ズムスタとカープの優勝 ――立憲民主党の目指す政治の典型例です――
ズムスタとカープの優勝
――立憲民主党の目指す政治の典型例です――
16日は広島市内の繁華街を中心に、立憲民主党の政策宣伝車で回りました。雨が降り寒い一日でしたので、外を歩いている人はそれほど多くはありませんでした。
何カ所かで車を止めて、私が演説をする間に、ボランティアの皆さんがチラシを配ってくれました。たまたま通り掛かった方が、自分もチラシの配布を手伝いますと、その後の行動を共にしてくれたりという嬉しいハッブニングもあり、盛り上がる一日になりました。
金座街前で熱弁を振う
そもそも、予定外の日に街宣車が広島で使えるようになったのは、島根の担当者の皆さんが、中国地方の人口分布とこれまでの情勢分析を勘案して、広島市内中心に街宣活動をしようと決定して、朝早く島根から広島まで街宣車を持ってきてくれたからなのです。短期決戦ですから、このような臨機応変の決断と実行がこれから大きな結果につながることになるはずです。
また、私とは別の時間帯で、街頭でチラシを配布して下さった方々にも感謝です。立憲民主党の存在そのものが、まだ抽象的過ぎて、しかもできてから一月も経っていないのですから、実感としてどんな政党なのかが分らなくても仕方がない段階ですし、チラシの配布も、誰もが喜んで受け取ってくれる訳ではないのですから大変だと思います。でも、このような地道な努力が積み重なって素晴らしい結果が生れることを私たちは実例として経験しています。
それは、ズムスタの愛称で全国的にも世界にも知られるようになった、広島市民球場、マツダスタジアムの建設です。枝野代表の言葉「右(翼)か左(翼)かなんていうイデオロギーの時代じゃないんです。上からか草の根からか。これが21世紀の本当の対立軸なんです」の中で、「草の根から」の時代の象徴だと言えるからです。
カープの公式ページから
その意味を理解するために、まずは旧市民球場、それ以前の大前提として広島東洋カープそのものが、市民の心、つまり草の根の熱い思いから誕生したことを思い起して下さい。その旧市民球場は老朽化し、それだけが原因ではないにしろ、カープが長く低迷を続けてきた理由の一つが古くて汚い野球場にあったことは、認めない訳には行かないのではないでしょうか。
市民の皆さんからも同じ言葉を投げ掛けられ、さらにカープの選手たちからも他球団の選手から「トイレが汚い」「ロッカールームが狭い」と聞くたびに肩身の狭い思いをしていることを聞いて、胸塞がれる思いでした。
新球場を造るためにはお金が必要ですが、当時の広島市の財政は危機的状況にありました。それ自体、大問題ですからその解消が必要だったのですが、専門家の助けを借りて、また市民や市議会の理解を得、さらには経済界やマスコミの協力もあって何とか目処を付けることができました。
市民球場を造るのですから当然広島市がその責任を負う訳ですが、どのような球場を造るのかから始まり、市民の皆さんの多様なそして熱い思いをできるだけたくさん出して頂き、カープ球団としての意思も尊重しつつ、素晴らしい設計図を描くことができました。
そして資金面では、旧市民球場と同じく、市民による「たる募金」が発火点になりました。経済界からの寄付が心強かったことは言うまでもありません。さらに県や国からの補助金にも大きく依存して資金面での心配はなくなりました。それも、森友や加計問題のような不透明さや腐敗、汚職といった心配が一切なかったのは、市民とともに考え建設した球場であったために、常の市民の目が注がれ、たとえ小さいものであったとしても、疑惑を招くような可能性など許されなかったからです。
結果として、新市民球場は、破格の100億円以下で完成しました。同じころ出来た楽天のスタジアムは、倍近く掛っているはずです。さらにそのスタジアムの素晴らしさは世界一と言っても良いと自負しています。
その結果、カープは昨年、25年ぶりにセリーグ優勝。今年は2連覇を遂げました。そして今年こそは日本一になって欲しいと心から願っています。
最後に、立憲民主党が目指している「草の根」からの政治は、正にこれと同じプロセスを国のレベルで実現することです。「広島市が市民の意見を元にズムスタを造ったのと同じプロセスを国の政治で実現すること」、これなら分って頂けるのではないでしょうか。
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