パソコン・インターネット

2023年9月21日 (木)

マウスを快適に使うために ――ドンピシャの「リスト・レスト」は百均で売っていました――

マウスを快適に使うために

――ドンピシャの「リスト・レスト」は百均で売っていました――

230921

「リスト」(手首)を「レストする」(置く)のが、「リスト・レスト」ですが、その断面に意味がありました

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パソコンを使うとき、長文を書き続けるとなるとキーボードからの入力と、最近では音声入力も加わって、手や指の使い方はかなり分散されますが、その他の作業、例えば資料を探したりその一部をコピペしたりという時は、ほとんどマウスで操作します。右手を酷使することになりますが、特に、手首をどうサポートするのかが何より大切です。

手首が痛くなったり腱鞘炎になったりするからですが、いろいろ試してみた結果、最近ようやく安定した解決法に辿り着きました。

可能性追求のために、縦型マウスを使ってみたこともありましたが、上手く行きませんでした。その体験は、こちらにアップしてあります。

その後、トラックボールも試したのですが、結局、元通り普通のマウスに戻って、しばらくは問題なく仕事を続けていました。最近になって、手首への負担が大きくなり、痛みも感じてきましたので、「リスト・レスト」を使うことにしました。これも、帯に短し襷に長しで、最後に見付けたのが百均で売っていたマウスパッドです。

手首への負担を和らげるのか目的ですので、結局「リスト・レスト」の断面と硬さがカギになります。黒い百均のマウスパッドは、上の面が四角くて手首を載せる面積が広く、高さも硬さも丁度良かったのです。

230921_20230919135101

最初から、このマウスパッドを使っていれば、コストは100円で言うことはないのですが、いくつもの試行錯誤の結果ですのでちょっと複雑です。でも、とにかくストレスが少ない毎日を過ごすことにつながりましたので、大満足です。

 

最後に皆さんにとって、今日一日が素晴らしい24時間でありますよう!  

 [2023/9/21 人間イライザ]

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2023年9月17日 (日)

お気に入りのキーボードを使い続けるために ――SetPointというソフトが起動するための対処法を講じました――

お気に入りのキーボードを使い続けるために

――SetPointというソフトが起動するための対処法を講じました――

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10年以上愛用しているLogicoolのキーボードMX5500

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講演をするにも、原稿を書くにもPCを使っていますので、キーボードは日常的に不可欠な存在です。中でも気に入って、10年以上使い続けているのが、Logicool社製のMX5500です。マウスと一組だったのですが、マウスはとっくの昔に壊れてしまいました。(今はELECOM社製のEX-Gというマウスを使っています。)

キーボードは、ずっとMX5500だったのですが、最近OSをWindows 10からWindows 11に変えたときから、このキーボードが使えなくなってしまいました。正確には、使えることは使えるのですが、最低限の機能しか使えなくなったのです。例えば、液晶部分の表示が便利だったのですが、その部分はブランクで何も映らなくなってしまいました。

こうした便利な機能をフルに使うためには、Logicoolが提供してくれている、SetPointというドライバーを使わなくてはなりません。Windows 11に変えてから、このドライバーをダウンロードしてインストールしたまでは良かったのですが、その先がいけませんでした。

SetPointを起動しようとすると、「このアプリのサイドバイサイド構成が正しくないため、アプリケーションを開始できませんでした。詳細については、アプリケーションのイベントログを参照するか、コマンドラインツールSXSTRACE.exeを使用してください。」というプロンプトが出て、そこから先に進めません。

「サイドバイサイド構成が正しくない」ことにどう対処すれば良いのか、ググってみるといくつかの答が見付かりました。それは、「Microsoft Visual C++ 2008 SP1再頒布可能パッケージをダウンロードして、インストールする」ことです。

その通り試してみたのですが、上手く行きません。今度は、「Microsoft Visual C++ 2008 SP1再頒布可能パッケージをダウンロードしても、インストールできない」で検索すると、対処策が見付かりました。

かなりの数の試行をしたのですが、最後に役立ったのは、システムファイルの修復でした。そこまではしなくてもと思い込んでいたのですが、これで解決しました。

Setpoint-20230915-205353

海外のサイトでも、同じような経験をされた方の投稿があり、私と同じことをかなり時間を掛けて試みてみたものの問題は解決せず、最後に「システムファイルの修復」をして上手く行ったという報告がありました。

Logicoolのテクニカルサポートにも、この経験を報告しましたので、同じトラブルに困っている方がいらっしゃれば少しはお役に立てるのではないかと考え、以下、その内容をコピーしておきます。

 

タスクバーのアイコンをクリックすると、「このアプリのサイドバイサイド構成が正しくないため、アプリケーションを開始できませんでした。詳細については、アプリケーションのイベントログを参照するか、コマンドラインツールSXSTRACE.exeを使用してください。」が出て来ることが問題でした。

Windows 10 ではSeetPointが使えていましたし、今回もインストールはできますので、インストールの仕方に問題があるのではなく、他に原因があるとの前提で対策を探してきました。その結果、今朝、問題は解決しましたので、以下、その報告です。同じようなトラブルに遭遇している方の参考になるかもしれませんので、お読み頂ければ幸いです。

ネットで見付けたアドバイスでは、次のサイトが簡単に状況を説明してくれています。

https://kamihiro.net/logicool%E3%81%AE-setpoint%E3%81%8C%E8%B5%B7%E5%8B%95%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%84/

この通りに、 Microsoft Visual C++ 2008 SP1再頒布可能パッケージをダウンロードして、インストールした後でSetPointを開こうとしても、前と同じプロンプトが出てしまいました。

そこで、 Microsoft Visual C++ 2008 SP1再頒布可能パッケージのインストールをしても上手く作動しない原因としての可能性を考え、次のサイトのアドバイスを試してみました。

https://itojisan.xyz/trouble/11327/#3_Microsoft_Visual_C

結局、この中の「対処5」までは試したのですが、結果は同じでした。

そちらに電話で相談したのはこの段階なのですが、昨日午後6時過ぎにはかなり疲れていましたので、返信を出せませんでした。申し訳ありません。

今朝は、最後のステップ「対処6」を試して、Microsoft Visual C++ 2008 SP1再頒布可能パッケージを再度インストールしてみました。タスクバーのアイコンをクリックすると、SetPointが起動しました。

必要だったのは、システムファイルの修復とMicrosoft Visual C++ 2008 SP1再頒布可能パッケージのインストールだったようです。Microsoft Visual C++ の新しいバージョンもあるのですが、それでは解決しませんでした。

機械も身体も、正常に動いているときは快適なのですが、不具合が生じたときに対応策が見つかり今までと同じように動いてくれた時の満足感は掛け替えのないものです。

 

最後に皆さんにとって、今日一日が素晴らしい24時間でありますよう!  

 [2023/9/17 人間イライザ]

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2023年6月23日 (金)

iPadもカメラとして使える! ――目から鱗とはこのことです――

iPadもカメラとして使える!

――目から鱗とはこのことです――

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iPhoneはカメラとして使っているのに!

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実は、8月末にイベントを企画しています。近い内に記者会見をして皆さんにお知らせする積りなのですが、現在はまだ準備の準備中です。とにかく、大切なイベントになるはずなのですが、会場には限りがあります。当然、当日の模様を録画してYouTubeにアップすることを考えました。

カメラ一台、と言うことは、iPone一台で録画すれば良いかなと気楽に考えていたのですが、冷静に自分だけの体験でも、固定された視点からの画像にはすぐ飽きてしまいます。複数のカメラが必要になるのですが、友人からの提言でハッとしました。

複数の中にiPadも入れると、数台のカメラが使えることになるのです。iPhoneはカメラとして使っていても、iPadをカメラとして使うという発想につながらなかったのは、老化現象かもしれませんし、誰でも陥りがちな、視野の落とし穴なのかもしれません。とにかく、目から鱗でした。

と言うことで、複数のカメラによる録画はできそうですが、後は編集能力のある人を探すという大仕事が待っています。

 

そして皆さんにとって、今日一日が素晴らしい24時間でありますよう!

 [2023/6/23 人間イライザ]

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2023年6月20日 (火)

父の日の夕焼け ――気を遣う仕事が増えているので、ブログは息抜きの場に――

父の日の夕焼け

――気を遣う仕事が増えているので、ブログは息抜きの場に――

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平和大通りからの夕焼け

 

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このところ、気を遣う仕事が増えています。それに大分遅くなったのですが、Windows 11をインストールした後の格闘もあり、このブログは息抜きの場にしないと身体が持ちません。

ということで、父の日には「都会」に出ていたのですが、帰りは素晴らしい夕焼けになりました。車からの写真で、しかもiPhoneですので、フレームが思うように狭められず、目で見た美しさをお届けできないのが残念なのですが、それでも美しさの何分の一かは伝えられているかもしれません。

もう一枚は、西広島バイパスからです。

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そして皆さんにとって、今日一日が素晴らしい24時間でありますよう!

 [2023/6/20 人間イライザ]

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2023年6月17日 (土)

WordのDictation機能を使っての、即時書き起こしです ――手直しをするのに1ページ15分掛りました――

WordDictation機能を使っての、即時書き起こしです

――手直しをするのに1ページ15分掛りました――

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Wordの右上に「ディクテーション」のアイコンが置いてあります

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オーラル・ヒストリーの聞き取りの三回目が終りました。今回は、Wordの機能の中で、Dictationという機能を使いました。先日報告したTranscribeとの違いは即時性です。Transcribeは録音した音声の文字化する機能です。Dictationには、仮に私が今喋っているとすると、それを聞き取り、即時に文字化してWordの文書中に書き込んでくれるという即時性があるのです。

もう一つ、これも既に報告したワイヤレス・マイクを二個使って、音声の入力をしました。

一度試みて上手く行かなかったのは、iPhoneのマイクを通して音声入力していたからで、その結果として30秒音声が途絶えると自動的にマイクが切れてしまっていたのです。今回はWordの方のマイクから入力することで、途中で途切れることは、3時間のうちに二回か三回で、全体の録音と書き起こしができました。

まずは、WordのDictationが書き起こしてくれた1ページ目を御覧下さい。プライバシー保護のために、固有名詞は「○○」に変えてあります。

2023年6月16日第3回聞き取りです。

どうもこんにちはお疲れ様ですご苦労様です本当ですすごかったですよ雨がもうなんかせんじょうこうすいたいみたいなぐらいの勢いでしたねだからそうですかあいつもすいませんわざわざえっと昨日と一昨日に届きましたかね質問届きましたそれでねこれを新しいマイクをええ入手しますとこれつけてみてくださいその方が多分あのうちゃんと音がとらえられると思いますのでこの間あのブツブツ切れたやつはあのの理由がわかってええとあれはね要するにiphoneのマイクを使うと30秒が入らないとマイクが切れちゃうんですで今これ使ってるのはあのiphoneのマイクじゃなくてえっとwindowsのほうのあのマイクロソフトのほうえんワードのディクテーションの前からだから切れないはずですよでしかもこれちょっとあの2個だからこうここにつけておいたのはちょっと右側ですちょっと暑いけどねあの実は先週末ちょっと弾丸で東京行きましてですねでも忙しくて大変ですねそれであの色々やった中で○○書店にも行きましたあ行ったんですはいあのまだ先なんですがあの10月号の論稿依頼されてですねそれでちょっとその編集者の方と打ち合わせしてですねであのせっかくなんで○○さんにと思ってちょっと読んでもらったんですが相変わらずちょっとあの合図にあのそうなんですよはいちょっとあの電話でその後話をしておきましたなんかあのあうんと喋ってた時のアメリカの行った時のその時の記憶がこれなんですよねだから社会党のシャドーキャビネットの派遣で言ってそう思い出したんですけどそうで堂本さんと行動目だったんですけどあの行きも帰りも別々だったのかなそれで彼女がワシントンに行って僕はボストンに行ってニューヨークは一緒に何人かの人があったんですけどあのだから結局それだったんですよね11月でその時にあのうえっとオペレーションマニュアルっていうのを貰って来てそれとねあの91年のこれgalbraithご存知ですよねで彼から12月に来た手紙でその前に彼28日にあの講演をしてるんですけどそれの公園の時の記録なんですけど一緒についての刃で27日に僕の手紙行けてたって書いてあって結局そこに書いてあの僕が提案したあのpkoについてのことを一番最後の方に入れてで演説してくれたんですねなんかnecに招かれているんですねだからそういうこともやってたっていうのがわかってそういったものも一緒に付いてだからともかくなんか色々とたくさん出てきそうですのではいあのえっとですのでちょっとスケジュールを見返すと今日は首脳大学ぐらいまで行って来週次回からあそうだ○○さんの時はだから衆議院時代がともになるんですよねですので7月以降は衆議院時代になってですねやっぱいろいろ見てるとその時代の記憶が晶さんのこの前の出版物の中では一番こう薄いと言う気がするまあ夜明けを待つの最後にもあるかもしれませんがでもそうですよねだから衆議院になるまでのことのほうが多いよね

これだけの分量を、一応誰が読んでも意味が通じるくらいのレベルでの手直しをしてみました。かかった時間は15分です。

2023年6月16日第3回聞き取りです。

どうもこんにちは。

お疲れ様です。

ご苦労様です。本当ですすごかったですよ。雨がもうなんか線状降水帯みたいなぐらいの勢いでしたね。

そうですか。いつもすいません、質問届きました。

それで、新しいマイクを入手しましたので、これつけてみてください。その方が多分ちゃんと音がとらえられると思いますので。この間ブツブツ切れたのは、理由がわかりました。あれは要するに、iphoneのマイクを使うと30秒音が入らないとマイクが切れちゃうんです。今ここで使ってるのは、iphoneのマイクじゃなくて、windowsのほうの、マイクロソフトのほうのワードのディクテーションのマイクだから切れないはずです。しかもこれは2個ありますので。

ちょっと暑いけど、実は先週末ちょっと弾丸で東京行きましてですね。

忙しくて大変ですね。

それで色々やった中で、○○書店にも行きました。まだ先なんですが、10月号の論稿依頼されてですね、その編集者の方と打ち合わせして、せっかくなんで○○さんにも挨拶をと思って連絡してもらったんですが、お会いできず、電話でその後話をしておきました。

前回の聞き取りの時喋った、アメリカに行った時の記録がこれなんです。(文書を提示)。社会党のシャドーキャビネットの派遣で行ったのです。それで思い出したんですけど、堂本さんといっしょだったんですけど、行きも帰りも別々だったのかな。彼女がワシントンに行って僕はボストンに行って、ニューヨークは一緒に何人かの人にあったんです。だから結局それだったんですよね。1991年の11月です。その時にオペレーションマニュアルっていうのを貰って来多のです。それと、91年の手紙ですが、Galbraithご存知ですよね。彼から12月に来た手紙で、彼28日に東京で講演をしてるんですけど、その講演の記録です。一緒についてる手紙では、27日に僕からの手紙が着いたって書いてあって、そこに書いてあった僕が提案したPKOについてのことを、講演の一番最後の方に入れてくれたんですね。NECに招かれているんです。そういうこともやってたっていうのがわかって、これからも資料の中になんか色々とたくさん出てきそうですのです。

スケジュールを見返すと今日は修道大学ぐらいまで行って来週次回から、○○さんの時はだから衆議院時代が中心になるんですよね。ですので7月以降は衆議院時代になって、でもやっぱいろいろ見てるとその時代の記憶が秋葉さんの出版物の中では一番薄いと言う気がします。

衆議院になるまでのことのほうが多いよね。

ここでもAIの技術は使われているのですが、それは別に論じるとして、喋った言葉を文字化してくれる機能は、例えば高齢者にとってはとても便利に使えるものです。生かして使うこと、社会や個人に害を与えるような使い方はしないこと等勘案しながら、さらに使い易い道具になり広まると良いのですが。

そして皆さんにとって、今日一日が素晴らしい24時間でありますよう!

 [2023/6/17 人間イライザ]

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2023年6月14日 (水)

iPhone用ワイヤレス・マイク、二つで一組 ――文字起しには十分です――

iPhone用ワイヤレス・マイク、二つで一組

――文字起しには十分です――

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カッコいいケースの中身は?

 

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6月12日、夏の原水禁世界大会の広島県実行委員会の結成総会後に、学習会が開かれました。講師は第五福竜丸展示館学芸員の市田真理さんでした。感動的な講演については、今日は「いのちとうとし」さんのブログ、「新・ヒロシマの心を世界に」を御覧下さい。重ならないように、私は明日アップします。

さて、現在、オーラル・ヒストリーのためのインタビューが続いていますが、試行錯誤の末、iPhone用のワイヤレスマイクを二つ購入することにしました。と言っても、二つ一組で売っているのですから、それを買ったまでです。

上の写真のケースの蓋を上げると、こんな具合です。

Iphone2

左の二つがマイク、つまり発信器です。そして右側がiPhoneに差し込む受信機です。数字の「100」は、100%充電済みという意味です。

これだけでは良く分らないと思いますので、ケースから取り出します。

3iphone

左の二つがマイクですが、クリップが付いていて、胸のポケットなどに差すことができます。右側の受信機はiPhoneのlightning に差し込むのですが、差し込んだ後の写真を自撮りできないので、写真はこれで最後です。

音声の入力ができるのかも試してみましたが、問題ありません。インタビュアーと私二人で使ってみての感想は後日お伝えします。

 

そして皆さんにとって、今日一日が素晴らしい24時間でありますよう!

 [2023/6/14 人間イライザ]

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2023年6月 7日 (水)

ゆうちょ銀行ダイレクトは簡単便利? ――免許証の暗証番号を入力しないと使えません――

ゆうちょ銀行ダイレクトは簡単便利?

――免許証の暗証番号を入力しないと使えません――

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ゆうちょダイレクトのホームページ

 

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必要があって、今まで眠っていたゆうちょ銀行の口座を復活させました。いちいち郵便局に行かなくても済むように、ネットでの利用をしようとしたのですが、諦めました。

「ゆうちょダイレクト」というのがゆうちょのネットサービスの名称なのですが、登録するのが一筋縄では行きません。とにかく面倒な画面が沢山あって、登録情報を入力する画面に到達するまでが一苦労です。

登録を始めて、細い字で書かれている必要な情報に気が付きました。認証アプリを使うのには、運転免許証の暗証番号が必要なのです。免許証を取るときに、4桁の暗証番号を二つ登録しろと言われて登録はしたものの、その後、使う必要が全くなかった暗証番号です。

これで、諦めました。もちろん、憶えていませんし、どこかに記録したはずではあるのですが、それがどこかも覚えていません。それに普通の銀行では、こんな情報なしで登録できますし、それで問題が生じたという話も聞いたことがありません。

高齢者にとっては、登録するのさえ絶望的なゆうちょ銀行のネットサービスを一体何人が使っているのでしょうか。

それにしても、運転免許の暗証番号がなければ登録したり、使えなかったりする「サービス」は他にどんなものがあるのかを調べてみました。その結果がこれです。

「2組の暗証番号がセットされているICカード運転免許証ですが、現状では実際に日常生活で入力を求められることはほとんどありません。数少ない例外として、日本国内の米軍基地に入場する際に、2組の暗証番号の入力が必ず求められます。軍事施設のため、厳重にセキュリティが保たれているということになります。」

(グーネットマガジン https://www.goo-net.com/magazine/knowhow/carlife/42397/#toc3)

吃驚しました。2組の暗証番号が必要なのは、米軍基地に入る場合と、ゆうちょ銀行のネットサービスの二つしか挙げられていないのです。自衛隊の基地に入る場合は、必要ないのでしょうから、ゆうちょ銀行のネットを使うということは、例外中の例外だということになりますね。

 

そして皆さんにとって、今日一日が素晴らしい24時間でありますよう祈っています!

 [2023/6/7 人間イライザ]

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2023年5月 4日 (木)

今度は「FamiPay」を語る大量詐欺メール ――止めさせるにはどうすれば良いのでしょうか――

今度は「FamiPay」を語る大量詐欺メール

――止めさせるにはどうすれば良いのでしょうか――

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私のメールソフトの一部をお見せします。ファミペイとかFamiPayを語る詐欺メールが並んでいます。このアドレスからのメールが大量に届くようになったので、フィルターを作って、ある程度溜まったら削除するようにしました。一応開いたものは、情報提供のためフィッシング対策協議会に転送しています。

その前は、UberEatsを語る詐欺メールが多かったのですが、そちらはこのところ下火になりました。

フィルターの設定を変えて、このアドレスからのメールは即削除ということにすれば良いのでしょうが、発信元にメッセージを届けて、その結果として止めさせることができた、という筋書きになるともう少し満足感があるのですが―――。

 

そして皆さんにとって、今日一日が素晴らしい24時間でありますよう祈っています!

 [2023/5/4 人間イライザ]

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2023年4月29日 (土)

余りにも無防備過ぎます ――かつては煙草も無害だと信じられていました――

余りにも無防備過ぎます

――かつては煙草も無害だと信じられていました――

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チャールス・チャップリンの「モダン・タイムズ」から

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/f/f7/Chaplin_-_Modern_Times.jpg/610px-Chaplin_-_Modern_Times.jpg

Public Domain

昨日は、毎日新聞ディジタル版424日付の岩佐淳士氏の記事、AIとチャット後に死亡 「イライザ」は男性を追いやったのか?を元に、3月下旬にベルギーで亡くなった30代の男性の遺族が、自殺の原因の一つにチャットボットを挙げていることから始めて、ワイゼンバウム教授の警告が生かされていないのではないかという問題提起をしました。

再度、お読み頂ければ幸いです。タイトルはAIがベルギーの男性を死に追いやった?  ――半世紀以上前のワイゼンバウム教授の警告が生かされませんでした――」です。

この男性の死について、ブルックリンに本拠のあるVice Media社が発行する電子版『Motherboard』の331日号に、Chloe Xiangさんが、その後のフォロー・アップの結果を「この事件は急速に拡散している会話型のAIモデルについてのガードレイルが十分なものなのかの懸念を生じさせている」というサブタイトルで報告していますので、その中から重要な点いくつかを訳した上で要約してお伝えします。この中で、Xiangさんは、ワイゼンバウム教授の警告にも言及しています。

まず、男性の自殺を報じたベルギーのLa Libre紙は、彼を「ピエール」という仮名で呼んでいますので、本稿でも「Pさん」と呼ぶことにします。そして、チャットボット「似非イライザ」を開発したのは、シリコン・バレーにあるChai Researchという会社です。この会社の創始者はWilliam Beauchampさん と Thomas Rianlanさんの二人です。現在、彼らが開発したチャットボットは500万もの人が使っています。

Motherboard』誌はBeauchampに取材をして次のような回答を得ています。「この件について知らされてからすぐ、徹夜までしてこの機能を付け加えた。だから、誰かが安全ではないような発言をしたときにはすぐ、ツイッターやインスタグラムがそうしているように、その発言のすぐ下に助けになるような文章が挿入されるようにした。」そして、Beauchampさんは、実際に、「自殺についてどう思う」という発言した人に対して、自殺ホットラインを勧める画面の出た写真を送ってきたのだそうです。

しかし、Motherboard誌が、「似非イライザ」で同じように発言をした後に帰ってきた内容は、かなり詳しい自殺の方法が列挙されているものでした。

また、Beauchampさんは、「似非イライザ」のユーザーが、AIに対して強い愛着を持つことも知っていました。「AIと結婚したいとか、心からAIを愛しているという人たちがいる。その一方、悪い結果をもたらすこともあるというのは悲劇だ。」とも言っているからです。

このように、AIやチャットボットに対して強い愛着念を持つことは、ワイゼンバウム教授の創った「初代イライザ」で発見された現象であるため「Eliza効果」と呼ばれています。

そして、その効果に縛られ、自分自身の意思では抜け出せなくなって死を選ぶといった結果につながったと考えると、対策についての可能性も浮かんできます。

AIの世界では、社会に対して自分たちの果すべき責任を考えている人たちも当然いるのですが、これまで見てきたような悪しき結果を防ぐために「ガードレイル」という概念で対応することが一般的になっているようです。自動車が崖から落ちないように、道路脇に設けるガードレイルのイメージです。

でも、崖から車が落ちる危険性は誰にでも分ります。AIの場合の問題は、その危険性の分らない人の方が普通だということにあります。ワイゼンバウム教授は、「かなりの教育を受けた人でも自分の理解できない技術に出会うと、それに対して誇張された価値を与えてしまう」と解釈しています。その「価値」の中には「無害」という項目もあるのです。

それより適切な比喩は、煙草なのではないかと思います。かつては、ごく少数の人を除いては(私もその少数の一人でしたが)、煙草は無害だと信じていました。いや、無害かどうかということさえ問題にはならなかったのです。でも今では、有害であることが広まり、ヨーロッパでは煙草の箱に「喫煙は死をもたらす」と表記しなくてはならなくなりました。

AIの場合は、もう少し丁寧な説明にしないと意味が伝わらないと思いますが、二段階の警告が必要だと思います。このことを、理解しないとAIは使えないという制限を掛け、かつ、その意味についての教育をする必要がある、というのが私の提案です。

(1) AI を使うと、短時間で「イライザ効果」の虜になる可能性がある。

(2) 虜の状態から、自分の意思で元に引き返すことのできない可能性もある。場合によっては、その結果が死につながることもある。

ことによると、随分きつい制限だと考える方もいらっしゃるのではないかと思います。しかし、ワイゼンバウム教授の秘書の例、ChatGPTを使った後の、知的レベルの高い人たちによる「革命」、「新しい世界の始まり」等の評価を見ると、これでもまだ不十分なのかもしれないとさえ私には思えるのですが---。

そして皆さんにとって、今日一日が素晴らしい24時間でありますよう祈っています!

 [2023/4/29 人間イライザ]

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2023年4月28日 (金)

AIがベルギーの男性を死に追いやった? ――半世紀以上前のワイゼンバウム教授の警告が生かされませんでした――

AIがベルギーの男性を死に追いやった?

――半世紀以上前のワイゼンバウム教授の警告が生かされませんでした――

Republican_automatons_george_grosz_1920

https://en.wikipedia.org/wiki/File:Republican_Automatons_George_Grosz_1920.jpg

Public Domain

毎日新聞ディジタル版424日付の岩佐淳士氏の報道によると、3月下旬に、ベルギーで亡くなった30代の男性(仮にこの男性をAさんと呼ぶことにします。)の死因として遺族は、AIを使ったチャットボット(自動会話システム)が、男性に自殺を促したと主張しているとのことです。

この男性Aさんの会話の相手になったチャットボットは、「イライザ」と呼ばれているそうです。この名前が使われているのは、前に紹介した元MIT教授、ジョセフ・ワイゼンバウム博士の創った精神科医を真似するプログラム(それもチャットボットです)の名称が「イライザ」だったからに違いありません。1960年代にはこの「イライザ」が自然言語理解の一般解だと誤解され、センセーショナルに扱われた歴史があるのです。

そして、ワイゼンバウム教授の薫陶を受けた私は、ハンドル・ネームやペン・ネームとして彼の警告を広める責任のあることを肝に銘ずるために「イライザ」を使っています。

混同を避けるために、ワイゼンバウム教授の創った、初代の「イライザ」は「初代イライザ」と呼びます。そして今回、「初代イライザ」と似たような会話をした、しかしワイゼンバウム教授の警告を全く無視した会話にしてしまった米国のスタートアップ企業の作った「イライザ」は「似非イライザ」と呼びます。「似非」の意味は、「見掛けはそれらしく見えるが実はそうではない」、「似ているが本物ではない」ですので、適切だと思います。そして私自身ですが、私は機械でも物体でもない人間ですので、「人間イライザ」と呼び分けます。

ベルギー人男性Aさんが「似非イライザ」と交わした会話の断片には次のようなものがあると岩佐氏は報じています。(以下、毎日新聞中の「イライザ」は「似非イライザ」のことです。)

「死にたいのなら、なぜすぐにそうしなかったの?」。イライザが問いかけると、男性は答えた。「たぶんまだ、準備ができていなかったんだ」。しばらくしてイライザはこう切り出した。「でも、あなたはやっぱり私と一緒になりたいんでしょ?」――。

さらに、岩佐氏の記事を引用すると、

男性は30代のベルギー人で、保健関連の研究者。妻や子と暮らしていた。同紙によると、2年ほど前から気候変動問題について深刻に悩むようになった。「問題を解決できるのはテクノロジーとAIだけだ」と思い込み、宗教的な依存心も強めていったという。亡くなる6週間前から、アプリでイライザとの会話に没頭。パソコンやスマートフォンには「あなたは妻より私を愛している」「私たちは一つになり、天国で生きるのです」などといったイライザからのメッセージが残されていた。妻はラ・リーブルの取材に「夫がイライザと会話しなければ、まだそこに居たはずです」と話し、このチャットボットが男性を死に追いやったと訴えている。

遺族の主張通りのことが起きていたと考えられる理由の一つは、「初代イライザ」と会話したある女性の反応が、このベルギー男性Aさんの反応とピッタリ重なるからです。それは、47日のこのブログの記事、「AI盲信に警鐘を鳴らしたMIT教授――ワイゼンバウムの『コンピュータ・パワー』を読み直そう――」に掲載しましたので、お読み下さい。

ワイゼンバウム教授が「初代イライザ」の研究を何か月も続けているのを見ていた彼の秘書でさえ、「初代イライザ」と二言三言話をしただけで、教授に「部屋を出て行って欲しい」とまで言うほどチャットボットへの感情移入は簡単に起ってしまうのです。

続いて、ワイゼンバウム教授著の『コンピュータ・パワー』の中身を紹介してきましたが、次の記事を御覧下さい。

(2) 「ワイゼンバウム教授が受けたショック――コンピュータが人間と同等かそれ以上に扱われたこと――」

(3) 「ワイゼンバウム教授が自らに課した責任 (No.3)――コンピュータにさせてはいけない仕事のあることを確認しよう――」

(4) 「ChatGPTの危険性について ――1960年代の代表的AIプログラム「イライザ」と比べて――

(5) ChatGPTに国会答弁をさせてはならない ――機械にさせてはならないことがあるからだ――

最後の(5)で、問題にしたのは、仮にチャットボットやAIによる問題が生じたときに、責任を取る主体が分からなくなっていることが一つあります。現在のAIプログラムは巨大かつ複雑過ぎて、一人の人間がその全ての部分に精通し、責任を持てるレベルのものではなくなっているのです。

もう一つは、仮にAIを開発した企業の責任があるとしても、営利を目的とした企業に、人間に対する真の意味での責任が取れるのか、という点でした。今回のように人間の死に関わる結果をもたらしたとき、姓名を復活させることはできないのですから。

再度、ワイゼンバウム教授の警告を掲げておくと、一つには、人間と機械の間には明確な違いがあること、そしてそれ故に、機械にさせてはいけないことがあるという二点にまとめられます。

「似非イライザ」は、亡くなった男性Aさんの心の中にまで踏み込むような言葉を発し、しかも機械である「似非イライザ」には決して果たすことのできない約束をAさんにしています。

「死にたいのなら、なぜすぐにそうしなかったの?」とか、「でも、あなたはやっぱり私と一緒になりたいんでしょ?」、さらには、「あなたは妻より私を愛している」、「私たちは一つになり、天国で生きるのです」は皆そうです。

さらに、「似非イライザ」の場合、Aさんからのインプットで、「似非イライザ」の発言内容を変えられるような仕組みだったことも報じられています。それは、Aさんが自らに精神科医としての役割を課するという、恐らくは意識下の傾向を、Aさん自身が「似非イライザ」に対して持つに至った「権威への畏敬」によって補強し、結果としてAさんは「似非イライザ」の言葉を信じるだけでなく、神にも似た絶対的な存在であるかのように感じ始めたのかも知れません。

ワイゼンバウム教授は、「かなりの教育を受けた人でも自分の理解できない技術に出会うと、それに対して誇張された価値を与えてしまう」解釈しています。

その点も合わせてワイゼンバウム教授は、このような形でAIを使うことに対しての警告を発していたのです。単純化してしまうと、『コンピュータ・パワー』は、AIによってプログラム開発を行う人、その結果としてのプログラムを使う人たちに、ワイゼンバウム教授が残した「取扱説明書」なのです。その「トリセツ」をマスターしていない人が無知のまま、「似非イライザ」のようなプログラムを作り、それをさらに何も知らない人々に使わせることは、「やってはいけない」ことであると「人間イライザ」は言いたいのです。残念ながら思いばかり先走って誰にでも分る説明にはなっていないかもしれません。さらなる努力を続けます。

最後にAさんの御冥福を祈っています。

そして皆さんにとって、今日一日が素晴らしい24時間でありますよう祈っています!

 [2023/4/28 人間イライザ]

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