#後悔先に立たず ―― #核戦争の場合には ――
#後悔先に立たず
―― #核戦争の場合には ――
#大谷光真師の言葉も
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2045年までに核兵器を廃絶しなくてはならないことを何度も訴えてきていますが、今回もその続きです。
世界のリーダーに目を覚まして欲しいと願っているのですが、そのためには世論を喚起する必要があります。そして、世界中には多くの人が様々な場所で活動していますので、この拙文がどこで誰の目に触れるかは分りません。そのチャンスを増やすためには、大切なことは何度でも発信し続けることは有効です。しかも、いろいろな視点から言い方を変えることで、何方かの琴線に触れ、その人からの新たな発信がリーダーに届くかもしれません。最初から諦めたら、その可能性はなくなります。
今回は、「後悔先に立たず」という言葉を再確認したいと思います。私たちの多くは、未来について、冷静にかつ正確に予測をすることができません。このことを心に突き刺さる言葉として感じたのは、2008年に浄土真宗本願寺派第24代門主の大谷光真師とお話をした時でした。
その時の原爆についての師の言葉です。引用すると、
「戦争でも、互いに煽って武器の開発競争が激しくなり、原爆にまで引き継いでしまったのではないでしょうか。いかが重要なのですが、それができるまで、どんな恐ろしい武器か、みんなわからなかった。落ちるまでに防ぐほどの知恵は多くの人々になかったのです。そんな不幸な経験を良い方に添加していくには犠牲者の思いが非常に重要です。戦争責任が薄くて、弱い庶民や子供が最大の犠牲者になっているでしょう。
です。つまり原爆投下をした人たちは、投下によって何が起こるかという事は分らなかった。わかっていれば当然、止めたほどの被害があったのです。
「後悔先に立たず」なのですから、その時点で、事後ではあってもしっかりと「悔いて」、二度と同じ過ちを犯さないように動くべきだったアメリカ政府も、そして原爆を開発した科学者たちも、投下の正当化、自らの行為の正当化に走ってしまったのが、今日の世界的な核の危機の出発点です。
広島長崎に投下された原爆は今の原爆と比べるととても小さなものです。そして世界には九つもの核保有国がありますし、ウクライナやガザで戦争が起きています。そういう背景の下に、仮に次に核兵器が使われたとすると、それは人類の滅亡に簡単につながってしまいます。
そしてここで大谷師が指摘しているのは、私たち人類にはその先のことを想像して今の行動を律するだけの知恵がないということです。中には先見の明のある人がいるかもしれませんが、世界のリーダーたちにはその知恵がないらしいということです。
となると、その先を考えてみなくてはならないのですが、仮に核兵器を使った世界戦争が起ったとすると、人類は滅亡するのですが、その時点で後悔する人はいなくなります。すべての人がいなくなるわけですから、後悔するにもその主体である人がいないのですから。
仮に想像の上で誰かが後悔したとしても、前に戻ってそれを止めるという事はできないのですから、人類が滅亡した後では、それこそ後悔先に立たずと、恐らく神という存在があったとして、その神が言うことになってしまうのです。
結論として、いくら難しいことであっても、今の時点で世界のリーダーたち、特に核保有国、さらには唯一の戦争被爆国と標榜している日本政府が核戦争の後のことを、難しくても想像を逞しくして核兵器を使わないようにすることがどうしても必要です。そのためには核兵器を廃絶するしか方法がないことにも気付いてもらう必要があるのです。
ではそのためには何が何をすればいいのか。1つのヒントは、1986年のレーガン・ゴルバチョフ会談です。このことについては何度も取り上がっていますけれども、もう一度おさらいをした上で、どんなヒントを私たちが得られるのかを考えたいと思います。
皆様にとって、きょう一日が素晴らしい24時間になりますよう!
[2025/2/13 人間イライザ]
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