広島市出身の総理大臣ナンバー・ワン
広島市出身の総理大臣ナンバー・ワン
済みません。これが、タイトルの「広島市出身総理大臣ナンバー・ワン」ではありません。とても説得力のある絵を、「およぐちゃん」がツイッターにアップして下さいましたので、お願いして転載させて頂きました。「若者を戦場に送るな」がメッセージです。
戦後長い間、学校の先生方が「再び教え子を戦場に送ってはならない」という反省を込めたメッセージを送り続けていたのですが、その一般化としての「若者」です。残念なことに、責任ある大人たちからこの言葉が消えてからかなりの時が経ちました。
今回の選挙では、軍事費の倍増や「核共有」、「敵基地攻撃能力」といった戦争への道が公然と語られていますので、その結果、犠牲にされる「若者」に焦点を合わせる必要が出てきたのです。
さて「広島市出身の総理大臣ナンバー・ワン」ですが、「広島市出身の最初の総理大臣」という意味です。それは加藤友三郎総理なのですが、その前に、「広島」の意味を改めて考えてみましょう。
6月3日には、暑い中、社民党副党首の大椿ゆうこさんと一緒に、本通り電停の叶や前で街宣をしました。大椿さんが強調したことの一つは、今我が国が直面している大問題についての解決策を、われらが広電、広島電鉄がもう10年以上前から、「実行」していることでした。
それは、「非正規雇用」を止めて、「正規雇用」に転換することです。詳しくは、大椿候補自身が、ツイッターに投稿していますので、大椿さん自身の声でお聞きください。
日頃、広島という都市が経営や労働という分野でのリーダー役を担っていることはあまり報道されないのですが、広電モデルは、日本全体が真似してもおかしくないものなのではないでしょうか。
そして、広島市出身の総理大臣ナンバー・ワンだった加藤友三郎さんは軍縮と平和の面でリーダーシップを発揮しました。彼は、ちょうど100年前の1922年6月に総理大臣に就任し、翌1923年9月に亡くなるまで総理大臣を務めました。
彼の最大の貢献は、ワシントンで開催された軍縮会議に日本の全権代表として参加し、反対する軍部を抑えて、英・米・日の間の海軍艦艇の上限を10:10:6という割合で決めることで軍拡競争にピリオドを打ったことです。それは、総理就任以前、海軍大臣という立場での仕事として始まりました。我が国の近代の歴史の中で、ごく短期間でしたが、「軍縮」を実現した総理大臣なのです。
事実、加藤総理亡き後、我が国は一挙に「軍拡」そして戦争への道を突進して行ったのです。歴史を学ぶときに加藤総理の業績があまり表に出てこないのは、結局、日本の歴史を戦争の面からしか見ていない言論界の限界を示していることになりそうです。
そして、広島一区から選出されている岸田総理が、加藤総理とは正反対の「軍事費倍増」を自らのアイデンティティーとして打ち出し、憲法改正を積極的に進めようとしているのは、加藤総理時代の広島のメッセージが全く生きていないことを示しています。行き着く先は、かつての歴史から学ぶのであれば「戦争への道」です。
原爆と広島という結び付きは誰もが知っている広島のアイデンティティーですが、より広い立場の軍縮や平和の取り組みにも、広島モデルが登場し、歴史的役割を果してきていたのです。今回の参議院選挙で、その伝統を復活させるために、自民・公明・維新といった好戦的な立場の政党ではなく、平和を頑固に守る続ける社民党への支持が必須です。
炎暑が続いています。皆様、くれぐれも御自愛下さい。
なお関連の動画は、ホームページやYouTube公式チャンネルを御覧下さい。
https://www.youtube.com/channel/UCNOCvMp5EfcUTqCYU6jgf0Q/videos
また、今後の予定等については、ツイッターを御覧頂ければ幸いです。
ツイッター https://twitter.com/akiba2040
それでは今日が、皆さんにとって素晴らしい一日でありますよう。
[2022/7/4 イライザ]
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