グルメ・クッキング

2023年5月 7日 (日)

名古屋のThe Kitchen Salvatore Cuomo ――久し振りのバーニャカウダそして溢れるばかりのサービスでした――

名古屋のThe Kitchen Salvatore Cuomo

――久し振りのバーニャカウダそして溢れるばかりのサービスでした――

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左側の窓からキッチンが見えます

名古屋の夜は、駅のセントラルタワーズの中にあるイタリアンに行きました。シェフのサルバトーレ・クオモさん率いる、オープン・キッチン式のレストランです。まずは飲み物から。

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モヒートとスパークリング・ワインです。でも何より嬉しかったのは、メニューにバーニャカウダのあったことです。広島で良く行くイタリアンのメニューからは、バーニャカウダが消えてしまったので、久し振りの御馳走です。

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雰囲気がとても和やかで、カップルも多かったですし、家族連れにも人気があるようでした。一人で利用している人もいて、でも皆さん楽しんでいる様子が伝わってきました。それは特に男性スタッフのイタリア語と日本語の混ざった掛け声、そして行き届いたサービスのお蔭のように見えました。

例えば、スパークリング・ワインのお代わりをしたのですが、御覧のように、溢れるばかりのサービスでした。

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これだけでもお勧めなのですが、価格の設定も良心的でした。銀座にもお店があるようですので、今度はそちらにも足を運ぶことになりそうです。

そして皆さんにとって、今日一日が素晴らしい24時間でありますよう祈っています!

 [2023/5/6 人間イライザ]

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2023年3月 2日 (木)

夕食はHICITYでした ――ロボットの配膳係は初めてでした――

夕食はHICITYでした

――ロボットの配膳係は初めてでした――

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羽田での夕食は、最近、良く耳にするHICITYに行きました。正式には「HANEDA INNOVATION CITY」で、その略らしいです。

レストランだけではなく、ちょっとこジャレタ店もあるのかなと思って行ったのですが、イメージは全く違っていました。まず、ネットでの情報では、モノレールの天空橋駅に直結しているとのことだったのですが、駅の出口が分りません。ウロウロしてようやくHICTYに辿り着きましたが、レストランの種類も少なく、GURUNAVIFOODHALLWYEというところに入りました。名前も覚えられないのですが、美味しさでは合格でした。

一番良かったのは、配膳係がロボットだったことです。

でも心配になったのは、このレストランが貸し切り状態だったことです。かなり広い店でしたので、居心地は今一でした。

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明日はロンドンです。

 

最後に今日一日、皆さんにとって、素晴らしい24時間でありますよう!

 [2022/3/1 イライザ]

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2023年2月27日 (月)

H君を偲ぶ会 ――没後3年、80人が集いました――

H君を偲ぶ会

――没後3年、80人が集いました――

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H君の人徳だと思いますが、コロナ禍でようやく開くことになった偲ぶ会には、会場一杯の80人以上の人が集い、H君の生前の人となり、思い出や、これから一緒にしたかったであろう仕事や余暇活動、それも彼の華やかな人生を再現するような様々なエピソードばかりでした。

例えば、最後の奥様が披露してくれた「遺産」は、H君を彷彿とさせるものでした。彼が残したスマホの電話番号は、レストランが一番多かったのだそうです。

食通の彼ならさもありなんですし、友人たちもIBMから始まり、アスキー、セガ、コロムビア、早稲田大学、東京都市大学等々の職場での同僚や部下たち、そして彼の後継者たちが「変人」としてのH君や、才能溢れる、あるいは人間的な存在として、惜しまれて早世したH君について時間がいくらあっても足りないくらい、語ってくれました。

私は、彼の思い出の中でも、英語が堪能でその上、詩を愛し数学にも強かったことを皆さんに聞いて頂きました。

一つは2015年、Emily Rolfe Grosholzというアメリカの哲学者(特に数学と科学についての研究が目立っています)、かつ詩人の「Childhood」という詩集を津田塾大学の早川敦子先生が日本語に訳され、その出版に際して、Emilyに日本に来て貰った時のことです。出版社はクルミド出版です。

早稲田大学で講演をして貰ったのですが、著名なアメリカの詩人の作品を、「大円」と「コンパクト化」という数学的概念との関連で分析するという内容でした。事前に、原稿を貰えましたので、日本語訳を付けましたが、英語の誌の批評ですので、日本語訳があってもそれほどは役立ちませんでした。事実、「チンプンカンプンだった」と正直に言ってくれた人もいたのです。

でもH君は熱心に講演を聞き、真っ先に手を挙げ、「素晴らしい講演だった。特に、数学的な概念が詩の本質を解き明かしているところ (その具体的な個所を挙げて説明--その部分は略します) で、目から鱗の思いをした」と述べてくれました。講演後は、H君とEmilyの話が弾んでいました。

もう一つは、このブログでも報告しましたが、彼のお見舞いに行った時に話題になったことです。ベッドで読むには、俵万智さんの短歌集より、夏井いつきさんの句集の方が良いと思って、一冊プレゼントしました。H君は夏井さんが着物を愛していることに感謝していること、自分でも捨てられる着物を集めて、再生利用するプロジェクトをしていることを話してくれました。

こんな時にも、「田舎の学問より京の昼寝」を思い知らされてしまいます。御家族が偲ぶ会の会場に持参されたものの中には、愛用のオーボエ (H君は若い時はオーボエの演奏者になりたかった) 万年筆、カメラ、彼を亀仙人に見立てた劇画があり、それらを前に私たちの思い出話が途切れることはありませんでした。

 

それでは今日一日が、皆さんにとって素晴らしい24時間でありますよう!

 [2022/2/27 イライザ]

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2022年8月24日 (水)

体重を減らすための5つの秘策

体重を減らすための5つの秘策

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「体重を減らすための5つの秘策」は、Eric Barker というアメリカのブロガーが、今年(2022)727日にアップした記事です。彼のドメイン名は「bakadesuyo.com」なのですが、日本語も分る彼の語呂合わせです。説明は不要だと思いますが、苗字が「バーカー」ですので、自己紹介するときには「馬鹿です」に聞こえるからなのです。彼の本もこんなユーモアのセンスに溢れています。

そして、彼はブログの記事がたまると一冊の本にして出版していますが、今二冊目まで本になり両方ともベストセラーです。一冊目が『Barking Up the Wrong Tree』、日本語に訳すと「あなたの信じていること、ただの勘違いです」くらいの意味です。ただし、「そんなことを他人に言うおまえは誰なんだ」という反論に応えるために、「いや自分は、Barker、つまり吠える人だから、見当違いの木に対して吠えているだけです。つまり、自分が勘違いしているだけです」という説明を最初にしているというユーモアも含んだタイトルです。

日本語の訳も出ています。タイトルは『残酷すぎる成功法則』で、内容も良く分かりませんし、バーカー氏のユーモアのセンスも生きていません。できればユーモアのセンスも味わいながら英語で読むことをお勧めします。

二冊目の紹介はまたの機会に。

さて、本題に戻って、「体重を減らすための5つの秘策」ですが、種本は、Stephan J. Guyenetという神経生物学者の書いた『The Hungry Brain: Outsmarting the Instincts That Make Us Overeat.』です。日本語に訳すと、『お腹を空かした脳――私たちを過食にさせる本能の上を行くには』くらいでしょうか。

つまり、お腹が空いたり食べ過ぎたりするのは、脳がそう感じ脳がそう決定しているからだ。だからお腹が空かないようにする、過食しないようにするためには、脳が受け取るメッセージを管理して、そう感じない、そう決定しないようにすれば良いという趣旨です。

まずは、五つの秘策を見て下さい。簡単な説明付きです。

① 食べる結果生じる御褒美、つまり「美味しい」と感じることを意識せよ――でも美味しくないと楽しくないじゃない。だから、食べる量が減るんだ。

② 食べ物の種類を減らせ――例えば、夕食がステーキだったとしよう。デザートもステーキだったら、デザートはいらないかも。

③ 環境を管理せよ――スーパーでの買い物から始めよう。そして、美味しいスナックは瓶に入れておこう。そして高い棚の上に置く。いや外国に置いた方が良いよ。

④ 満腹感をもたらす食品を食べよ――肉、魚、オートミール、野菜、とこう書くだけでお腹が一杯になってしまった。

⑤ エクササイズは、減った体重をそのままに保つために行う――運動しても体重は減らないかもしれない。でも減った体重をキープするのには役立つ。

こんな秘策が日常的に実現されていた時代がありました。それは、狩猟採集時代です。そもそも食べ物を獲得するのに手間と時間が掛かったので、③は満たされています。数百もの違った獲物が毎日手に入る訳ではなく、②も満たされています。手に入った食物を料理するにしても、手の込んだソースを作るノウハウも時間もなかったので、①も満たされています。そして、基本的に手に入ったものでお腹を満たしていました。ケーキや甘いスナックまでは手に入らず、しかも自分で作ることも叶わなかったのですから。それに近い状態を食生活で実現できれば減量は簡単だということです。

もう一つ、このブログの中には、自分自身を暗示に掛けて、つまり脳が受け取っているメッセージを自分で書き換えて、「満腹感」を作り出すヒントもあるのですが、それは御自分で探して下さい。

 

コロナについてもまだまだ油断はできません。皆様、くれぐれも御自愛下さい。

 それでは今日一日が、皆さんにとって素晴らしい24時間でありますよう。

[2022/8/24 イライザ]

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2022年7月13日 (水)

久し振りに野菜の収穫

久し振りに野菜の収穫

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久し振りに野菜を収穫しました。この他にも、トウモロコシがあったのですが、撮り忘れました。そして、夕餉には、こんなにきれいな一皿としてテーブルを飾りました。美味しかったことは言うまでもありません。

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新たなエネルギーを蓄えて、選挙中の演説とその背景にある歴史やデータを整理した上で、明日から本にまとめる作業に入ります。

[今日からコメントの受付を再開します。宜しくお願いします。]

炎暑とともに豪雨も各地を襲っています。皆様、くれぐれも御自愛下さい。

それでは今日が、皆さんにとって素晴らしい一日でありますよう。

[2022/7/13 イライザ]

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2022年5月11日 (水)

京都行き・食事編 ――湯豆腐と、友人たちとの宴と――

京都行き・食事編

――湯豆腐と、友人たちとの宴と――

 

京都を味わうということは、身体全体を投げ出して、空気も音も含めて「京都」に自分自身が浸ると言ったら良いような気持になることなのですが、食べ物も当然その中に入ります。

 南禅寺が好きなのは、庭や疎水や歴史だけでなく、湯豆腐もあるからです。いつも立ち寄る順正です。

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そして湯豆腐。まだ蓋は取れない段階です。

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日にちは変って、昔からの友人たちに御馳走になりました。尾頭付きの鯛ですが、友人の一人は、とてもお元気な90歳。まだまだ活発な政治活動を続けています。それも含めて、お互い久しぶりに会えたこと自体、とてもおめでたい出来事でした。

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これだけの御馳走でお腹は一杯になったのですが、家に帰って秤に乗ると、何と少し減量していたのには驚きました。

 [2022/5/11 イライザ]

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2022年5月 7日 (土)

恒例のバーベキュー ――成長した子どもたちと頑張っている高齢者たち――

恒例のバーベキュー

――成長した子どもたちと頑張っている高齢者たち――

 

ゴールデン・ウィークに親戚一同が集まってバーベキュー・パーティーを開くのが恒例になっていましたが、今年は屋内での集いになりました。

丁度こどもの日だったのですが、やはり目覚ましかったのは子どもたちの成長振りでした。食欲は勿論でしたが、弁も立つようになりまた役割分担も自然にできて、大人になったことを実感する一時になりました。

とは言え、高齢者たちも負けずに頑張って、盛り上がる一時になりました。

そこでの主役はやはり食べ物です。まずは、アンデルセンのオードブル・プラッターです。美味しそうですね。

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そして、こちらはシュプリーズ・サンドイッチ、つまり驚きのサンドイッチです。こちらもアンデルセンの定番です。

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定番と言えば、バーベキューの主役、お肉です。グーグルで検索してどこ産なのかも分りましたし、値段も検討が付きました。とても贅沢な一時でした。

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[2022/5/7 イライザ]

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2022年2月22日 (火)

殻付きのマカデミア・ナッツ ――食べ切るのに長くかかります――

殻付きのマカデミア・ナッツ

――食べ切るのに長くかかります――

マカデミア・ナッツが好物であることはこれまでも二回にわたって書いてきました。一回目は、「ないものねだり」というタイトルで6年前に、二回目は「お気に入りの商品が消えて行く」というタイトルなのですが、とにかくマカデミア・ナッツが手に入りにくいことを嘆きました。

しかし、その後コストコに良く行くようになり、マカデミア・ナッツが定番商品の一つになっていましたので、一安心していました。棚から消えることが偶にはありましたが、この一年くらい、マカデミア・ナッツがコストコからも消えてしまい、その他の店で偶に見付けるものは量が少なく、とにかく値段が高いものばかりという状態になりました。

ところが最近、コストコでは「殻付きマカデミア」が定番として棚に置かれるようになりました。こんな容器です。

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容器の前にあるのは、殻を割るための金属製殻割です。

マカデミアを容器から出すとこんな感じになります。

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ゴツゴツしていますし、硬いので、くるみ割り器のような道具で割る必要があるのですが、それでは上手く行きませんでした。良く見ると、殻には切り込みがあり、容器の前に映っている金属製の殻割器が付いていました。これを切り込みに差し込んで捩じれば殻は半分に割れて、中の実を取り出せます。こんな具合です。

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以前は、この状態で、しかも薄い味付けがしてあり、瓶に手を入れてバリバリ食べていましたので、一つずつ殻を割るという手間が大変でした。

でもこの状態に慣れてくると、殻付きの方がいろいろな面で優れていることに気付きました。一つには、手間が掛る分、一粒一粒を味わって食べることになり、美味しさが倍増しました。そして、殻を割ることが「賞味」の一部になったのでしょうか、前ほどの量を食べなくても満足感が得られるようになりました。ビールとかお酒を飲みながら、一度に3個とか4個、多くて5個くらいを食べるという習慣が付きました。

その結果、以前なら一月は持たなかった容器入りのマカデミアが、倍以上持つようになり、経済的にも助かっています。

でも次回ハワイに行ったときには、思い切り殻のないマカデミア・ナッツを手掴みにして食べることになるとは思います。

[2022/2/22 イライザ]

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2019年7月21日 (日)

インゲンとトウモロコシを収穫 ――サルと日照時間の影響――

二週間ほど前には、自然の力に畏敬の念を抱いたのですが、その時心配した通り、サルが出てきました。一番実の入ったトウモロコシを食べてしまったのです。それも全部食べたのならまだ「美味しかったんだから仕方がない」と諦めもつきますが――いや本当はつきませんが、言葉の調子でこう言わざるを得ないではありませんか――上の方、三分の一くらい食べて、二本の茎を引き倒してしまっていました。それからすぐ、サル対策をすれば良かったのかもしれませんが、御近所の皆さんが盛んに音だけの花火でサルを遠ざけている様子が分ってきましたので、これ以上の被害はないだろうと腰を据えました。

それから、約二週間して、トウモロコシの被害はありません。そして去年も豊作だったツルナシインゲンが大量に生っています。トウモロコシもまだまだの感じなのですが、サルの被害に遭う前にと、こちらも合せて収穫しました。まずは、インゲンから。

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我が家だけでは食べ切れませんので、親戚にもお裾分けです。前にも書きましたが、本当ならいろいろなものを頂いている御近所にお裾分けすべきなのですが、その御近所は皆さんプロの農家です。とても恥ずかしくて、我が家の農産物など差し上げられません。そしてトウモロコシ。

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実が入っていないのは、一目瞭然ですが、サルに食べられる前に、という至上命題がありますし、もう一つは、日照時間の少なさが問題です。カーッと太陽が照り、地上一メートルの高さまで熱気に覆われている状態でないと、トウモロコシの実は入りません――これまでの経験則です。

とは言え、我が家の夕飯は、それでもこんなに豊かになりました。メインはカレーですが、その他に我が家の庭からの収穫でほぼテーブルが埋まっていることに感謝しつつ、ビールの栓も抜きました。

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[2019/7/21 イライザ]

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2019年7月 9日 (火)

永坂更科 布屋太兵衛が美味しくなった ――東京風にメニューが変っていました――

トウキョウで生まれて千葉で育ち、高校からはずっと東京が活動の中心でしたので、食べ物の好みには東京味の影響が大きく残っています。広島に住み始めてから一時はうどんにはまったこともあったのですが、年取るとやはりそばに惹かれます。東京では今でも、道を曲ると蕎麦屋がある、くらい多くの蕎麦屋がありますし、そのどれに入っても先ず外れることがありませんので、安心です。でも広島で東京味のそばを食べられるところはそれほど多くありません。その一つが福屋の8階にある「永坂更科 布屋太兵衛」です。

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いつもは、かき揚げとだし巻を一つずつ、後は御膳蕎麦と太兵衛蕎麦を注文して少しずつ分けるのですが、今回はいろいろ事情があって、かき揚げざるとだし巻ということになりました。こちらがかき揚げざるです。

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蕎麦は色の黒い太兵衛蕎麦ですので、私が注文しました。びっくりしたのはかき揚げです。それがこちら。

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ずいぶん盛り上がっていますね。三次元的なかき揚げです。となると思い出すのが飯田橋の一真です。前に取り上げましたが、一真のかき揚げがこれです。

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サクサクして美味しいのに吃驚したのですが、実はつい先日まで、広島の永坂更科の味が「ちょっと」と思うようになっていたのです。いつも注文するかき揚げとだし巻が、東京とは少し違った味になったような気がしていたのですが、今回、それが元に戻りました。いやそれ以上かもしれません。だし巻も、甘さと柔らかさが丁度良い塩梅で楽しめましたし、永坂更科の名物、あま汁とから汁も健在です。

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でも、飯田橋の一真との比較でもう一つ気が付いたのは、ことによると、このような3次元的かき揚げが最近、東京では流行っているのではないかということです。昔の東京でもこんなかき揚げは見たことがありませんので、新潟風の料理の影響かもしれないと思ったのですが、そうではなく、単に東京の流行りだとすると、両店のかき揚げの美味しさにも納得が行くのですが――。

最近、原宏一さんの作品にはまっていて『ヤッさん』や『星をつける女』シリーズを読んでいますので、その中の世界の視線で考えるようになりましたが、広島にも東京から、「テコ入れ屋」とか「再建屋」といったプロの職人さんたちが入って来て、味と店舗営業の再建をしていったのではないか、などと自問自答して一人悦に入っています。原宏一さんのシリーズについてはまた稿を改めますが、「原宏一」ワールドで修行すると、「Z級グルメ」から少しは、進歩できるかもしれません。

 [2019/7/9 イライザ]

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