「尾木ママ」との対談の後編が出版されました ――Meishaミーティングの2回目もオンラインで開催――
「尾木ママ」との対談の後編が出版されました
――Meishaミーティングの2回目もオンラインで開催――
教育評論家で、自他ともに「子どもの声の代弁者」として認められている尾木直樹さんとの対談ですが、前半は、2月に二回にわたって報告しています。こちらが一回目と、こちらの二回目です。今回は、その後編が出版されました。
今回のテーマは、「子どもに寄り添うこと」、「「いじめ」問題と平和教育」そして「子どもたち主体の教育アプローチ」です。
尾木ママと私の対談を直接読んでみたいという方がいらっしゃれば、手持ちの部数に限りがありますので先着3名の方に、春号をお送りします。コメント欄に住所と氏名を書き込んでください。もちろん、公開はしません。
さて、オンラインで開かれた、「Meishaミーティング」では、「明るい社会づくり運動」(略して「明社」)の今後について話し合いました。「今後」を今、取り上げる必要性は、多くのNPOが直面している課題と共通の課題を明社も抱えているからです。
一つは、明社の目的や活動内容を今の時点で点検して、これからの明社の姿をより明確に描き直す時が来ているのではないかという点です。その背景には、参加者が高齢化していて、どうしたらもっと多くの若者に参加して貰えるのか、という問題意識もあります。それと密接に関わっているのが活動資金をどのようにより効率的に集めるのか、という課題です。それに関連するのが、資金的にも支援して貰っている協力団体である立正佼成会との関係を進化させることです。明社の提唱者である庭野日敬師の設立の趣旨を生かしながら連携して行くことは自然なのですが、資金面も含めてより独立性を高めて、明社の新たなアイデンティティーを確立し他のボランティア団体や行政との協働がし易いような形を作ることも大切なのです。
こうしたことを議論するために、今日は約2時間、50名ほどのメンバーがオンラインで話し合いをしました。特に地域で活動している人たちが中心になりましたが、日頃からの素晴らしい実践の数々に触れることができて、新たなエネルギーを貰いました。
それにしても、異口同音に語られたのが、コロナによって活動が中断されたことです。明社の活動の典型的なものは、地域毎に集って、公園とか多くの人たちが使う施設等の清掃活動なのですが、屋外での行動とは言え、多くの人が集まるという「密」の一つになりますので、清掃活動も控えているところがほとんどだったのです。
でもそんな中でも、「個人」で清掃活動を続けていらっしゃる方も多いという報告があり、頭が下がりました。
伺った全ての活動を報告したい気持ちはやまやまなのですが、一つだけ取り上げると、奈良県の橿原市の明社の活動です。三つの主な活動があるとのことなのですが、一つは講演会の開催です。30年にわたって年一回、続けて来た講演会は当初の「子育て中のお母さんたち」のためのものから、「明るい社会を作る」ための講演会とテーマを変え、毎年、100人ほどの人を対象に開催してきたとのことでした。市長や社会福祉協議会からの挨拶もあり、地域にしっかり根付いた行事になっているようでした。
二つ目は、橿原神宮の清掃作業です。こちらは20年ほど続いている活動で、初詣に訪れる人たちのために12月中頃に行っているとのことでしたが、市のボランティア活動連絡会の仲間である高校の先生方との交流の中で、2021年には200人の生徒や先生のボランティアも加わっての活動になったとのことでした。
また、浄瑠璃で良く知られている壺阪の養護盲老人ホーム慈母園との交流も30年近く続けてきているとのことでした。
最後に、今回の皆さんの活動を聞きながら感じたのは、話をされているお一人お一人の優しい声であり、語り口の穏やかさ、そして謙虚さでした。明社の魅力は何かという問いも、今日のミーティングでは出てきたのですが、私の答は、今日お話を伺ったお一人お一人の声、姿、そしてこれまでのボランティア活動です。
[2022/4/25 イライザ]
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