ポルトガル青年二人との出会い
ポルトガル青年二人との出会い
Nuclear Ban Forumの会場前で、自転車ツアーに参加する人たちの見送りをしようと待機していた時でした。青年二人から、「スピーカーと名札に書いてあるけど何を話すんですか?」と話し掛けられました。市民社会フォーラムの参加者だと思い込んでいたので、「もう、北東アジア非核地帯条約と北東アジアの核情勢というテーマで昨日話は終ったけど」と答えたのですが、なんだか腑に落ちない様子。そもそも「非核兵器地帯」などという言葉を知らないのかなと気付いたので、どこから来たのかとこちらから問いかけてみました。
少しやり取りをすると、通り掛かりのポルトガルの青年たちで、ポルトガルでは核兵器についての関心があまり高くないこと、自分たちも平均的なところかな、という感じでした。
チョット挑発的に、「核兵器を持たない国が、核兵器について関心を持たないと、核を持っている国の言いなりになってしまうのでは?」と水を向けると、ウクライナで核を使うかもしれないプーチン大統領の話になり、後は、このブログで書き続けてきたいくつかの点を指摘しました。特に、ウクライナと広島・長崎との違いとして「リアルル・タイム」で戦争を見、そして感じているかどうかが重要であることにも注意を喚起しました。
かつて、ポルトガル領だったブラジルが中心的役割を果したトラテロルコ条約についても話をしたのですが、こう書いてくると長い間の会話でもおかしくはない内容です。でも実際は5分足らず、「こんなに関心があるのだから、ポルトガルでも核兵器について何か始めてみたら」と提案すると、「考えて見る」という返事でした。
見ず知らずの私の話をこんなに素直に聞いて貰って、かなり暑くなってきてはいるものの風の爽やかくウィーンでのエピソードとして、「You, guys, have made my day!」(お蔭で良い一日になった!)と言いたい気持です。
それでは今日が、皆さんにとって素晴らしい一日でありますよう。
[2022/6/19 イライザ]
[お願い]
文章の下の《広島ブログ》というバナーを一日一度クリックして下さい。
« ウィーンでのパネル・ディスカッションです | トップページ | 参院選初日、素晴らしいお知らせです »
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 参院選初日、盛り上がりました(2022.06.23)
- 参院選初日、素晴らしいお知らせです(2022.06.22)
- ポルトガル青年二人との出会い(2022.06.20)
- ウィーンでのパネル・ディスカッションです(2022.06.19)
- 成田を立って、今、ヘルシンキです(2022.06.17)
「言葉」カテゴリの記事
- 沖縄慰霊の日のアピールと「夫婦選対」(2022.06.24)
- ポルトガル青年二人との出会い(2022.06.20)
- 非暴力社会を目指す(2022.06.13)
- 「雨にも負けず」(2022.06.12)
- 「ヒロシマの心」とは(2022.06.11)
「平和」カテゴリの記事
- 沖縄慰霊の日のアピールと「夫婦選対」(2022.06.24)
- 参院選初日、盛り上がりました(2022.06.23)
- 参院選初日、素晴らしいお知らせです(2022.06.22)
- ポルトガル青年二人との出会い(2022.06.20)
- ウィーンでのパネル・ディスカッションです(2022.06.19)
「アメリカ」カテゴリの記事
- ポルトガル青年二人との出会い(2022.06.20)
- ウィーンに行ってきます(2022.06.16)
- 新宿駅西口地下広場での街頭演説(2022.06.09)
- 千葉でのミニ選対会議(2022.06.08)
- アキバ・ウィークリー ――週一のFax報告から始めました―― (2022.06.04)
「ウクライナ」カテゴリの記事
- 参院選初日、素晴らしいお知らせです(2022.06.22)
- ポルトガル青年二人との出会い(2022.06.20)
- ウィーンでのパネル・ディスカッションです(2022.06.19)
- ウィーンに行ってきます(2022.06.16)
- 新宿西口地下広場での演説(2022.06.09)
「ロシア」カテゴリの記事
- ポルトガル青年二人との出会い(2022.06.20)
- ウィーンでのパネル・ディスカッションです(2022.06.19)
- ウィーンに行ってきます(2022.06.16)
- 新宿駅西口地下広場での街頭演説(2022.06.09)
- アメリカ大使館からの返事 ――他の国からの返事はまだありません―― (2022.06.01)
「核兵器」カテゴリの記事
- 参院選初日、盛り上がりました(2022.06.23)
- 参院選初日、素晴らしいお知らせです(2022.06.22)
- ポルトガル青年二人との出会い(2022.06.20)
- ウィーンでのパネル・ディスカッションです(2022.06.19)
- 成田を立って、今、ヘルシンキです(2022.06.17)
最近のコメント