参院選初日、素晴らしいお知らせです
参院選初日、素晴らしいお知らせです
ウィーンから帰ってすぐ、参議院選挙の告示と運動が始まります。ウィーンでは短い時間でしたが、温故知新の言葉通り、昔からの友人に再開し新たな出会いもありました。
そんな中、特筆しなくてはならないのがスコットランドの動きです。核廃絶運動のために昔から共同戦線を張ってきたスコットランド議会の議員、ビル・キッドからのニュースなのですが、これを聞いただけで今回ウィーンまでやって来た甲斐があったと思えるほどでした。
来年、つまり2023年の10月に、スコットランドは独立をする、しかも核兵器を持たない国として新たな出発をするというニュースです。
素晴らしいニュースだったので先走りをしてしまいましたが、2023年10月に、住民投票を行って、スコットランドが独立するのかどうかが決まるのです。独立が決まれば、2、3年に内にスコットランドには核兵器がなくなるという、具体的な計画なつているとのことでした。
スコットランドと日本を比較すると、ウクライナからの距離ではスコットランドの方がはるかに近いところに位置していますし、イギリスはNATOの主要メンバーです。ウクライナの戦争を日本とは比べ物にならないくらい身近に感じているスコットランドが、核兵器廃絶のための住民投票をするのは、世界全体の価値観の反映としか考えられません。
ウクライナ戦争を口実にして「核共有」とか「核武装」と言い出している政治家たちが如何に世界の情勢に疎いのかを示す好例です。日本こそ、スコットランド以上に世界の核兵器廃絶のために汗を流して当然なのです。
被爆者のメッセージが、このような形で世界を動かしている今、参議院選挙でも、私たちが被爆者の思いを一票に託する意味が明らかになったのではないでしょうか。
それでは今日が、皆さんにとって素晴らしい一日でありますよう。
[2022/6/22 イライザ]
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