初めての自動車教習所 高齢者講習
高齢者講習
昨日初めて自動車教習所で授業を受けました。免許証を更新するのに必要な「高齢者講習」受講のためです。
運転免許は持っているのですが、初めて免許を取得したのははるか昔の昭和です。つまり半世紀以上前、大学二年の時です。大学の構内を使って、友だちの車で指導をして貰い仮免、その後はもっぱら道路で練習をして免許を取りました。
アメリカでは日本の免許は使えませんでしたので、アメリカでも新たに試験を受けて免許を貰いました。試験官が「こんなに運転が上手いのに、なぜ免許を持っていないのだ」と何回も褒めてくれました。
そんな経緯で、運転免許は結局、一度も教習所での指導は受けずに二度手に入れました。ですから今回が初めての教習所体験です。
高齢者講習の内容は、
・ビデオなどで、交通ルールを再確認します。
・機械を使って、動体視力や夜間視力などを測ります。
・車を運転して、指導員から助言を受けます。
・危なかった点などを話し合います。
ですが、もう一つ、下の写真の運転シミュレーションができる機械を使っての「運転適性検査」がありました。
今回の講習で特に役立ったのは、この運転適性検査と視力検査でした。運転適性検査は、画面に現れる「緑」「黄」「赤」に従って、下にあるアクセルとブレーキの位置にある二つのペダルを踏み分けて反応時間を調べる検査が基本で、それに障害物をハンドルで避ける複数作業の検査と二種類ありました。
結果は、年齢相応、つまり、私にはこだわりのある「平均」と比べて、それほどの差はないということでした。
視力検査の方は「静止視力」、「動体視力」、「視力回復時間」(眩しい光を見てから、通常の視力に戻るまでの時間)、「眩光下視力」(眩しい光の背景がある場合の視力)、そして視野の5種類でした。こちらも、ほぼ「平均」の範囲ということで安心しました。
実は、「平均」かどうかが私にとっては心配の種でした。話は遡って、50代半ばの時です。交通安全運動期間中、アリスガーデンで視力と運転適性の検査をして貰ったことがありました。自分自身では運動能力に自信があり、近眼ではあっても視力に問題がないと思っていましたので、運転適性の検査では、年齢より「若い」という判定になるものだと信じ込んでいました。
でも結果は、「年齢相応」。ショックでした。数日信じられないという思いで過ごしましたが、それ以上老化しないように、運動をすることとダイエットにも気を配る、という決意をしてそれ以後、続けてきた積りです。でも、前回の二の舞という可能性もありますので、ちょっと心配でした。でも、私の老化の速度は一日毎に「平均的」に老いている範囲に入る、結果になって一安心できたのです。
「実車指導」は街で良く見かけるこちらの車。中国自動車学校です。
クランクやSコースもありました。
講習内容は、知っていることもかなり多かったのですが、それでもこうしてまとめておさらいすることで、運転中の危険性や安全運転に役立つポイントを再確認することは大切だと思いました。指導員の皆さんも親切で、私たち高齢者にしっかり伝わるよう、飽きさせないよう、工夫を凝らして熱心に指導してくれました。一緒に講習を受けたのは8人でしたが、皆、「良かった」「役に立った」という思いで教習所を後にしました。でも、講習手数料の5,600円は、もう少し安くても良いのでは、という声もありました。
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