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2022年2月 7日 (月)

オミクロン株の特徴を踏まえた効果的な対策 ――分科会も真面目に仕事をして下さい――

オミクロン株の特徴を踏まえた効果的な対策

――分科会も真面目に仕事をして下さい――

 

何度も聞き飽きた、「オミクロン株の特徴を踏まえた効果的な対策」についてですが、4日に発表された分科会の方針では、例えばこんな下りがあります。

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「オミクロン株の特徴を踏まえた対策を効果的に進めるためには、実際に発生しているクラスターを分析し、その特徴を踏まえることが不可欠である。」

揚げ足取りになるかもしれませんが、「クラスターの分析」のところを飛ばして読むと、「オミクロン株の特徴を踏まえた対策を効果的に進めるためには、その特徴を踏まえることが不可欠である。」になりますし、飛ばしたところは、感染しているところを分析することが大切だということですから、同語反復だといわれても仕方がありません。

さらに、クラスターの分析をした後の対策を読んでみると、素人でも考えつくような一般的なことの羅列で、「効果的」と謳っているにしては余りにも総花的で説得力がありません。

さて、発表された文書の最後の結論部分ですが、次の通りです。

「オミクロン株については、このほかにも、濃厚接触者の取扱い(隔離の在り方)、陽性者の取扱い(隔離、入院、退院の在り方)、検査の在り方、重症化リスクの高い住民を守るための保健医療提供リソースの配分の在り方等の課題があるが、これらについても、速やかに検討し、適切に対応されることが期待される。」

「速やかに検討し、適切に対応されることが期待される」とは、まるで他人事ですね。自分たちが検討をし、適切な対応を提案しないで誰がそれをするというのでしょうか。しかも、ここで検討と対応の対象になっているのは、感染に関わるすべての分野ではありませんか。

専門家やそれに類する政府関係の権威付けのための機関の発言が如何におかしいのかは、昨年4月11日から一月ほど、説明してきました。改めてその時の記事と「工場長」さんその他の方々のコメントともにお読み頂ければと思います。

しかしながら、その時以来何の反省もなく同じ愚かさで、政府の愚策を支え続けていることには (愚かな「専門家」の提案をそのまま採用すれば、「愚策」になるのは当然で、これも同語反復です) 呆れて物も言えないのですが、せめて、もう少し踏み込んだ提案をして貰えないものでしょうか。

例えば、全般的に対策が緩んできている傾向のあることは読み取れますので、ここで思い切り一週間は、ゴールデンウイークが早く来たと思って、全ての活動の自粛をするくらいの対策を講じようといった提言はできないものでしょうか。

[2022/2/7 イライザ]

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