新事務局長は渡辺宏(ひろむ)さんが就任―広島県原水禁事務局長が交代
新事務局長は渡辺宏(ひろむ)さんが就任―広島県原水禁事務局長が交代
広島県原水禁は、昨日広島市政記者クラブで、4月1日からの事務局長交代に伴う記者会見を行いました。2012年から4年間事務局長を務めた藤本講治さんに代わり、新事務局長には、同じ自治労出身の渡辺宏さんが、就任しました。今回の事務局長交代は、藤本さんが3月31日をもって自治労役員を退くことに伴って行われた人事です。
新事務局長となった渡辺宏さんは、1954年生れで現在63歳。1972年に広島県庁に入庁し、その後、自治労広島県職労の役員や自治労県本部役員などを歴任し、労働運動や平和運動にかかわってきました。特に、1982年に始まり、毎年夏に開催される原水禁大会前の青年・女性の取り組みとして実施されている「反核平和の火リレー」には、広島県労働組合会議(現在の平和運動センターの前身)の青年部事務局長として、リレーの開始に大きな役割を果たしています。
渡辺新事務局長は、記者会見で「反核・平和の課題について、今日の情勢のもと危機感を持つ必要があると感じています。まずは構成する労働組合を通じて、特に若い組合員対して、きちんと情報を提供し、一人ひとりに問題意識を持ってもらえるような活動を強化したいと思います。そして、共闘できるそれぞれの組織がスクラムを組んでうねりが作り出せるように頑張る決意です。」とその抱負を述べました。今後の活躍が強く期待されます。
退任した藤本さんは、福島原発事故後「脱原発運動」の強化が迫られる中、福島との連帯の大切さを強調しながら、特に毎年開催される「3.11フクシマを忘れない脱原発集会」で中心的役割を果たしてきました。とりわけ、長い間途切れていた「原水禁学校」を再開し、若い人たちへの運動の継承に努めたことは、特筆に値します。4年間本当にご苦労様でした。
なお昨日の記者会見では、4月4日のこのブログに掲載した「安倍総理、岸田外務大臣あての抗議文」の趣旨を秋葉代表委員から紹介するとともに、それぞれに郵送したことも報告しました。
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