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2022年8月

2022年8月31日 (水)

「所得倍増」という「公約」の賞味期限はたったの4日間だった

「所得倍増」という「公約」の賞味期限はたったの4日間だった

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2021104日、岸田内閣誕生と同時に打ち出されたのが、「新しい資本主義の実現」でした。その目玉だったのが、「令和版所得倍増計画」でした。

元々の「所得倍増計画」とは、1960年に、自民党派閥の宏池会を作った当時の池田勇人総理大臣が、1961年から70年までに、所得を倍増するという計画を内閣の目玉政策として掲げたものでした。それを聞いての私たちの感想は「そんなこと出来る訳がない」「政治家がまた私たちを騙している」等が多かったように思います。それは、「経済成長」という概念が私たちに欠落していたことも大きかったのです。

しかし、「資本主義」に代る経済体制を作るという大風呂敷にはビックリしました。それって、マルクス・エンゲルスが唱えた社会主義かそれに代る新経済理論を提唱することに他ならないからではありませんか。

その中で、「令和版所得倍増計画」が目玉だという触れ込みでしたので、マルクスには太刀打ちできないにしろ、広島県出身の池田勇人氏の政策の焼き直しくらいはする積りなのかなと、「軽く」受け止めてはみたのですが―――。

それから4日後の所信表明演説からは、「令和版所得倍増計画」は消えていたのです。

でもそれって、余りにも早過ぎませんか?

しかし、それだけではないのです。1026日に閣議決定された「所得倍増」についての質問主意書に対する回答と1119日に閣議決定された経済政策とが、その全貌を明らかにしています。以下、『Diamond Online1130日の電子版中の小倉健一氏著の「「所得倍増」がわずか1%の賃上げに、岸田首相の軽すぎる公約」からの引用です。

岸田内閣は1026日の閣議で、令和版「所得倍増」についての答弁書を決定している。この内閣の公式見解では「平均所得や所得総額の単なる倍増を企図したものではない」といい、今後も具体的な数値目標を盛り込んだ計画を打ち出すことは考えていないとしている。

「公的部門における分配機能の強化等」とうたった賃上げでは、保育職と介護職は収入を3%程度(月額9000円)、看護職は収入を1%程度(月額4000円)引き上げると打ち出した(看護職は「段階的に収入を3%程度引き上げていく」とも言及)。

「所得倍増」とは、まず「所得」がどの所得を指すのかをきちんと定義した上で、それを「倍」にするということを意味します。これは数値目標です。それを否定する言葉として、「単なる倍増を企図したものではない」は説明にはなりません。「単なる倍増」ではないという意味は、まず「倍増」は肯定した上で、それにさらに何かが付くという意味です。「倍増」の否定にはなっていないのです。最後には諦めて、「今後も具体的な数値目標を盛り込んだ計画を打ち出すことは考えていない」と言っているのですから、「所得倍増」は嘘だったのです。

もしそうなら、そして「説明責任」を果すのであれば、たとえば次のような説明が必要です。

 「公約」では私の思いが前に出過ぎました。正確に計算したところ、10年間での所得倍増は難しいことが分かりましたので撤回致します。申し訳ありませんでした。

あるいは、

私の師と仰ぐ経済学者○○博士の提言をそのまま採用しましたが、財務省の専門家からのアドバイスで、それは実現不可能なことが分かりましたので撤回します。申し訳ありませでした。

「申し訳ありませんでした」で済ませて良いのかどうかも議論が必要です。しかし、嘘を目玉にして総裁になり、総理になった責任の重さから考えるとそれだけで済ませてはいけないように感じるのは行き過ぎでしょうか。

なお、付け加えておくと、「所得倍増」計画はなくなりましたが、さすがにそれだけでは済む話ではないことに気付いたのでしょう。2022年の5月には、ロンドンの金融街「シティー」での演説で、岸田総理は「資産倍増計画」を打ち上げます。

それについての分り易い説明が、冒頭に掲げて野村総合研究所のサイト「NRI」の中の木内登英氏による「岸田政権の「資産所得倍増計画」と「貯蓄から投資へ」」です。

所得倍増は難しいこと、資産の倍増も難しいこと、しかし資産所得の倍増はできないことではないという説明です。

 

台風11号が心配です。それについては、このブログの201879日に始めて、728日まで、計18回のシリーズとしてアップした「防衛省を防災省に」とまとめた一連の記事を御覧下さい。

コロナについてもまだまだ油断はできません。そして、医療関係者や行政の皆様等、現場で頑張って下さっている皆様に心からの感謝を捧げます。さらに、私たち自身、感染しないよう努力しましょう。

それでは今日一日が、皆さんにとって素晴らしい24時間でありますよう。

[2022/8/31 イライザ]

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2022年8月30日 (火)

缶ワイン

缶ワイン

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大昔、ジュースは瓶詰が普通でした。ビールも瓶でした。その後、缶ジュース、缶ビールが普及して、瓶の影は薄くなり、缶かプラスチックの容器の方が多くなった感があります。

でもワインは、圧倒的に多いのが瓶です。特にスパークリング・ワインは瓶以外の形は考えられません。でも最近は、「バッグ・イン・ボックス」という箱に詰めたものも出回ってきています。

ところが、「缶ワイン」は見たことがありませんでした。それをコストコで発見!ピノ・ノワールですが、買ってみました。「アクロバット」という商品名で、アメリカのオレゴン州産でした。

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味は、かなり行けたのですが、缶ですので、一度開けたら全部飲まないとアルコールが飛んでしまいます。と言うことで、実験用としては面白い飲み物でした。

 

コロナについてもまだまだ油断はできません。そして、医療関係者や行政の皆様等、現場で頑張って下さっている皆様に心からの感謝を捧げます。さらに、私たち自身、感染しないよう努力しましょう。

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[2022/8/30 イライザ]

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2022年8月29日 (月)

玖島花咲く館でランチ

玖島花咲く館でランチ

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「機能不全に陥っている日本の政治・岸田内閣」シリーズは続きますが、政治を良くする上で、基盤になる地域の活性化が同時進行で進まなくてはなりません。

私の地元の玖島で、4月からオープンして頑張っている「玖島花咲く館」に行ってきました。廃校になった玖島小学校の建物の一部を使って活動しているのは、産直市の「くじまルシェ」と「カフェ玖島学園」です。玖島ルシェはこんな様子です。

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そして、カフェ玖島学園は広々としたスペースで寛げるのが一番の特徴かもしれません。

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私は、冷やし中華を頂きました。美味しかったですし、季節最後になるのかなという思いでのランチになりました。

  

コロナについてもまだまだ油断はできません。そして、医療関係者や行政の皆様等、現場で頑張って下さっている皆様に心からの感謝を捧げます。さらに、私たち自身、感染しないよう努力しましょう。

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[2022/8/29 イライザ]

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2022年8月28日 (日)

NPT再検討会議で最終文書不採択

NPT再検討会議で最終文書不採択

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「機能不全に陥っている日本の政治・岸田内閣」をシリーズで取り上げています。第2回は、「詭弁」と「強弁」の実例を検証しました。特に、官僚や政治家が常習的に操る「標準的嘘」を念頭に置くことの大切さを強調した積りです。

今回は、そのシリーズの「特別編」と言っても良い、NPT (核不拡散条約) 再検討会議で、最終文書が不採択になったことを取り上げます。

この会議では、全員一致で決定が行われることが決まっています。今回はロシアだけが反対して最終文書が採択されなかったことで、特に欧米諸国はロシアを非難しています。それはそうなのですが、「残念」、「落胆した」、「遺憾」と言っているだけでは核廃絶を進めることにはつながりません。どうすれば良いのか、具体的には次の機会に提案します。

ここで指摘しておきたいのは、「最終文書」の不採択は核保有国にとっては痛くも痒くもないこと、そしてロシア非難によって私たちの目を眩ませている結果になっていることです。

そのために、NPT再検討会議の歴史を振り返っておきましょう。

1995年--NPTを無期限延長

2000年--「核兵器の完全廃絶を達成するという核兵器国の明確な約束」が盛り込まれた

2005年--最終文書採択されず

2010年--2000年の「明確な約束」の再確認、核兵器のもたらす人類への壊滅的破壊、「核兵器禁止条約」「期限」等への言及があった

2015年--最終文書採択されず

2000年と2015年の「明確な約束」は、画期的な表現ですし、2000年には大きな拍手で迎えられました。問題は、にもかかわらず、何も起こらなかったことです。

2015年の再検討会議の結果を総括しておくと、①最終文書は採択できなかった。②その最大の理由は中東、特にイスラエルだった。しかも③2010年に採択された最終文書はこの5年間無視された。という3点が重要です。ロシアはどこにも出てきませんが、2022年は、ロシア一色です。

NPT再検討会議で最終文書が採択されない最大の障害は、「満場一致」方式です。これは元々、「P5」と呼ばれる核保有五か国の利権を守るために採用されたのですが、その他の核保有国にとっても、「核保有」を継続するために「役立って」います。

とは言っても、2010年はアメリカの努力で最終文書が採択されました。それを「成功」と呼んでも間違いではありません。しかし、2015年はオバマ政権が保守派に乗っ取られたため結果が出せなかったという結果になっています。最終文書が採択されてもそれが次の結果につながるのかという実質を冷静に見守る必要があります。

その視点から、NPTにおいて最重要なのは第6条だと言っても過言ではありません。それは、次の「誠実交渉義務」と呼ばれる義務です。

「各締約国は、核軍備競争の早期の停止及び核軍備の縮小に関する効果的な措置につき、並びに厳重かつ効果的な国際管理の下における全面的かつ完全な軍備縮小に関する条約について、誠実に交渉を行うことを約束する」

簡単にまとめると、2017年に国連で採択され2021年に発効した「核兵器禁止条約」(TPNWと略)のような条約を作るために、全ての締約国は誠実に交渉する義務を負う、という意味です。

核保有国はこの6条を全く無視し続けてきました。その結果、マーシャル諸島共和国は2014年に、核保有国を「NPT6条の義務履行違反」の廉で、国際司法裁判所に提訴しました。管轄権の問題でこの提訴は却下されましたが、国際社会は努力を続け、2017年には、国連総会が、多数決でTPNWを採択しました。

しかし、核保有国も、日本をはじめとする各依存国もTPNWの交渉に反対しました。これは明確にNPT6条違反です。さらに、未だにNPTの署名も批准も行っていないことが大問題であることも指摘するまでもない点でしょう。

その文脈で、NPT検討会議の最終文書不採択についての岸田総理の言葉を読むと、岸田内閣・日本政府の「不誠実さ」が炙り出されてしまいます。

NPTを維持、強化して行くことこそが核軍縮に向けた唯一の現実的取り組みである。

つまり、日本政府は、被爆者や市民が「悲願」として掲げてきた「核廃絶」ではなく、「核軍縮」が目標であり、NPTの「維持強化」の中には6条の遵守が入っていないことを認めていなければ、こんなことは言えないはずなのです。「核兵器禁止条約」に反対していることには頬かむり、NPTにだけ焦点を合わせているのは、核保有や使用を容認していることと同義です。

もっともその不誠実さと、核保有5か国が今年13日にわざわざ、「核戦争は決して起こしてはならない」、「自分たちの核はどの国に向けられてもいない」等の趣旨を盛り込んだ共同声明を出しながら、ロシアの核脅迫に際しては、「共同声明違反だ」という声を上げていない事実とを比べると、どちらの方が罪深いのか判断に迷います。

こう見てくると、NPT再検討会議における最終文書不採択は、それなりに見通せた範囲にあることもお分り頂けたと思います。しかし、NPT再検討会議の意義はそれだけではありません。この一月、世界の多くの市民と政府、そして多くのマスコミも核保有国の言動に注目してきました。それは、核保有国に対する大きなプレッシャーになっています。

NPT再検討会議が終わった今、私たち市民社会がどのような形でこのプレッシャーを核保有国に対して与え続けられるのか、考えるのも大切です。もう一点付け加えれば、「今になって」考えるのではなく、2015年のNPT再検討会議が終ってからすぐに、考え始めてしかるべきことだったのです。グッド・ニュースはその通りに考えてきた人やグループも存在することです。その人たちやグループは、非核保有国内だけではなく、核保有国の中にも大勢いる事実も重要です。この点については再度論じます。

 

コロナについてもまだまだ油断はできません。皆様、くれぐれも御自愛下さい。

それでは今日一日が、皆さんにとって素晴らしい24時間でありますよう。

[2022/8/28 イライザ]

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2022年8月27日 (土)

詭弁と強弁の常習犯 ――機能不全に陥っている日本の政治・岸田内閣 (2)――

詭弁と強弁の常習犯

――機能不全に陥っている日本の政治・岸田内閣 (2)――

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「機能不全に陥っている日本の政治・岸田内閣」を取り上げています。第一回は、1953年の国会予算委員会での吉田茂総理の「バカヤロ―」発言を取り上げました。

そして、昨日は「巨大キュウリの収穫」でしたので、一見関係はないように思われた方がいらしたかもしれませんが、未来への希望をつなぐために大切なメッセージがあったのです。それは、何回か先に。

今回は、機能不全の一つであるのと同時に、その原因にもなっている「詭弁」と「強弁」の実例を検証します。安倍元総理が使った、とは言えそれは官僚の「知恵」だったことが明瞭な例と、その30年も前1993年の官僚答弁とに共通している、「標準的嘘」を確認します。

私たちが、このような「標準的嘘」に精通していることを官僚や政治家に示すことが大切なのは、嘘をつく側の一部の人にとっては、「この嘘は、もう主権者である国民に十分、嘘だと分っている」という事実を自覚させることで、中には「もう嘘はつけない」と観念する人が出てくる可能性があるからです。

まず、御紹介するのは、2020217日の衆議院予算委員会での、辻元清美議員と安倍総理のやり取りです。Litera誌の電子版からの引用です。

安倍前首相からヤジを浴びせられた辻元議員は、5日後の同月17日、再び質疑に立つと、「前夜祭」の会場として使用されたANAインターコンチネンタルに問い合わせて得られた回答文書を安倍前首相に突きつけた。安倍前首相はそれまで「明細書は受け取っていない」などと主張してきたが、辻元議員への回答のなかでANAインターコンチ側は過去7年間で明細書を発行しなかったケースは「ない」とし、「宴会代金を主催者ではなく参加者一人ひとりから会費形式で受け取ることはあるか」という質問にも「代金は主催者からまとめてお支払いいただきます」と明言したのだ。

 その後、安倍事務所がANA側に確認した結果として「辻元議員にはあくまで一般論でお答えしたものであり、個別の案件については、営業の秘密にかかわるため、回答には含まれていない」と答弁、「私がここで話しているのが全日空側とのやりとりの真実だ」と主張して、「ANAの回答を書面で出せ」という野党の要求にも「信じていただけないということになれば、そもそも予算委員会(の質疑)が成立しない」「すでにコミュニケーションがみなさんとは成り立たない」とまで口にした。

 しかし、なんとこの「やりとりの真実」だと言っていた答弁も「真っ赤な嘘」「捏造」だった。複数のメディアがANAに取材したところ、「直接(首相側と)話をした者が『一般論として答えた』という説明をしたが、例外があったとはお答えしていない。私共が『個別の案件については、営業の秘密にかかわるため回答に含まれていない』と申し上げた事実はない」(毎日新聞218日付)と回答したのだ。

 後半部分も興味深いのですが、問題は前半です。「ANAインターコンチ側は過去7年間で明細書を発行しなかったケースは「ない」」と言っているのです。それに対して、安倍元総理は、休憩を挟んで(ということは官僚が悪知恵を元総理につけたのでしょう)、辻元議員の指摘した事実は「一般論」であり、「個別の案件」については当て嵌まらないという答弁をしています。

約30年前の201347日に、私の質問に対して文部科学省が全く同じ理屈での「嘘」をついています。拙著『数学書として憲法を読む――前広島市長の憲法・天皇論――』の235ページからです。

 《何も変えずに少人数教育を実現する》

次は改組前の文部省です。群馬大学だったと思いますが、新たな教育制度を採用する、その目玉になるのは少人数教育だという案件でした。つまり、大学の一つ一つの授業は今までより少人数で行うというのです。そのためには、先生の数を増やすか、先生の授業担当時間を増やすか、学生の総数を減らすか、取得単位数を減らすことが必要になります。

(秋葉) この内のどれを変えることで、少人数教育を行う積りなのか。

(官僚) 先生御指摘のように、一般論としてはその通りでございます。しかし、本案件の場合には、現状のまま、何も変えずに少人数教育が実現できる見通しでございます。

つまり、今までと全く同じ学生数で、教授の数も授業時間も増やさず、学生の取得単位数も変えずに、一クラス当りの学生数だけが減るというのが答でした。結局、30分も掛って、しかも、先輩議員たちが良く使う「これでは質問が続けられない」という最後通牒を突き付けて、ようやく、教授の数は増やさなくてはいけない、また授業時間が増える場合もあるということを認めさせました。

当然のことですが、ここに上げた3例のどれを取っても、なぜこんな分りきった嘘の答弁を官僚たちがするのか理解できませんでした。しかし、それは、真実よりも論理よりも個人の良心よりも、官僚たちの主張は絶対的であるという大前提があるからなのではないかと思います。

官僚の世界では、このような形で国会やマスコミに対して「嘘」をつく上での「有効な」ノウハウがマニュアルのような形で共有されているとでも考えないと、常習犯として、官僚たちが同じパターンの詭弁や強弁を繰り返している理由が説明できません。

なかなか、岸田内閣に辿り着きませんが、安倍内閣の「成果」の上に立っていることが歴然としている存在ですので、今回の事例も十分に岸田内閣の批判になっているはずです。

 

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[2022/8/27 イライザ]

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2022年8月26日 (金)

巨大キュウリの収穫

巨大キュウリの収穫

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シリーズ、「機能不全に陥っている日本の政治・岸田内閣」を始めたばかりなのですが、全く違う畑での「吃驚」が大き過ぎますので、今回はその報告です。(語呂合せに気付いて頂けたでしょうか?)

昨日もキュウリを収穫したのですが、その時には全く気付かなかった「巨大」キュウリです。地面に横たわり、雑草に隠れて全く見えませんでした。

巻き尺とビールの缶を基準に見て下さい。40センチのキュウリは今まで収穫したことはありませんし、恐らく見たこともないはずです。

問題は味ですが、それについてはまた報告します。

 

コロナについてもまだまだ油断はできません。皆様、くれぐれも御自愛下さい。

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[2022/8/26 イライザ]

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2022年8月25日 (木)

バカヤロ―解散 ――機能不全に陥っている日本の政治・岸田内閣 (1)――

バカヤロ―解散

――機能不全に陥っている日本の政治・岸田内閣 (1)――

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吉田茂 (Public Domain)

http://www.kantei.go.jp/jp/rekidai/souri/45.html

シリーズで、「機能不全に陥っている日本の政治・岸田内閣」を取り上げます。第一回は、1953年の国会予算委員会での吉田茂総理の「バカヤロ―」発言です。

その前に、このシリーズがどんな意味を持つのかを説明しておきます。出発点は憲法の前文です。特にこの部分です。「ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。」

そして、15条では次のように述べています。

15条 公務員を選定し、及びこれを罷免することは、国民固有の権利である。

2 すべて公務員は、全体の奉仕者であつて、一部の奉仕者ではない。

次に選挙についての3項と4項が続きますので、「選定」の中には選挙が含まれています。特に、選挙で選ばれる国会議員がその対象になるのは当たり前です。普通公務員と呼ばれる人たちがこの中に含まれることも、憲法遵守を義務付けている99条を視野に入れると当然の解釈です。

つまり、国会議員でなければならない内閣総理大臣は、主権者である国民に「奉仕」する立場にあるのです。

もう少し平たい言葉を使えば、国民が雇い主で、総理大臣や閣僚は国民に奉仕をする、つまり雇われている側です。その仕事をきちんと行っているのかどうかを判断するのは国民です。そして、きちんと行っていない場合には「民意」に従って、内閣が辞職するのが当然のシナリオです。

そのメカニズムがスムーズに働くために最低限必要なのが「言葉」です。言葉を正確にしかも誠実に使うことで、国民とその雇われ人である内閣の間の意思疎通が円滑にでき、民意が政治に反映されることになります。その結果、「主権」に従っての政治が実現します。

しかし、「言葉」の価値が暴落し、今ではほとんど顧みられなくなったのは、安倍政治の残した一大禍根です。それは、「118回。安倍晋三前首相が201911月から203月までの間に繰り返していた、事実と異なる国会答弁の数だ。」に見られるように、日常的に嘘をついたことが示しています。

さらに、総理大臣でありながら、国会で質問者に対して聞き苦しく下品な「ヤジ」を繰り返したことにも表れています。そもそも、ヤジとは、権力者の横暴に対して、発言の場を与えられていない市民の側から、やむにやまれず発生した抗議の声だったのではありませんか。質問者の質問に不満があるのなら、国会内でいくらでも発言を求めることができる、あるいは記者会見を開いて問題提起のできる総理大臣という立場の人が頼ることさえ、恥ずべき行動です。

この点を、かつて言葉に意味のあった時代の総理大臣の答弁と比較して、確認しておきましょう。

これまで唯一国葬が行われた吉田茂総理大臣の「バカヤロー解散」のは発端になったやり取りです。以下、Wikiwand からの引用です。

**************************************

問題となった、吉田と西村の質疑応答の内容。委員会では「委員長」と挙手して委員長に発言許可を求め、「**君」「内閣総理大臣」と指名されてから発言するので、丁々発止の遣り取りがあったわけではない。鉤括弧は発言許可を得た正規の発言、丸括弧は不規則発言、太字下線部は発言取り消しにより議事録で伏字となっている箇所である。

西村

「総理大臣が過日の施政演説で述べられました国際情勢は楽観すべきであるという根拠は一体どこにお求めになりましたか」

吉田

「私は国際情勢は楽観すべしと述べたのではなくして、戦争の危険が遠ざかりつつあるということをイギリスの総理大臣、あるいはアイゼンハウアー大統領自身も言われたと思いますが、英米の首脳者が言われておるから、私もそう信じたのであります。 (以下略)」

西村

「私は日本国総理大臣に国際情勢の見通しを承っておる。イギリス総理大臣の翻訳を承っておるのではない。 (中略) イギリスの総理大臣の楽観論あるいは外国の総理大臣の楽観論ではなしに、 (中略) 日本の総理大臣に日本国民は問わんとしておるのであります。 (中略) やはり日本の総理大臣としての国際情勢の見通しとその対策をお述べになることが当然ではないか、こう思うのであります」

吉田

「只今の私の答弁は、日本の総理大臣として御答弁致したのであります。私は確信するのであります」

西村

「総理大臣は興奮しない方がよろしい。別に興奮する必要はないじゃないか」

吉田

無礼なことを言うな)

西村

「何が無礼だ」

吉田

無礼じゃないか)

西村

「質問しているのに何が無礼だ。君の言うことが無礼だ。国際情勢の見通しについて、 (中略) 翻訳した言葉を述べずに、日本の総理大臣として答弁しなさいということが何が無礼だ。答弁できないのか、君は……

吉田

ばかやろう

西村

「何がばかやろうだ。ばかやろうとは何事だ。これを取り消さない限りは、私はお聞きしない。議員をつかまえて、国民の代表をつかまえて、ばかやろうとは何事だ。取り消しなさい。私は今日は静かに言説を聞いている。何を私の言うことに興奮する必要がある」

吉田

……私の言葉は不穏当でありましたから、はっきり取り消します」

西村

「年七十過ぎて、一国の総理大臣たるものが取り消された上からは、私は追究しません。しかしながら意見が対立したからというて、議員をばかやろうとか、無礼だとか議員の発言に対して無礼だとかばかやろうとかと言うことは、東條内閣以上のファッショ的思想があるからだ。静かに答弁しなさい。 (以下略)」

**************************************

吉田総理も、ヤジ、つまり不規則発言をしていますが、安倍総理のヤジとは質的に違っているように思えるのですが、どうでしょうか。厳しい追及で追い込まれ (その理由もあるのですが、またの機会に)、思わず「ばかやろう」と呟いてしまった、という気持は多かれ少なかれ、国民に理解されていたように思います。

そして「ばかやろう」に関しては、その場で取り消しています。それが発端になり、与野党の力関係等もあり、内閣不信任決議案が可決され、それに対して、総理大臣が解散で対抗したという経緯があります。総理大臣が、そして国会がそれだけ、言葉には (ちょっぴりだけだったのかもしれませんが) 責任を持つ時代があったのです。

こう書いてきて、でも当時の国民の受け止め方は、「ばかやろう」が言葉が意味を持つ実例として登場することなど夢想だにしなかった、と言えるでしょう。そして安倍元総理の嘘一つ一つは、それぞれ国会の解散になっても当然だったような内容です。100回も解散せざるを得ないレベルの発言をしてきた総理大臣の責任は、一体誰がどのように取れば良いのでしょうか。

 

コロナについてもまだまだ油断はできません。皆様、くれぐれも御自愛下さい。

それでは今日一日が、皆さんにとって素晴らしい24時間でありますよう。

[2022/8/25 イライザ]

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2022年8月24日 (水)

体重を減らすための5つの秘策

体重を減らすための5つの秘策

Barking-up-the-wrong-tree

「体重を減らすための5つの秘策」は、Eric Barker というアメリカのブロガーが、今年(2022)727日にアップした記事です。彼のドメイン名は「bakadesuyo.com」なのですが、日本語も分る彼の語呂合わせです。説明は不要だと思いますが、苗字が「バーカー」ですので、自己紹介するときには「馬鹿です」に聞こえるからなのです。彼の本もこんなユーモアのセンスに溢れています。

そして、彼はブログの記事がたまると一冊の本にして出版していますが、今二冊目まで本になり両方ともベストセラーです。一冊目が『Barking Up the Wrong Tree』、日本語に訳すと「あなたの信じていること、ただの勘違いです」くらいの意味です。ただし、「そんなことを他人に言うおまえは誰なんだ」という反論に応えるために、「いや自分は、Barker、つまり吠える人だから、見当違いの木に対して吠えているだけです。つまり、自分が勘違いしているだけです」という説明を最初にしているというユーモアも含んだタイトルです。

日本語の訳も出ています。タイトルは『残酷すぎる成功法則』で、内容も良く分かりませんし、バーカー氏のユーモアのセンスも生きていません。できればユーモアのセンスも味わいながら英語で読むことをお勧めします。

二冊目の紹介はまたの機会に。

さて、本題に戻って、「体重を減らすための5つの秘策」ですが、種本は、Stephan J. Guyenetという神経生物学者の書いた『The Hungry Brain: Outsmarting the Instincts That Make Us Overeat.』です。日本語に訳すと、『お腹を空かした脳――私たちを過食にさせる本能の上を行くには』くらいでしょうか。

つまり、お腹が空いたり食べ過ぎたりするのは、脳がそう感じ脳がそう決定しているからだ。だからお腹が空かないようにする、過食しないようにするためには、脳が受け取るメッセージを管理して、そう感じない、そう決定しないようにすれば良いという趣旨です。

まずは、五つの秘策を見て下さい。簡単な説明付きです。

① 食べる結果生じる御褒美、つまり「美味しい」と感じることを意識せよ――でも美味しくないと楽しくないじゃない。だから、食べる量が減るんだ。

② 食べ物の種類を減らせ――例えば、夕食がステーキだったとしよう。デザートもステーキだったら、デザートはいらないかも。

③ 環境を管理せよ――スーパーでの買い物から始めよう。そして、美味しいスナックは瓶に入れておこう。そして高い棚の上に置く。いや外国に置いた方が良いよ。

④ 満腹感をもたらす食品を食べよ――肉、魚、オートミール、野菜、とこう書くだけでお腹が一杯になってしまった。

⑤ エクササイズは、減った体重をそのままに保つために行う――運動しても体重は減らないかもしれない。でも減った体重をキープするのには役立つ。

こんな秘策が日常的に実現されていた時代がありました。それは、狩猟採集時代です。そもそも食べ物を獲得するのに手間と時間が掛かったので、③は満たされています。数百もの違った獲物が毎日手に入る訳ではなく、②も満たされています。手に入った食物を料理するにしても、手の込んだソースを作るノウハウも時間もなかったので、①も満たされています。そして、基本的に手に入ったものでお腹を満たしていました。ケーキや甘いスナックまでは手に入らず、しかも自分で作ることも叶わなかったのですから。それに近い状態を食生活で実現できれば減量は簡単だということです。

もう一つ、このブログの中には、自分自身を暗示に掛けて、つまり脳が受け取っているメッセージを自分で書き換えて、「満腹感」を作り出すヒントもあるのですが、それは御自分で探して下さい。

 

コロナについてもまだまだ油断はできません。皆様、くれぐれも御自愛下さい。

 それでは今日一日が、皆さんにとって素晴らしい24時間でありますよう。

[2022/8/24 イライザ]

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2022年8月23日 (火)

『戦争広告代理店』

 

『戦争広告代理店』

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『戦争広告代理店』に現れる主な登場人物

ロシアがウクライナに侵攻した今年(2022) 224日から、世界の圧倒的多くのマスコミは、「ロシア」=「悪」、「ウクライナ」=「善」という形での報道を続けてきました。そのマスコミからの情報が主な情報「源」である私たちは、その善悪の対比をそのまま受け入れることになります。

とは言え私は、それだけではない可能性のあることも頭に入れながら全体の状況を判断する必要があると感じていました。それは、高木徹著の『ドキュメント 戦争広告代理店』(講談社 2002年刊) を読んでいたからです。

舞台になったのは、「ボスニア」と「セルビア」ですが、状況が複雑で簡単な説明ではかなり不正確なことしか伝えられません。

その愚を犯しても、『ドキュメント 戦争広告代理店』の記述に従って簡略に整理しておくと、まず、ユーゴスラビア社会主義連邦共和国の崩壊後、1991年から1992年にかけて、「スロベニア、クロアチア、マケドニア、ボスニア・ヘルツェゴビナの各共和国が独立して、残されたセルビア共和国とモンテネグロ共和国が新たなユーゴスラビア連邦を構成」しました。

この地域、特にボスニア・ヘルツェゴビナとユーゴスラビア連邦での紛争が起きるのですが、ボスニア・ヘルツェゴビナが「ボスニア」と呼ばれ、もう一方のユーゴスラビア連邦は、セルビア共和国のミロシェビッチ大統領の支配下にあったため、単に「セルビア」と呼ばれることがありました。

そしてこの紛争は、「ボスニア」が独立した1992年の春に始まり、1995年の秋には国連の調停で和平協定ができ停戦に至りました。

しかし、この紛争についての真実は未だに分らない部分が多くあります。『ドキュメント 戦争広告代理店』によると、この紛争の最も悲劇的な事件と言われる199425日の「青空市場砲撃事件」についても、死者60人以上、負傷者およそ200人という痛ましい悲劇であるにもかかわらず、「この砲弾が紛争当事者のどちら側から放たれたのか、今も不明である。」くらい、謎に包まれているのです。

しかし、当時の報道、そして今私たちの記憶に強く残っているのは、「ボスニア」=「善」そして、「セルビア」=「悪」という二項対立です。「悪役」として世界的にその名を知られたのが、セルビアの大統領だったミロシェビッチでした。彼は、その後起きたコソボ紛争での責任を問われて、旧ユーゴスラビア国際刑事裁判所(オランダ・ハーグ)において、人道に対する罪などの廉で裁判に掛けられ、その最中、2006年に亡くなっています。

そんな対立図がどのように作られたのかを、詳細に追ったのが『ドキュメント 戦争広告代理店』です。この対立を何より際立たせた象徴的出来事は、1992922日、国連総会において、ユーゴスラビア連邦追放決議が圧倒的多数で採択されたことでしょう。

こうした「善」が「悪」に勝つというシナリオを、約4か月で実現した立役者は、ボスニアの外相ハリス・シライジッチ、そして彼を助けたアメリカのPR会社ルーダー・フィン社、特にそのワシントン支局のジム・ハーフ国際政治局長でした。

 この間、ハーフは、シライジッチが英語に堪能であることを活かして、彼を「ボスニア」のスポークスマンとして、アメリカ社会に売り込みました。そのために、マスコミにどう対応すれば良いのかのノウハウを叩き込むこともしました。そして、マスコミが「ボスニア」での「悲劇」を一言で表すために「民族浄化」というキャッチ・コピーを作り、また「強制収容所」の存在を伝える写真やレポートで世論に火を付けました。(その一部は、後にフェイクであることが判明。)

シライジッチ外相の主要演説も、ハーフが書いたのですが、大団円は、国連決議採択前日の21日にボスニアのイゼトベゴビッチ大統領が国連で行った演説でした。それは、英語の演説で、その趣旨は「ボスニア」が多民族国家であり、他民族の共存を何より大切にしていることでした。

この演説について、全米公共ラジオの記者は、『ドキュメント 戦争広告代理店』の中で正直に気持ちを語っています。「多民族共存のイメージには、多くのジャーナリストがごまかされてしまいました。現実には、ボスニア政府、つまりモスレム人は他の二つの勢力、セルビア人とクロアチア人と同じように民族主義者の集まりでした」

現在のウクライナ報道全てが、『ドキュメント 戦争広告代理店』の描いているような一広告代理店による様々な工作の結果だとは考えられませんが、どちらの側もその意図を強調するために、誇張やフェイクを入れているかも知れませんし、そこに広告代理店が一枚噛んでいる可能性もあるのではないでしょうか。

真実を見極める難しさを理解しながら、冷静に判断する姿勢だけは失ってはならないと感じています。

 

コロナについてもまだ油断はできません。皆様、くれぐれも御自愛下さい。

それでは今日一日が、皆さんにとって素晴らしい24時間でありますよう。

[2022/8/22 イライザ]

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2022年8月22日 (月)

「こまえ平和フェスタ」が盛況裡に終りました

「こまえ平和フェスタ」が盛況裡に終りました

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「こまえ平和フェスタ」の当日でした。午後2時から始まって、合唱「ヒロシマの有る国で」が披露された後、市長と議長の挨拶動画、続いて、気象学者、増田義信さん(98)の戦争体験を語り継ぐ朗読劇が披露されました。「黒い雨」地域についての研究で、私たちの蒙を啓いて下さった私の尊敬する気象学者です。御本人が体験を語るという形式も大切ですが、この朗読劇には、戦争中つまり80年も前の時代背景が分かるような解説が上手に織り込まれていました。分り易い上に、3人の朗読者たちの熱演も感動的でした。

続いて、40年前の1982年に生まれた「狛江市平和都市宣言」と、2005年から続いている「こまえ平和フェスタ」について、まず、元狛江市長の矢野裕さんからのメッセージの代読がありました。そして平和についての作文募集で表彰された、当時小学生だった西川(当時黒田)みきさんのニューヨーク州からの報告と当時の思い出も披露されました。

今回の目玉は、やはり40年前に狛江市議会が満場一致で採択した「狛江市平和都市宣言」をもう一度味わうことでした。チラシの裏に掲げてありますので、お読み頂けると幸いです。

次に『はだしのゲン』の作者中沢啓治さんの詩に曲を付けた「広島 愛の川」の合唱、そして休憩をはさんで私が話をしました。

時間内に終るようにスライドを減らし、ドライ・リハーサルも何回かしましたので、時間は守れました。Zoomの接続にちょっと不安はあったのですが、私の伝えたかったことは、きちんと伝わったようでした。何人かの方から、「素晴らしかった」「格好良かった」「これからも反核運動を続けて行きます」「声が良かった」「背景の田んぼがきれいだった」「パワーポイントも分り易かった」等のコメントを頂きました。皆様、有難う御座いました。

その中で、もう2枚、パワーポイントのスライドを御紹介しておきます。

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最後は実行委員長の大熊啓さんのまとめと挨拶、そして狛江市の歌「水と緑のまち」の全員合唱で幕を閉じました。コロナの感染が広がる中で、会場に行けなかったのがくれぐれも残念でしたが、会場の皆さん、そしてオンラインで参加して下さった皆さんとの間に「一体感」が生まれた素晴らしい時間でした。参加させて頂いたことに心から感謝しています。

  

豪雨の被害はまだ続いています。被災者の皆さんに心からお見舞い申し上げます。さらに、コロナについてもまだ油断はできません。皆様、くれぐれも御自愛下さい。

それでは今日一日が、皆さんにとって素晴らしい24時間でありますよう。

[2022/8/22 イライザ]

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2022年8月21日 (日)

今日21日、「こまえ平和フェスタ」で講演します

今日21日、「こまえ平和フェスタ」で講演します

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前日の20日には本番の積りで練習をしましたが、やはり時間超過になってしまいます。説明を簡略にすることと、何枚かのスライドを削除しました。

でも、付け加えたスライドもあります。その中でも、2枚を御紹介します。田中角栄の言葉と、それに対しての私たちの責任です。

「こまえ平和フェスタ」は、YouTubeで生配信されます。URLは次の通りです。

https://youtu.be/zPZRFN_ZUsc

私の出番は、1520分くらいからです。

  

豪雨の被害はまだ続いています。被災者の皆さんに心からお見舞い申し上げます。さらに、コロナについてもまだ油断はできません。皆様、くれぐれも御自愛下さい。

それでは今日一日が、皆さんにとって素晴らしい24時間でありますよう。

[2022/8/21 イライザ]

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2022年8月20日 (土)

こまえ平和フェスタ講演のパワーポイント

こまえ平和フェスタ講演のパワーポイント

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いつもはギリギリになってしまうことが多いのですが、今回は、パワーポイントのスライドが2日前にできました。一枚目のスライドがこちらです。

何十回も、ことによると何百回も講演はしていますので、パワーポイント・スライドの作り方も完成度が高くなって良いはずなのですが、なかなか上手く行きません。その最大の理由は、喋りたいことが多過ぎて、どうしてもカットできないスライドばかりになってしまうからです。

とは言え、少しは進歩もしています。例えば次のスライドは、日本の歴史を少し長めに切り取って、外国との戦争がいつ起きたのかを年表化したものです。関ヶ原の1600年から始めて、422年間で、外国との戦争をしたのは1895年から1945年までの、約50年です。

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その前もその後も、戦争はしていないのです。戦争をしていた約半世紀だけを取り出して、「これが「日本」という国の本当の姿だ、その当時の日本に戻れ」と主張しても、説得力はあまりないことが自然に分ります。

明日は、パワーポイントを使って本番と同じように喋ってみる積りです。できれば、何枚かのスライドをカットできると良いのですが――。

 

異常気象の被害はまだ続いています。被災者の皆さんに心からお見舞い申し上げます。さらに、コロナについてもまだ油断はできません。皆様、くれぐれも御自愛下さい。

それでは今日一日が、皆さんにとって素晴らしい24時間でありますよう。

[2022/8/20 イライザ]

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2022年8月19日 (金)

こまえ平和フェスタで講演します

こまえ平和フェスタで講演します

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今度の日曜日、21日に、こまえ平和フェスタで講演をさせて頂きます。1982年に狛江市平和都市宣言を市議会が採択して以来、地道に市民の皆さんの手で素晴らしい活動を続けてこられています。今年はそれから40年、実行委員会の皆さんの熱気を感じています。

そのお気持に応えかつ敬意を表するためにも、対面で参加したかったのですが、コロナの感染が拡大しています。専門家のアドバイスも頂いて、オンラインでお話をすることになりました。残念なのですが、その分しっかりと準備をして (しかも時間内に収まるように) 皆さんの期待に応えたいと思っています。

YouTubeでの生配信もされますので、関心のある方は是非御参加下さい。チラシにQRコードが載っていますし、URLも読み取れると思いますが、念のため、URLを貼り付けておきます。

https://youtu.be/zPZRFN_ZUsc

お盆を迎える8月が、人間の生死を考え、戦争をなくし平和な世界を創るための決意を新たにする一月なのは偶然かもしれませんが、自然災害への対応も含めて、政治を何とかしたい思いも募ります。その思いが伝わる言葉にするため、頑張っています。盛り沢山のチラシ、裏面も御覧下さい。

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豪雨の被害はまだ続いています。被災者の皆さんに心からお見舞い申し上げます。さらに、コロナについてもまだ油断はできません。皆様、くれぐれも御自愛下さい。

それでは今日一日が、皆さんにとって素晴らしい24時間でありますよう。

[2022/8/19 イライザ]

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2022年8月18日 (木)

「人口密集地における爆発性兵器」(EWIPA)の規制

「人口密集地における爆発性兵器」(EWIPA)の規制

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赤十字国際委員会のEWIPAについてのページ

(https://www.icrc.org/en/explosive-weapons-populated-areas)

 84日にアムネスティー・インターナショナル(AIと略)が公表した、ウクライナについての報告が世界的な議論に巻き込まれています。それについてAI7日に「遺憾の意」を表した文書も公表されています。

翻訳の都合でしょうか、日本では810日に日本語版が公表されたようですが、ウクライナ側の国際法違反を取り上げています。Abema Times TVによると、「ロシアを利する」「タイミングが良くない」という批判があり、ゼンレンスキー大統領は「テロ国家に恩赦を与えている」とまで言っているそうです。

この「国際法違反」に関連して、国連や赤十字国際委員会 (ICRC)、また人権について真摯に取り組んできた国々、中でもアイルランドが中心になって、617日に画期的な政治的合意が行われています。

それは、「人口密集地における爆発性兵器」(EWIPA)の規制についての政府間合意です。これまで3年にわたっての議論と最後の取りまとめに至る交渉のプロセスは、アイルランド政府のホームページで読むことができます。また、ICRCのホームページにも分り易い説明があります。

「爆発兵器」とは、爆薬を使って人や物を殺傷する兵器ですが、通常「兵器」と呼ばれているものの総称だと考えてもそれほど大きなずれはありません。それを人口の密集した地域で使うことを規制しようという政治宣言がまとめられたのです。

法律的には、戦争において民間人を保護しなくてはならないとジュネーブ諸条約や追加議定書で定められていますが、特に、都市のように人口が密な地域での爆発兵器による被害が大きいことから、その使用を禁止することを明示的な条約にすることを目的としながら政治的にまず規制をしようという趣旨の宣言です。

家屋、病院、学校、ショッピングセンターなど民用施設を爆発兵器で攻撃することは、もちろん国際法違反です。そして、これらの施設を軍事拠点として使うことや、民用施設の近くに軍事拠点を設けることも、民間人を攻撃にさらすことになり国際法違反です。

ただし、その解釈については幅があることも事実です。例えば、Collateral damage (巻き添え被害) が存在することは事実ですが、そうではない場合でも、「CDだ」という言い訳が使われることは良く知られています。

今回まとめられた、「人口密集地における爆発性兵器」(EWIPA)の規制に関する政治宣言では、爆発性兵器を人口密集地で使うことを禁止している現行の国際法を守らせること、あるいは禁止されない使い方の場合にも国際人道法が守られるような措置を取ること、またそれに関連した情報の収集や共有、戦闘員の教育等々の広い範囲での爆発性兵器の規制を政治的なレベルで厳密化しようとするものです。

都市に住む人々の生命を守ろうとする国際的な協力体制があっての成果なのですが、AIも積極的な役割を果しています。そこに「平和首長会議」の姿が見えないことには残念以上の気持を抱かざるを得ませんでした。

AIの報告は、こうした国際的な努力に呼応したものである点も重要です。改めて、戦争であっても全ての行為が許されるわけではなく、これまで人類が長い時間を掛けて積み重ねてきた国際法を遵守することは、戦争に従事しているどちらの側にとっても義務であることは確認しておくべきなのではないかと考えます。

 

豪雨の被害はまだ続いています。被災者の皆さんに心からお見舞い申し上げます。さらに、コロナについてもまだ油断はできません。皆様、くれぐれも御自愛下さい。

それでは今日一日が、皆さんにとって素晴らしい日でありますよう。

[2022/8/18 イライザ]

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2022年8月17日 (水)

多摩のミステリー

多摩のミステリー

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東京の多摩市にある京王プラザホテルですが、友人が近くに住んでいるため良く利用します。料金やサービスを含めて、ホテルとして満足しています。

今月13日まで宿泊した家人なのですが、関東地方が豪雨の影響を受けて新幹線も航空機も影響を受け始めていたため、もう一泊しようとネットで検索した際の経験です。13日の朝6時ころチェックした時には、13日から14日までの一泊が約12千円。それまでの一泊が約8,000円でしたので、他も調べようといったんサイトから離れて、9時近くにもう一度同じサイトに戻ると、何と「6万円」になっていたとのことでした。

実は、4年前の西日本豪雨の時にも家人は同じ経験をしています。豪雨の結果、新幹線が停まっていた日に広島市内のホテル料金が軒並み上がっていたのです。需要と供給の関係をコンピュータが把握して、それに従って料金を調整するシステムなのかもしれませんが、結果として、災害弱者を相手に儲けている、という印象を与えてしまっています。

現場では、災害弱者を助けるために特別の対応をしているホテルがあるという指摘も関係者から頂きましたので、ネットだけの数字から全てを決めつけてはいけないのですが、今回は、料金が何と「6万円」です。

他のホテルを調べたところ、これほどの高騰はしていなかったので、雨のせいで乱れた交通機関の影響による高騰ではなさそうです。13日にもう一度、調べた結果はこちらです。

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京王プラザホテルは、14日から一泊で25千円、そして次の日からはまた上がって5万円を超えています。

なぜこんなに高騰するのか、いろいろ考えて見ましたが、「ミステリー」という結論しか出てきません。何方か御存の方がいらっしゃれば、御教示のほどお願いします。

 

豪雨の被害はまだ続いています。被災者の皆さんに心からお見舞い申し上げます。さらに、コロナについてもまだ油断はできません。皆様、くれぐれも御自愛下さい。

それでは今日一日が、皆さんにとって素晴らしい日でありますよう。

[2022/8/17 イライザ]

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2022年8月16日 (火)

安部元総理の行動原理

安部元総理の行動原理

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伊藤博文(Public Domain)

「モリ・カケ・サクラ」が安部元総理の公私混同、さらには社会的責任欠如内閣の性格を表す言葉になりました。さらには、国会での「虚偽答弁」は118回にもなりました。(数字は、衆院調査局によるもの。報道は東京新聞電子版20201226日。https://www.tokyo-np.co.jp/article/76810 2022年8月15日閲覧)

しかし、こうした事実を突き付けられ、また公務員としての責任を全うしようとした職員が自殺をしたことさえ、御本人は「馬耳東風」、「蛙の面に何とやら」で全く意に介する様子も見えませんでした。

これをただ単に「恥を知れ」という罵声を浴びせ掛けることで、感情的に始末してしまっては、政治を良くして行くための教訓にはなりません。安部元総理がなぜこんな破廉恥な行動を取れるのか、それなりの「説明」が必要です。

その説明を、何と、あの司馬遼太郎氏がしてくれています。『この国の形 一』(文春文庫、1993) 183ページから185ページです。

司馬氏は、幕末の長州藩、つまり安部元総理の出身地である今の山口県、における人物登用システムを高く評価しています。

氏によると、長州藩で藩士士分に取り立ててもらう方法には、当時の他の藩とは違った二つの慣習・制度があったというのです。その一つは、「ハグクミ」と呼ばれ、ある家士が誰かを扶養し、弟分とみなすだけで、その誰かは武士として認められる、という慣習だったとのことです。もう一つは、家士が誰かを「手附」つまり家来だと届けることで、藩士として扱われる慣習です。

後の伊藤博文は司馬氏によると、元々は「ほとんど百姓身分といってよく、足軽でさえなかった」にもかかわらず、最初は「手附」として登録され、後には桂小五郎に「ハグクミ」として遇され、藩士として扱われることになったのです。

司馬氏は、この慣習・制度を高く評価しています。それは次の言葉が端的に表しています。「――公()のためには、この俊輔(伊藤博文は一時この名前を使っていました)が必要だ。と桂がそう思うだけでこの人事は可能だった。」[下線の部分は、傍点なのですが、ワードでの傍点の付け方が分りませんので、下線に。]

そして司馬氏は、これが「公」という意識の始まりだと言っているのです。

これは、ピッタリそのまま安倍総理の行動原理ではありませんか。つまり、「俊輔」の代りに、「森友学園理事長・籠池泰典や加計学園理事長・加計孝太郎」についての記述だと考えると、「モリ・カケ」の意味がはっきりします。

安部元総理が必要だと考えるだけで、籠池や加計は特別な存在になるのです。両氏は、安部元総理の裁量によって利益を得ても問題がない「公」の立場の人間になったということなのです。

幕末の慣習・制度が今の時代にまで生き残っているのかどうかは検証が必要かもしれませんが、これほどピッタリと符合する説明になっているのですから、このこと自体が、当時の慣習、少なくともその背後にある価値観・考え方が生き残っている証拠だと言っても良いのかもしれません。

  

豪雨の被害はまだ続いています。被災者の皆さんに心からお見舞い申し上げます。さらに、コロナについてもまだ油断はできません。皆様、くれぐれも御自愛下さい。

 それでは今日一日が、皆さんにとって素晴らしい日でありますよう。

[2022/8/16 イライザ]

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2022年8月15日 (月)

《社会と数学の関わり》を話し合う数学人の集い――「準備会」のご案内

《社会と数学の関わり》を話し合う数学人の集い――「準備会」のご案内

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終戦の詔書の国務大臣署名欄(814日)[Public Domain]

 

815日は終戦記念日です。もっとも正確には、降伏文書に署名をした92日だと考える人や国もあります。「終戦」を使い「敗戦」を使わない理由もあります。「敗戦」とは、戦争の勝ち負けについての言葉で、あくまで戦争という枠組みの中でこの日の意味を考えていることになります。

「終戦」については、「戦争が終った」と解釈すると、戦争そのものを誰が行ったのかについての責任逃れに使うことも可能です。同時に、「終」は他動詞であり、その目的語が「戦」ということから、「戦争という存在そのものを終らせる」、あるいは「戦争そのものに終わりを告げる」という意味だと考えることも可能です。憲法と同じ枠組みを採用する立場からは「終戦」の方が適切だと考えているのですが、如何でしょうか。

さて、その日に因んでお知らせです。お読み頂ければ幸いです。

 

お知らせ

《社会と数学の関わり》を話し合う数学人の集い――「準備会」のご案内

我が国が戦争への道を急ピッチで進んでいることは、改めて確認するまでもないことでしょう。その他にも、日本社会は多くの問題を抱えています。コロナの蔓延、自然災害による多くの被害と犠牲、物価高に象徴される日常生活の苦渋、老々介護の悲惨さ、子どもたちの虐待等々、数え上げれば切りがありません。

その原因を一言で表せば、政治の劣化とでも言えば良いのでしょうか。その最大原因の一つは小選挙区制です。そして「世襲」と「エリート」の力を容認している社会観も原因の一つです。こうした現実について、私たち高齢世代の間では問題意識が共有されそれなりの解決策も見えてきているように感じていますが、世論を結集するだけの環境が整っていません。

主権者としての私たち一人一人が、その責任を果たし切れていないことにも自省とともに歯がゆさを感じています。社会的な問題には気付いていても、その原因を特定した上で解決のための行動につなげるのは簡単ではありません。それでも若い世代に期待し、若者の未来創造力を助けるために何ができるのかを真剣に考えている大人世代とも共同戦線を張れればと考えています。

かつて、このような問題について考え行動していた「数学者」たちがかなりの数に上り、同輩や後輩の「数学人」に大きな刺激を与えていました。「ベトナム問題を考える数学者懇談会」(ベト数懇)や平和問題を考える数学者の会等の活動が、社会的にも清新なメッセージを送り、社会改革の一翼を担っていたと考えているのは私だけではないと思います。

その伝統を受け継ぎ、より幅の広い「数学人」(何らかの形で数学に関わったり関心を持ったりしている人)が集まって、社会や政治の問題について気軽に「懇談」し、刺激し合うような場を作ったらどうだろか、という思いで、皆さんに呼び掛けています。

「数学人」に限ったのは、目の前の問題について考える際、一つには何が前提になっているのかを見極め、その前提からどのような道筋を辿れば論理的な結論に至るのかについての教育を受けている人が多いだろうからという理由です。

せっかく始めるのですから、できれば定期的に話し合いの場を設定したいと思います。その場合の日時や、どのくらいの数の方々が関心をお持ちなのか、話題を提供する人を事前に決めておくべきなのか等どんな形式で話し合いをするのか等々、まずは「準備会」を開いて御意見を伺えればと考えています。

準備会は下記の要領で、Zoom会議にしたいと思いますので、参加しても良いとお考えの方は、発起人の一人である亀井哲治郎まで、メールをお送り下さい。10月1日の直前にZoomについての情報をお送りします。

 

 

《社会と数学の関わり》を話し合う数学人の集い――「準備会」のご案内

日時  2022年10月1日(土)  20:00 から21:30まで

 

参加希望・お問い合わせは下記のメール・アドレスまでお知らせ下さい。

tetsu_kamei_1203@yahoo.co.jp

 

呼び掛け人 (アイウエオ順) 秋葉忠利 上野健爾 亀井哲治郎 浪川幸彦 (文責 秋葉)

 

 豪雨の被害で大変な思いをされている方々に心からお見舞い申し上げます。さらに、コロナについてもまだ油断はできません。皆様、くれぐれも御自愛下さい。

 それでは今日一日が、皆さんにとって素晴らしい日でありますよう。

[2022/8/15 イライザ]

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2022年8月14日 (日)

祝電は来賓挨拶と同じこと

祝電は来賓挨拶と同じこと

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このエッセイ集の中で、阿刀田高さんが結婚披露宴での「祝電」について、「その通り」、「座布団一枚!」と言いたくなるような指摘をしています。引用も交えて要約します。

「祝電の披露というのが、私にはよくわからない。

 いいですか。祝電というものは、きれいな封筒に入っているけれど、料金にして五百円足らず、電話一本かければこと足りる、簡単な儀礼である。発信人が秘書にでも一言告げておけば、それですむものだ。」

(註 文庫本として出版されたのが、1984年ですから、当時の物価です。)

続いて、参列者なら、時間も手間も掛かりお金も掛かるたら大変だという指摘があり、会場で祝電がどのように扱われるのかに移ります。

「電報はせっかく文字で書いてあるのだから、後で新郎新婦に手渡しておけば、それで発信人の祝意は充分に伝達されるのではあるまいか。

 それをわざわざ読み上げるのは参列者たちよ、よく聞けよという意志がある証拠であり、これは参列者をずいぶん馬鹿にしていることにならないだろうか。」

この中で、阿刀田氏は二つの事実を比較して、祝電の読み上げに異議を唱えています。一つは、祝電を打つ際の手間と料金です。これを「コスト」と呼んでおきましょう。もう一つは、祝電が、並の参列者以上の扱いを受けていることです。祝電が披露宴、その他の会の中で、どのような役割を果すのかです。これを「役回り」と呼びましょう。

これと、私の違和感がつながります。旧統一教会と政治家との関わりで、私が抱いている違和感の一つが、「祝電」の扱いだからです。「軽い」関わりとしての報道のように見えるのですが、皆さんはどうお感じになっているでしょうか。

「軽い」のは、「コスト」面からのみ見てしまった結果生じる偏見ではないでしょうか。私は「役回り」の方が重要だと思います。阿刀田氏がいみじくも指摘しているように「参列者たちよ、よく聞けよという」メッセージ付きで披露されるのですから。それは、主だった「来賓」としての扱いであり、電文を読むのは、挨拶をして貰うのと同じ意味、いやときにはそれ以上の意味があるのです。

つまり、「祝電」とは、安上がりで「秘書がやった」で済まされることではなく、「来賓として出席し挨拶をした」ことと同列に扱われるべきだ、というのが本稿の主張です。阿刀田氏のお考えも伺いたいものですね。

  

炎暑とともに豪雨も各地を襲っています。台風も上陸するという予報です。コロナについてもまだ油断はできません。皆様、くれぐれも御自愛下さい。

 それでは今日が、皆さんにとって素晴らしい一日でありますよう。

[2022/8/14 イライザ]

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2022年8月13日 (土)

「有事に対応する」内閣とは、戦争する内閣という意味

「有事に対応する」内閣とは、戦争する内閣という意味

810日の記者会見の録画ですが、共同通信のYouTube配信からその一部を御覧下さい。この中で岸田総理大臣は「有事に対応する政策断行内閣」という言葉を使っています。

マスコミは、なぜか後半の「政策断行内閣」を取り上げて前半の「有事に対応する」を省略しているように見えるのですが、フジは違いました。FNNプライムオンラインの、文字化された部分には、岸田総理の言葉としてハッキリと次のような記述があります。

「皆さまの期待に応える『有事の内閣』を速やかにと整えていくため、内閣改造を断行しました。(ネーミングは)「政策断行内閣」としたいと思っている」

私は、これで岸田内閣の本音が出てきたと、空恐ろしい思いでこの部分を聞きました。「有事に対応する内閣」あるいは「有事の内閣」とは、「戦争をする内閣」ではありませんか。でも、「有事」という言葉に日本全国が鈍感になってしまっているようで、私が「空恐ろしい」と感じた半分はその鈍感さへの反応でした。

改めて、「有事」のお浚いをしておくと、この言葉が政治とマスコミの世界で多用されたのは、2003年(平成15年)613日に武力攻撃事態対処関連3法が成立した前後でした。通称、「有事法制」と呼ばれましたが、私たちは、成立前から「戦争法」だと呼んでその本質を明らかにしてきました。

「有事法制」と「有事」とはどのようなことを表しているのか、Wikiwandから引用します。

1978年に防衛庁官房長として有事法制研究に参画した竹岡勝美によれば、有事法制とは「いずれかの国が日本と周辺の制空権、制海権を確保した上で、地上軍を日本本土に上陸侵攻させ、国土が戦場と化す事態を想定した法制」である

つまり、「有事」とは、他国が制空権と制海権を確保して、日本に上陸した状態なのです。つまり戦争状態です。それに「対応する」とは、日本が武力によってそれに「対応する」のですから、戦争をする意味しかありません。

しかし、言うまでもなく、これは憲法違反です。

第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

 岸田内閣は、安部内閣でも表立っては明らかにしなかった「戦争をする」内閣であることを、内閣の性格を示す言葉として採用したのです。その重大性について、私たちがもっと大きな声を上げないと、次には「宣戦布告」が閣議決定されることにつながっても不思議ではありません。

 

炎暑とともに豪雨も各地を襲っています。台風も上陸するという予報です。コロナについてもまだ油断はできません。皆様、くれぐれも御自愛下さい。

 それでは今日が、皆さんにとって素晴らしい一日でありますよう。

[2022/8/13 イライザ]

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2022年8月12日 (金)

「やみつききゅうり」

「やみつききゅうり」

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このキュウリ二本を使って、「やみつききゅうり」を作りました。

我が家の小さい畑でもキュウリがたくさんとれていますし、御近所からも頂くことが多いので、普通の食べ方ではキュウリが余ってしまいます。そこで、YouTubeから、簡単にできるレシピ―を探して、今日は「やみつききゅうり」を作ってみました。

お断りしておきますが、私は食べ物には無頓着な方で、「Z級グルメ」を自称しています。それと当然、関連がありますが、料理はほとんどできません (「昭和」のせいです)

とても分り易いサイトがありました。

 

最初の写真のキュウリ二本を鋏でぶつ切りにします。キュウリを鋏で切ったのは初めてですが、立体感が食欲をそそります。それを塩もみします。塩もみ後のキュウリです。

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これを20分ほど寝かせておくのですが、レシピ―中のいりごまのないことに気付いて、この間に近所のスーパーに買いに行きました。

いりごまもちゃんと入れたたれがこちらです。

Photo_20220811170802

その中に、水洗いしたキュウリを「ブッコミ」ます。そして盛り付けすると、美味しそうな「やみつききゅうり」の出来上がりです。実際、とても美味しいので、自分で作ったとは思えませんでした。

Photo_20220811171001  

今後もキュウリのレシピ―が何度も登場するかもしれません。

  

炎暑とともに豪雨も各地を襲っています。コロナについてもまだ油断はできません。皆様、くれぐれも御自愛下さい。

 それでは今日が、皆さんにとって素晴らしい一日でありますよう。

[2022/8/11 イライザ]

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2022年8月11日 (木)

『水素エコノミー』(下)

『水素エコノミー』()

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昨日に続いて、『水素エコノミー』の(下)をお届けします。その中で、「ハバートのベルカーブ」という言葉が出てきます。本文中に一応の説明はしてあるのですが、分り難いかもしれません。

簡単に言ってしまうと、横軸に年、縦軸に世界の石油の生産量を示すグラフを描くと、それが「ベルカーブ」、つまり釣り鐘型になり、石油生産のピークは2010年から2030年くらいになる、というモデルを指します。「世界」の石油生産量ではなく、「アメリカのアラスカとハワイを除く州」の生産量を縦軸に取ると、1970年がピークになるという予測を立てたのが、地質学者のハバートで、その結果、アメリカだけではなく、世界的にも同じことが言えるだろうという予測が立てられたのです。

このグラフの形や位置は、世界の石油の埋蔵量と、毎年の石油の消費量によって決まります。2003年当時とは、その両者とも違った数字になっていますので、事は簡単ではありません。今後も変わるであろうことも予測できます。しかし、石油そのものが有限の資源であるという前提からは、どこかでベルカーブのピークに達するであろうことは確かでしょうから、このモデルを有効に使うことが大切です。

さらに、エネルギー源をロシアだけ、中東だけに過度に依存することの危険性もウクライナ戦争から再認識されています。その点でも、水素燃料が再度脚光を浴びてもおかしくはありません。

以下、2003年7月25日号の『春風夏雨』です。

 

『水素エコノミー』(下)

2003725

前回のお約束通り、今回は『水素エコノミー』の内容を紹介したいと思います。

著者のジェレミー・リフキン氏は私の好きなノンフィクション作家の一人ですが、評論家・作家・研究者等、どの範疇にも入らないユニークな活動を続けています。日本でも彼の著書『エントロピーの法則』がかなり読まれたようですからお馴染みの方も多いと思います。

『水素エコノミー』の通奏低音もエントロピーです。この概念を正確に定義するにはかなりの知識が必要ですが、一般的には、全ての物は、外から働き掛けがなければ、秩序のある状態から混沌・混乱の状態に推移する、とでも言えると思います。この「物の状態」に付けられる数値がエントロピーと呼ばれ、エントロピーの大きくなることがすなわち、無秩序の状態だということなのです。

資本主義経済学は、初期のニュートン力学を元に構築されており、エントロピーなどを扱う熱力学的な考え方はほとんど取り入れていない、というのがリフキン氏の主張ですが、エントロピーの考え方を元に、人類史や現在のエネルギー状況を考えるというのがこの本の前半の展開です。

エントロピーの概念を経済学に取り込んでローマから現在の世界まで、歴史を見直すことで、今まで十分に理解されていなかった動きがハッキリ分るようになってしまうことに、改めて科学の力を認識させられています。これまで別の著作の中で読んだことはあったのですが、そのときも魔術を見るような思いでした。しかし、それ以上、勉強になったのは第二章「ハバートのベルカーブを滑り落ちる」です。地球全体では、石油の埋蔵量は大体これから60年持つ位だろうというのが長い間、多くの人が言い続けて来た予測です。この埋蔵量を毎年ごとの石油の生産量グラフという形にすると、ベルカーブ(釣鐘の形)になる。しかも、その天辺を過ぎた時点から石油の生産量は減少し、価格も高くなる、というのが、現在世界的に「標準的」だと考えられている数値モデルだというのです。しかもそのピークには早くて2010年頃、遅くてもそれから20ないし30年後だろうという予測が大勢を占めるというのですから驚きです。

いわば、恒久的な石油危機が近付いているという話です。天然ガスも余り頼りにならないことも付記されていると、絶望的なシナリオになりそうですが、そこで登場するのが燃料電池であり、水素エネルギーなのです。簡単に説明しておくと、燃料電池とは、水の電気分解を正反対の方向で捕らえることで電気を作る仕組みです。中学校の理科を思い出して頂きたいのですが、水の中にブラスとマイナスの電極を入れると、水は水素と酸素に分かれます。逆に、水素と酸素を一緒にしてやれば、電気が生じるという原理の応用です。その結果、「滓」として残るのは純粋の水ですから、この点からもクリーンなエネルギーだということはお分かり頂けるでしょう。

燃料電池の特色の一つは、現在の研究開発の目的の一つが家庭用の燃料電池を実用化することにあるように、小型の燃料電池でもその効率は大型のものとは変らないという点です。例えば原子力発電との違いはこんなところにあるのです。しかも、モジュール化できるので、つまり、小さい物をまとめて簡単に一つの電池にすることも可能なので、柔軟性があることも特徴の一つです。地域毎の小さい規模の燃料電池ステーションでその地域の電気を賄うという将来図を描いて頂ければと思います。

後は、どのように水素を得るのかが問題ですが、リフキン氏は至って楽観的です。これも電気分解によって水から得ようというのですが、その電気には再生可能なエネルギー、太陽光や風力、地熱、バイオマス等々を考えています。

短絡的に考えると、そんなことをするのなら、直接、例えば太陽光発電で得た電気を使えば良いようなものなのですが、問題は、それでは夜、電気を使えないという問題が残ることです。どこかでこの電気を貯蔵する装置が必要なのです。しかも効率良く。それが燃料電池です。

リフキン氏はこの燃料電池を丁度現在のインターネットのようにつなげて、世界的なエネルギーの網を作ることで、経済システムそのものを今のものとは全く違ったものにしたいと考えています。それが夢のような話なのか、もっと現実性のある、人類にとっての希望の源になるのか、是非、『水素エコノミー』を読んだ上で判断してみて下さい。

皆さんの読後感もお寄せ頂けると幸いです。

 

炎暑とともに豪雨も各地を襲っています。コロナについてもまだ油断はできません。皆様、くれぐれも御自愛下さい。

 それでは今日が、皆さんにとって素晴らしい一日でありますよう。

[2022/8/11 イライザ]

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2022年8月10日 (水)

『水素エコノミー』

『水素エコノミー』

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森嶋通夫著の『日本の選択』を御紹介しましたが、世界的に選択を迫られているのがエネルギー源です。それについて、2003年にとても役立つ本、『水素エコノミー』を読んでいましたので、今回はその本の紹介です。

市長時代には、二週間に一度、「春風夏雨」と名付けたメルマガに、様々な話題を取り上げていたのですが、そこで二回にわたって紹介したのがこの本です。今日は、その(上)です。

『水素エコノミー』(上)

2003年7月10日

私にとっての読書は趣味と言うより、「活字中毒」とか「衝動」だと言った方が適切かもしれません。とにかくたくさんの書物・雑誌・書類に目を通しています。そんな中で何年かに一度、「自分で書きたかった」と感じる本にお目に掛ることがあります。ジェレミー・リフキン著の『水素エコノミー』(柴田裕之訳、NHK出版刊)は最近特に強く私がそんな感じを持った一冊です。

誤解を避けるために、「自分で書きたかった」と感じる本とそれ以外の本との違い等について、一般論としての詳しい説明をしたいのですが、それは機会を改めてということにして、今回は『水素エコノミー』の内容を説明したいと思います。

今、広島市では、「未来エネルギー研究機関」の立地誘導を目的に研究会を開催しています。メンバーは燃料電池に関心のある企業と研究者約20名です。時間的な流れに沿って、この研究会に至るまでの道筋を辿ると、その出発点は、2000年の秋にデトロイトでアメリカの自動車三大メーカーの一つであるジェネラル・モーターズ(GM)を訪れ、広島の自動車関連技術評価のための調査団を派遣して貰う合意ができたことです。GMは約束通り、三つの調査団を合計数回派遣してくれました。

その結果、第一の調査団「部品調達」の分野では、その後、21社が世界最適調達リストに登録され、これまでにGMも含めた販路拡大という大枠で約200億円の成約があったと聞いていますし、第二の調査団つまり「デザイン」分野の調査団の来広が出発点になって、広島自動車デザイン開発会社が立ち上がりました。三番目の調査団「R&D」の分野の専門家が広島大学の研究陣に対して高い評価をしてくれたのが、未来エネルギー研究機関の立地誘導を始めるきっかけになりました。

世界の自動車メーカーが現在最大の関心を持って開発しているのが燃料電池であることは言うまでもありません。広大の研究者の中でもこの燃料電池関連の研究において、先端的な結果を出していることは、国際的にも注目されてきてはいました。ある地域に優秀な研究者がいても、同時にその研究者が他の地域に移動すると、人と共に技術の未来も失う結果になり兼ねません。事実、アメリカでは良く見られるシナリオです。逆に、その研究者の下に世界からさらに多くの優秀な研究者が集まってくるという可能性もあります。今後の広島市の経済的な基盤作りという観点からだけ考えても、燃料電池の技術ならびにその先を行く技術において、広島地域の強みをさらに強くする政策が必要なことは言うまでもありません。広島市に何とかエネルギー研究所をという方向性は、この考え方を発展する中で生まれたと言っても良いと思います。

燃料電池の開発を行っている地元の企業そしてエネルギー一般について関心のある研究者からなる研究会を数回開く中で、いくつか明らかになった点がありました。一つは、燃料電池の開発は自動車用だけではなく、家庭用、地域用としての価値が高いということ。さらにエネルギーという観点から考えると、単に燃料電池という技術のみに限って考えるのではなくエネルギーを生産・送出・消費といったシステムとして考えなくてはならないこと。また、当然のことながら、私たちは国家プロジェクトとして研究の支援を行うのではなく、一つの地域が手掛ける訳だから、例えば広島地域における自給自足の実験を行うといった、地域特性が生かせるものに焦点を合わせるべきであること等です。

この会議には私も参加させて貰いましたが、各企業の研究開発の現況報告や専門家による研究内容の説明など大変勉強になりました。さて、その次が問題です。私はこの会議に出席していましたので全体像が分りましたし、分らない部分は自分で勉強して補うことで私なりに「未来エネルギー研究機関」の意味やその姿を描くことができたのですが、さて、これをより広く市民の皆さんに分り易く説明するにはどうすれば良いのか。その説明を市民の皆さん向けに書きたい気持、そして書かなくてはいけないという義務感だけは私にもあるのですが、何せ時間がありません。研究会参加の皆さんも似たり寄ったり、という時点で『水素エコノミー』が出版されたのです。しかも、何故、今、私たちが「未来エネルギー研究機関」を立地誘導しようとしているのか、原点からの詳しい説明になっているではありませんか。

大分前置きが長くなりました。いよいよ内容なのですが、「エントロピー」等と言った、説明が必要な概念も出てきますのでこれまた長くなりそうです。メルマガには、ハードコピーの出版物におけるページに相当する概念がないといえばないのですが、とは言え、余り長くはできません。と言うことで、是非、次回をお楽しみに。もっとも、これだけ前口上を申し上げてしまったのですから、内容の要約を読む前に本屋に走った方が早いかも知れません。

「本屋に走った方が早いかも」と書きましたが、それは2003年の話です。今は恐らく簡単には手に入らないかもしれませんので、アマゾンの方が早いでしょう。

炎暑とともに豪雨も各地を襲っています。コロナについてもまだ油断はできません。皆様、くれぐれも御自愛下さい。

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[2022/8/10 イライザ]

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2022年8月 9日 (火)

万年筆の手入れ

万年筆の手入れ

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万年筆を使うことも少なくなってきているのですが、それでも、大切な手紙とか文書には欠かせません。とは言え、古くなってきていますので、インク漏れがしたりしてきます。特に真ん中の物は、50年前から使っています。

昔は、銀座にあるモンブランの三階に修理専門の受付があって、待っている間にインク漏れの原因を調べて、対応してくれていました。

最近は、万年筆を使う人の減ったのが大きな理由だと思いますが、この修理所は閉じてしまいました。国内のどこかにある修理所まで送って修理して貰うシステムになったようで、とにかく時間が掛かります。そして費用もばかになりません。

近い内に修理には出そうと考えているのですが、当面、インクが漏れて始末に負えない万年筆を分解して水洗いしました。

Photo_20220808220301

根本的な対策ではないので、いずれインク漏れはするでしょうが、気休めとしての水洗いでした。そして、そもそも長く使わないときにはインクを抜いておくとか、水洗いをするといった手入れを頻繁にしていれば、インク漏れもなかったのかもしれません。

炎暑とともに豪雨も各地を襲っています。コロナについてもまだ油断はできないようです。皆様、くれぐれも御自愛下さい。

 それでは今日が、皆さんにとって素晴らしい一日でありますよう。

[2022/8/9 イライザ]

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2022年8月 8日 (月)

三代目の庭園灯です

三代目の庭園灯です

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三代目の庭園灯に灯が点りました。一代目が2018年の5月ですから、もう4年以上経っています。4年前のリポートです。そして一代目の庭園灯はこちらです。

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いくつかの庭園灯が壊れて、二代目を導入しました。その経緯はこちらです。そして二代目の庭園灯です。

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充電式の電池もそろそろ交換の時期ですので、それも併せて三代目を設置、今夜は三代が揃って、4年前と同じくらい美しく安定した光が届いています。

 

炎暑とともに豪雨も各地を襲っています。コロナについても広島県では、過去最多の感染者が出ています。皆様、くれぐれも御自愛下さい。

 それでは今日が、皆さんにとって素晴らしい一日でありますよう。

[2022/8/8 イライザ]

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2022年8月 7日 (日)

『日本の選択』(森嶋通夫氏の無条件降伏論)を読んでいます

『日本の選択』(森嶋通夫氏の無条件降伏論)を読んでいます

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ウクライナ戦争による悲惨な声や映像が「リアル・タイム」で伝えられていることで、私たちは大きなショックを受けています。子どもたち、女性、そして老人の死を目の前で見せられ、住宅や学校、病院やショッピング・センターがミサイルや爆弾の標的になっている様子が毎日届くのですから当然です。ウクライナの人々が避難民となって自分の国を離れる悲劇も胸を打ちます。

そして連日伝えられる衝撃的な報道から、私たちは戦争の全てを知っていると結論付けてしまうことにもなり兼ねません。民心扇動政治家たちは、このような同情心が作る心の隙間に入り込み、フェーク・ニュースや危険なシナリオを吹き込んでいます。

戦争を知らない世代に拙速な議論を吹き込み、誤った結論を流布しているのです。「核共有」、「敵基地攻撃能力」、「日本を強い国にする」、軍事費の「倍増」、改憲による戦争と軍隊の「合憲化」等です。

それに対する反論は様々な形でできるのですが、8月6日を機に、経済学者、森嶋通夫氏の名著『日本の選択』を読んでいます。昭和の名著の中でも特筆に値する一書です。このブログでも西日本豪雨の後、防衛省を防災省に看板替えするようにという論考中に紹介していますが、皆さんにも是非、読んで頂ければと思います。気分が爽快になること請け合いです。

《概要》

森嶋通夫氏は、1923年に生まれ、2004年に亡くなりましたが、晩年は1988年の定年まで、世界的に有名なロンドン・スクール・オブ・エコノミクス (LSEと略されることが多い) の教授として「レオン・ワルラス、カール・マルクス、デヴィッド・リカード等の理論の動学的定式化に業績を残している」のですが、世俗的にはノーベル経済学賞の候補として何度も名前が挙っていたことでも知られています。

『日本の選択』は、1978年9月に森嶋氏がロンドンから東京に帰る日航機の中で読んだ関嘉彦氏 (早大客員教授) のエッセイを読んでショックを受け、その反論として翌1979年に北海道新聞に書いた反論が元になっています。

それに対する関氏の再反論、さらには、この論争に加わった猪木正道、福田恆存氏とのやり取りも採録されています。森嶋氏の立派なところは、自らの主張に批判的な関、猪木、福田という三氏の言い分もきちんと取り上げて、真正面からの論争にしていることです。ラベル張りもされていますし、福田氏からは「大嘘つき」とまで言われながら相手が逃げられないようなリングに引っ張り出した上で、胸の空くような論破をしています。その力量とフェアな態度には、ただただ感心するばかりです。

ごく簡潔に森嶋氏の主張をまとめておきましょう。

森嶋氏が展開する「国防論」は、関氏が「ハードウェア」つまり、軍備を主軸に論じているのに対して、「ソフトウェア」つまり非軍事の外交、経済、文化、そして明示的には示していませんが、災害救助等を中心にした国防論です。

 さらに、自分の主張通りのシナリオにならなかった場合、つまり「最悪のシナリオ」ではどう対処すべきなのかという点を、議論の大切な一部として取り上げていることからも説得力が抜群に増しています。

 少しセンセーショナルに、森嶋氏の「Worst Case Scenario」をまとめると、もしソ連軍が日本に攻め入って来たら、毅然とそして冷静に降伏して被害を最小限にした上で、ソ連の占領下でも日本社会の強みを生かした、許容範囲の社会を作るということです。もしそうしなければ失われるであろう数十万から数百万の生命を考え、国土の荒廃や財産の逸失を考えると、より損失の少ない選択肢を選ぶべきだ、という結論です。

  

炎暑とともに豪雨も各地を襲っています。皆様、くれぐれも御自愛下さい。

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[2022/8/7 イライザ]

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2022年8月 6日 (土)

8月6日に総理 (市長) がなすべきだったこと

86日に総理 (市長) がなすべきだったこと

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被爆77周年の今日、亡くなられた被爆者の皆さんに心から哀悼の誠を捧げます。そして核なき世界を実現するために、全力を尽くすことを改めて誓います。

広島市が、今日の記念式典に他国の大使は招待しているにもかかわらず、ロシア大使を招待しなかったことをニュースで知って驚いています。広島市が独自にこのような判断を下すとは考えられませんので、外務省またはもっと上の指示だと思われます。

ウクライナ情勢が緊迫度を増す中、平和的解決に至る可能性を摘んでしまったことが誠に残念です。

岸田総理 (あるいは広島市長なのですが、以下、「市長」とは言及しません。「市長」を補って読んで下さい。) がなすべきだったことは簡単です。

核保有国の駐日大使を招待して、総理自ら資料館を案内し、被爆者の被爆証言をともに聞く機会を作るべきだったのです。もちろん、ロシア大使もその中の一人として招待すべきだったのです。

さらに、被爆証言の後、核保有国の大使たちに、「これを見て、貴国が核兵器を他国に先んじて使うべきだと、貴国の大統領 (あるいは首相) に進言しますか?」と問い掛けるのです。それに対して、「もちろんそうする」と言える大使はいないでしょう。そこで、「では、核の先制不使用に賛成して貰えますよね」と畳み込むのです。

「もちろんそうする」と答える大使はいないかもしれません。「本国に伝える」くらいが関の山かもしれません。しかし、それでもこのようなイニシャティブは重要です。

仮にプーチン大統領が、振り挙げた拳をどこかで下したいと考えているとすれば、この機会に乗じて「ヒロシマの悲劇を目の前にして、核による解決を避けることにした」と言っても、面子を失うことにはならないでしょう。それがヒロシマの力です。

あるいは、アメリカがロシアに対して、「今の状況で核は使うべきではないことを広島で学んだ。核の先制不使用を約束するからロシアも同調して欲しい」と提案することも可能です。これもヒロシマの力があってこそ意味のある提案です。

こんなシナリオ通りには行かないかもしれません。しかし、最低限、日本や広島市の誠意は伝わりますし、それがどのような連鎖で次の平和的解決への努力につながるかは分りません。

事は、核戦争の回避ですし、人類滅亡から人類を守ることです。どんな可能性でも試してみるくらいの決意が必要なことは、言われなくても分って欲しいのですが――。

  

炎暑とともに豪雨も各地を襲っています。皆様、くれぐれも御自愛下さい。

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[2022/8/6 イライザ]

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2022年8月 3日 (水)

勉強してから出席すべきだったNPT再検討会議

勉強してから出席すべきだったNPT再検討会議

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官邸公表の写真

どのような条約もそうなのですが、我が国が批准した条約は誠実に遵守しなくてはなりません (憲法99条第2)。さらに、ここで条約の遵守義務を定めている我が国憲法を、総理大臣や国会議員が遵守しなくてはならないという義務も明確に示されています (99条第1)

そして、「再検討会議」とは、条約の運用について批准国が検討をする場です。「運用」とは、条約の条文がどのように実行されているのかという意味です。

中でも、重要なのは第6条なのですが、核保有国、そして日本のような核依存国は長い間、この「誠実な交渉義務」を無視してきました。まず第6条をお浚いしておきましょう。

第六条

各締約国は、核軍備競争の早期の停止及び核軍備の縮小に関する効果的な措置につき、並びに厳重かつ効果的な国際管理の下における全面的かつ完全な軍備縮小に関する条約について、誠実に交渉を行うことを約束する。

簡単に言ってしまえば、核保有国も含めて締約国は、「核兵器禁止条約」を作るための交渉をしなくてはならない義務を負っているのです。しかし、核保有国はその義務を果たさなかったのです。この点については、苦り切ったマーシャル諸島共和国が、2014年に核保有9か国を「条約違反」の廉で、国際司法裁判所に提訴したことからもはっきりしています。(この提訴は管轄権を理由に却下されましたが、裁判記録を読むと、「理由」の酷さに憤りを感じるほどです。)

核保有国がその責任を果そうとしない頑なな姿勢に業を煮やして、「志を同じくする」非核保有国が市民社会と協力して作ったのが、「核兵器禁止条約」です。核保有国・核依存国は第6条違反を認め、謙虚に非核保有国有志に感謝の気持を表明することくらいしなければ罰が当たります。

唯一の戦争被爆国の総理大臣、しかも爆心地も原爆ドームもその選挙区内にある岸田総理大臣がNPTの再検討会議に参加するのであれば、まず条文を読み理解し、課されている義務を我が国が果たしているのかを謙虚に、かつ客観的に検証し、その結果として次に何をしなくてはならないのかを、選挙区の歴史的使命と重ね合わせてからにすべきではなかったかと、感じています。

「ヒロシマ」という名前を、疎かに使ってはなりません。

 

炎暑とともに豪雨も各地を襲っています。皆様、くれぐれも御自愛下さい。

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2022年8月 2日 (火)

戦没者慰霊碑の清掃

戦没者慰霊碑の清掃

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全作業が終っての記念撮影です。皆さん一汗かいた後の清々しい顔をしています。全員が老人会のメンバーではなく、若いボランティアの助っ人も数人混じっています。もちろん、後ろにあるのが慰霊碑です。

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作業中の写真です。この左側に慰霊碑があるのですが、その上段でも作業が続いていますし、反対側も草茫々でしたので、大体四手か五手に分かれて熱心に草刈り草抜き、ゴミ集め等をしました。暑さも加わって結構疲れます。

Photo_20220801213002

当然、休憩時間は大切なのですが、遠景で車座になってお喋りをしているのが女性陣です。そして男性陣は、みな同じ方向を見て特にお喋りをする訳でもなく座っています。この写真のお題は「昭和」です。

 

炎暑とともに豪雨も各地を襲っています。さらに台風まで発生しています。皆様、くれぐれも御自愛下さい。

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[2022/8/2 イライザ]

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2022年8月 1日 (月)

ブログを再開しました

ブログを再開しました

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今日、81日は毎年恒例の、町内にある戦没者慰霊碑の清掃日です。主催は老人会で慰霊碑周辺の草刈りや清掃をします。刈り払い機は必要ないようなのですが、植木鋏と鎌には出番があります。

再開はしましたが、毎日アップするのではなく気が向いたときにブログを書く積りです。精神的負担を軽く住るためです。そして、トピックも身辺雑事が中心です。とは言え、あまりプライベートなことまで書く積りはありません。中途半端なブログになりますが、お付き合い頂ければ幸いです。

炎暑とともに豪雨も各地を襲っています。さらに台風まで発生しています。皆様、くれぐれも御自愛下さい。

それでは今日が、皆さんにとって素晴らしい一日でありますよう。

[2022/8/1 イライザ]

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