#入市被曝 した #米兵 には #補償金 が出ている ――#被爆者 の #アメリカへの請求権 を #棚上げ するな――
#入市被曝 した #米兵 には #補償金 が出ている
――#被爆者 の #アメリカへの請求権 を #棚上げ するな――
慰霊碑前での座り込み
ブログ激励のために、上のバナーをクリックして下さい
「新・ヒロシマの心を世界に」と重なってしまうと思いますが、大切なことですので、両方でお読み頂ければ幸いです。
さて、広島の被爆者の中にアメリカ兵がいたことは、被爆者の森重明さんや元広島女学院教授の宇吹暁さんの研究で知られていましたが、それがより多くの人に知られるようになったのは、2016年5月のオバマ大統領広島訪問がきっかけでした。大統領と森さんの「ハグ」する姿が世界に発信されたからです。
終戦後の日本には、アメリカからの「進駐軍」に吃驚したり恐れたりといった光景があちこちで見られました。ですから広島にも進駐軍が来ていたことは間違いないのですが、それは10月以降のことでした。長崎も含めると、両市の近くに駐屯していたのは、翌1946年の7月1日までのようです。(Defense Threat Reduction Agency Fact Sheet)
1月27日は、1951年にネバダの核実験場で初めて核実験が行われた日で、40年前にアメリカの市民団体の提案で始まった国際共同行動の日です。目的はネバダ核実験場の閉鎖と核実験の全面禁止ですが、ネバダの核実験で被害を受けた人たちが始めた、控えめとは言え重要な一歩となるこの目的も未だに実現されていません。
しかし、世界中で志を同じくする人たちが、同じ目的達成のために共同行動を取ることには意味があります。目的そして中間目標の達成の確認とさらなる目標の再設定です。そして、多くの人たちが一堂に会し、何人かが話をすることで多くの新たな事実を知ることにもなるのです。
例えば27日には、原発はゴメンダ市民の会の木原省治さんが挨拶をしましたが、これまでの歴史を踏まえてとても勉強になる内容でした。その中で、私の無知を再認識したことがありました。
それは、1946年の7月以前という期限付きなのですが、広島に進駐していたアメリカ兵には、アメリカ政府から補償金が出ているのだそうです。
日本政府の決めた「被爆者」の定義では、4つの場合が該当することになっているのですが、その中の「入市被爆者」は、被爆した市内に、被爆後14日以内に入った人たちを指します。二週間です。でもアメリカの場合は一年なのです。
1963年に言い渡された、いわゆる「下田判決」では、原爆投下は国際法違反であることは認めたものの、被爆者個人はアメリカに対する請求権は持たないという判断を示しています。
その他にも自国民であるかそうでないか、放射線の被害はどのくらいの期間続くのか等々、多くの論点のあることは分りますが、それでも、2週間と一年との差について、誰かがアメリカや日本政府に対して問題提起をすべき場合なのではないでしょうか。
その責任を一番自然に負える立場にいるのは広島市長です。パール・ハーバー国立公園と広島の平和公園の姉妹公園協定を結ぶために、アメリカに対する請求権問題は棚上げにする、などと言っている場合ではないのです。
2024年のこれからも心配ですが、健康に留意しつつ、少しでも良い年にすべく頑張りましょう。
[2024/1/28 人間イライザ]
[お願い]
文章の下の《広島ブログ》というバナーを一日一度クリックして下さい。
« #岸田総理 よ #心あらば #山本太郎 を #防災大臣 に ――#挙国一致 で #被災地支援 をすれば #支持率 も #急上昇 #疑いなし―― | トップページ | #災害への備え #できていますか? ――#タイムリーな #チラシ が #届きました―― »
「言葉」カテゴリの記事
- #内灘闘争の歴史を学ぶ ――#JR総連中国地方協議会第38回定期委員会2部―― (2024.10.06)
- #式典から排除 の #基準は何ですか? ――#誰の基準か #何が目的か―― (2024.09.01)
- #駐日大使 の #式典招待は ――#知って貰うため #友達になって貰うため―― (2024.08.31)
- #当事者意識は #なぜ広がらないのか ――#同級生の投票行動から考える・第9回―― (2024.08.20)
- #詭弁は #詭弁だと言おう ――#同級生の投票行動から考える・第8回―― (2024.08.19)
「平和」カテゴリの記事
- #内灘闘争の歴史を学ぶ ――#JR総連中国地方協議会第38回定期委員会2部―― (2024.10.06)
- #式典から排除 の #基準は何ですか? ――#誰の基準か #何が目的か―― (2024.09.01)
- #駐日大使 の #式典招待は ――#知って貰うため #友達になって貰うため―― (2024.08.31)
- #原水禁 #国際シンポジウム ――#2045ビジョン と #NoFirstUse #提案しました―― (2024.08.09)
- #慰霊の夕べコンサート ――#8月9日18時から #廿日市市のさくらぴあ小ホールで―― (2024.07.30)
「アメリカ」カテゴリの記事
- #トランプ #返り咲き ――#8年前との比較から #何が見えるのか―― (2024.11.07)
- #危機感の違い #世代を超えて共有できるか ――#キューバ危機に比肩する危機的状況―― (2024.10.30)
- #ヒロシマの使命を #再確認しておこう ――#その時々の流れに押し潰されないように―― (2024.08.29)
- #コロンブス問題 (その3) ――#江崎玲於奈学長 #式辞の問題点―― (2024.06.18)
- #アメリカ の #臨界前核実験 に #抗議の座り込み ―― #これが #G7広島サミットの意味ですよ!―― (2024.05.21)
「日本政府」カテゴリの記事
- #中間目標として採用するための条件 ――#締約国会議へのオブザーバー参加では?―― (2024.12.04)
- #排除ではなく #説得を ――#式典まで待つのではなく #行動を―― (2024.09.02)
- #政府の #愚民化政策が大問題 ――#同級生の投票行動から考える・第13回―― (2024.08.28)
- #ユニオンショップ は #建前 ――#同級生の投票行動から考える・第10回―― (2024.08.23)
- #大本営発表 が #狼少年 に ――#建物の中に避難・地下に避難 と #絶叫―― (2024.05.31)
「核兵器」カテゴリの記事
- #中間目標として採用するための条件 ――#締約国会議へのオブザーバー参加では?―― (2024.12.04)
- #2045ヒバクシャ・ビジョン #公表は来年 ――#目標年・2045年を合言葉にしよう―― (2024.11.24)
- #危機感の違い #世代を超えて共有できるか ――#キューバ危機に比肩する危機的状況―― (2024.10.30)
- #被団協に #ノーベル平和賞 ――#核廃絶運動に弾み #歴史的にも大きな意味―― (2024.10.11)
- #平和記念式典への招待基準 (2) ――#何故、特定の日だけ排除するのか―― (2024.09.13)
「被爆者」カテゴリの記事
- #何故2045年なのか #補強説明 ――#抑止力を持つのは #被爆者―― (2024.12.03)
- #数学人の集い #話題提供 ――#生きることを選んだ #被爆者―― (2024.12.02)
- #報復ではなく和解を ――#中国新聞 #11月28日付け ―― (2024.11.29)
- #ノーベル委員会も #自らの存在意義を示さなくてはなりません ――#人種・性別等々、 #多様性を尊重する賞になっているのか #も問われます―― (2024.10.16)
- #被団協に #ノーベル平和賞 ――#核廃絶運動に弾み #歴史的にも大きな意味―― (2024.10.11)
「広島市」カテゴリの記事
- #排除ではなく #説得を ――#式典まで待つのではなく #行動を―― (2024.09.02)
- #式典から排除 の #基準は何ですか? ――#誰の基準か #何が目的か―― (2024.09.01)
- #駐日大使 の #式典招待は ――#知って貰うため #友達になって貰うため―― (2024.08.31)
- #被爆79周年原水爆禁止世界大会 #広島大会 #開会総会(2024.08.06)
- #チームとともに #市民とともに #以外の選択肢のあるのが不思議です ――#芸予地震 #消防団―― (2024.07.01)
« #岸田総理 よ #心あらば #山本太郎 を #防災大臣 に ――#挙国一致 で #被災地支援 をすれば #支持率 も #急上昇 #疑いなし―― | トップページ | #災害への備え #できていますか? ――#タイムリーな #チラシ が #届きました―― »
コメント