日本国民、そして日本政府の役割は益々重要です ――国際連盟脱退時と、瓜二つの状況だからです――
日本国民、そして日本政府の役割は益々重要です
――国際連盟脱退時と、瓜二つの状況だからです――
昨日は、英語版のできたことをお知らせしましたが、その時点で署名して下さったのは300人を少し超える方々でした。現在、3月3日の午後11時ですが、3万人を超える皆さんに署名して頂きました。有難う御座います。
そして、国連でもロシアを非難し、ウクライナからの即時撤退を求める決議案が141カ国の賛成で採択されました。反対はロシアなど5カ国です。
これは大歓迎すべき前向きの動きです。でもこの結果を知って、実は日本も同じ道を辿って来たことを思い出しました。我が国の歴史からの教訓を生かせることも重要です。
2月25日の東京朝日新聞(public domain)
国際連盟脱退については、小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)の荒井信一氏による記述が短く分かり易いので、以下、それを掲げます。
1933年(昭和8)3月27日、リットン報告書の採択に反対して、日本が正式に国際連盟脱退を通告したことをいう。1931年の満州事変に際し、国際連盟はリットン調査団を現地に派遣、その報告書は32年10月公表された。内容は日本に対し妥協的なものであったが、日本の軍事行動を正当と認めず、また満州国が傀儡(かいらい)国家であることを事実上認めるものであった。そのため日本側の強い反発を招き、国内でも陸軍や右翼を中心に連盟脱退論がおこり、財界の一部もこれに同調した。12月の連盟総会では日中両国の意見が激しく対立し、両国を除く十九人委員会に問題が付託された。同委員会の報告書は、リットン報告書の採択と満州国不承認を盛り込んだものであり、2月24日の連盟総会は44か国中42か国の賛成(日本反対、シャム棄権)でそれを採択したので、日本全権松岡洋右(ようすけ)はこれに抗議して退場した。連盟脱退により日本は孤立の道を歩むことになった。
その後、太平洋戦争を経て、広島・長崎の原爆投下があり日本が無条件降伏する結果になりました。
プーチン大統領に対して、日本と同じ轍を踏むなと説得できるのは私たち日本の全ての市民であり、私たちの代表である日本政府、中でも岸田総理しかいないのです。
このメッセージもプーチン大統領に届けたいと思いますし、岸田総理の英断にも期待しています。
[2022/3/3 イライザ]
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