分の趣味ですから、店員が勧めてくれたものとはかなり違うのですが、それでも気に入ったものを買い求めることもありました。

そんな時でも諦めずに、「それはお客様には派手過ぎるのでは」とか、「お召しの背広には地味すぎませんか」といった攻勢をかけてくる店員もいるから驚きでした。店員の趣味でネクタイを買おうという意図は全くありませんので、気が向いた時には、「これに似合う背広があるので」くらいの返事をした上で、店員の意向は無視して好きなネクタイを購入していました。

最近はスーツを着ることもほとんどなくなり、ジャケットを羽織ってもノーネクタイのことが多いので、ネクタイを買いにデパートに行くこともありません。苦手な店員のセールストークに付き合うこともなくなり、ストレスは一つ減ったのですが、店先のネクタイラックの中にあるたくさんのネクタイから、「これだ!」と感じる一本に出会える機会もなくなり、「プラス1」・「マイナス1」といった気分です。

[2019/5/9 イライザ]

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2017年11月11日 (土)

若返られましたね ――そう言える高齢者にお会いするのはとても嬉しいことです――


若返られましたね

――そう言える高齢者にお会いするのはとても嬉しいことです――

 

Cレストランに初めて足を運んだのはもう30年も前のことになります。先輩に連れて行って貰ってから、何かというと紙屋町の近くのこの店に来ていましたので、押しも押されもせぬ「常連」の一人でした。そして私たちが「ママ」と呼んでいたオーナーが「もう年だから」という理由で店を閉めてから10年以上経っています。

 

その後も「ママ」には、何故か本通りでバッタリお会いすることが多く、お元気そうな様子を喜んでいました。

 

昨日は用事があってまたまた本通りを歩いていると、向うから歩いてくる品の良い高齢の御婦人に気付きました。「ママ」でした。久し振りににお会いできたのですが、前にお会いした時と比べて、格段に若返った感じでした。

 

「お久し振りです」の後、やはり「若返られましたね」と言わずにいられませんでした。きれいにお化粧されていた姿とお似合いの着物からは、私の知っているお歳より10歳は若く感じられました。上京している家人にもお会いしたことを報告したくて、スマホで写真を撮られて頂いたのですが、それをここにアップする訳には行きません。有名人に似ている人がいないか、ネットで調べてみたのですが、八千草薫とか黒柳徹子といった方々の中で、敢えて「ママ」似の人としてパスしそうなのは、若尾文子さんでした。髪ももう少し白い感じの自然な年齢を伺わせる色調でした。


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それよりは若い有名人となると、山村紅葉さんかもしれません。若尾文子さんに山村紅葉さんを掛けた感じというとイメージ的にかなり近くなります。

                 

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   私も若く見られることが多かったのですが、最近は年相応の感想を貰うことが多くなりました。でも、少し前に東京で何年も会っていなかった友人に「随分変っていたので君だと分らなかった」と言われたのはショックでした。しかも彼は政治家です。

 

せめて、「久し振り。相変わらずお元気そうで」くらいのことは言えなかったのかと思いましたが、嘘で固めるのが得意な政治家ばかりの中で、このくらい正直な人もいることに安堵すべきなのか―――思いは複雑でした。

 

 

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2017年10月25日 (水)

赤と青の手袋・歴史編 ――自然発生的に進化しました――


赤と青の手袋・歴史編

――自然発生的に進化しました――

 

小さい頃から、選挙の度に候補者たちが白い手袋をすることに違和感を持っていました。それは多くの政治家が汚いことをしているという漠然とした認識と一体になっていたのだと思います。ある時ハタと気付いたのは、その日頃の汚い手を選挙の時だけ隠して有権者を騙すための白い手袋なのだ、ということでした。

 

でも自分で選挙に出る積りはありませんでしたので、抽象的なレベルでの解釈に止まっていましたしそれで問題はありませんでした。

 

ところが1990年、衆議院選挙に立候補し選挙戦が始まってから、寒い時期でもあり、当然手袋が必要になりました。どんな手袋をすべきなのかとなると、白い手袋についての拒否反応がありましたので、自分で使うためには勿論「白い手袋では駄目」なのです。これは考えるまでもない「結論」でした。

 

どんな色が良いのか、長く秘書役を務めてくれたK氏と手袋屋に行って選挙用に相応しいものを探しました。どれも、帯に短く襷に長しでかなり迷いましたが、どうしてもこれにしたいという一色に絞れず、色調と明度の良かった、赤と青の手袋を一ダースずつくらい買って事務所に戻りました。

 

事務所のスタッフにも相談したのですが、甲論乙駁で結論が出ない中、昔、息子の通っていたアメリカの小学校で、ちぐはぐの手袋をして学校に行くのが流行っていたことを思い出しました。そうだ、赤と青、ちぐはぐの手袋の方が目立つ、と気付いて街宣車に乗るウグイス嬢も手を振るスタッフも全員赤と青、ちぐはぐの手袋をするように統一しました。

 

           

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確かに目立つ色でしたし、選挙でちぐはぐの手袋をしている人などいませんでしたので、珍しがられました。それだけではなく、選挙スタッフも含めて多くの人から、「赤」と「青」の手袋の意味は何なのかを聞かれるようになりました。

 

動脈と静脈、男と女といった二項対立を赤と青で表すことは良く行われていますので、古い政治を捨てて新しい政治を創るとか、男性と女性が平等にバランスの取れた社会貢献をすることで未来が開ける、といった説明をすることになり、街角も含めて色々な場所で演説をするときに、赤と青の対比を使ってポイントを強調することになりました。

 

その結果、素晴らしいことがいくつも起きました。まず、小学生くらいの子どもたちが珍しがって真似をしてくれるようになりました。赤と青の手袋をして手を振ってくれる子どもたちがあちこちに現れたのです。

 

政治的に関心のある人は勿論、政治的な関心はあまりないと言いながら、「何でそんな手袋をしているのか」と尋ねてくれる人も出てきました。選挙運動中に個人的に話をする機会はそう多くはないのですが、スタッフとしては大歓迎です。その会話が元になって、街頭演説を聞いて貰うことになったりチラシを受け取って貰えるようになったりという人が増えました。

 

そんな選挙を何回か繰り返すうちに、赤と青は私のトレードマークになりました。市長選挙の時も、赤と青の手袋が活躍しました。

 

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2007年の市長選挙です

 

選挙になると多くの候補者が「候補者カラー」を決めて、スタッフのジャンパーの色を統一したりしています。それも効果的なのですが、前回も説明したように、「赤」と「青」という複数の色を選んだことで、「多様性」のアピールができました。自然な形で「独裁政治」や「排除」「差別」には与しない姿勢を発信することになったのです。こんな素晴らしい副産物ができたのは、これまで意識的に人類の歴史を内面化しようと努力をしてきたからなのかもしれません。

 

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2017年10月24日 (火)

トレードマークの赤と青の手袋 ――何故「赤」と「青」なのか、またその意味は――


トレードマークの赤と青の手袋

――何故「赤」と「青」なのか、またその意味は――

 

今回の選挙では、フェースブックやツイッター等、インターネットを積極的に使いました。全国から応援のメッセージを頂いたこと、心から御礼申し上げます。

 

その中で、「何故、赤と青の手袋なのか」という疑問も頂きました。広島から離れた地域の皆様、そして広島でも若い世代の皆様には馴染みのない手袋ですので、一通り、今まではあまりお伝えしていないことなども含めて、説明させて頂ければ幸いです。

 

               

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世界の国旗の中でも、赤、青、白の三色が良く使われていますが、赤と青だけでも結構目を引きます。

 

 




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                                  最終日、金座街の入口で

 

赤と青の手袋はとても便利です。何かメッセージを伝えようとするとき、言葉、音声だけでも伝わることは多くあります。それに加えて、赤と青という色、そして目の前の手袋を見て頂くことで、より具体的にイメージとして頭に描いて貰えます。コミュニケーションのためにはとても大切なことの一つです。その赤と青を使って、どんなことを伝えてきたのかいくつかの例を挙げておきましょう。

 

 動脈は「赤」、静脈は「青」です ⇒ 古いものは捨て、新しいものを大切にしようというメッセージにもなりますし、血液の循環で維持される生命という意味もあります。

 「赤」で男性、「青」で女性という意味もあります ⇒ 「山より高き父の恩、海より深き母の恩」という言葉が出発点ですが、日本の山は火山が多いので「赤」、海は勿論「青」です。これは、そのまま父と母としての意味もありますので、大切にしています。

 「赤」は「怒りの広島」、そして「青」は「祈りの長崎」を意味します。そこから核なき世界、平和な世界のイメージを描いて頂けます。

 「青」は「知性」そして「赤」は「感性」を表します。両者のバランスが取れることで、良識ある判断ができます。

 赤と青の二色は、その先に三色、四色と続きますが、それは「多様さ」を意味します。

⑥このほかにもいろいろな可能性があります。皆さん御自身で「これは」というものがありましたら、是非御教示下さい。

 

単なるこじ付けだと言われればその通りなのですが、1990年、最初の選挙運動から使ってきた赤と青の手袋ですので、最後の選挙の頃には、手袋を見て頂くだけで、候補者名を言わなくても、誰なのか分って貰えました。そして今回の選挙でも、比例代表候補は、名前を書いての選挙を行うことはできなかったのですが、トレーナーに印刷した赤と青の手袋だけで誰なのかが分って貰えたことも再々ありました。

 

 

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結果として素晴らしいアイデアなのですが、選挙スタッフの中に天才的なひらめきを持つ人がいたのではなく、偶然の積み重ねから生まれた大ヒットなのです。その歴史を次回は辿ります。

 

 

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2017年9月25日 (月)

英語で見る夢 ――田英夫さんを懐かしく思い出します――


英語で見る夢

――田英夫さんを懐かしく思い出します――

 

 

昔よく見た夢の一つは空を飛ぶ夢でした。子どもの時だけではなく大人になってからも良く見ましたが、最近はあまり見なくなりました。手を翼のように広げて動かし、体の角度を変えることで方向やスピードが自由に変えられますし、どこにでも行けるので楽しい夢でした。夢の中で飛んでいるのは自分ですので、その姿は見えません。ネットで見付けた、飛ぶ男性のイメージから想像するとこんな感じなのかもしれません。

 

               

Photo

             

版権:robeo / 123RF 写真素材

 

もう一つ良く見た夢は、空港での乗り継ぎトラブルの夢です。出発ゲートが変ったり、時間が変更になって何とか間に合うケースなのですが、具体的なイメージでは昔の羽田空港、そしてニューヨークからボストンへの乗り継ぎの場合が多かったような気がします。

 

夢の中では、空港の係員やキャビン・アテンダントとのやり取りもするのですが、もちろん英語です。そして飛ぶ夢、空港の乗り継ぎだけではなく、私の見る夢の半分くらいは英語の夢だということに気付いたことがあります。

 

20年以上も前になりますが、そんな話をとても面白がってくれた人がいました。当時参議院議員だった田英夫さんです。元々は、TBSの人気報道番組のキャスターとして活躍しその後、社会党・社民党・その他護憲派のリベラル政党を立ち上げる等、市民派議員のリーダーとして活躍されました。特に、小選挙区制導入に反対するために超党派、つまり自民党の議員たちも仲間に加わっての活動で御一緒できたことは私にとっては貴重な経験でした。

 

政治家として尊敬してきた方ですが、頭のてっぺんから爪先まで「gentleman」つまり「紳士」という言葉がピッタリの方でもありました。

 

 

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参議院議員時代の田さん

 

ゴルフやスキーもお好きで、市民運動結集のためのイメージとして田さんが強調していた「南斜面の政治」がとても印象的でした。市民の作る政治は「南斜面」のように日が差し、明るさと希望に満ちている、そのイメージで市民運動を作って多くの人に集まって貰おうという呼び掛けです。

 

時代を先取りした政治感覚を共有できる人がもっと多ければ、田さんをリーダーとする大きな政治的な動きができたのだと思いますが、時代の変化は田さんの先見性に付いて行けなかったような気がしています。

 

田さんの先見性で思い出すのが、キャリーバッグです。海外旅行だけでなく、国内旅行でも今なら当り前になりましたが、私の使っていたのは、パイロット用のフライトバッグの時代です。スーツケースに滑車の付いた、しかも手で引くことのできるキャリーバッグが便利だと教えてくれたのが田さんです。

 

そして、私が英語で夢を見ることをとても面白がってくれたことも忘れられません。なじみのない人たちも交えた集まりでは、「アイスブレーカー」として、つまりその場の和やかさを作りだすために、「彼は英語で夢を見るんだよ」と話を切り出して、その場のぎこちなさを解消するネタに使ってくれていました。

 

田さんが亡くなられてから10年近くになりましたが、家人から「昨夜の寝言は英語だったよ」と言われるたびに田さんを懐かしく思い出しています。

 

 

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2017年9月14日 (木)

何故「カルバン・クライン」なのですか? ――本拠はニューヨークです――


何故「カルバン・クライン」なのですか?

――本拠はニューヨークです――

                

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ニューヨークで物議を醸したCalvin Kleinの広告

版権: <a href='https://jp.123rf.com/profile_zhukovsky'>zhukovsky / 123RF 写真素材</a>

 

外国の固有名詞の片仮名表記で一番長くモヤモヤが続いていたのは、「カルバン・クライン」です。元々は「Calvin Klein」なのですが、何故「カルバン」?

 

ウイキペディアでも「カルバン・クライン」ですし、ネットで検索してもほとんど全て「カルバン・クライン」で統一されています。

 

御丁寧にYahoo!知恵袋での質問には、次のような回答もありました。「カルバン・クライン」と「ミッシェル・クラン」とどちらも「Klein」なのに、なぜ表記が違うのか、に対する「ベストアンサー」は、「カルバン・クライン」は英語読み、「ミッシェル・クラン」はフランス語読みだからというものなのです。「カルバン」は英語読み?という疑問符が付きます。

 

疑問を解くために、「Calvin Klein」の日本語公式サイトで確かめてみました。それが一番手っ取り早いはずですので、見てみると  Calvin Klein Japan – Official Online Storeは次のような感じです。つまり、目次を除いて日本語表記はありません。

 

Calvin_klein_official_online_shop

 

このサイトでも、本拠はアメリカであることが分りますし、ウイキペディアでも「Calvin Klein」の本拠はアメリカで、Calvin Klein氏本人もアメリカ人であると書かれています。となると、読み方はアメリカ英語の発音に従うのが自然でしょう。

 

では、アメリカ英語で「Calvin」をどう読むのかですが、このファースト・ネームを持つもう一人の有名人がいます。アメリカの第30代大統領の「Calvin Coolidge」です。その読み方ですが、「カルヴィン」または「カルビン」が普通です。今まで、クーリッジ大統領関連の片仮名表記で、「カルバン」は見たことがありません。

 

もうこれで十分だと思いますが、「Calvin Klein」は「カルビン・クライン」が元の発音に近く、「カルバン・クライン」は、それよりかなり離れています。耳でも確かめて下さい。困ったときのYouTubeのお出ましです。



 

 

まだ、納得が行かない方のために、「多数決原理」を採用してみます。複数のスピーカーが、どう発音しているのかを録音しているサイトがあります。矢印を次々に押してみて下さい。御自分の発音を残すこともできます。

 

 

最後に発音とは関係がないのですが、ちょっと目を引く「トリヴィア」です。「Calvin Klein」社のホームページで「About Calvin Klein」の説明を読んで初めて知ったことなのですが、「Calvin Klein」のブランドは「PVH Corporation」が所有し、世界中に製品を販売しているそうです。自社ブランドの他にライセンスされたブランドとして多くの名前で製品を供給しているのですが、その一つに「Donald J. Trump Signature Collection」、つまり、「ドナルド・J・トランプ コレクション」があるのです。

 

「カルバン」と「カルビン」の違いが大きいと感じるのは私だけかもしれませんし、「コスコ」と「コストコ」のような経緯があるのかも知れません。何か御存じの方がいらっしゃれば御教示下さい。

 

さて三回にわたって、英語の固有名詞を片仮名でどう表記するのかについてお読み頂き有難う御座いました。このシリーズは、続けて行きたいと思います。

 

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コメント

企業名やブランドの場合、イメージ=印象ということも大きな要素です。例えばメルセデス・ベンツの場合、欧米では「メルセデス」、日本や韓国では「ベンツ」とだけ呼ぶことが一般的で、それはベンツという名前が如何にもドイツを連想させるため、かつての欧米では印象(ドイツ=ナチス)が悪く、日本や韓国では印象(ドイツ=技術や医療の最先端)が良い、という理由ということでした。(最近は日本でもなるべくメルセデスに統一しようとしています)

Calvin Kleinは確かにアメリカの企業であり、創業者のCalvin Kleinもアメリカ生まれのアメリカ人ですが、日本のファッション業界ではアメリカよりフランスの方がイメージが良い、という意図もあって、敢えてフランス読みにしているのかも知れません。

「工場長」様

コメント有り難う御座いました。

デザインではフランスの方が格が上、という理由は十分にあり得ますね。あるいは、フランス語を齧ったことのあるワンマン社長の思い込みとか、発音の難しさ易しさに配慮したとか、可能性としてはあり得るのですが、確証がないものでしょうか。

こういう場合、当事者に聞くのが一番確かだろうと、直接、と言ってもアメリカ人に聞いても仕方ないと思い、日本サイドで聞いてみました。

日本でCalvin Kleinを製造・販売しているのはオンワード樫山ですが、ブランドを管理しているのはPVHジャパンなので、そちらのカルバン・クライン担当からの回答です。

回答は「本人の発音も、アメリカで使われている発音も、カルビンよりカルバンに近かったので、当初からカルバンという表記にしており、それ以上の意図はない」ということでした。

「工場長」様

コメント有り難う御座いました。またPVHジャパンに問い合わせて下さり、有難う御座います。

YouTubeにアップされている発音から、片仮名表記だとどちらに近いのかは明らかだと思いますが、発声の段階を客観的に測ることはできても、それが耳でどう聞こえるのかの客観的なデータを取るのはかなり難しそうですので、そう言われてしまうとそれでお終いですね。

でも、片仮名表記に関わらず、英語の発音を正確に再現する努力はし続けても良いのかもしれません。

2017年6月28日 (水)

久し振りの銀座 ――「銀座らしさ」が失われて行くのでしょうか?――


 

久し振りの銀座

――「銀座らしさ」が失われて行くのでしょうか?――

 

高校生の頃から銀座には良く足を運んでいました。理由は簡単で、当時の地下鉄は銀座線と丸ノ内線の二本しかなく、通学定期を持っていれば簡単に銀座に出られたからです。それからずっと銀座との付き合いが続いているのですから、自分自身に取っての「銀座」というイメージはかなりはっきりと形作られています。

 

今回、久し振りに銀座で時間を過ごすことになり、その変貌に戸惑っています。もちろん、時代とともに町は変って行きます。かつては銀座のシンボルだった森永の地球儀広告塔がなくなったり、松屋の前にAppleが登場したり、ディオールやブルガリといった一流ブランドが進出してくる等、変化する街には新しい魅力が付け加わっていたような気がします。

 

単に私の好みが独り善がりなだけなのかもしれませんが、今回気付いた大きな変り様に、我が目を疑いました。私の抱いている「銀座」のイメージとはずいぶん違うのです。一つは、4丁目の角の日産ビルです。写真も上手くは撮れていませんが、まずは御覧下さい。

 

             

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そしてもう一つが、松坂屋の後にできたGINZA SIX(ギンザシックス)です。これも写真を御覧下さい。

 

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こちらも、単に私の老化現象のせいで新しいデザインを受け付ける柔軟性が失われただけなら良いのですが、如何でしょうか。

 

でも、まだまだ「銀座」らしい雰囲気はあちこちに残っていました。和光のショー・ウインドーもお洒落でした。反対側にある日産ビルの影が写ってしまっているのが残念なのですが――。

 

 

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それといつも刺激を受ける松屋の吹き抜けのディスプレーです。梅雨の季節の傘から、7月には七夕をテーマにした美しさが登場するのでしょうか。

 

 

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特にお勧めの新発見は、数寄屋橋交差点にリニューアル・オーブンした東急プラザ6階のフリー・スペースです。数寄屋橋茶房の隣のスペースで、数寄屋橋交差点や4丁目交差点を眼下にゆっくり寛げるのが特徴です。こんな贅沢を許してくれる銀座や数寄屋橋であり続けてくれることを祈りつつ、銀座を後にしました。

 

 

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東急プラザからの眺め

上の方に見えるのが、銀座三越と4丁目交差点です

 

  

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2016年9月 4日 (日)

制服 これも「昭和遺産」です

制服

これも「昭和遺産」です

 

自分で提案をしておいて、自分でハマってしまった「昭和遺産」ですが、やはり私たち世代の生きた時代を覚えていて欲しいという気持が、意識しないまでも強くあったのだと思います。それが「昭和遺産」という言葉をきっかけに表に出てきたのだとすると自分でも納得できるのですが、所詮、自己満足の域を出ないのかもしれません。

 

今回は「制服」です。まだ制服のある学校はたくさんありますので、厳密には「昭和遺産」とは言えないのかもしれませんが、私にとっては、とても残念な気持とともに覚えていて欲しいことの一つです。

 

中学時代に、どの高校に入るのかを決めるとき、いろいろな理由があって当たり前です。野球とかサッカーその他の部活を続けるため、そして全国大会に出る、といった大きな夢を実現したいと考える若者もいるでしょうし、進学のためという理由もあるでしょう。通学距離や家庭の事情等も大切です。

 

さて私の場合ですがとても単純で、制服に憧れて高校を決めました。

                

Photo

           

 制服のない中学に入った時からずっとそう思い続けていた夢が叶ったときの嬉しさは今でも鮮明です。入学後は、真面目だけが取り柄の高校生でしたが、唯一制服だけは誇りに思っていました。

 

ところが、それから20年も経たずして、この制服が廃止されてしまったのです。後輩たちがそう決めたのですから仕方がありません。でも、先輩たちの意見も一度は聞いて欲しかったという思いが今でも残っています。

 

 

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