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2022年2月

2022年2月28日 (月)

親友の80歳誕生日 ――お祝いのビデオを送りました――

親友の80歳誕生日

――お祝いのビデオを送りました――

 親友のM君が、とは言えアメリカ人ですので通常はファースト・ネームですが、3月に80歳の誕生日を迎えます。娘のCさんから、友人知人たちに作成して貰ったビデオを集めて、サプライズ・ギフトを作りたいというメールが来ました。[という訳で、この記事については口外なさらないで下さい。念のためお願いです。]ウクライナ情勢について、取材を受けたり考えをまとめて発表可能な論考を作りながら、ビデオを撮影して娘さんに送りました。長さは90秒です。

Joe   

彼は長くバーモント州の住んでいるのですが、ボストンに住んでいた時には家族で頻繁にM家を訪ねていましたので、息子にもビデオを作って貰いました。彼は、M家の庭で遊んだこと、そしてM君のユーモアのセンスについての思い出を短く語ってくれました。

 私は、半世紀以上にわたる友情に感謝することから始めて、様々な場面で彼が新しい世界を紹介してくれたことに感謝しました。最初は1968年、大学院に入ってすぐ数学科の3時のお茶の時間に彼が声をかけてくれたことでした。その次の年にはベトナム戦争反対の集会で、彼が後に結婚したJさんに出会ったこと、また、私の核廃絶運動に常に理解を示してくれて、大変な時には激励をしてくれたことについても感謝の意を表しました。

 2009年には夫婦で広島を訪問してくれたことも懐かしい思い出ですし、現在は数学や科学についての何冊もの本の著者として売れっ子になっている彼が、最近は、核廃絶についても書き始めてくれて、私にも書く場を提供してくれていることにも当然お礼を言いました。

 最後のこれからの20年、私たちが100歳になるまで、友情がさらに発展し輝くであろうことを祈ってビデオを終えました。私も今年80歳になるとは感覚的に信じられませんので、100歳までの予言が現実になる可能性もあり得ます。

 [2022/2/28 イライザ]

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2022年2月27日 (日)

プーチン大統領への抗議文の草稿です―― 広島の原水禁に提案する予定です

プーチン大統領への抗議文の草稿です

--広島の原水禁に提案する予定です――

 

抗議文

()

ロシア大統領ウラジミール・プーチン殿

――核兵器の使用は国際法違反、そして人類全体の否定です――

 今回の世界的危機に際しての貴殿の発言が、報道されています。

 テレビ演説で「外部からの邪魔を試みようとする者は誰であれ、そうすれば歴史上で類を見ないほど大きな結果に直面するだろう」と語り、核兵器の使用も辞さない構えを再び示唆した。

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核を使用するという脅しをかけることは、明確に国際法違反です。1996年の国際司法裁判所の勧告的意見でも、次のように述べられています。

 以上のことから、核兵器の威嚇または使用は武力紛争に適用される国際法の規則、特に国際人道法上の原則・規則に一般的には違反するであろう。しかし、国際法の現状や裁判所が確認した事実に照らすと、国家の存亡そのものが危険にさらされるような、自衛の極端な状況(extreme circumstance of self-defence)における、核兵器の威嚇または使用が合法であるか違法であるかについて裁判所は最終的な結論を下すことができない。

 例外規定としての「自衛の極端な状況」に当てはまらないことは、貴殿も含めて誰にとっても明らかですから、「国際法違反」は疑う余地がありません。

 それ以上に、核兵器禁止条約では、「核を使うぞと脅すこと」は禁止されています。さらに13日の、「核戦争を防ぎ軍拡競争を避けることについての核保有5か国首脳による共同声明」では、わざわざ「5か国は、それぞれの国の保有する核兵器が相手国に対して、また他のどの国に対しても向けられていないことを再確認した」とまで言っているのですから、貴殿ならびにロシアは自らの言葉を守らなくてはなりません。

 しかし、貴殿だけが非難に値する訳ではありません。イギリスのメイ首相は、2016年、議会で他国に対して核を使うと明言したように、米英仏という核保有国も核の使用には躊躇していないのです。

 スコットランド国民党のジョージ・ケレバン議員の質問、「メイ首相は自ら、10万人の罪のない男女や子どもの命を奪う核兵器の使用を許可する覚悟があるのか」に対して、メイ首相は、まず、躊躇することもなく「Yes」と言ったのです。

 核保有国がこのように、核兵器の使用に「前向き」なのは、核兵器が使われたとき、どのように事態か起こるのかについての無知が原因だからだとしか考えられません。

 しかし、広島・長崎の被爆者そして市民は、自らの経験としてその悲惨さそして非人道性を知っています。だからこそ私たちは、どのような理由であれ、核兵器を人間に対して、あるいは地球上で使ってはならないことを言い続けてきました。

 そして、「万一」貴殿が核兵器を使ったとすると、その結果起きる「生き地獄」は、インターネットとドローンを通じて世界の人々が目の当たりにすることになります。

 それは、数十億の人々が広島・長崎で実際に起きた生き地獄を、大きな画面で長時間にわたって見続けることを意味します。その人々がどのような反応を示すのか、少しでも想像力が残っているのなら考えてみて下さい。

 録画され編集された映像と人々の阿鼻叫喚は、未来永劫に「貴殿」のしたこと、「ロシア」のしたこととして永遠に語り続けられます。

 貴殿の言葉「歴史上で類を見ないほど大きな結果」として、貴殿ならびにロシアが未来永劫、人類全体から蔑まれ、厭われ、共存したくない存在としての烙印を押されることになるはずです。

 広島・長崎を知っている私たちは、ロシアがそのような存在になることを望んではいません。それ以上に、一人たりとも広島・長崎の被爆者と同じ思いをすることになってはいけことを声に大にして叫びます。

 核兵器の使用はしない、人類の一員としての最低限の責任を果すと、直ちに言明して下さい。

 「こんな思いは他の誰にもさせてはならない」と叫び続け亡くなった多くの被爆者、そして今も、その思いを叫び続けている被爆者とともに、貴殿の決断を待っています。

***********************************

 この抗議の是非について、また草稿への修正や加筆等の提案をお願いします。

 [2022/2/27 イライザ]

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2022年2月26日 (土)

ロシアに核を使わせてはいけません ――岸田総理、すぐモスクワに飛んで下さい――

ロシアに核を使わせてはいけません

――岸田総理、すぐモスクワに飛んで下さい――

 

ウクライナ情勢が緊迫してきました。中でも特に注目しなくてはならないのが、プーチン大統領の核を使用するぞという脅しです。

 例えば、電子版の中日スポーツでは、次のように報じています。

 テレビ演説で「外部からの邪魔を試みようとする者は誰であれ、そうすれば歴史上で類を見ないほど大きな結果に直面するだろう」と語り、核兵器の使用も辞さない構えを再び示唆した。

 核を使用するという脅しをかけることは、明確に国際法違反です。1996年の国際司法裁判所の勧告的意見でも、次のように述べられています。

 以上のことから、核兵器の威嚇または使用は武力紛争に適用される国際法の規則、特に国際人道法上の原則・規則に一般的には違反するであろう。しかし、国際法の現状や裁判所が確認した事実に照らすと、国家の存亡そのものが危険にさらされるような、自衛の極端な状況(extreme circumstance of self-defence)における、核兵器の威嚇または使用が合法であるか違法であるかについて裁判所は最終的な結論を下すことができない。

 例外規定としての「自衛の極端な状況」に当てはまらないことは、誰にとっても明らかですから、「国際法違反」は疑う余地がありません。

 それ以上に、核兵器禁止条約では、「核を使うぞと脅すこと」は禁止されています。さらに、核戦争を防ぎ、13日の、「軍拡競争を避けることについての核保有5か国首脳による共同声明」では、わざわざ「5か国は、それぞれの国の保有する核兵器が相手国に対して、また他のどの国に対しても向けられていないことを再確認した。」とまで言っているのですから、ロシアは自らの言葉を守らなくてはなりません。

 しかし、事は急を要しています。いくら国際法違反だからと我々が叫んでも、プーチンが実際、核を使う可能性があるからです。クリミアの侵略も国際法違反だったではありませんか。

となると、今回も核の使用について考える際、「万一」核が使われたらという仮定で今後のことを考えなくてはなりません。

特に、日本政府ならびに日本国民にはその「万一」を前提に対応を考える責任があります。それは、核の被害を最も良く知っているからです。岸田総理のように、ウクライナの一部を独立国として認めるのは国際法違反だとしか述べず、核による脅しが国際法違反だとまで踏み込まないのは、広島選出の国会議員として総理大臣を務めている立場を忘れた無責任な発言です。日本が人類史的な役割を果たさなくてはならない責任についての認識が全くないとしか言いようがありません。

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 官邸のホームページから

万一核が使われれば、世界中の人が、広島・長崎と同様な生き地獄をインターネットとドローンを通して目の当たりにします。そして世界の目は広島・長崎の被爆者に向くでしょう。被爆者たちは、「こうならないように自分たちが何十年も警告してきたことが起きてしまった。最悪の事態だし、被爆者としての責任を果せなかったことを申し訳なく思う。でも、今こそ、今回の教訓を生かして、核兵器を禁止すべきだ」という趣旨の発言をするでしょう。核廃絶運動を熱心にしてきた人たちも同じような気持ちになるでしょう。

 それと同時に、こんな事態を避けられなかったのか、という声も当然生じます。何故、被爆者の声がプーチンに伝わらなかったのか、あるいは、何故アメリカやNATOも被爆者の声に耳を傾けた上で、プーチンを説得しなかったのか、等々の声が上がるでしょう。

 それよりも、例えば以前も取り上げましたが、イギリスのメイ首相が議会で明確に、他国に対して核を使うと明言したように、米英仏という核保有国も核の使用には躊躇していないのです。

 スコットランド国民党のジョージ・ケレバン議員が次のような質問をしました。「メイ首相は自ら、10万人の罪のない男女や子どもの命を奪う核兵器の使用を許可する覚悟があるのか」でした。それに対してメイ首相は、まず、躊躇することもなく「Yes」と言った後で、「核抑止で重要なのは、敵に我々が核を使用する用意があると知らしめることだ」と述べています。(ニューズウィーク日本語版電子版2016年7月21日)

メイ首相でさえ、「躊躇することなく」「核兵器の使用を許可」するのですから、プーチン大統領が躊躇なく核を使っても不思議ではないのです。このような現実を前に、日本政府がロシアやアメリカ、NATOに対して被爆者の代弁者として、何としても核兵器を使ってはダメだというメッセージを伝えてこなかったのかという、批判が生じて当然です。誰かに責任を被せたいという動機も重なると、その結果、核兵器使用の責任は日本政府にある、という論調さえ出てき兼ねません。

 その辺りの予測は他の可能性もあり得るとして、今できることは何かと考えると、被爆の実相を世界のどの政治家より良く知っていて当然の岸田総理が、被爆者のこれまでの警告を元に、すぐモスクワに飛び、プーチンを説得すること、さらにワシントンに飛び、バイデンにも同じメッセージを伝え、最低限、核不使用の約束を取り付けるくらいの努力をしないと、日本は歴史に残る汚名を着ることになり兼ねません。

 岸田総理、今こそあなたの出番なのです。それを被爆者は望んでいます。

[2022/2/26 イライザ]

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2022年2月25日 (金)

「昔馴染みの病院長から旧友たちへ」 ――転倒しない、滑らない――

「昔馴染みの病院長から旧友たちへ」

――転倒しない、滑らない――

 

最近、私の友人や知人で、転倒して大腿骨を骨折して入院したという方々が増えています。中には長期の入院になって、御本人はもちろんのこと配偶者や御家族にとって辛い日々を送っている方もいらっしゃいます。

 タイミング良く、昔からの友人が、高齢者の健康維持と快適な生活を続ける上で、とても役立つ具体的なリストを送ってくれました。オーストラリアの友人から送られてきたとのことで、元々のタイトルは「A letter from an old hospital director to an old friend」です。

 この手紙の一番下には、「Share above」という言葉がありますので、自由に転送したり訳して拡散しても良いという意味だと解釈して、以下、私訳をお届けします。

お読み頂ければ、皆さんも「これだけ役立つアドバイスの著者に、感謝の気持ちを伝えたい」という気持になられるはずです。著者を御存じの方、ぜひ御連絡下さい。

 **************************************

昔馴染みの病院長から旧友たちへの手紙

 懐かしい友よ、こんにちは。

私はもはや、骨密度がどのくらいなのかを検査しろとは言わなくなりました。それは高齢者が骨粗しょう症になるのは確実だからです。さらに加齢とともに、骨粗しょう症の程度は悪くなります。その結果、骨折する危険性も高くなります。

それを示す公式がこれです。

 骨折の危険性 = 損傷を与える外からの力 / 骨密度

(つまり、外からの力を骨密度で割った値)

 高齢者は、この分母、つまり骨密度がどんどん小さくなって行くのですから、骨折の危険性はその分、確実に高くなるのです。となると、高齢者が骨折のリスクを減らそうとするために一番大切なのは、分子を小さくする努力をすること、つまり事故による怪我をできるだけ避けることです。事故による被害を減らすために、私がお勧めする「秘密」は、7つの単語にまとめられます。「Be careful, be careful, be careful again!」です。「注意深く、注意深く、そしてもう一度、注意深く!」です。

 より具体的には次のようなことを守って下さい。

 物を取るために椅子や踏み台に上らないこと、低いものでもダメです。

  1. 雨の日には外出しないこと。
  2. 入浴時やトイレを使うときに、滑らないように特に気を付ける。
  3. 寝る前に家の中の床を掃除する。
  4. 真夜中に起きるときは、まず電灯を点けて、それから起き上がる。
  5. 外出するときにはバスを使わずに、地下鉄に乗る。
  6. 高齢者はズボンをはく時には座ってはきましょう。
  7. もし倒れるようなことがあれば、腕を伸ばして地面で支えること。前腕と手首の骨折は、大腿骨頸部骨折よりマシだから。

 骨の密度を高めるためには、薬用サプリメントより、栄養補助食品をお勧めします。例えば、乳製品、大豆製品や海藻、特にカルシウム量の多い小さいエビの殻。

もう一つは、適度の屋外活動をすること。太陽光のUV光線が、肌のコレステロールをビタミンDに変えるからです。

 また、カルシウムを食べ物から摂取すること、骨芽細胞の活性化も骨粗しょう症を遅らせる効果があります。

 また、高齢の大人が心すべきいくつかのことも、お忘れなく。

 退職後、昔の職場にはできるだけ近付かないように。あなたのことを本当に好きだった人はそれほどいないからです。

  • 若い人たちとは関わらないように。あなたは彼らと同じレベルにはいないのだから。
  • 自分のことが自分でできるなら子どもと一緒には住まないこと。
  • 自分でできることは自分ですること。質的には落ちても他人に頼らないこと。それは自分の子どもも含めての話。
  • 自分の好きなことをする、好きなものを食べる。
  • 「健康食品」を信用しないこと。嘘ばっかりだし、多く食べ過ぎると、反対の結果になることも。
  • 病気になったら、まだ間に合う内に医師に相談すること。医師の診察を受けることを怖がらないこと。高齢者の体は衰えて行くものだから。
  • 「スマホ」のような新しいものは、注意深く研究を重ねること。でも、使えないものだとは思わないこと。
  • お金は気軽に使おう。それがいくらするにしても、病気になってしまえば使う機会は少ないのだし。
  • 配偶者には親切にしておこう。あなたが誰かの助けを必要になったとき、彼女() より力強く信頼できる人はいないのだから。
  • よその家族と自分の家族を比較しないこと。他人の子どもが如何に親孝行かと言い続けないこと。あなたが、自分だけで生まれ育ったとして、また親孝行もしてこなかったとすれば、責任はあなただけにあるのだから。

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そして高齢者の健康維持のために。

 全体の要約 100歳以上の高齢者300人以上を対象にした研究をした結果、驚くべきデータが得られました。転倒した100歳以上の高齢者は、その後の3か月以内に死亡していたのです。

  1. 転倒の結果、骨折には至らなかったとしても、転倒によって生じた振動と衝撃力によって、高齢者の全身機能は崩壊する状態になります。つまり、身体の経絡ともにブロックされて、有機的な一体化ができず、自動的均衡を保つ調整ができなくなるため、内臓の機能が弱体化して短期間の死を招くからです。
  2. 風呂場で滑らないように特に注意が必要。階段の上り下りにもて手摺を使い、転倒しないように。とにかく注意深く。

 高齢者は滑り止めと転倒防止に特に注意しましょう。一度転倒すると、それは10年寿命を縮めることになります。それは、骨と筋肉が破壊されるからなのです。手術は役に立ちません。そして手術なしの治療は長期化します。だから、注意深く、注意深く、というのが高齢の皆さんへのアドバイスなのです。

 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

 高齢者の皆さんへのアドバイスとして、拡散して頂ければと思います。

 ところで、このアドバイスの著者ですが、一つには経絡という鍼灸の用語が使われていること、また「バスではなく地下鉄を」という部分の「地下鉄」には「MRT」が使われていることから、恐らく台湾または、シンガホール、マレーシア等の中国系のお医者さんなのではないかと考えられます。地下鉄をMRTと呼ぶのは、台湾、シンガポール、マレーシアくらいなのですが、鍼灸と合わせての結論です。

 [2022/2/25 イライザ]

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2022年2月24日 (木)

『音楽高校からメロディが消えるまで』 ――感動的なフィクションです――

『音楽高校からメロディが消えるまで』

――感動的なフィクションです――

著者の須磨光氏はビジネスコンサルタントとして意欲的な活躍をされている方ですが、2018年に小説として『誰が音楽高校を潰したのか?』を上梓、広島の音楽関係者に高い評価を受けました。

つい最近、その文庫版が出版されました。『音楽学校からメロディが消えるまで』というタイトルです。文庫版と言っただけでは不十分で、前作と比べて、広島音楽高校の廃校という事実を、極端に言えば突き放す感じでフィクションとしての完成度を高めた好著です。

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著者の音楽と音楽高校への愛に満ちているのですが、それだけに止まらず、生きる意味について真摯に問いかけつつ、人間の持つ限界を踏まえてのユーモアに富む楽しめるフィクションでもあります。

多忙な方には、本書の最後の4ページだけでも読んで頂ければと思います。

前著『誰が音楽高校を潰したのか?』の感想をAmazonに載せて頂きましたので、それも参考にして頂きたく、ここに再掲します。

『誰が名門音楽高校を潰したのか?』は音楽と音楽教育を愛する全ての人に読んで貰いたい好著である。読み易く楽しいだけでなく、人間としてどう音楽や芸術に関わるべきかについても考えさせられる啓蒙書でもある。

本書はフィクションの形を取っているが、舞台が私立の広島音楽高等学校であることに、多くの方が気付かれるのではないだろうか。須磨氏がフィクションの形を採用したのは、一つには、登場人物を傷付けたくないという著者の優しさであり、また本書のテーマには普遍性のあることを強調したかったからではあるまいか。

そのテーマの大前提として、世界には音楽を愛する様々な人たちが存在し、音楽の神髄を若い世代に伝えて行くために多くの大人たちが努力し続けている現実がある。そしてややもすると世間的理解では、「音楽の世界」を構成するのは、音楽を提供する作曲家やパフォーマーとそれを楽しむ聴衆、音楽事務所や演奏会やテレビ番組等の関係者、そして音楽の専門家になりたいと研鑽を続ける若者たちくらいなのだが、本書では、音楽の勉強に打ち込む多感な若者たちを支える「保護者」に焦点を合せた点が特筆に値する。それは著者自身の経験であるとともに、保護者の目を通した音楽教育論であり、学校という組織運営論でもある。また、都市という視点からの文化論でもあり、もっと身近な効用としては、PTA役員のための実戦的マニュアルとしても役立つかもしれない。

音楽高校で学ぶ若者たちの心意気から、音楽を愛する先生方や市民たちの織り成す物語は保護者である著者の魂を揺さぶり、未来への希望となって終末を迎える。それは、「噂」や「風評」も含めて、人間たちの作り出す複雑な絵模様から抜け出して、スッキリとした光に照らされる未来だ。その感動を味わうために一読をお勧めする。

[2022/2/24 イライザ]

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2022年2月23日 (水)

大好きなホンダN-WGNのボンネットが開かない ――マニュアルが全く役に立ちません――

大好きなホンダN-WGNのボンネットが開かない

――マニュアルが全く役に立ちません――

ホンダの軽自動車Nワゴン、略してN-WGN、を買ったのは2014年で、それ以来何の問題もなく乗ってきました。友人たちにも事ある毎に「お勧め」の車として推薦してきました。

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それだけではありません。とにかく乗るのが楽しく、東は宝塚経由で京都まで、西は湯布院まで、合計13万キロも走りました。その間、何の故障もなかったのですからこれ以上の車は望めないとまで思っています。それが、何と言うことでしょうか、昨日、8年振りに大問題が発生しました。ボンネットが開かないのです。

発端は、この辺りの気温です。夜のうちに-7度になる日もあり、朝も1度くらいで、窓は恐らく降り掛かった雪のせいで汚れています。ウインド・シールド・ワイパーを使おうとしたのですが、ウインド・ウォッシャー液が出てきません。凍ってしまったのだと思い、温いウォッシャー液を足して融かそうとしたのですが、ボンネットが開きません。

車の中、アクセルの右上方にある、ボンネットオープンレバーを引いて、ボンネットが軽く開いた状態にはなったのですが、通常は、そこにレバーがあってそれを上に押すか左右どちらかに押せば、ボンネットを全開できるのですが、そのレバーの位置が分りません。

手で触ってもレバーがどれだか分りませんし、隙間から目で見てもレバーらしきものが見えないのです。これが前から見た隙間とそこから見えるエンジンルームです。中が暗いので良く見えないのですが、懐中電灯で照らしてみました。白い楕円の中にあるのは、手で触れば分るのですが、車の一部で押しても引いても動きません。その右の黄色の四角が実はレバーの一部なのですが、見えている部分、つまり手で触れる部分は、これも全く動きません。レバーは、その右下、隙間からは見えないところにあるからです。

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困った挙句にガソリンスタンドで店員さんに教えて貰ってボンネットを開けて中を見ると、ここにレバーがありました。エンジンルームを上から見た画像です。

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黄色い楕円で囲んだ部分がレバーです。上からは見えますが、横からは見えません。そのレバーの位置についてのホンダのマニュアルがこちらです。

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説明の3では、「ボンネット中央のレバーを押して」と書いてあるのですが、軽く開いたボンネットの隙間から手を入れてもレバーには触れないのです。より正確には、次のように書くべきでしょう。

ボンネット中央の隙間から右手の人差し指を入れて、下方に折り曲げて左右に動かして下さい。上手く行けば左側にレバーがあることが分ります。それを左に押してください。上手く行かなければ、人差し指の位置を変えて試してみて下さい。

ホンダが最初に4輪車を製造販売した時に、ドライバーの手の届きやすいところに「小銭入れ」を配置したということを聞いて以来、消費者の立場を常に第一に考えてきたという印象のホンダなのですが、このマニュアルの説明は、「上手の手から水が漏れた」ということなのでしょうか。

[2022/2/23 イライザ]

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2022年2月22日 (火)

殻付きのマカデミア・ナッツ ――食べ切るのに長くかかります――

殻付きのマカデミア・ナッツ

――食べ切るのに長くかかります――

マカデミア・ナッツが好物であることはこれまでも二回にわたって書いてきました。一回目は、「ないものねだり」というタイトルで6年前に、二回目は「お気に入りの商品が消えて行く」というタイトルなのですが、とにかくマカデミア・ナッツが手に入りにくいことを嘆きました。

しかし、その後コストコに良く行くようになり、マカデミア・ナッツが定番商品の一つになっていましたので、一安心していました。棚から消えることが偶にはありましたが、この一年くらい、マカデミア・ナッツがコストコからも消えてしまい、その他の店で偶に見付けるものは量が少なく、とにかく値段が高いものばかりという状態になりました。

ところが最近、コストコでは「殻付きマカデミア」が定番として棚に置かれるようになりました。こんな容器です。

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容器の前にあるのは、殻を割るための金属製殻割です。

マカデミアを容器から出すとこんな感じになります。

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ゴツゴツしていますし、硬いので、くるみ割り器のような道具で割る必要があるのですが、それでは上手く行きませんでした。良く見ると、殻には切り込みがあり、容器の前に映っている金属製の殻割器が付いていました。これを切り込みに差し込んで捩じれば殻は半分に割れて、中の実を取り出せます。こんな具合です。

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以前は、この状態で、しかも薄い味付けがしてあり、瓶に手を入れてバリバリ食べていましたので、一つずつ殻を割るという手間が大変でした。

でもこの状態に慣れてくると、殻付きの方がいろいろな面で優れていることに気付きました。一つには、手間が掛る分、一粒一粒を味わって食べることになり、美味しさが倍増しました。そして、殻を割ることが「賞味」の一部になったのでしょうか、前ほどの量を食べなくても満足感が得られるようになりました。ビールとかお酒を飲みながら、一度に3個とか4個、多くて5個くらいを食べるという習慣が付きました。

その結果、以前なら一月は持たなかった容器入りのマカデミアが、倍以上持つようになり、経済的にも助かっています。

でも次回ハワイに行ったときには、思い切り殻のないマカデミア・ナッツを手掴みにして食べることになるとは思います。

[2022/2/22 イライザ]

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2022年2月21日 (月)

デュアル・ディスプレーを使っています ――仕事が捗ります――

デュアル・ディスプレーを使っています

――仕事が捗ります――

コロナの影響はこんなところにまで及んでいました。PCのディスプレーの変化に気付かなかったのです。友人たちと頻繁に会っていれば、当然、効率的な仕事の仕方についても話していたでしょうし、仕事で立ち寄るオフィス等でも目にしていたであろう、最新情報が届かなかったのです。

それは、今やデュアル・ディプレーが当り前になっていることです。原稿を書いているときに、沢山の資料を参照することも多いのですが、その資料をそのまま開いておいてワードの文書に戻れれば、一手間省けますので確かに効率的です。

ということで、しばらくの間節約をして二台目のモニターを買いました。その結果は、予想通り快適に仕事ができるようになりました。画面を見て下さい。

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左のモニターで、英語の雑誌に投稿する論考を書いているのですが、右のモニターでは、1957年に出版され1959年には映画化された『渚にて』と、1983年に世界的なベストセラーになった『When the Wind Blows』についてのWikiwandのページを開いています。

どちらも核戦争後に世界が滅亡するという筋書きなのですが、正確さを期するためにこれらのページで何点かを確認したのです。ただし問題もあります。

一つは、欲張って4Kのモニターを買ったので、右と左がアンバランスになったことです。経済的に余裕ができたら、新しく4Kをもう一台と思っています。

もう一つは、Zoom会議で自分の目の前の画面を参加者全員と共有するための機能が使えなくなったことです。幸いなことに、その解決策は見付かりましたので、それも共有して頂ければ幸いです。

英語の原稿も順調に仕上がっていますので、明日最終チェックをした上で提出したいと考えています。

[2022/2/21 イライザ]

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2022年2月20日 (日)

「平和宣言」全文を読む ――早稲田新書の最近の一冊です――

「平和宣言」全文を読む

――早稲田新書の最近の一冊です――

毎年、8月6日と9日には、広島と長崎の平和記念式典で市長が平和宣言を読み上げます。NHKテレビでも平和宣言が終るまでは全国中継をしていますので、テレビで平和宣言に触れた方も多いのではないでしょうか。

そして次の日の朝刊には、平和宣言の全文が掲載されますので、それを読まれた方もいらっしゃると思います。

しかし、1947年に始まった広島の平和宣言を全て読まれた方は少ないのではないかと思います。今回早稲田新書として出版された『「平和宣言」全文を読む』なら、気軽に全文を読むことができそうです。

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私は何度か、それまでの平和宣言の全文を読みました。例えば、1982年には、1981年までの全ての平和宣言を読みました。それは、中国新聞が毎年出版している『広島の記録』を英語に訳すためでした。

『広島の記録』は、1945年からその年までの、広島を中心にした平和関連の中国新聞記事を写真とともに毎年を数ページにまとめた書物です。広島の市民や平和活動家が核兵器のない平和な世界を実現するために、地道にどのような活動をしてきたのかを世界中の人々に知って貰うためには、事実に即したこのような情報を英語で読んで貰うことは何より効果があります。

英語版のタイトルは『The Meaning of Survival』(生き残った意味)と付けましたが、日米の大学生や通訳たちがボランティアで翻訳をしてくれました。その一環として、巻末に収録されていた平和宣言も読み易く意味が伝わるように訳し直しました。

市長になってからも、毎年、全平和宣言を読み直しました。

今回の早稲田新書は、手軽に持ち運びもでき、早稲田新書の編集部による松井現市長の他、私、そして平岡元市長とのインタビューも掲載されています。インタビューも平和宣言理解のために役立つと思います。そして全文を一遍で読まなくても、毎日一年分を読むというスケジュールは如何でしょうか。

皆さんから読後の感想などもお寄せ頂ければ幸いです。

[2022/2/20 イライザ]

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2022年2月19日 (土)

「明日の法律家講座」で講演しました ――良い質問も沢山頂きました――

「明日の法律家講座」で講演しました

――良い質問も沢山頂きました――

法律の専門家や法律に関心を持っている人以外にはほとんど知られていない存在だと思いますが、「伊藤塾」という司法試験の準備を支援する塾があります。司法試験だけではなく、公務員試験や司法書士等の試験の準備のための講座もあります。

塾長の伊藤真氏は、1995年に発足した塾とは別に2002年には「法学館憲法研究所」設立、民間の憲法研究所として、憲法の研究と憲法に内包されている思想や概念の普及のために粉骨砕身しています。

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こうした努力の一環として、伊藤塾の塾生の皆さんを対象にした「明日の法律家講座」が開かれています。時には、塾生だけでなく一般の皆さんに公開されることもあります。実は2月12日に、この「明日の法律家講座」の講師を務めました。このような伝統のある会で話をさせて頂くのは大変光栄です。それも、元々は2020年の3月に渋谷の伊藤塾での対面講演の予定だったのですが、コロナの感染が広まり、二度延期をした結果、今回はオンラインでの講演になりました。

講演の内容は、昨年の10月24日に、「はのねくさのね」という元気一杯のグループから依頼されて東京で対面講演をした内容と、それほどは違っていませんでした。その内容は、「新・ヒロシマの心を世界に」で、昨年10月26日に始まって、全五回(途中他のトピックも取り上げましたので)11月21日まで、1の付く日と6の付く日にアップしました。第一回はこちらです

今回は法律家を目指す若い人たちが中心ですので、力が入りました。出来れば、Zoomでの講演を全部御覧頂きたいのですが、まだ準備ができていませんので、講演後の質問をお読み下さい。参加された方々の熱心さが良く分ります。時間の都合で10人の方からの質問しか受け付けられませんでした。それでも長くなりますので、私の独断と偏見で三つだけ御披露します。私の回答は、当日のものに加筆・整理しました。

① さいたま市の小学校の教員の方から。

2年前の学校の全国一斉休校では大変混乱したことを思い出しました。さいたま市でももちろん休校し、次の年度の5月末まで子どもたちが学校に来られませんでした。仮定の話なのですが、もし自治体が安部元総理の方針に従わずに休校を行わなかったらどのようなことになったでしょうか。地方自治の本旨である団体自治ということで許されたでしょうか。

(A) 私が市長だったら、インフルエンザ等の場合の対応を参考にして、学校ごとに対応するようにという方針を取ったと思います。つまり、「一斉」休校は行わないということです。全国一斉休校には科学的根拠がありませんでしたので、その点を明確に掲げれば、問題はなかったはずです。

② 都議会議員をしている方から。

政府は長年、死刑もしかりですが、臨時国会召集要求なども無視し続けました。法的義務ということになると、このような違反行為はどのように法律違反状態から回復させるべきなのでしょうか?各種の政府の99条に違反について、どのような効果が生じ、国民はこれに対してどのように対抗していけるのでしょうか?

(A) このような違憲・違法状態について、ほとんどの国民は無知であることが一つ大きな問題です。この点を改善するために、あらゆる手段で違憲・違法状態を広く知ってもらう努力が重要です。その一助にもなりますが、例えば、子どもの権利条約を国内でも守るために、自治体が子どもの権利条例を作るといった、自治体ごとの小さな努力の積み重ねも大切ではないかと思います。また憲法が死刑を禁止しているという事実をもっと多くの人に知って貰うといったことからも道は開けるはずです。

③ 二人の方から同じように趣旨の質問を頂きました

アメリカの傘の下にいる事実は事実として、日本をあるべき姿勢にするのはどうしたらいいでしょうか。

(A) 核の傘もそうですし日米地位協定もそうですが、日本の立場を憲法を元にして、その通りの発言をすべきです。しかし、例えば日米地位協定の中での、米兵の第一次裁判権が日本側にないのは、日本での裁判の実情がアメリカの基準で見ると著しい人権蹂躙で、それに対して日本側からは言い訳ができないという理由があります。それを正常に戻すには、日本の裁判制度を改革して、人権が尊重されるものに変えなくてはなりません。結局政府が憲法を守るという基本に戻って、政治全体を変えてゆく必要があるのです。

[2022/2/19 イライザ]

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2022年2月18日 (金)

「尾木ママ」と対談しました (7) ――いじめについての抜本的な対策――

 

「尾木ママ」と対談しました (7)

――いじめについての抜本的な対策――

教育評論家で、自他ともに「子どもの声の代弁者」として認められている尾木直樹さんとの対談で特に印象に残ったテーマを報告しています。御著書『取り残される日本の教育』もお勧めです。

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前回は「子どもの権利条約」について、特に地域毎に「子どもの権利条例」を制定する運動が広がらないことを取り上げました。対策は、「○○市子どもの権利条例制定市民委員会」のようなグループを立ち上げ、一人でも二人でも共感してくれる市会議員を探して、この運動の輪を広げることです。簡単には行かないかもしれませんが、子どもたちのために大人が頑張っている姿を子どもたちが見ることもとても大切です。

子どもたちが置かれている環境を考えるとき、いじめの問題を避けることはできません。当然、尾木ママもこの問題については一貫して子どもの立場から強力な発信をしてきました。尾木ママが評価するいじめ対策の具体例では、従来の解決策である、学校と教育委員会に任せる方式ではない、子どもたちが中心になる活動、あるいは、いじめを解決するための専門的な人員配置や組織作りが必要だということが分ります。

例えば、大津市ではいじめ専門の教師を小中学校全部に配置していて、教科は教えず、昼休みにパトロールをしたり子どもたちの声を聴くという仕事を専門にしているとのことです。これは市長の越さんという方のリーダーシップがあって可能だったとのことです。

また、寝屋川市では、市長部局に「監察課」という部署を作り、いじめについての教育的なアプローチが上手く行かない場合に「監察課」が積極的に関わることで問題解決につなげるというシステムだとのことです。その際に、いじめの被害者を助けるために、すぐ使え目資金的なバックアップの重要性なども話して頂きました。

その他、フィンランドでの取り組みである「Kiva」というシステムも話題になりましたし、私からは、学校とは独立した第三者機関が、被害にあっている子どもを即時に救い出せるような力を持つことの重要性なども指摘しました。

実はいじめの問題は、このブログの姉妹ブログである「新・ヒロシマの心を世界に」で、昨年の8月から10月まで、9回にわたって取り上げ、皆さんとともに考えてきました。オリンピックの開会式の重要メンバーだった小山田圭吾によるいじめの問題がきっかけだったのですが、短期間に集中的に勉強した結果、それなりの理解ができたからです。そのまとめとしての第9回目、できればそこに至るまでの軌跡もお読み頂ければ幸いです。

大変熱の入った対談になりましたが、後段は『はーとふる』の春号に掲載予定です。その内容は再度、アップします。

最後に、尾木ママと私の対談を直接読んでみたいという方がいらっしゃれば、残りの部数がありませんので先着3名の方に、冬号をお送りします。コメント欄に住所と氏名を書き込んでください。もちろん、公開はしません。郵送料は私が持ちますが、それに相当する額を、Wikipedia, Change.org, Thunderbird等の無料で有意義な活動を行っている団体に寄付してください。

[2022/2/18 イライザ]

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2022年2月17日 (木)

「尾木ママ」と対談しました (6) ――子どもの声の代弁者!――

「尾木ママ」と対談しました (6)

――子どもの声の代弁者!――

 

明るい社会づくり運動 (略して明社) が発行している『はーとふる』の特別企画で、教育評論家の尾木直樹さんと対談しました。司会は明社の澤田章好常務理事でした。

初めてお会いした尾木ママは、テレビでのイメージ通りの明るく、優しい方でしたし、テレビで拝見するより小柄な印象でしたが、御一緒しての存在感が大変しっかりしていた方でもありました。

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尾木ママの最初の言葉は「子供の声の代弁者」だったことからも、彼の活動の中身が明確に伝わってきました。それも大人社会の一員として、大人全体、その中でも実際に子供たちの置かれている環境を変える力のある人たちに正確な情報を伝え、どう変えて行ったら良いのかを目標にしていることが良く分かります。「正確な情報」の中でも数字は大切です。

対談はまずコロナ禍での子どもたちの状況から始まりました。尾木ママの指摘してくれたのは、第一に、2020年度に自殺した子どもの数が小中高校生で507人に上るほど深刻だという事実でした。そして、国立成育医療研修センターが2020年4月からおよそ2か月に一回のペースで子どもたちの心のあり方について追跡・調査した結果として、2020年の4月には75%の子どもたちがストレスフルになっていて、一番ストレスが高かったことも指摘してくれました。

それは、ちょうど安倍総理が全国一斉休校を宣言した時と重なっています。休校になったのは、3月2日から春休み前ですので、3月一杯は学校に行けず、そのまま春休みになった子どもたちのストレスが、全国一斉休校によってさらに増したことは想像に難くありません。

ストレスが原因になって中等度以上のうつがみられる子どもの割合は小学4年から6年生で15%、中学生で24%、高校生では30%にもなり、20%の子どもたちが自傷行為や他傷行為に陥っているというデータも示してくれました。そのストレスの発散方法も子どもたちが必死に自分たちで考えていることの分るものばかりでした。これらの事実を目の前に、「ここまで子どもたちの心が乱れてしまったなんて・・・・・・・。涙が出てきます」という尾木ママの悲痛な叫びが胸に沁みました。

このような状況が我が国で起ってしまっているのは、やはり国全体、社会全体で子どもたちを大切にするという基本的な考え方が、目には見えないかもしれませんが、社会全体には浸透していないからだと言って良いように思います。日本と言えば子どもを大切にする社会だという「常識」が当たり前だと思ってきたのですが、数字も援用して子どもたちを巡る現実を見れば、それが単なる幻にしか過ぎないことが分かる、という点を尾木ママは強調しているのです。

それを現実と認める上で役に立つのが国際比較です。特に国際的に「法律」として認められている条約を、日本政府・日本社会がきちんと遵守しているのかが一つの判断基準になります。

子どもたちの権利を守るための国際条約の決定版は、「子どもの権利条約」です。日本は1994年に批准をしたのですが、国際的に保障されている子どもたちの権利が日本国内でも同じように認められ守られているのかというと、そうではないことが問題なのです。

例えば、尾木ママが指摘しているのは、条約の42条で「政府は国民に対して告知しなくてはいけない」という決りがあるにもかかわらず、政府はそれをしていません。事実、日本政府は国連の子どもの権利委員会から、条約を遵守していないというという理由でこれまで2回も勧告を受けているのです。これをお読みになっている皆さんの中にも、「子どもの権利条約」があることを知らない方がいても不思議ではないのです。

「子どもの権利条約」を日本国内に広め、子どもたちの権利を政治の場で尊重して行く上で、大切なことの一つが、各自治体毎に「子どもの権利条例」を作り、地域で子どもの権利を尊重して行く環境を作ることです。残念なことに、「子どもの権利条例」を作ることに反対する大きな力が日本中にあった、条例ができているのは川崎市や札幌市など、40ほどの自治体にしか過ぎません。広島市も子どもの権利条例の制定のために努力をしましたが、例えば「おやじの会」といった名称の市民のグループによる執拗な反対運動があり実現しませんでした。

改めて強調しておくと、この条約が規定している子どもの権利を実効性のあるものにするためには、国家としてはその趣旨を生かすための法律を作り、地方自治体は条例を作る必要があるのです。でも、「子ども庁」の設置も延期され、その間に名称を「子ども家庭庁」に変えるという、子どもの権利を薄める方向での動きも現れて、問題は複雑化しています。

以下、次回に続きます。

[2022/2/17 イライザ]

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2022年2月16日 (水)

「尾木ママ」と対談しました (5) ――石原慎太郎氏と私の共通点は何か?――

「尾木ママ」と対談しました (5)

――石原慎太郎氏と私の共通点は何か?――

 

前回は、1979年、アメリカのプリンストンで開かれたWorld Conference of Religions for Peace(WCRP、世界宗教者平和会議) で、WCRPの皆さんとの再会を果したことまでお話ししました。実はその年、後に広島国際文化財団がアキバ・プロジェクトと名付けて下さった活動を始めました。被爆の実相や被爆者のメッセージを世界に広めるため、そして核兵器の廃絶を実現するための取り組みにかなりの時間を割くことになったのですが、その中で世界的な活動をしている多くのNGOとも一緒になる機会が多くなりました。

この辺りの事情は拙著『真珠と桜――「ヒロシマ」から見たアメリカの心――』 (1986年、朝日新聞社) に詳述しましたので割愛しますが、様々な場面でWCRPの皆さんに助けて頂き、またともに活動したことを懐かしく記憶しています。

WCRPを推進してきた立正佼成会は、宗教を離れての社会改革運動として世界平和の他にもう一つの組織を立ち上げています。1969年に、立正佼成会の開祖である庭野日敬師が提唱した明るい社会づくり運動 (明社) です。立正佼成会が非宗教的な活動として力を入れている二本の柱が、WCRPと明社だということになります。

運動の趣旨をホームページから引用します。「「自らの生き方を正し、社会を明るくしようという志を同じくし、“社会の一隅を照らす人”を一人でも多くつくろう」という理念のもとに、「全人類が人間本来の姿にかえり、本質的に目ざめる」ことを究極の目的として始まった運動です。この呼びかけに賛同する人々が、地域から「善意の心を呼び起こし、真の人間性を開発していこうと、奉仕活動、社会活動、平和活動等の行動を起こし、その輪が全国に広がっていったものが現在の明るい社会づくり運動です。」

さてここでクイズです。最近亡くなられた石原慎太郎氏と私の共通点は何でしょうか。

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国会議員だったこと、自治体の首長だったこと等がありますが、あまり知られていないこととしては、石原氏は明社の第4代会長、私は現在の理事長ということで、明社運動に関わっているという点です。実は、明社がNPO法人化するとともにこの運動の責任者は会長ではなく、理事会の代表としての理事長になりましたので、明社運動の責任者というのが石原氏と私のもう一つの共通点です。

こうして、WCRPとの御縁から明社の活動にも関わるようになりました。図示すると、原水禁運動 ⇒ 通訳 ⇒ WCRP ⇒ 明社 になりますが、実はここに掲げたそれぞれの活動の一つ一つから、また他の方向へのつながりも多くあるのです。それらの分岐点から今の私につながる様々な御縁を頂いているのですが、それはまた別の機会に紹介させて頂きます。

元に戻って、その明社の機関紙が『はーとふる』と呼ばれています。その特別企画として教育評論家の「尾木ママ」こと尾木直樹さんと対談をしました。『はーとふる』の2022年冬号、そして春号の二回に分けて掲載されるのですが、胸襟を開いて話ができた感がありますので、対談で私が感じたことなども交えながら次回、その内容をかいつまんでお伝えします。

[2022/2/16 イライザ]

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2022年2月15日 (火)

「尾木ママ」と対談しました (4) ――プリンストンでのWCRP会議――

「尾木ママ」と対談しました (4)

――プリンストンでのWCRP会議――

 

公式には1970年に始まったWorld Conference of Religions for Peaceの第3回世界大会は1979年、アメリカのプリンストンで開かれました。その際採択された宣言があります。会場はプリンストン大学の構内で、それまでも何度か本職の関わりで訪れていましたので、とても快適でした。

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後で知ったことなのですが、この会議で曹洞宗の代表の方からの発言が「差別発言」として大きく取り上げられ、その後かなりの間、宗教界そして平和運動関係者の間での議論が続きました。私たち通訳には直接関係ないことなのですが、こんなに重要な発言が出た会議に居合わせたことで、歴史の証人としての自覚を持つことになりました。

プリンストンの会議で特に印象的だったのは、いくつもの宗教の代表やスタッフの皆さんとの交流です。キリスト教ではプロテスタントとカトリックの代表の皆さんと話をすることができましたし、神道の流れでは、大本教、天理教、金光教の皆さんの活躍が目に付きました。

WCRPを提唱し中心になって活動していたのは立正佼成会なのですが、プリンストンでの参加者の活動や発言を見る限り、全宗教者が平和に向かって一致協力しているといった印象が強く残っています。

会議の外での交流に戻ると、金光教の女性スタッフでニューヨーク在住、そしてニューヨークの大ファンの人がいました。Aさんと呼んでおきましょう。当時ボストンに住んでいて、私もニューヨークにはよく行きましたが、どちらかと言うとニューヨークの喧騒や貧富の差、そして当時はまだかなり汚かったニューヨークとは距離を置きたいと考えていたので、つい悪戯心に負けて、Aさんをからかってしまいました。途中で止めれば良かったのに、最後にはAさんを怒らせてしまいました。

その後の金光教との御縁を考えると、後悔することしきりですし、Aさんには申し訳ないことをしました。心から反省していますし、誤りたい気持ちも変っていません。でもこの時のやり取りがきっかけになって、金光教に関心を持ち協議や活動についての勉強もしましたので、少しは救いもあったのだと考えたいと思っています。

こうして、WCRPと再会してから明るい社会づくり運動につながるのですが、それは次回に。

[2022/2/15 イライザ]

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2022年2月14日 (月)

「尾木ママ」と対談しました (3) ――同時通訳としてもそれなりの仕事をしていました――

「尾木ママ」と対談しました (3)

――同時通訳としてもそれなりの仕事をしていました――

 

World Conference of Religionists for Peace 、略してWCRP との出会いが、1961年の京都だったいうところまで前回はたどり着いたのですが、その後、WCRPは世界的に翼を広げて、名称もWorld Conference of Religions for Peaceになりました。略称は同じです。

Religionist というと、宗教者というイメージ、つまり聖職者といったかなり限定された人々の集まりというニュアンスから離れられません。そうではなく、Religionを使って平和を希求する宗教の集まりという表現にすると、どんな宗教でも信仰を持つ人たちまでその範囲が広がりますので、活動の実態に近い名称なのです。

そして、1968年にアメリカに留学してから11年後、プリンストンで開かれたWCRPの世界大会で通訳をすることで、何年か振りにWCRPと再会するのですが、それが可能だったのは、1961年にインド人の通訳をしてからずっと、同時通訳・会議通訳としての仕事を続けていたからです。

1960年代には日本の経済が成長路線に乗り、世界とのつながりも緊密になりました。ビジネスの場で、あるいは政府と政府の間でのミーティングや国際会議も頻繁に開かれるようになり、同時通訳・会議通訳の需要も増えました。当時、プロの通訳を養成する場としては、国際基督教大学 (ICU) の同時通訳コースしかありませんでした。そこで斎藤美津子先生が教えていた学生たちが大活躍したのですが、それだけでは人数が足りず、原水禁世界大会で訓練された私たちにも声が掛りました。

それは、村松増美さんとともにサイマル・インターナショナルを創立した小松達也さんも原水禁運動での通訳をしていたからでもありました。と枠を広げると、その後日本テレビのキャスターを務め参議院議員としても活躍した國弘正雄さんも原水禁通訳チームの一員でした。サイマルについては、その設立に関わったもっと多くの皆さんがいますし、その活動の一部となったサイマル出版会も大切なのですが、これはまた別のシリーズとして記憶を残せたらと思っています。

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村松さん小松さんとは会議の場でも御一緒しましたし、公私にわたってお世話になりました。そして、サイマルの競争相手として登場したISSやJCSとのお付き合いもでき、ISSでは同時通訳講座の講師としてお手伝いをしました。

そんな思い出の中で忘れられないエピソードがあります。当時、アメリカから農業関係の使節団が数多く来日していました。アメリカの農産物を売り込む場合もありましたし、日本に新たな農業のノウハウを広めて、その一環として動物用の飼料を売ることや種類を売ること等、多様な目的がありました。アメリカ本土に日本からの農場関係者を招いて農業関係の研修会を開催するなどということも行われていました。

そんな農業関係の会議で、國弘先生と斎藤先生と御一緒したことがありました。お二人の通訳振りは見事なものでしたが、そんな中、國弘先生が、かなり「瞬間湯沸かし器」であることにも触れることになりました。私もそう言われてきましたので、反省を込めてこの部分は書いているのですが、でも政治の世界に入ってから、「公憤」という形で、國弘先生の正義感と政治に対する真情に何度も触れることになりました。

こんな経緯があって、アメリカの大学院で勉強しつつ、その後大学で教えるようになってからも会議通訳として、様々な場面で日米間のみならず、世界的な交流のお手伝いをすることになりました。

プリンストンでの会議については次回に回します。

[2022/2/14 イライザ]

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2022年2月13日 (日)

「尾木ママ」と対談しました (2) ――原水禁世界大会の前にもいくつかの大会がありました――

「尾木ママ」と対談しました (2)

――原水禁世界大会の前にもいくつかの大会がありました――

 

1961年の夏、原水禁世界大会の通訳としての仕事を始めたのですが、世界大会の前にもいくつかの大会があり、そこでの仕事が通訳としてのデビューでした。

一番大きな大会は、多分江東区の公園で開かれた、全国からの平和行進が東京に集結した際に開かれた大会だったような気がします。とにかく大きな会場で、参加者数は4万人だったことをウッスラ覚えています。

その大会で、海外からの来賓が何人か挨拶をしたのですが、その一人がインドから来た人でした。その前に数人の挨拶があったので、その大会での発言の方向性は分っていたのですが、事前のスピーチ原稿はなしで、しかも、突然通訳の先輩から「次はお前」と指名されたのですから、心の準備などはできていません。

インド人の英語が分り難いことは知っていましたが、いざスピーチが始まると、何を言っているのか全く分りませんでした。「アメリカ」というところは分りましたし、アメリカを褒めているのではないことも当然です。

延々と話し続けようとするところを遮って、「通訳をするから」と言って、覚悟を決めて話を始めました。「今日インドから着きました。インドの人々からの熱い平和のメッセージをお伝えします」といった辺りで、会場からは大きなドヨメキが起こり、拍手と歓声で会場は熱に包まれていました。

その先は、これまで何人かのスピーチの内容をなぞって、「アメリカ帝国主義を倒せ!核実験を禁止し、原水爆は廃絶せよ!平和を愛する世界の兄弟たちとの連帯で、我々は必ず勝利を掴み取るぞ!」といった調子で、いわゆるアジ演説をしました。

良くそんな度胸があったと今にして思うのですが、とにかく会場の熱気に包まれて、例えばウッドストックのコンサートで周りの熱気に押されて踊り狂う若者のような乗りで、「通訳」を終えたような気がします。

後で、英語の良くできる先輩の一人に聞いたところ、インドの代表が喋ったこととそれほど違ってはいなかったので安心したのですが、後輩を思っての先輩の配慮と激励の言葉だったのかもしれません。

次の会議は京都でした。その年の原水禁の世界大会は京都会館で開かれたのですが、その前に数日は、世界宗教者平和会議が、京都会館のすぐ裏の会場で開かれました。夏の暑い時期に冷房もない会場で、しかも通訳ブースもないところでの会議でした。ブースがあればあったで、ブースの中は灼熱地獄になりますので、それも大変なのですが、とにかく、頑張りました。

京都会館は、当時出来たばかりでコンクリートの打ち放しという新しい建築様式が注目されていました。設計者は前川國男氏で、一連の会議が終わってから建築を専攻している中学以来の友人N氏に案内して貰って、京都会館の中を詳しく見学したものでした。ついでに京都や奈良の神社仏閣を見学したことも懐かしく思い出しています。

この会議で大変だったのは、日本語のスピーチを英語に訳すことでした。仏教系の発言が多かったので、それを英語に訳すのですが、「西方浄土」とか「阿弥陀経」とか「浄土三部経」という、日本語でも内容が良く分からない言葉を訳すのですから、正に地獄です。その当時は、仏教の言葉を英語で説明してくれている本など容易に手に入りませんでしたので、「仏教入門」のような本をもとに、自分の頭で理解できる範囲で、なんとか英語の表現を考えました。事前に勉強する時間が少しはあったことで、何とか会議は乗り越えることができました。

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この会議は英語で、World Conference of Religionists for Peace なのですが、正式にはその10年後に、同じく京都で開かれた会議が第一回の会議だということになっています。となると1961年の会議はそれを準備するためのいくつかの会議の一つだったのだと思いますが、宗教と平和との関係が良く分かりましたし、宗教者の責任感、使命感にも触れることができて、とても勉強になった会議でした。

そしてこの会議との縁がその後も続くことになるのですが、それは次回に。

[2022/2/11 イライザ]

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2022年2月12日 (土)

「尾木ママ」と対談しました (1) ――60年前に御縁を頂きました――

「尾木ママ」と対談しました (1)

――60年前に御縁を頂きました――

 

[警告] いつもの悪い癖で、「尾木ママ」との対談の内容報告までには、少し時間がかかります。色々な御縁があって今に至っていることを振り返りたいので――。

 

まず、何故「尾木ママ」との対談が実現したのか、1961年に遡って何人かの方々との御縁を辿りつつ、「ゆっくり」説明して行きたいと思います。

1961年は昭和36年ですが、私が大学に入学した年です。その前の年、1960年には一年のアメリカ留学から帰って、アメリカで受けたショックがまだ頭の中に生々しく残っていました。それは「広島・長崎への原爆投下は正しかった」というアメリカの考え方をアメリカ史の時間に習ったことでした。これまで何度も色々なところに書いていますが、この事態を何とかしなくてはならないと真剣に考え始めていました。

大学に早く入りたいと考えていたた理由の一つは、アルバイトができることだったのですが、経済的な理由の他に、原水爆禁止運動に関われるのではないかという期待もありました。

大学生活にも少し慣れた夏休みの少し前に、学生課の掲示板で夏にできるアルバイトを探していたのですが、願ってもないくらいピッタリの仕事がありました。7月後半から8月にかけて、原水爆禁止世界大会の同時通訳と庶務というバイトがあったのです。バイト料が他のものよりは少し良かったことも魅力でした。人数は明記されていたのかどうか覚えていませんが、多分「若干名」だったのではないかと思います。英語の試験があるというので、新橋の原水協の建物だったと思いますが、仲の良かったK君と一緒に試験を受けに行きました。

吃驚したのは、建物の周りを二周か三周するくらいの人数の学生が取り巻いて順番待ちをしていたことです。これで試験に受かるのかどうか心配になりましたが、とにかく試験は受けなくてはなりません。結果は合格だったのですが、それは完全に運が良かったからとしか言いようがありません。

例えば、ヒアリングの試験の中で、クーデターという単語が出てきたのですが、元々はフランス語です。第二外国語はフランス語を選んでいましたし、少し前に何かの雑誌でこの言葉を見たばかりだったのです。ですから、「coup d'état」は正確に書けました。

それと、こんな試験は滅茶苦茶だと思ったのですが、英語の文章を聞かされて、その場で同時通訳をしろ、という試験もあったのです。当時はようやく「同時通訳」という仕事があるらしいという知識が社会のごく一部に伝わり始めた頃で、どのようにすれば「同時通訳」になるのかも分かりません。

とは言っても、黙っている訳にも行きませんので、とにかく聞こえてきた英語を何とか日本語に直そうと懸命に頑張りました。

ここでも運が良かったのは、人に散々嫌がられていた私の性格です。今は随分良くなりましたが、人の言うことを最後まで聞かずに、途中で遮って話し始めることが良くあったのです。人の言葉を遮っても、相手の言うことは聞いていますので、そのリズムでとにかく、訳し続けたのです。

その時の試験官の一人が、福井治弘先生でした。後に私が広島市長になってから、福井先生には広島市立大学内の平和研究所の所長として色々お世話になりましたが、この頃からの御縁があったのです。

試験に合格してからは、当時既に一流の同時通訳として活躍していた福井先生をはじめ、後にTBSのニュースキャスターとして活躍した浅野輔先生、それから東京都立大学で教鞭を執っていた光延明洋先生等から、厳しくかつ温かい指導を受けることができました。

自分でも練習をしなくてはなりませんが、それには、当時は一日中流れていたFENのラジオが役立ちました。FENとは、Far East Networkで、日本に駐留していたアメリカの兵隊さんたちのための放送でした。それを聞きながら、「同時に」日本語に訳して行くことを繰り返したのですが、同じことを何度か繰り返せればもう少し効率が良くなるのではないかと考えました。そのためには、録音機が必要です。

小学校の時から秋葉原には通って、ラジオや無線機を作っていたのですが、しばらく御無沙汰をしていましたので、高校の同級生で放送部で放送機器の世話をしていたY君に一緒に行って貰って、東通工の録音機を買いました。後のソニーです。

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ポピュラサイエンス日本語版 1954年1月号 旧著作権法第六条及び第五十二条により著作権保護期間が満了。

ソニーの録音機を使って同時通訳の練習をした結果、いよいよ、実際に通訳として現場で仕事をすることになりました。実は、これからが、少しは本論に近付いて行くのですが、今回はここで切りが良いようですので、以下は次回に。

[2022/2/12 イライザ]

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2022年2月11日 (金)

iPhone Xに機種変更しました ――そして改めて気付いたこと――

iPhone Xに機種変更しました

――そして改めて気付いたこと――

 

これまで使っていたiPhone 8 Plusの支払いがようやく済みそうなのですが、息子から回ってきたiPhone Xを使い始めました。とは言ってもかなりの傷物で、まずは画面のフィルムを貼らなくてはなりません。

そのために買ったのが、Over’s ガラスザムライで、家人に貼って貰いましたが、完璧でとても快適に指が滑っています。

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しかし、iPhone Xの背面は悲惨な状態です。息子が落とした時に割れたのだと思いますが、ほぼ全面ヒビが入っています。これは、DAISOで買ったフィルムで補強して貰いました。

そして今までの指紋認証ではなく、顔認証で起動する簡単さと利便性は重宝しているのですが、フト、新たな疑問が生じました。最近良く見る昔の番組に現れる折り畳み式の携帯がその引き金になりました。

小さいので、結構ポケットから落ちてしまうこともあり、尻のポケットに入れておくと、座った瞬間にかなりの衝撃を加えることもありました。でも、壊れたことはほとんどありません。それ以前に、画面に保護フィルムなど貼る必要もありませんでした。

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でも歴代のiPhoneの場合、あるいはiPad、そしてより一般的にはスマホ全てが入るのかもしれませんが、それらでも同じだと思います。まずは画面保護のためのフィルムを貼らなくてはならないのです。そして何故か滑り易い表面加工のため、私も何度か落としたことがありますし、若い人たちの間では、バリバリに割れたスマホを使っている人がかなりの数に上るようです。

でも良く考えると、これって、私たちは欠陥商品を買わされているということですよね。例えば車に搭載されているタッチパネル式のカーナビに、まず保護フィルムを別に買ってそれを貼らなくてはならないとしたら、「欠陥商品」というクレームが寄せられて当然ですよね。

あるいは、食事用の箸やナイフ・フォークの表面がツルツルで、手に取る度に落とすようなことになれば、そんな商品を買う人はいないでしょうし、これまた「欠陥商品」のラベルを貼られるのではないでしょうか。

本来の目的のために、普通に使うことができず、まずは余分な出費をして最低限の安全性を確保しなくてはならない商品がスマホなのです。

通常の商品の常識が全く無視されているのが、スマホです。誰かが、「欠陥商品を売るな」という声を上げ始めなくてはならないと思ったのですが、皆さんの御意見は如何でしょうか。

[2022/2/11 イライザ]

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2022年2月10日 (木)

Zoomでの画面共有ができるようになりました ――高性能モニターとバーチャル背景が原因でした――

Zoomでの画面共有ができるようになりました

――高性能モニターとバーチャル背景が原因でした――

 

Zoomを使って会議をしたり、Webinarで講演会に参加したりする機会が増えていると思いますが、例えば自分の撮った写真だとかパワーポイントのプレゼンを参加者の皆さんと共有することで、より効果的なコミュニケーションが可能になる場面もあったのではないでしょうか。

私の場合ですが、少し前までは全く問題なく画面の共有ができていました。Zoomを使ってのパワーポイントのプレゼンテーションができることを発見したときには、事前に苦労して動画のファイルを作っておく手間が省けるので、小躍りするほど嬉しかったことを覚えています。

でも最近、それが上手く行かなくなりました。原因は、二つありました。一つはバーチャル背景を使っていたからですし、もう一つは、デュアル・ディスプレーを使うために、4Kモニターを買ったからです。

最初のバーチャル背景を使うかどうかですが、使わなければ自分の画面上の情報量が減りますし、PCそのものへの負荷が減りますので、共有の妨げになる原因が減るので、まずはこれを試してみて下さい。それでダメなら次の方法があります。

4Kの導入で精細な画面で美しい写真が見られ、ワードやパワーポイントを使っての編集作業も快適になり、それは有り難かったのですが、でも、私の目の前のモニター画面を共有しようとすると、それができずに、ほかの参加者の画面には黒い四角形しか映らなくなってしまっていたのです。

[対策①]

新しいモニターが原因であることは分かっていますので、このモニターはつなげずに、昔から使っているHDモニターだけを使ってZoomに参加する。

これは上手く行きました。でも、Zoomに参加する度に、PCの背面にあるDPのプラグを抜かなくてはならないのも、かなりの手間です。そこで、もう一つの可能性を試みました。

[対策②]

新しい4Kモニターで、4Kの機能は使わずに、HDのレベルに落す。さらに、HDRはオフにするという二つの手続きを踏む。

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この説明図は、モニター・メーカーのEIZOのホームページからお借りしましたが、何故、[対策②]が有効なのかが一目で分ります。4kのモニターでは、上の図のピンクの外側で示しているくらいに性能が上がります。それでも、⑤の輝度は、通常のHD並なのですが、HDRをオンにすると、5角形の外側まで機能が高くなります。

Zoomの共有機能を使うためには、内側のグレーの5角形までモニターの性能を落とす必要がありますので、そのためには、(1) HDRをオフにして、(2) 4Kのレベルの精密さではなく、HDのレベル、つまり 1920 x 1080 の解像度でモニターを使う、という二つの手続きが必要だったということなのです。

この方が、座ったままで、コントロールパネルのディスプレーを開いて、二回クリックするだけで済みますので、「楽勝」ということになりました。

バーチャル背景を使わないという選択肢では、クリックは一度で済みますので、こちらを試してから4K対策という順序が良いかもしれません。

[2022/2/10 イライザ]

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2022年2月 9日 (水)

実のある原水禁日・英・米シンポジウムでした ――活動の方向性が見えてきました――

実のある原水禁日・英・米シンポジウムでした

――活動の方向性が見えてきました――

 

日本時間2月7日の夜10時から12時まで開かれた日・米・英国際シンポジウムの報告を続けます。ただし、当初予定していただけの時間が取れなくなってしまいました。実は、最近、4Kのモニターを一台追加して、デュアルディスプレーを使って仕事をしているのですが、Zoomで、私の目の前の画面を「共有」しようとすると真っ黒な画面が映るだけになってしまうので、その対策に時間を取られてしまったからです。

ということで、今回の報告は、私の提案していたことがどのように展開できるのかについて、大いなる激励を受けた点に絞ります。

一つには、司会の原水禁共同代表、藤本泰成さんはじめ、パネリストも含めた4人の皆さんが、核抑止論の虚妄性について強い意識を共有していたことです。核抑止論が詭弁に過ぎないことは平和活動家の間ではあまりにも当然過ぎて、反論することさえバカバカしいくらい価値のない存在なのですが、それが多くの政治家の間では神棚に上げて毎朝祈りを奉げるほどの位置付けになってしまう構造を叩き潰さなくてはならないのです。

NO NUKES TOKYO共同代表の中村涼香さんは、この乖離を自分たちで調べたデータも交えて次のように報告してくれました。

「国民世論の70%は核兵器禁止条約に参加するべきと回答し、85%が締約国会議へのオブザーバー参加を求めていますが、国会議員の核兵器禁止条約への賛同率は34%、オブザーバー参加の支持は50%に留まっています。ここに国民世論と政治の意見の乖離が生じているのです。」そして、国会議員たちへの働き掛けの努力を続ける中、さらに外務省のお役人たちとのやり取りの中、人道的な立場が蔑ろにされていることに違和感を持った経験も話してくれました。司会の藤本さんもこの点を強調していました。

この乖離は、同時に飛んでもない「神話」として多くの人たちが信じてしまっている状況を創り出しているようです。英国の誇る反核団体の議長だったデーブ・ウェッブさんは、英国の普通の市民は、英国が「核の先制不使用」国であると信じて疑わない、という事実を指摘してくれました。

アメリカの場合は、オバマ大統領が指摘したように「核兵器を使った唯一の国」という自覚がありますから、英国と同じ、誤った神話を信じている人は少ないと思われますが、ロシアやフランスの市民が自国の倫理的な姿勢についてどのような考えを持っているのか、新たな疑問が生じました。

アメリカのピース・アクションというグループの代表、ケビン・マーティンさんの発言で特に勇気付けられたのは、昨夏の世界大会の国際シンポジウムでの私の発言について、「2040ビジョン」や「核抑止論論破国際会議」を積極的に開くべきだという考え方を示してくれたことです。

また、バイデン大統領は最近の大統領になかでは、核兵器の問題について最も精通しているはずだということ、だから楽観的に考えると、近いうちに公表されることになっているNuclear Posture Review、つまり核体制の見直しの中で、核の先制不使用を掲げる可能性も否定できないとのことでした。しかしながら、国内問題で議会運営が上手くは進んでいないこと、国際問題でも中国との関係やイランとの合意の交渉、そしてウクライナ問題等があり、楽観は許されないとのことでした。

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核の先制不使用と深く関わる、北東アジア非核地帯条約やヨーロッパ非核地帯条約、そして世界の都市が全て非核宣言都市になるという筋道を辿る努力も大切であることにもパネリストの皆さんに賛成して頂けました。

このシンポジウムの全体をYouTubeで見てくれたアメリカの友人からは熱いメールを貰いました。「このビデオを見ると、2040年までの核廃絶に向かっての動きが起こりつつあると、多くの人が感じる内容が説得力を持ってプレゼンされている。」

再度、URLを張り付けておきますので、御覧頂ければ幸いです。

https://www.youtube.com/watch?v=WE74h44NGs0

[2022/2/9 イライザ]

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2022年2月 8日 (火)

原水禁の日・米・英シンポジウムに参加しました ――詳細は明日お届けします――

原水禁の日・米・英シンポジウムに参加しました

――詳細は明日お届けします――

 

今夜 (昨夜?) は、夜10時から12時まで開かれた国際シンポジウムに参加しました。司会は原水禁の藤本泰成共同議長。最初に川野浩一共同議長の挨拶があり、米英からのパネリストはケビン・マーティンさんとデーブ・ウェッブさんのお二人でした。ベテランの平和活動家としてのこれまでの活躍振りは良く知られています。情報通でもありとても勉強になりました。

日本からの参加は私の他に、KNOW NUKES TOKYOという核廃絶のための若者の団体の共同代表である中村涼香さんでした。詳しくはまた明日報告しますが、国会議員を対象に立派なロビー活動を展開したり外務省と掛け合ったりしているとのことでした。7人でこれだけの活動ができていることに感心しましたが、英語もネーティブらしく見事でした。

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コロナになって、日本語でも一日数語しか話さないときもあり、英語を話す機会のない私は、錆付いた英語でしか喋れず、残念な一時になってしまいました。

後は明日に。

[2022/2/8 イライザ]

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2022年2月 7日 (月)

オミクロン株の特徴を踏まえた効果的な対策 ――分科会も真面目に仕事をして下さい――

オミクロン株の特徴を踏まえた効果的な対策

――分科会も真面目に仕事をして下さい――

 

何度も聞き飽きた、「オミクロン株の特徴を踏まえた効果的な対策」についてですが、4日に発表された分科会の方針では、例えばこんな下りがあります。

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「オミクロン株の特徴を踏まえた対策を効果的に進めるためには、実際に発生しているクラスターを分析し、その特徴を踏まえることが不可欠である。」

揚げ足取りになるかもしれませんが、「クラスターの分析」のところを飛ばして読むと、「オミクロン株の特徴を踏まえた対策を効果的に進めるためには、その特徴を踏まえることが不可欠である。」になりますし、飛ばしたところは、感染しているところを分析することが大切だということですから、同語反復だといわれても仕方がありません。

さらに、クラスターの分析をした後の対策を読んでみると、素人でも考えつくような一般的なことの羅列で、「効果的」と謳っているにしては余りにも総花的で説得力がありません。

さて、発表された文書の最後の結論部分ですが、次の通りです。

「オミクロン株については、このほかにも、濃厚接触者の取扱い(隔離の在り方)、陽性者の取扱い(隔離、入院、退院の在り方)、検査の在り方、重症化リスクの高い住民を守るための保健医療提供リソースの配分の在り方等の課題があるが、これらについても、速やかに検討し、適切に対応されることが期待される。」

「速やかに検討し、適切に対応されることが期待される」とは、まるで他人事ですね。自分たちが検討をし、適切な対応を提案しないで誰がそれをするというのでしょうか。しかも、ここで検討と対応の対象になっているのは、感染に関わるすべての分野ではありませんか。

専門家やそれに類する政府関係の権威付けのための機関の発言が如何におかしいのかは、昨年4月11日から一月ほど、説明してきました。改めてその時の記事と「工場長」さんその他の方々のコメントともにお読み頂ければと思います。

しかしながら、その時以来何の反省もなく同じ愚かさで、政府の愚策を支え続けていることには (愚かな「専門家」の提案をそのまま採用すれば、「愚策」になるのは当然で、これも同語反復です) 呆れて物も言えないのですが、せめて、もう少し踏み込んだ提案をして貰えないものでしょうか。

例えば、全般的に対策が緩んできている傾向のあることは読み取れますので、ここで思い切り一週間は、ゴールデンウイークが早く来たと思って、全ての活動の自粛をするくらいの対策を講じようといった提言はできないものでしょうか。

[2022/2/7 イライザ]

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2022年2月 6日 (日)

ワクチンの副反応が出ました ――抗体が作られているのだと考えています――

ワクチンの副反応が出ました

――抗体が作られているのだと考えています――

 

一昨日、2月4日に近くのワクチン集団接種会場で、ワクチンを接種して貰いましたが、今朝になって副反応が出てきました。体温が37.7度、その後37.9度、38.3度等とかなり上がりました。

ただし、身体自体には違和感はなく、怠さもありません。体温が高いだけです。

一回目と二回目は、ファイザーだったのですが、一回目はほとんど何の反応もなく、日記にもワクチン接種のことは書いてありません。二回目は、接種の翌日にちょっと怠さがあっただけで、その日にも草刈りをしたりしていますので、熱は出ませんでした。

病気ではないので、特に何もしなくても良いはずなのですが、取り敢えず、風邪と同じように水分をたくさん摂り、できるだけ横になって一日過ごすようにしました。夕方には、37.3度くらいまで熱が下がりましたので、明日は元に戻ると思っています。

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熱は高くなっているのに、身体は怠くないということは、身体の中で、抗体が作られていてその反応として熱が出ている、しかし、それは身体に害を与えてはいないメカニズムなので、その他の病気紛いの症状は出なかったのではないか、と空想しています。

コロナの蔓延が一日でも早く収束してくれるよう、祈っています。

[2022/2/6 イライザ]

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2022年2月 5日 (土)

ワクチン大規模接種会場が超「密」 ――国家権力の都合が私たちの生命より優先されている――

ワクチン大規模接種会場が超「密」

――国家権力の都合が私たちの生命より優先されている――

 

昨日、2月4日に近くのワクチン大規模接種会場、廿日市市佐伯文化センターでワクチンを打って貰いました。ファイザーの時と比べると、副作用も全くなくこれで抗体が増えていれば問題はありません。

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ただし、会場は第一回、第二回の時と比べて密度が高くなっていて、この会場での感染が一番の問題になるかもしれないとさえ感じました。

理由の一つは、待合スペースが、昨年6月は屋外だったのに、極寒の今、屋内に移さざるを得なかったこと、そして、狭くなった屋内スペースのかなりの部分が、マイナンバーカードの申請受付の場所になっていたからです。

接種会場内の待合区域には椅子が隙間なく置かれ、例えば私が座っていたすぐ後ろの席には、男性が座っていたのですが、しきりに咳をする人で、彼の顔から私の顔までは、1メートルもありません。テレビの情報では、オミクロン株の感染確率がかなり高い距離でした。しかも、監視役の係員がいて、どの席に座るのかまで指定されていましたので、席を替えることはできません。

マイナンバーカードの申請場所を、例えば受付とか最後の確認のためのスペースに使えば、待合のためのスペースがもっとゆったり取れたはずです。

極端な言い方をすれば、マイナンバーをほぼ強制的に作らせるためのスペースを優先して、本来なら「密」であってはならない接種会場を「密」にしたのです。

国家権力の都合で、私たち市民の生命を軽んじたといわれても仕方がないスペースの使い方です。マイナンバーカードの普及を図りたいとしても、それは他の場所でも問題はないでしょう。ワクチン接種会場を選んで、そこを「密」にしてまで強引に進めるべきこととは思えません。

当分、コロナの蔓延は続くだろうなと、後ろからの咳を避けながら実感した一時でした。

[2022/2/5 イライザ]

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