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2019年5月11日 (土)

名代 (なだい) と名代 (みょうだい) ――稲庭うどんの専門店はどちら?――

「銀座」の定義は人によって違うようなのです。数寄屋橋周辺は銀座に入れない、という正統派の人がいて当然ですし、もっと広く、地下鉄の銀座線や丸ノ内線の銀座駅周辺は全て銀座と呼ぶ人もいます。その銀座の便利な所にかつて、稲庭うどんの専門点がありました。江戸時代初期からの歴史のあるうどんということで、店の名前もその時代を反映したものでした。

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阪急プラザから見た2年前の数寄屋橋交差点

元々、うどんよりは蕎麦の方が好きだったのですが、稲庭うどんは、細目で冷や麦や素麺と同じような食感でしたので、よく食べに行っていました。家族だけではなく友人や知人、仕事関係の人たちとも良く訪れる「お気に入り」の店だったのです。

店の看板にも「名代 稲庭うどん」が入っていたような気がします。メニューにも「名代 稲庭うどん」他、「名代」の付くものがいくつかあったような記憶があります。

お読みの皆さんは御存知だと思いますが、「なだい」と「みょうだい」は、漢字は同じでも意味は全く違います。「なだい」と読む場合は、「名物」「歴史的に良く名前が知られている様」を表します。「みょうだい」の場合は、誰かの代理を意味します。それも、格式のある代理というニュアンスがありますので、「皇太子殿下が、天皇陛下の御名代として○○国を訪問された」といった感じの報道がニュース映画等で良くありました。

ある日、注文をした後、その確認をするために若い女性店員さんが「みょうだい稲庭うどんですね」と繰り返しました。「みょうだい」ではなく「なだい」だと注意したのですが、全く頭には入らなかったようで、混んでいる店で責任者を呼び出すまでもないと思ってそのまま帰ってきました。

時代背景もあったのかもしれません。コンビにで、700円の買い物に1,000円札を出すと「1,000円からお預かりします」が目立ち始めたときでもありました。何より、贔屓にしていた店で、目玉商品の呼び方は間違えて欲しくないという思いで、数日後、本社に電話をしました。「なだい」と「みょうだい」の間違いを説明して、メニューの読み方も大切ではと注意したのですが、結局、「それが何だ」という対応でした。自分の店の看板とも言えるメニューの名前、しかもわざわざ「名代」とまで名乗っておきながらその読み方も知らない、その上、ファンの声にも耳を傾けないのでは、これ以上のお付き合いはできないと思って「名代 稲庭うどん」にはそれ以後、行ったことがありません。

しばらく経って、家人がその近くに用事かあったとのことで、帰ってから報告してくれました。「名代 稲庭うどん」の店は潰れていたとのことでした。

湯沢市その他の地で今でも頑張っている稲庭うどんメーカーやレストランがありますが、それらのところとは関係のない店だったことを祈っています。

[2019/5/11 イライザ]

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