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2017年12月21日 (木)

サンタクロースの郵便番号 ――アメリカの子どもたちは「12345」だと信じているようです――


サンタクロースの郵便番号

――アメリカの子どもたちは「12345」だと信じているようです――

 

クリスマスが近付いてきました。そして子どもたちにとってはサンタクロースです。世界中の子どもたちがサンタさんからのプレゼントを心待ちにしています。そして、もっと積極的に自分の欲しいものをサンタさんに知らせるために手紙を書く子も沢山います。プレゼントのリクエストではなく、サンタさんに感謝の気持を伝える手紙もあるとのことです。

 

どちらにしても、その手紙をサンタさんに届けてくれるのは、もちろん郵便です。

 

ではその手紙の宛先はどこになるのでしょうか。「北極」という答もありますし、フィンランドでは「サンタクロース中央郵便局」がサンタクロース宛の手紙を受け取ってくれています。でもアメリカには、それとは全く違う場所で、子どもたちからの手紙を毎年受け取ってくれているところがあるのです。鍵になるのは、郵便番号です。

 

サンタさん宛の手紙を書いて封筒に入れ、「サンタクロース様」の下には、「北極」とか、「寒い通り10番地」といったどこかから仕入れた住所を書くのですが、そこで最後に郵便番号を書かなくては、とアメリカの多くの子どもたちは考えるようです。その結果が「12345」です。

 

               

20171219_18_57_14

             

 

小学校に上がる前の子もいますし、初めて数字を習った子どもも、自然に最初の5文字を書き込むようです。そうそう、アメリカの郵便番号は5桁です。(9桁になっているところもありますが、そのことを知っている子どもたちは「12345-6789」と書くようです。)

 

嬉しいことに、この郵便番号で出された手紙を受け取ってくれるところが実在します。ニューヨーク州のスケネクタディー市にあるゼネラル・エレクトリック (GE) 社です。元々はエディソンが創立した会社ですが、1960年代に郵便番号が導入されたときに、「12345」がこの会社に振り当てられました。

 

クリスマスの季節になると、アメリカ中から、そして遠くは中国や香港、台湾からもサンタクロース宛の手紙がここに届きます。そして、1990年代に、同社のボランティアが昼休みの時間を使って、子どもたちからの手紙を読み、出来るだけ多くの子どもたちに返事を出すという活動が始まりました。一番多いときには1500通もの返事を出したそうです。

 

子どもたちのリクエストは、おもちゃやお人形等もありますが、その他に家族が幸せでありますようにとか、世界に平和をといった心温まるものもあります。そして、家が貧しくなって引っ越しをした、生活が大変なのでお母さんと妹の喜ぶパジャマをお願いします、といったような思いやりに溢れたものもあるとのことです。

 

GEの社員ボランティアたちは、手紙の返事を書くだけでなく、自分たちで集めたお金で、何人かの子どもたちにはプレゼントや商品券も送っているそうです。

 

子どもたちからの手紙は、アメリカではスケネクタディーだけではなく、アラスカ州の「ノース・ポール(北極)」という町にも数万届きますし、インディアナ州の「サンタクロース」という小さな町にも届きます。

 

世界的には、フィンランドの「サンタクロース中央郵便局」に届く手紙があまりにも多くなって、全ての手紙に返事をすることが難しくなってしまったようです。でも日本からなら、日本・フィンランドサンタクロース協会のホームページから申し込みをすることで、サンタさんからの手紙を受け取ることができます。ただし、今年はもう受付期間が終わっています。

 

 

Photo

 


またカナダの郵便公社では、サンタクロースへの手紙を受け付け、返事を出すサービスをしています。

 

今年はもう遅過ぎるかもしれませんが、来年、サンタクロースへの手紙を出したいという子どもたちに教えて上げると喜ばれるかもしれません。

 

 

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コメント

来年30歳になる長男が小学生の頃は、ホームページからのメールも丁寧な返信を頂いていて、NORAD(北アメリカ航空宇宙防衛司令部)が追跡するサンタも見て、我が家への到着を心待ちにして寝床についていました。

こうした経験を通じてサンタクロースは疑いようのない存在で、高学年になって行われた「サンタクロースはいるのか」というディベートでも圧勝だったということです。

「工場長」様

コメント有り難う御座いました。

「サンタクロースはいるのか」というトピックも魅力的です。本を書いた人もいますし、息子さんはディベートで存在を証明しているのですから、「いる」方の勝ちですね。

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来年30歳になる長男が小学生の頃は、ホームページからのメールも丁寧な返信を頂いていて、NORAD(北アメリカ航空宇宙防衛司令部)が追跡するサンタも見て、我が家への到着を心待ちにして寝床についていました。

こうした経験を通じてサンタクロースは疑いようのない存在で、高学年になって行われた「サンタクロースはいるのか」というディベートでも圧勝だったということです。

「工場長」様

コメント有り難う御座いました。

「サンタクロースはいるのか」というトピックも魅力的です。本を書いた人もいますし、息子さんはディベートで存在を証明しているのですから、「いる」方の勝ちですね。

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