忘年会の効用 ――認知症予防に効果的?――
忘年会の効用
――認知症予防に効果的?――
昔の仲間たち、親しい友人たちとの忘年会が楽しいことは改めて確認するまでもないことですが、年齢によって楽しみ方は違います。もちろん、食べ物の美味しさ、飲み物が充実していることは必須です。忘年会だけではなく、長い間、「我が家の茶の間」的にお世話になって来た銀山町の「八八(はちはち)」は、お勧めです。
毎年ここで開かれる会の一つでは、最初の料理が決っています。それは北京ダックです。これを食べないと暮が来たことを実感できないくらいの味ですし長い伝統です。
皮で包んでから食べますが、とにかくお勧めです。
その後は食が進み、話が弾み、アルコールにも影響を受けて、写真はこの一枚しか撮れませんでした。そして今日のテーマは忘年会の効用です。
その一つは、とても勉強になるからですし、知らないことをいろいろ教えて貰えます。例えば、シダックスが次々と閉店していることを嘆いたら、商工センターの近くのアクセスの良いところにカラオケがあるというではありませんか。でも、検索してもなかなか出てこないのは、「ネットカフェ」としての利用が多いので、そちらでの検索なら引っかかるとのことでした。その場所は「コミック・バスター」。近い内に寄ってみたいと思っています。
でも、それ以上に貴重なのは、「昔話」のできることです。若い頃だと、少し昔の経験を共有してこれからの仕事に生かしたいと思っても、「昔の話はよそうぜ。前向きのこれからの話をしよう」と言う輩が必ずいたものですが、高齢者の仲間入りをしてからは、そんな野暮を言われることもなくなりました。
そして何人かの記憶を綴り合せて行くと、一人だけでは忘却の彼方に沈んでしまっていたストーリーや人物像が鮮やかに蘇ってきます。物忘れをするというのは、記憶そのものが消えるのではなく、それはどこかの引き出しに入っているのだけれど、どの引き出しなのかについて、使える「地図」がなくて行き着けないだけだという説があります。
何人かで話している内に、自然にその引き出しが開けられて、その中身がどんどん出てくるようになります。そんな経験を増やすことで、普段は開けない引き出しの中身の棚卸をすることができます。すなわち、認知症の予防になっているはずです。
となると、出来るだけたくさんの忘年会に出ることが良いという結論になりますが、体もお金も大切ですのでほどほどにして、やはり日頃から昔の仲間や友人たちを大切にし続けることに尽きるのかもしれません。
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コメント
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昔の話をすると「そーだったかいね〜」「そんなことあったっけ?」ということはよくありますが、次第に楽しかった日を思い出させてくれるのも脳トレなんですね♬
忘年会も続くと思おますが、休肝日も大切に٩( ᐛ )و
また、今夜はカボチャとゆず湯で風邪予防してください(・∀・)/
投稿: 和 | 2017年12月22日 (金) 19時58分
「和」様
コメント有り難う御座いました。
脳の動きは本当に不思議です。そして筋肉と同じで、日常的に使っていないと衰えるようですので、たまには難しいことを読んだり考えたりすることも大切みたいです。
投稿: イライザ | 2017年12月23日 (土) 11時14分