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2025年1月17日 (金)

#EVは哲学者? ―― #ラインホルド・二ーバーが #祈った力を与えてくれました ――

#EVは哲学者?

―― #ラインホルド・二ーバーが #祈った力を与えてくれました ――

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#煽り運転防止に役立つかも

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EV電気自動車の素晴らしさについての第3弾くらいでしょうか、あるいはもっと回数が多かったかもしれません。シリーズとは言えませんが、気がつくたびに、電気自動車の素晴らしさ良さについてここにアップしています。

さて、今回は大げさに言ってしまうとEVが哲学者、あるいは倫理学者の役割を果たしてくれていると言うことです。

車は素晴らしい文明の機器ですが、実際に免許証を持たずに車に乗れたら素晴らしいと夢想しているティーネージャーは別として、車に乗ることでいろいろな苦労が一緒に付きまとってきます。

ガソリン代もかかりますし、税金や車検の費用も必要です。街に出れば駐車料金が気になりますし、高速ではしばしば危険な経験をします。そして、片側車線の田舎道が延々と続くと、しかも追い越し禁止の黄色い線がしっかりしているような場所では、前にノロノロ運転している車がいると、イライラは最高潮に達します。

危険極まりない話ですが、前の車にくっついて、まぁこれは煽り運転と言うのでしょうが、前の車に何とかスピードを出してもらいたいと焦ってしまう経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実は、電気自動車に乗り始めてからこのイライラが解消しました。電気自動車じゃなくても良いのかもしれませんが、EVに付いているACCという機能を使えば良いのです。この機能の一部として、前の車の速度に合わせて、自動的に自分の車も同じ速度で走らせることができるのです。前の車が止まれば自分の車も自動的に止まってくれます。

このACCを使って、半分くらいは乗客として車に乗っているうちに気付いたことがあります。それは、前の車が遅くてもイライラしなくなったのです。

なぜイライラしなくなったのか考えてみたのですが、自分でアクセルペダルを踏んで車を前進させていると、前の車の速さまで自分でコントロールできて当たり前だと言う感覚になってしまうのかもしれません。

でも、自動運転にして車が動くようになると、自分の意思とは全く関係なく車が動いてくれるので、前の車との距離についても自分がコントロールすべき対象ではなくなってしまうので、イライラがなくなるのではないでしょうか。

つまり、前の車の速度は自分ではコントロールできないという事実を受け入れることができるようになったのです。

この経験から私が思い出したのはアメリカの神学者、ラインホルド・ニーバーの言葉です。

神よ、変えることのできないものを静穏に受け入れる力を与えてください。

変えるべきものを変える勇気を、

そして、変えられないものと変えるべきものを区別する賢さを与えてください。

変えることのできないものとは、前をノロノロ走っている車です。その車にイライラしないで、静穏に受け入れることができなかったのがこれまでの私でした。そして静穏に受け入れることができるようになる力とは、神様にお祈りして与えられる種類のものなのです。

その力をEVが私に与えてくれたのですから、EVは神様レベルの力を持っていることになるではありませんか。これってすごいですよね。EVが神様だとまでは言いませんが、少なくとも神学者とか哲学者、倫理学者といったような人たちと同じ位の力を持っていると言っても良いのではないでしょうか?褒めすぎでしょうか?

ことによると、煽り運転の防止に使えるかもしれません。

今アメリカでは、トランプ次期大統領が数日中に大統領に就任することが大きな話題ですが、大きいけれど静かなブームとして、ここに引用した二ーバーの言葉の意味を分かりやすく、しかも実践例満載の本がベストセラーになっています。その紹介もする積りです。

 

[お詫びと訂正] ハワイ大学のイベントは、126日の朝9時からです。ブログの方も訂正しておきました。お詫びして訂正します。

 

皆様にとって、2025年が素晴らしい一年になりますよう!

[2025/1/17    人間イライザ]

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電気自動車」カテゴリの記事

コメント

「工場長」様

再度のコメント、有難う御座いました。トランプ大統領の就任演説を分り易くまとめて下さっただけでなく、その中の柱のいくつかについて、我が国の状況と照らし合わせての鋭い指摘に思わず唸りました。トランプの目指していること以上の人権侵害や環境破壊が、我が国では当たり前になっている自覚さえないのが、日本社会だということになります。これはかなり深刻な事態です。

大手のマスコミにもその視点は見付かりませんでした。私のブログで、この視点からの問題提起を続けられればと考えています。工場長さんにも更なるインプットと御指導を宜しくお願いします。

トランプ大統領のスピーチは多くの人にとって「分かりやすい」ものだと思います。今回の就任演説を全文みると、報道で取り上げられるほど過激ではなく、その英語も日本人の中学生にも理解できるほど簡潔で、多くの人々の本音に訴えるものがあると感じました。ただし、現実の課題は簡単な言葉で語れるほど単純ではなく、本音というのは理想から乖離しがちだという点も注意が必要だと思います。

就任演説で語られた内容の多くは、これまでの主張を繰り返すものでしたが、「今日から性別は男女の二つのみとする」と言い切ったことには驚かされました。この発言は日本でも批判されていますが、日本でもまた、法制度上は二種類の性別しかなく、さらに戸籍制度という古い枠組みが今なお続いています。

また「不法入国者を拘束後すぐに釈放する慣行を終わらせる」ということについても、日本では移民も難民だけでなく刑法犯の被疑者も長期勾留が行われています。同じく「化石燃料の増産」を主張した点も批判されますが、化石燃料を輸入に依存する日本は、実際にはアメリカ以上に化石燃料の占める割合が高いのが現状です。さらに、トランプ大統領は電気自動車の普及策を撤回しましたが、日本の電気自動車の普及率は、欧米の中でも最低水準であるアメリカよりも格段に低い状況です。かつてテスラは補助金を受けられない状況でも売上を伸ばし、中国では補助金が打ち切られた後でも中国メーカーは売上を伸ばし続けています。

最高裁判所への影響力に関する懸念についても、日本においては、一党が長期間政権を維持する中で、上級裁判所の独立性が政府の影響を受けているという指摘があります。選挙という形式があるだけでは必ずしも民主主義が保証されるわけではないことは、ロシアや北朝鮮、中国の例を見てもわかりますが、日本や米国でも改めて実感します。

「工場長」様

続けて、実体験からのコメント、有難う御座います。また、未来作戦をどうするのかについても、見通しの良い期待に満ちた展望を示して下さり、嬉しい限りです。

日本政府、そして日本社会全体も、世界の大きな動きや人類としての自然な青写真を描いてそれを先導しようとする気持がないのではないかと思います。例えば核のない世界実現のためのリーダーシップを握ることです。

それと、車の未来像の描き方とが重なって見えます。

トランプ新大統領の価値観や自己愛の強さ等には賛成できませんが、多くの人に分り易い未来像を提供するという点は見習っても良いのかもしれません。

以前乗っていたハイブリッド車のプリウスにもACCが搭載されていましたが、エンジンは危険物であるガソリンを気化・圧縮して点火・爆発させ、そこで得られたピストン運動をクランクで回転運動に変え、さらに変速機で力を制御するという、非常に複雑なメカニズムで動いています。そのため、モーターのように電流を変えるだけで瞬時に応答できるわけではなく、どうしてもタイムラグが生じてしまいます。その結果、EVのようなスムースな動きに欠けていたように思います。

こうした理由から、次の段階である「完全自動運転」には、応答速度の速いEVが不可欠です。中国やアメリカでは、すでに無人運転のロボタクシーが人間が運転するタクシーより安く営業しており、テスラもハンドルやペダルを廃したEVを自社ラインナップの最も安価な車種として発表しています。そもそも、EVが普及すれば、ガソリンスタンドはもちろん、部品メーカーやディーラー、サービス工場が多く不要となり、産業構造が大きく変わります。そして、完全自動運転が当たり前になれば、その変化はさらに大きくなり、社会全体への影響は相当なものになります。

そのため、自動車メーカーや政府は、こうした産業構造や社会の変化にいち早く備え、国民が受けるダメージを最小限に抑えるための対策を講じる必要がありますが、残念ながら、現状では具体的な取り組みが見られず、ただ先送りにしているように思えてなりません。

「工場長」様

コメント、有難う御座いました。私も中国製のEVです。

おっしゃっていること、一つ一つ頷きながら読ませて頂きました。

ガソリン車でも運転支援機能の付いているものもあるのかもしれませんが、御指摘のようなトルクの差もあり、EVと同じように機能するのか教えて頂けますか。

それに加えて、昨年の9月にも取り上げましたが、EVに乗ってから運転が上手くなりました。これでは教習所も頑張らないといけなくなるのかもしれません。その記事のリンクはこちらです。

https://kokoro2016.cocolog-nifty.com/blog/2024/09/post-468bf2.html

AI が人間の仕事を奪っているようですが、EVも同じくらいの脅威かも知れません。

EVの特性から哲学的な考察までされていること、興味深く読ませていただきました。実は私も、ACC(ADAS)付きのEVに乗り換えたのですが、その車種は「EVならではの初速から最大トルクが出る加速感」が弱く、少し物足りなさを感じていました。ガソリン車よりは強い加速ではあるものの、期待していたほどではなく、不満に思うこともありました。

ところが、いざACCを使い始めてみると、自分でアクセルを踏む機会が殆どないため、加速性能の差は問題なくなりました。しかもEVならではの精緻な制御でガソリン車のようなタイムラグはありません。ただ、昨日は国産EVを1日試乗する機会があったのですが、運転支援機能がオプション扱いで付いておらず、ペダル操作の煩わしさに逆戻りしてしまい、同じEVでも疲労感とストレスを強く感じました。一方、最近私が購入した中国製EVは大衆向けの標準グレードであっても20近いカメラやセンサーが標準搭載されており、高度な運転支援機能がすべて標準装備されています。日本メーカー、国交省は、自動車は毎年数千人の命を奪う凶器であることを再認識して安全なクルマへ努力を怠らないで欲しいと願うところです。

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