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2024年8月14日 (水)

#一票の価値 #棄権する人も理解している ――#同級生の投票行動から考える・第3回――

#一票の価値 #棄権する人も理解している

――#同級生の投票行動から考える・第3回――

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選挙結果は無党派層が動かしている

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高校の同級生二人との東京都知事選挙の話から、選挙とその意味について、特に選挙に勝つためにはという視点を忘れずに、考えています。最初の回はこちらからお読みください。

同級生との話から、私が改めて感じたことを単純化して四つにまとめてみました。

  1. 候補者についての「好き嫌い」は、変えられない。
  2. 自分の投ずる一票がどんな影響を与えるのかについて、多くの人は理解している。
  3. 自分の損得に直接響かない限り、現状維持を選択する。
  4. 選挙制度を変え、社会との関わりについて「当事者」意識を持ち、それを共有できれば政治は変わる。

前回は、最初の1.について取り上げましたが、今回はそこから発展して、2.を考えます。

選挙の度に問題になるのは、「無党派層」とか、「浮動票」と呼ばれる人たちの投票行動です。どの世論調査でも政党支持をしている人より多い人たちがここに分類されていますので、選挙に勝つためには、この層の人たちの多くから支持され一票を託されるように作戦を立てることが普通に行われています。

それは当たり前のことなのですが、「無党派層」に属する人たちの性格付けとして私たちが何となく受け入れているのは、政治に対する関心がそれほど高くない人たちという断定だったり、一票の重みについての十分に理解していない人たち、というような解釈ではないでしょうか。選挙で棄権する人たちの割合でも、無党派層の人たちが多くなりますので、投票に行かない理由の一つとして、一票の価値が出てくるという構図です。

さらに、選挙の投票率が低いときには、無党派層の関心が今一だったというような説明がされることもあります。

同時に、大方の予想とは違う選挙結果になったりすると、それは「無党派層」が支持した結果だという解釈がそれまた大勢になります。どんな選挙でも、純粋に無所属という候補はまれで、どこかの既成政党の推薦とか支持とかというラベルが張られますので、それらの支持母体の持つ既定票以上の票がどこから来たのか、といわれると、こういう答になることは分ります。

でも、白と黒を反転させた図として考えてみると、このような現実は、無党派層の人たちの一票一票が選挙の行方を決めていることになりますので、無党派層に属する人たち一人一人がどのような判断の元に誰に投票しているのかを理解することは、勝つための選挙作戦を立てる上で重要になります。

これを逆説的に「自分の投ずる一票がどんな影響を与えるのかについて、多くの人は理解している」とまとめたのですが、この点について納得して頂くためには、その次の3. 「自分の損得に直接響かない限り、現状維持を選択する」を一緒に考えなくてはなりませんので、次回に論じます。

 

今日一日が皆さんにとって素晴らしい24時間になりますよう

[2024/8/14  人間イライザ]

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