家族でロンドンに行ってきました。その2
家族でロンドンに行ってきました。その2
フードマーケットの禁煙ゾーン
2日目の午後からウインブルドンにある大学の卒業制作展の会場に行く。娘の作品はその入り口にあった。学生に示された卒業作品のテーマは「移民」だそうで、私の父の姉と母の兄もハワイに移民しておりその事実を織り込んで作られた作品となっている。移民はヨーロッパだけの問題ではないことに気づかされた。先生や学生の方に紹介されながら会場の作品を見て回った。
滞在中は毎日地下鉄を使って移動していたので、車窓からの景色の中に中国が原産地のブッドレアの花が沿線にたくさん咲いていた。写真のようにこぼれ種から生えて駅ホームの間にも咲いている。ウインブルドンの住宅の庭にもアジサイとともによく植えられていてどこか見慣れた風景を連想させる。(ウインブルドンまでの地下鉄は地上に出ている)
ロンドン交通局発行のオイスターカードが便利だった。滞在中の移動はこのカードを一人1枚購入していたので移動がスムースにできた。そして安い。使用エリアはロンドン中心部からゾーン制で1から6までありウインブルドンは3のゾーンになる。このゾーンの7日間のトラベルカードを38.7ポンドで購入して、写真のオイスターカードにチャージさせて使う(娘の説明)。バス、地下鉄の改札口で日本と同じようにカードを読み取り機にカードを押しあてればよかった。広島でもイコカカードがJR、広電などの電車やバスに使えるようになっているが、割引率は随分差があるようだ。
大英博物館のカフェ。サンドとともにたくさんのスイーツが並ぶ。飲み物と、サンドと、スイーツでお腹がいっぱいになる。特別展示会場は「北斎」展が行われていたがパス。ビッグウエーブとして人気が高いことが分かった。
館内散策の途中、階段の踊り場に展示されているコバルトブルーの大きな花瓶が突然目に入った。「ひょっとして東広島市で作陶している木村芳郎さんの作品?」と説明書きをみると確かに木村さんだった。東広島市に勤務していたので、木村さんが西条町に窯を開いたころから存じ上げていたがここで作品にお目にかかるのも旅の楽しさか。
ウインブルドンの借りている家の近くのパン屋さん。朝7時から開いている。パンの他にてんこ盛りのマフィンなど菓子パンもたくさん並べてある。
ロンドン、ヴィクトリア駅近くのカフェ(モロッコ料理)で時間つぶし。交差点を行き交う人々は様々な国のひとでいっぱいで人の流れを飽きることなく眺める。
昨夜は夜遅くまでミュージカルを見てホテルに一泊した。前々日予約で「キンキー・ブーツ」が19ポンドで一番後ろの席が取れたので鑑賞。地元の高齢女性たちが2階席に陣取ってしきりと掛け声をかけ最後は総立ちの拍手だった。歌も踊りも演奏もシッカリしていて家族全員で楽しめた。
また街中のポスターで広島を舞台にしたアニメ「この世界の片隅に」があったが、娘によるとイギリスでも好評なのだそうだ。
2020年の東京オリンピックまでに屋内全面禁煙や、受動喫煙防止のタバコ規制の法律は間にあうのか。このブログサイトでも6月2日付けの「5月31日は世界禁煙デー」で紹介しているように、一日も早く実現しないといけない課題だと思う。そうでないと世界にたいして恥ずかしい。
8日間家族と過ごした住宅。右のドアから上がって3階の2つの窓のある部屋がそれ。ここからタクシーでロンドン市内のホテルに1泊して帰途についた。ちなみに次の借主は7月3日から始まるテニスのウインブルドン大会に出場する選手だそうだ。タクシーからちょっとだけセンターコートの建物が見えた。
終わりに、3つ目の花。ロンドンから100㌔あまりの国立公園内のセブンシスターズの丘に咲くバラ(たぶんハマナスの一種)
2017年7月6日
社会福祉法人安芸の郷 理事長 遊川和良
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コメント
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楽しんで頂いてよかったです。今日娘から電話がありましたが、1週間滞在したウインブルドンは大変な賑わいだそうです。錦織圭選手も今回はホテルでなく私たちが借りたような家を借りて頑張っているそうです。そうそう、ウインブルドン駅から歩いて数分の所にあのユニクロのイギリスの第1号店があります。話のタネに行きましたが、店内に大きな錦織圭選手のポスターが貼ってありました。今日現在は店の前に大々的に貼ってあるそうです。私も中学、高校と軟式テニスに明け暮れていましたのでまさかこの年でテニスの聖地ともいわれるウインブルドンでしばらく過ごすとは夢にも思っていませんでした。
投稿: 遊川和良 | 2017年7月 6日 (木) 22時59分
遊川様
二回にわたるロンドン訪問記楽しく読ませて頂きました。娘さんの卒業を祝いつつ、家族の皆さんが一緒に創ったロンドンの一週間ですね。これから海外旅行をするときのお手本にさせて頂きたい内容でした。
アジサイもそうですが、旅行先で目にする草花についての豊富な知識には感服しました。それも旅の楽しさを何倍かにしているように思います。
またロンドンで木村芳郎さんの作品に邂逅されたこと、不思議な縁ですね。
これからも、「遊川日記」を楽しみにしています。
投稿: イライザ | 2017年7月 6日 (木) 22時14分