好きなビールはいくつもあります ――YEBISUだけではありません――
好きなビールはいくつもあります
――YEBISUだけではありません――
ビールが好きなこと、中でもYEBISUビールにはまっていることは何度も書いてきました。過去の記事の一覧から抜き出してみたら、結構の数がありました。
① ビール遍歴と、今はまっているビールがYEBISUで、しかも鯨飲はしなくなったことを書いています。
② ビールが民主的なお酒であることも書きました。
③ 東京駅のYEBISU BAR も好きな場所です。
その他にもありますが、ビール抜きには生きて行けない人間のような印象を与えてしまうといけませんので、割愛します。でも、その一つを読んで下さったのだと思いますが、「60sp」さんが、ビールについてのコメントを寄せて下さいました。
銀河高原ビールのヴァイツェンを勧めて下さったのですが、それが契機になって私の中にあったビールについての懐かしい記憶が蘇ってきました。以前、毎日のように飲んでいたビールと最近亡くなった親しい友人との楽しい思い出の中に登場するビールです。
毎日のように飲んでいたのは、オランダのビールでGrolschと言います。日本語では最後の「lsch」の発音は無理ですので、仮名にしてみると「グロルシュ」が一番音としては近いと思います。でも、ちょっと言い難いので「グローリッシュ」の方が良いかもしれません。
このビールに初めて出会ったのはアメリカです。全体としてアメリカのビールは甘く、キレも鋭くはありません。日本のビールを差し置いて飲みたいかと聞かれると、「チョット」という結論になります。そこで、「imported beer」(輸入ビール) を探すことになるのですが、当時はアメリカで買う日本のビールはヨーロッパのビールより高い時代でした。そこで日常的に飲めて、日本のビールに代るヨーロッパのビールを探していました。
アメリカの東海岸で買う、重さのある輸入品は、日本製よりヨーロッパ製の方が安価です。ヨーロッパからは大西洋を越えて直接入ってくるのですが、日本からは、パナマ運河を通ってくるので、その分コストが掛るからです。
そして当時は、アメリカで日本のビールを醸造することなど考えられない時代でした。今やキリンもサッポロも北アメリカで醸造しています。
Grolschは、日本のビール以上にコクがあり、味としては「濃い」と言ったら良いのでしょうか、「フル・ボディー」と言った感じで三次元的に体に入ってきます。飲んだ後の満足感は120パーセントです。瓶もその感じをそのまま表しています。
ラベルは貼ってありませんが、それに相当するガラスの文字です。
このビールの素晴らしいところは、栓抜きがなくても蓋を開けられることです。スイング・トップ・ボトルと呼ばれますが、開けた後の蓋です。
日本で生活するようになって、Grolschを見付けて嬉しさの余り、毎日のように飲んでいましたが、かなりの出費になっていることに気付いて自粛しました。
そのGrolschの歴史はというと、1615年創業、今世紀になってアメリカのビール会社であるミラー社の傘下に入り、2016年からはアサヒビールの子会社です。そのせいで、価格はかなり下がりましたが、国産のビールと比べると値は張ります。
もう一つのブランドも「アメリカ」発なのですが、詳細は次に。
[2018/4/18イライザ]
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